四半期報告書-第26期第3四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)
文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間は、メッツァにおいて2019年11月から各種施策を実施した結果、第1四半期には来園者数が前期の第4四半期と比べて19.8%増の31万4千人と増加傾向となったものの、第2四半期以降は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、2020年3月から6月にムーミンバレーパークが80日間、メッツァビレッジが44日間それぞれ臨時休園となった結果、当第3四半期連結累計期間の来園者数は59万6千人に留まり、メッツァ関連の売上高が減少しました。投資銀行事業については、アセットマネジメント等の業務受託による売上高が数件の不動産関連案件のクローズにより伸長し、航空機アセットマネジメントが堅調に推移したものの、投資回収の遅れがあったことや、公共コンサルティング事業において前期の第4四半期に子会社を連結除外したことなどにより売上高はそれぞれ減少しました。
これらの結果、売上高は5,196百万円(前年同期比22.3%減)となり、売上原価は3,526百万円(前年同期比20.1%減)、売上総利益は1,670百万円(前年同期比26.6%減)となりました。販売費及び一般管理費は、前第3四半期連結累計期間のメッツァの開業準備費用、その他一時的費用がなくなり人件費等も減少したことにより前年同期比28.4%減の2,563百万円となった結果、営業損失は893百万円(前年同期は1,307百万円の損失)、経常損失は989百万円(前年同期は1,445百万円の損失)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は、ムーミンバレーパークの臨時休園期間中の固定費(人件費、減価償却費等)等292百万円を特別損失として計上したことや非支配株主に帰属する四半期純損失279百万円により1,045百万円(前年同期は1,210百万円の損失)となりました。
(単位:百万円)
セグメント別の業績は以下のとおりであり、売上高についてはセグメント間の内部売上高又は振替高を含めた売上高で表示しております。なお、報告セグメントに含まれない事業セグメント「その他」に含まれていた㈱アダコテックが、前第3四半期に連結の範囲から除外されたことにより、「その他」の区分は廃止しております。
① 投資銀行事業
投資銀行事業は、複数の不動産関連案件がクローズし、これに関連するアセットマネジメントの成功報酬や信託受益権仲介、私募取扱い等の業務受託による売上が伸長し、また航空機アセットマネジメントも堅調に推移しました。しかしながら、投資回収の遅れがあったことにより、投資銀行事業の売上高は1,901百万円(前年同期比27.2%減)となりました。セグメント損益については、前第3四半期連結累計期間に企業投資において減損等366百万円がありましたが、当第3四半期連結累計期間にはこれが18百万円に減少したことにより改善し、8百万円のセグメント損失(前年同期は378百万円の損失)となりました。
なお当社は、メッツァビレッジについては従来、子会社の㈱ムーミン物語へのマスターリースにより、賃料収入を計上してきましたが、施設開発・誘致によるバリューアップとその後の投資回収を円滑に行う体制整備のため、2020年4月より当社が直接各テナントにメッツァビレッジを賃貸した上で、当社の業務委託により、子会社フィンテックアセットマネジメント㈱がアセットマネジメントを、㈱ムーミン物語がプロパティマネジメントを行う体制に変更しております。また当第3四半期連結累計期間のテナント賃料については、臨時休園に伴い一部減免しております。
② 公共コンサルティング事業
公共コンサルティング事業では、公会計事業として地方公共団体に対する統一的な基準による財務書類作成のコンサルティング業務に加え、財務分析レポート作成や公営企業会計導入、経営戦略策定等の受託業務の営業活動を推進しております。また地方創生事業として市場拡大が見込まれるPPP/PFI手法の導入検討等の受託業務を推進しております。
なお当社は、2019年7月1日付で都市インフラ管理システムに関する事業を行う㈱ジオプラン・ナムテックの株式の一部を譲渡し、同社を持分法適用関連会社に変更したため、前期の第4四半期より連結の範囲から除外しております。
以上の結果、公共コンサルティング事業の売上高は170百万円(前年同期比71.3%減)、セグメント損失は25百万円(前年同期は72百万円の利益)なりました。
③ エンタテインメント・サービス事業
エンタテインメント・サービス事業では、メッツァにおいて2019年11月から平日の駐車料金無料化、「1デーパス」発売、イベントの充実、ストーリーガイド配布やストーリーの扉の設置などのサービス・コンテンツ等を充実して顧客満足度を高める施策を推進し、来園者数は増加基調となりました。この顧客満足度の向上を背景に、ムーミンバレーパークは2020年3月14日にチケット内容・料金を改定し、収益の向上を目指しました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による緊急事態宣言などにより、ムーミンバレーパークは80日間、メッツァビレッジは44日間それぞれ臨時休園することとなりました。メッツァビレッジは2020年5月22日、ムーミンバレーパークは2020年6月4日に感染拡大防止策を徹底してそれぞれ営業を再開しましたが、その後も移動制限が続き、来園者数は臨時休園前に比べて減少しました。この結果、当第3四半期連結累計期間のメッツァ関連の売上高は2,232百万円(前年同期比17.3%減)となりました。
