有価証券報告書-第38期(平成25年8月1日-平成26年7月31日)

【提出】
2014/10/29 11:44
【資料】
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【項目】
103項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度における我が国経済は、各種経済・金融対策によって、緩やかな回復基調にある一方、米国の財政問題や新興国の景気減速懸念は続いており、また4月以降の消費税増税に伴う駆け込み需要の反動もあり、先行きは依然として不透明な状況となっております。情報サービス産業においては、このような経済環境にあって、企業のIT投資は慎重姿勢をとりつつも回復傾向がみられ、ビジネスに向けての戦略的なIT需要は堅調に推移しました。
このような状況の中、当社グループは積極的な受注活動の推進、更なる採算性の重視、品質の向上に努めてまいりました。加えてWindows XPのサポート終了や消費税率引き上げを前にシステム開発案件の受注が好調であったことから、消費税増税前の駆け込み需要の反動の影響はあったものの、当連結会計年度における経営成績は、次のとおりとなりました。
売上高は2,182百万円(前期比10.9%増)、売上原価は1,428百万円(前期比14.0%増)となり、売上総利益は754百万円(前期比5.3%増)となりました。営業利益については、販売費及び一般管理費が、経費節減努力により395百万円(前期比5.1%減)となり、その結果、359百万円(前期比19.7%増)となりました。経常利益については、営業外収益が26百万円、営業外費用は3百万円となり、その結果、382百万円(前期比20.8%増)となりました。当期純利益は、連結子会社㈱フィット・コムにおいて減損損失を計上したことにより、税金等調整前当期純利益が343百万円(前期比8.4%増)、税金費用は158百万円(前期比19.6%増)となり、その結果、184百万円(前期比0.4%増)となりました。
セグメントの業績は、以下のとおりであります。
(ソフトウェア開発関連事業)
ソフトウェア開発関連事業については、システム開発案件の受注が好調であり、また、CMMIの導入コンサルティング及び公式セミナーも順調に推移した結果、売上高は1,799百万円(前期比10.6%増)、セグメント利益は356百万円(前期比13.4%増)となりました。
(サービスインテグレーション事業)
サービスインテグレーション事業については、ASPサービスは順調に推移した結果、売上高は333百万円(前期比5.4%増)、セグメント利益は22百万円(前期比55.8%増)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて129百万円増加し、1,160百万円となりました。主な要因と、各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
主に、税金等調整前当期純利益343百万円、減価償却費43百万円、減損損失39百万円、のれん償却額14百万円、法人税等の支払額125百万円により、314百万円の収入(前期は250百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
主に、その他の資産に関する支出20百万円により、29百万円の支出(前期は128百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
主に、長期借入金の返済による支出123百万円、配当金の支払額32百万円により、156百万円の支出(前期は146百万円の支出)となりました。