四半期報告書-第33期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/08 15:01
【資料】
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
当社グループは、新たな事業領域の開拓と安定した事業運営を推進し、NTTグループの金融中核会社として、社会的責任を担う信頼され続ける企業を目指しております。
当社グループを取り巻く環境としましては、雇用・所得環境の改善が続くなかで、景気は緩やかな回復が続くことが期待されていますが、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に注視する必要があると見られています。
このような状況のもと、当社グループは新たな事業領域の開拓により良質な営業資産の拡大を図り、安定した事業運営と更なる効率化・品質向上に取り組むとともに、NTTグループを強力に支える金融中核会社として、平成29年度は「リース・ファイナンス事業における成長分野の開拓と顧客基盤の維持・拡大」、「グローバル事業における営業資産の拡大」、「ビリング事業における更なる効率化と付加価値の創出」、「クレジットカード事業における新たなプラットフォームサービスの拡大」、「金融プラットフォームの拡充と資金調達の一元化の推進」、「CSR・セキュリティマネジメントの徹底」の各種施策に取り組んでおります。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、売上高は前年同期比73億44百万円の増加となる3,023億22百万円、営業利益は前年同期比17億95百万円の減少となる162億89百万円、経常利益は前年同期比18億6百万円の減少となる166億31百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比7億55百万円の減少となる113億84百万円となりました。また、当第3四半期連結会計期間末における営業資産残高につきましては、前連結会計年度末比5,790億46百万円の増加となる2兆7,838億37百万円となりました。
(セグメントの業績)
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①リース事業
リース事業の当第3四半期連結累計期間における売上高は、リース割賦収入が増加したことにより、前年同期比135億4百万円の増加となる1,537億5百万円となりました。セグメント利益は、前年同期比59百万円の減少となる81億74百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における契約実行高は、教育・環境・医療等の成長分野の取り扱いが順調に推移したほか、主力の情報関連機器分野が増加したこと等により、前年同期比142億90百万円の増加となる1,518億38百万円となりました。なお、当第3四半期連結会計期間末における営業資産残高は、前連結会計年度末比297億97百万円の増加となる6,247億55百万円となりました。
②融資事業
融資事業の当第3四半期連結累計期間における売上高は、前年同期比44億23百万円の増加となる120億27百万円となりました。セグメント利益は、前年同期比2億18百万円の増加となる34億83百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における契約実行高は、グループファイナンスの増加等により、前年同期比1兆1,557億5百万円の増加となる2兆7,931億56百万円となりました。なお、当第3四半期連結会計期間末における営業資産残高は、前連結会計年度末比3,352億6百万円の増加となる1兆6,980億45百万円となりました。
③投資事業
投資事業の当第3四半期連結累計期間における売上高は、前年同期比1億28百万円の増加となる25億79百万円となりました。セグメント利益は、前年同期比1億77百万円の減少となる13億3百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における契約実行高は、前年同期比11億71百万円の増加となる317億38百万円となりました。なお、当第3四半期連結会計期間末における営業資産残高は、前連結会計年度末比260億42百万円の増加となる1,259億19百万円となりました。
④クレジットカード事業
クレジットカード事業の当第3四半期連結累計期間における売上高は、webチャネルの活用及び各種キャンペーン実施による会員獲得や、通信料金の利用単価上昇等の要因により、前年同期比10億72百万円の増加となる296億20百万円となりました。セグメント利益は、前年同期比6億96百万円の増加となる25億6百万円となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間における契約実行高は、前年同期比1,079億38百万円の増加となる2兆102億70百万円となりました。
⑤ビリング事業
ビリング事業におきましては、「おまとめ請求」の利用促進や請求・回収業務のコスト削減等に取り組み、安定かつ効率的な事業運営に努めました。その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、前年同期比107億41百万円の減少となる1,301億40百万円となりました。セグメント利益は、前年同期比32億4百万円の減少となる68億21百万円となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間における契約実行高は、前年同期比203億9百万円の減少となる4兆4,871億98百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
①資産の部
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、営業貸付金が増加したこと等に伴い、前連結会計年度末比3,128億90百万円の増加となる2兆9,829億79百万円となりました。
②負債の部
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、長期借入金が増加したこと等に伴い、前連結会計年度末比3,123億4百万円の増加となる2兆8,593億62百万円となりました。
③純資産の部
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、利益剰余金が増加したことにより、前連結会計年度末比5億85百万円の増加となる1,236億16百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。