当社子会社の㈱ムーミン物語は、当該感染症の感染拡大による影響の長期化に備え、メッツァの運営資金を確保すべく、コスト削減策を策定し実行しております。これと並行して、制度融資により資金調達しておりますが、同社及びムーミンバレーパークの不動産を保有・管理する子会社の飯能地域資源利活用合同会社の借入についてはコスト削減策の遂行を前提に2020年6月返済分を元本据置とすることで金融機関と合意し、今後についても柔軟な対応を要請して協議を継続しております。金融機関以外についても、当社が㈱ムーミン物語を融資や賃料支払猶予により支援しており、ムーミンの著作権・商標権を所有・管理するMoomin Characters Oy Ltd.も引き続き、事業継続に向け全面的に協力をしていく意向です。地元自治体の飯能市は㈱ムーミン物語によるふるさと納税返礼品への商品供給の受け入れを継続・拡充していただいております。このように㈱ムーミン物語は、万全の感染拡大防止策をとりコスト削減を徹底した上で、金融機関をはじめとした各ステークホルダーの支援により、事業を継続する体制を整え、安定的な財務運営を確保していく方針です。
ライセンス事業では、日本国内におけるムーミンキャラクターの使用許諾に関する独占的な権利を供与されたサブライセンサーとして事業を展開しております。2019年4月より東京、大分、石川、名古屋までの4会場で約24万人の来場者を動員している原画展「ムーミン展THE ART AND THE STORY」や、ムーミンバレーパークの開業による話題と合わせ注目度が大きく拡大したことによりライセンス収入は着実に拡大しております。しかしながら、当第3四半期に入ってからは、コロナ禍により2020年4~5月に予定していた原画展(岩手展)をはじめ多くのイベントが中止に追い込まれ、またライセンシーの主要販路である大型商業施設の休業などの影響を受け、成長が鈍化しました。これに対応し、運営するムーミン公式サイトで積極的なプロモーションを展開するなど、オンライン販売を始め今後需要が伸びると予想される販路や商品分野を強化しております。また、アニメ放映権を保有する新作テレビアニメシリーズ「ムーミン谷のなかまたち」は、NHK BS4Kで2019年4月から現在まで継続して放映(再放送含む)されており、DVD/BDやオンライン配信も好評です。これらの結果、2019年10月以降23の新規契約先を獲得し、ライセンス事業の売上高は1,065百万円(前年同期比13.8%増)となりました
エンタテインメント・サービス事業の売上高は、前第2四半期の2019年3月16日に開業したムーミンバレーパークの運営収益が期初から貢献したことやライセンス事業が増収となったものの、臨時休園による機会損失があった結果、3,298百万円(前年同期比10.5%減)となりました。セグメント損失は、開業準備費用負担がなくなったものの、臨時休園により売上高が減少したことにより414百万円(前年同期は345百万円の損失)となりました。
(2) 財政状態の状況
(総資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は前連結会計年度末より11.1%減少し、16,922百万円となりました。これは主として、現金及び預金が511百万円、新規投資の実行があったものの分配及び不動産信託受益権の販売が進んだことにより営業投資有価証券が91百万円、不動産開発案件のエグジット(売却)により販売用不動産が214百万円、消費税の還付により流動資産のその他に含まれる未収消費税等が624百万円、ムーミンバレーパークの建物、内外装等の減価償却等により建物及び構築物(純額)が100百万円それぞれ減少したしたことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は前連結会計年度末より7.0%減少し、9,441百万円となりました。これは主として、不動産開発案件のエグジットに伴う借入金返済により短期借入金が252百万円、長期借入金が88百万円、固定負債のその他に含まれる長期リース債務が167百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は前連結会計年度末より15.7%減少し、7,480百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等により利益剰余金が1,045百万円、非支配株主持分が333百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は、2019年11月8日開催の取締役会において、2020年9月期を最終年度とする3ヶ年の経営計画(以下「中期経営計画」)を見直し、2020年3月頃を目途に公表する予定としておりましたが、2020年3月19日開催の取締役会において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による業績への影響を見極めるため、中期経営計画の見直しを一旦取りやめて、新たな中期の経営計画策定を、事態収束後、改めて検討することといたしました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、メッツァにおいて臨時休園や入園者数の減少など、当社グループの事業活動は影響を受けたことから、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業上及び財務上の対処すべき課題について、追加すべき事項が生じております。その内容は、「(1) 経営成績の状況 ③ エンタテインメント・サービス事業」に記載しております。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 従業員数
