四半期報告書-第19期第2四半期(平成27年1月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/05/14 15:13
【資料】
PDFをみる
【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期累計期間(自平成26年10月1日 至平成27年3月31日)における我が国の経済は、個人消費は依然として緩やかな増加にとどまり、設備投資もほぼ横ばいであったものの、輸出の増加幅拡大により貿易収支は改善し、経常収支は黒字幅が拡大するなど、穏やかに回復しております。
当社の属する駐車場業界においては、慢性的な駐車場不足を背景にその売上について底堅さを維持しております。
このような中で、当社は、引き続き積極的な営業活動を行い、駐車場の新規開設を進めるとともに、既存駐車場の採算性向上に努めてまいりました。
その結果、当第2四半期累計期間においては133件2,316車室の新規開設、41件523車室の減少により92件1,793車室の純増となり、3月末現在、1,515件21,477車室が稼働しております。
以上の活動により、当第2四半期累計期間の売上高は5,352百万円(前年同期比6.9%増)、営業利益993百万円(同9.0%増)、経常利益871百万円(同11.7%増)、四半期純利益550百万円(同10.2%増)を計上いたしました。
当社の具体的な駐車場形態毎の状況は以下のとおりであります。
(賃借駐車場)
当第2四半期累計期間において131件2,272車室の開設及び41件523車室の減少により90件1,749車室の純増となりました。その結果、3月末現在においては1,402件17,960車室が稼働しております。新規駐車場の開拓が順調に推移し、また、既存駐車場の売上についても堅調であったことから売上高は4,437百万円(前年同期比8.3%増)となりました。
(保有駐車場)
当第2四半期累計期間において仙台市青葉区中央1件30車室、大阪市中央区西心斎橋1件14車室、2か所合計投資額約1,000百万円分の駐車場を取得しました。その結果、3月末現在においては113件3,517車室が稼働しております。既存駐車場の売上について堅調に推移したため、売上高は760百万円(同2.5%増)となりました。
(その他売上)
当第2四半期累計期間においては、不動産賃貸収入、自動販売機関連売上、駐輪場売上及び太陽光発電売上により、売上高は154百万円(同7.7%減)となりました。これは、主に自動販売機関連売上が減少したためであります。
当事業年度における駐車場形態毎の販売実績は以下のとおりです。
前第2四半期累計期間
(自 平成25年10月1日
至 平成26年3月31日)
当第2四半期累計期間
(自 平成26年10月1日
至 平成27年3月31日)
前事業年度
(自 平成25年10月1日
至 平成26年9月30日)
駐車場形態金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
賃借駐車場4,0974,4378,281
保有駐車場7417601,465
その他売上167154334
合計5,0065,35210,080

(2) 財政状態の分析
当第2四半期会計期間末における総資産は22,714百万円となり、前事業年度末に比べ2,020百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産土地の増加(1,085百万円)によるものであります。
当第2四半期会計期間末における負債の部は13,952百万円となり、前事業年度末に比べ1,513百万円増加いたしました。これは主に長期借入金の増加(1,140百万円)によるものであります。
当第2四半期会計期間末における純資産の部は8,762百万円となり、前事業年度末に比べ506百万円増加いたしま
した。これは主に利益剰余金の増加(438百万円)によるものであります。この結果、自己資本比率は、前事業年度
末の39.5%から38.2%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」)は、前事業年度末に比べ703百万円増加し、2,574百万円となりました。主な要因は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は前年同四半期に比べ230百万円減少し、726百万円となりました。これは主として、税引前四半期純利益865百万円、減価償却費305百万円、法人税等の支払額442百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は前年同四半期に比べ1,349百万円増加し、1,364百万円となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出1,380百万円、有形固定資産の売却による収入52百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は前年同四半期は574百万円でしたが、当第2四半期累計期間は財務活動により1,342百万円を得られました。これは主として、借入金による収入2,652百万円、借入金の返済による支出1,014百万円、リース債務の返済による支出212百万円によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社の事業上及び財政上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。