有価証券報告書-第24期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/24 15:30
【資料】
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【項目】
144項目
(3)【監査の状況】
① 監査役監査の状況
a.監査役監査の組織、人員及び手続
当社は、監査役設置会社で常勤監査役1名、非常勤監査役3名(うち、社外監査役2名)の計4名で構成されております。各監査役の状況及び当事業年度に開催した監査役会への出席率は以下のとおりであります。
役職名氏名経験及び能力当事業年度の
監査役会出席率
常勤監査役木村 賢治2018年6月まで当社常務取締役管理本部長として、決算手続並びに財務諸表の作成を取りまとめ、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。100%
(13回中13回)
非常勤監査役
(社外)
田宮 昭金融機関における長年の経験があり、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。100%
(13回中13回)
非常勤監査役永井 清一金融機関における長年の経験があり、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。100%
(13回中13回)
非常勤監査役
(社外)
西田 弥代弁護士として企業法務に精通しており、コンプライアンスに関する相当程度の知見を有しております。92%
(13回中12回)

b.監査役会の活動状況
監査役会は、法令、定款及び監査役会規程の定めるところにより、監査に係る重要事項について報告を受け、協議を行い又は決議をします。原則取締役会に先立ち月1回開催されるほか、必要に応じて開催しております。当事業年度は全13回開催され、平均所要時間は45分でありました。
当事業年度の監査役会におきましては、次のような決議、報告、協議が行われました。
種類件数内容
決議9件監査役監査方針・監査計画・職務分担、会計監査人の再任・不再任、
監査報告書案等
報告62件取締役会議題事前確認、監査役月次活動状況報告及び社内決裁内容確認等
協議2件会計監査人の評価、株主総会招集手続及び議案等

c.監査役会の主な活動
監査役会は、重要性、適時性その他必要な要素を考慮して監査方針を定め、監査計画を作成します。有効かつ効率的な監査の実施のため、会計監査人及び内部監査室とは緊密な連携を図っています。作成した監査計画に基づき、取締役の職務執行の監査、取締役会等の意思決定の監査及び財務報告体制の監査のほか、会計監査として会計方針・会計処理等の監査、財務諸表等の監査及び会計監査人からの報告の監査、さらに企業情報開示体制の監査にあたります。
さらに、常勤監査役は、経営会議を始めとする社内の重要な会議又は委員会に出席します。また、監査役全員による代表取締役社長との面談を定期的に開催するほか、常勤監査役は取締役との個別対話、コンプライアンス経営のための内部統制システムとして設置している内部統制推進委員会及び会計監査人との会議において報告を受け意見交換を行います。
当事業年度における重点監査項目としては、子会社(株式会社ギガテック、株式会社ソフト・ボランチ、株式会社フォーメンバーズ)における内部統制の状況の確認及び実効性の検証、業容拡大に伴う管理体制強化の状況と内部統制の検証及び法定開示や適時開示の検証と定め、取組みました。各監査重点項目に対する具体的な活動内容は次のとおりであります。
1)子会社(株式会社ギガテック、株式会社ソフト・ボランチ、株式会社フォーメンバーズ)における内部統制の状況の確認及び実効性の検証について
子会社管理につきましては、業績だけでなくガバナンスを含めて管理責任を明確に負わせること、提出会社の管理部門と協力体制を構築して、会計・人事の機能を十分に発揮し、日々のコミュニケーションを含めて報告ルートを確保させることにより、子会社の経営陣に対する意識付けを強化し、監視活動の実効性を向上させることを主眼において助言を実施いたしました。
2)業容拡大に伴う管理体制強化の状況把握について
業容拡大に伴う管理体制強化の状況について、各部署へのヒアリングを通じ状況及び課題への対応を把握し、監査役会、内部監査室及び会計監査人と共有、確認の上、経営陣に必要な提言を行いました。
3)法定開示や適時開示の検証について
会社法や金商法に基づく開示書類等に係る監査について、開示書類の作成は取締役の職務執行行為であります。法務省令の定めるところにより作成されており、取締役の職務執行に関して不正行為や法令・定款に違反する重大な事実がないか確認を実施いたしました。
② 内部監査の状況
a.内部監査の組織、人員及び手続
当社は、内部監査の独立性・客観性を担保するため、内部監査室は代表取締役社長直轄の組織としております。有価証券報告書提出日現在、内部監査室は1名で構成されております。
b.内部監査室の活動状況
当社は、コンプライアンス経営のための内部統制システムとして、各部門の内部統制の整備運用を推進する内部統制推進委員会を設置するとともに、その活動結果について内部監査室が評価を行う体制を採用しております。内部監査室の監査対象としては、業務監査、内部統制監査及び個人情報保護監査を主として行い、必要に応じて、代表取締役社長の指示により特命監査を実施しております。
c.内部監査、監査役会及び会計監査の相互連携
監査役会と内部監査室の連携状況につきましては、有効かつ効率的な監査の実施のため、常勤監査役と内部監査室とは適宜情報交換を実施しております。また、会計監査人とは内部統制監査において連携を行い、内部統制において不備が発見された場合には速やかに改善を指示し再評価を行っております。
③ 会計監査の状況
a.監査法人の名称
有限責任監査法人トーマツ
b.継続期間
10年間
c.業務を執行した公認会計士
三澤 幸之助
平野 礼人
d.監査業務に係る補助者の構成
当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士3名、その他7名であります。
e.監査法人の選定方針と理由
当社は、当社の事業内容に対応して、適正かつ効率的に監査業務を実施できる審査体制が整備されていること、また、監査日数、監査期間及び具体的な監査実施要領や監査費用が合理的かつ妥当であること等を総合的に判断し、会計監査人を選定しております。現会計監査人の選定理由といたしましては、当社の選定基準をもとに、独立性、専門性及び品質管理体制等を総合的に勘案し、効率的かつ効果的な監査業務の運営が期待できること、また当社親会社であるフリービット株式会社との連結決算における監査の一元化を図る目的もあり、適任であると判断し選任いたしました。
f.監査役及び監査役会による会計監査人の評価
当社の監査役及び監査役会は、会計監査人の評価を行っております。この評価につきましては、会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施しているかを監視及び検証するとともに、会計監査人からその職務の執行状況についての報告、「職務の遂行が適正に行われることを確保するための体制」(会社計算規則第131条各号に掲げる事項)を「監査に関する品質管理基準」(2005年10月28日 企業会計審議会)等に従って整備している旨の通知を受け、必要に応じて説明を求めました。その結果、会計監査人の職務執行に問題はないと評価し、有限責任監査法人トーマツの再任を決議いたしました。
④ 監査報酬の内容等
a.監査公認会計士等に対する報酬
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に基づく報酬(千円)非監査業務に基づく報酬(千円)監査証明業務に基づく報酬(千円)非監査業務に基づく報酬(千円)
提出会社21,500-30,500-
連結子会社----
21,500-30,500-

b.監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬(a.を除く)
該当事項はありません。
c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
(前連結会計年度)
該当事項はありません。
(当連結会計年度)
該当事項はありません。
d.監査報酬の決定方針
当社の監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針は、監査法人から提示を受けた監査報酬見積額に対して内容の説明を受け、監査報酬が適正か検討し両者協議の上、監査役会での同意のもと決定しております。
e.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、日本監査役協会が公表する「会計監査人との連携に関する実務指針」を踏まえ、過年度の監査計画における監査項目別、階層別監査時間の実績及び報酬額の推移並びに会計監査人の職務遂行状況を確認し、当事業年度の監査計画及び報酬額の妥当性を検討した結果、会計監査人の報酬等について会社法第399条第1項の同意を行っております。