① 連結会社の状況
当第3四半期連結累計期間において、連結会社の従業員数は前連結会計年度末に比べ17名減少し、当第3四半期連結累計期間末において150名となりました。これは主に、人員削減などにより投資銀行事業において12名減少したことなどによります。
② 提出会社の状況
当第3四半期累計期間において、当社の従業員数は前事業年度末に比べ10名減少し、当第3四半期累計期間末において29名となりました。これは主に、子会社フィンテックアセットマネジメント㈱への出向などにより、投資銀行事業における人員が減少したことなどによります
なお、従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。
(7) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、販売の実績に著しい変動がありました。その内容については「(1)経営成績の状況」に記載の通りであります。
また、生産の実績に著しい変動がありました。生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 生産高は、評価損等による減少を除く販売用不動産及び仕掛販売用不動産の増減額に売上原価を加えた金額により表示しております。
(8) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動はありません。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間は、メッツァにおいて2019年11月から各種施策を実施した結果、第1四半期には来園者数が前期の第4四半期と比べて19.8%増の31万4千人と増加傾向となったものの、第2四半期以降は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、2020年3月から6月にムーミンバレーパークが80日間、メッツァビレッジが44日間それぞれ臨時休園となった結果、当第3四半期連結累計期間の来園者数は59万6千人に留まり、メッツァ関連の売上高が減少しました。投資銀行事業については、アセットマネジメント等の業務受託による売上高が数件の不動産関連案件のクローズにより伸長し、航空機アセットマネジメントが堅調に推移したものの、投資回収の遅れがあったことや、公共コンサルティング事業において前期の第4四半期に子会社を連結除外したことなどにより売上高はそれぞれ減少しました。
これらの結果、売上高は5,196百万円(前年同期比22.3%減)となり、売上原価は3,526百万円(前年同期比20.1%減)、売上総利益は1,670百万円(前年同期比26.6%減)となりました。販売費及び一般管理費は、前第3四半期連結累計期間のメッツァの開業準備費用、その他一時的費用がなくなり人件費等も減少したことにより前年同期比28.4%減の2,563百万円となった結果、営業損失は893百万円(前年同期は1,307百万円の損失)、経常損失は989百万円(前年同期は1,445百万円の損失)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は、ムーミンバレーパークの臨時休園期間中の固定費(人件費、減価償却費等)等292百万円を特別損失として計上したことや非支配株主に帰属する四半期純損失279百万円により1,045百万円(前年同期は1,210百万円の損失)となりました。
(単位:百万円)
| 2019年9月期 第3四半期連結累計期間 | 2020年9月期 第3四半期連結累計期間 | 増減額 | |
| 売上高 | 6,689 | 5,196 | △1,492 |
| 投資銀行事業 | 2,611 | 1,901 | △709 |
| 公共コンサルティング事業 | 593 | 170 | △423 |
| エンタテインメント・サービス事業 | 3,685 | 3,298 | △387 |
| その他 | 24 | - | △24 |
| 消去 | △226 | △173 | 53 |
| 売上総利益 | 2,275 | 1,670 | △605 |
| 投資銀行事業 | 846 | 1,045 | 198 |
| 公共コンサルティング事業 | 316 | 93 | △222 |
| エンタテインメント・サービス事業 | 1,168 | 617 | △551 |
| その他 | 24 | - | △24 |
| 消去 | △80 | △86 | △5 |
| 営業損失(△) (セグメント利益又は損失(△)) | △1,307 | △893 | 413 |
| 投資銀行事業 | △378 | △8 | 369 |
| 公共コンサルティング事業 | 72 | △25 | △98 |
| エンタテインメント・サービス事業 | △345 | △414 | △68 |
| その他 | △12 | - | 12 |
| 消去又は全社費用 | △644 | △445 | 199 |
| 経常損失(△) | △1,445 | △989 | 456 |
| 税金等調整前四半期純損失(△) | △1,295 | △1,278 | 16 |
| 親会社株主に帰属する四半期純損失(△) | △1,210 | △1,045 | 164 |
セグメント別の業績は以下のとおりであり、売上高についてはセグメント間の内部売上高又は振替高を含めた売上高で表示しております。なお、報告セグメントに含まれない事業セグメント「その他」に含まれていた㈱アダコテックが、前第3四半期に連結の範囲から除外されたことにより、「その他」の区分は廃止しております。
① 投資銀行事業
投資銀行事業は、複数の不動産関連案件がクローズし、これに関連するアセットマネジメントの成功報酬や信託受益権仲介、私募取扱い等の業務受託による売上が伸長し、また航空機アセットマネジメントも堅調に推移しました。しかしながら、投資回収の遅れがあったことにより、投資銀行事業の売上高は1,901百万円(前年同期比27.2%減)となりました。セグメント損益については、前第3四半期連結累計期間に企業投資において減損等366百万円がありましたが、当第3四半期連結累計期間にはこれが18百万円に減少したことにより改善し、8百万円のセグメント損失(前年同期は378百万円の損失)となりました。
なお当社は、メッツァビレッジについては従来、子会社の㈱ムーミン物語へのマスターリースにより、賃料収入を計上してきましたが、施設開発・誘致によるバリューアップとその後の投資回収を円滑に行う体制整備のため、2020年4月より当社が直接各テナントにメッツァビレッジを賃貸した上で、当社の業務委託により、子会社フィンテックアセットマネジメント㈱がアセットマネジメントを、㈱ムーミン物語がプロパティマネジメントを行う体制に変更しております。また当第3四半期連結累計期間のテナント賃料については、臨時休園に伴い一部減免しております。
② 公共コンサルティング事業
公共コンサルティング事業では、公会計事業として地方公共団体に対する統一的な基準による財務書類作成のコンサルティング業務に加え、財務分析レポート作成や公営企業会計導入、経営戦略策定等の受託業務の営業活動を推進しております。また地方創生事業として市場拡大が見込まれるPPP/PFI手法の導入検討等の受託業務を推進しております。
なお当社は、2019年7月1日付で都市インフラ管理システムに関する事業を行う㈱ジオプラン・ナムテックの株式の一部を譲渡し、同社を持分法適用関連会社に変更したため、前期の第4四半期より連結の範囲から除外しております。
以上の結果、公共コンサルティング事業の売上高は170百万円(前年同期比71.3%減)、セグメント損失は25百万円(前年同期は72百万円の利益)なりました。
③ エンタテインメント・サービス事業
エンタテインメント・サービス事業では、メッツァにおいて2019年11月から平日の駐車料金無料化、「1デーパス」発売、イベントの充実、ストーリーガイド配布やストーリーの扉の設置などのサービス・コンテンツ等を充実して顧客満足度を高める施策を推進し、来園者数は増加基調となりました。この顧客満足度の向上を背景に、ムーミンバレーパークは2020年3月14日にチケット内容・料金を改定し、収益の向上を目指しました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による緊急事態宣言などにより、ムーミンバレーパークは80日間、メッツァビレッジは44日間それぞれ臨時休園することとなりました。メッツァビレッジは2020年5月22日、ムーミンバレーパークは2020年6月4日に感染拡大防止策を徹底してそれぞれ営業を再開しましたが、その後も移動制限が続き、来園者数は臨時休園前に比べて減少しました。この結果、当第3四半期連結累計期間のメッツァ関連の売上高は2,232百万円(前年同期比17.3%減)となりました。
当社子会社の㈱ムーミン物語は、当該感染症の感染拡大による影響の長期化に備え、メッツァの運営資金を確保すべく、コスト削減策を策定し実行しております。これと並行して、制度融資により資金調達しておりますが、同社及びムーミンバレーパークの不動産を保有・管理する子会社の飯能地域資源利活用合同会社の借入についてはコスト削減策の遂行を前提に2020年6月返済分を元本据置とすることで金融機関と合意し、今後についても柔軟な対応を要請して協議を継続しております。金融機関以外についても、当社が㈱ムーミン物語を融資や賃料支払猶予により支援しており、ムーミンの著作権・商標権を所有・管理するMoomin Characters Oy Ltd.も引き続き、事業継続に向け全面的に協力をしていく意向です。地元自治体の飯能市は㈱ムーミン物語によるふるさと納税返礼品への商品供給の受け入れを継続・拡充していただいております。このように㈱ムーミン物語は、万全の感染拡大防止策をとりコスト削減を徹底した上で、金融機関をはじめとした各ステークホルダーの支援により、事業を継続する体制を整え、安定的な財務運営を確保していく方針です。
ライセンス事業では、日本国内におけるムーミンキャラクターの使用許諾に関する独占的な権利を供与されたサブライセンサーとして事業を展開しております。2019年4月より東京、大分、石川、名古屋までの4会場で約24万人の来場者を動員している原画展「ムーミン展THE ART AND THE STORY」や、ムーミンバレーパークの開業による話題と合わせ注目度が大きく拡大したことによりライセンス収入は着実に拡大しております。しかしながら、当第3四半期に入ってからは、コロナ禍により2020年4~5月に予定していた原画展(岩手展)をはじめ多くのイベントが中止に追い込まれ、またライセンシーの主要販路である大型商業施設の休業などの影響を受け、成長が鈍化しました。これに対応し、運営するムーミン公式サイトで積極的なプロモーションを展開するなど、オンライン販売を始め今後需要が伸びると予想される販路や商品分野を強化しております。また、アニメ放映権を保有する新作テレビアニメシリーズ「ムーミン谷のなかまたち」は、NHK BS4Kで2019年4月から現在まで継続して放映(再放送含む)されており、DVD/BDやオンライン配信も好評です。これらの結果、2019年10月以降23の新規契約先を獲得し、ライセンス事業の売上高は1,065百万円(前年同期比13.8%増)となりました
エンタテインメント・サービス事業の売上高は、前第2四半期の2019年3月16日に開業したムーミンバレーパークの運営収益が期初から貢献したことやライセンス事業が増収となったものの、臨時休園による機会損失があった結果、3,298百万円(前年同期比10.5%減)となりました。セグメント損失は、開業準備費用負担がなくなったものの、臨時休園により売上高が減少したことにより414百万円(前年同期は345百万円の損失)となりました。
(2) 財政状態の状況
(総資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は前連結会計年度末より11.1%減少し、16,922百万円となりました。これは主として、現金及び預金が511百万円、新規投資の実行があったものの分配及び不動産信託受益権の販売が進んだことにより営業投資有価証券が91百万円、不動産開発案件のエグジット(売却)により販売用不動産が214百万円、消費税の還付により流動資産のその他に含まれる未収消費税等が624百万円、ムーミンバレーパークの建物、内外装等の減価償却等により建物及び構築物(純額)が100百万円それぞれ減少したしたことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は前連結会計年度末より7.0%減少し、9,441百万円となりました。これは主として、不動産開発案件のエグジットに伴う借入金返済により短期借入金が252百万円、長期借入金が88百万円、固定負債のその他に含まれる長期リース債務が167百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は前連結会計年度末より15.7%減少し、7,480百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等により利益剰余金が1,045百万円、非支配株主持分が333百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は、2019年11月8日開催の取締役会において、2020年9月期を最終年度とする3ヶ年の経営計画(以下「中期経営計画」)を見直し、2020年3月頃を目途に公表する予定としておりましたが、2020年3月19日開催の取締役会において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による業績への影響を見極めるため、中期経営計画の見直しを一旦取りやめて、新たな中期の経営計画策定を、事態収束後、改めて検討することといたしました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、メッツァにおいて臨時休園や入園者数の減少など、当社グループの事業活動は影響を受けたことから、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業上及び財務上の対処すべき課題について、追加すべき事項が生じております。その内容は、「(1) 経営成績の状況 ③ エンタテインメント・サービス事業」に記載しております。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 従業員数
① 連結会社の状況
当第3四半期連結累計期間において、連結会社の従業員数は前連結会計年度末に比べ17名減少し、当第3四半期連結累計期間末において150名となりました。これは主に、人員削減などにより投資銀行事業において12名減少したことなどによります。
② 提出会社の状況
当第3四半期累計期間において、当社の従業員数は前事業年度末に比べ10名減少し、当第3四半期累計期間末において29名となりました。これは主に、子会社フィンテックアセットマネジメント㈱への出向などにより、投資銀行事業における人員が減少したことなどによります
なお、従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。
(7) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、販売の実績に著しい変動がありました。その内容については「(1)経営成績の状況」に記載の通りであります。
また、生産の実績に著しい変動がありました。生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 内 訳 | 生産高(千円) | 前年同期比(%) |
| 投資銀行事業 | 不動産開発等 | 140,437 | △90.6 |
(注) 生産高は、評価損等による減少を除く販売用不動産及び仕掛販売用不動産の増減額に売上原価を加えた金額により表示しております。
(8) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動はありません。