四半期報告書-第14期第3四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)

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2014/11/07 10:36
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平成27年3月期第3四半期累計期間(自 平成26年1月1日 至 平成26年9月30日)における当社の財政状態及び経営成績は、以下のとおりです。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間における当社の業績は、大手通信事業者向け自社ライセンス製品の販売及び保守運用案件が堅調に推移いたしました。
また、ティアック株式会社より事業譲受したVL事業も本格稼働が始まり業績に寄与し始めました。
一方で収益性の低い受託開発案件に関しては案件獲得を抑制しているものの、結果として売上高は1,431,167千円(前年同期比8.7%の増加)となりました。
利益面につきましては、既存ソリューションを含めた全体の品質管理強化、資産化プロジェクトの期ずれなどによる原価コストの増大及び、事業拡大を見込んだエンジニア等の人員増等により全社的にコストが増えたことにより、営業損失は117,361千円(前年同期は営業損失119,219千円)と、赤字幅が縮小いたしました。
経常損失は121,878千円(前年同期は経常損失126,020千円)、また特別損失として本社移転費用4,586千円を計上した結果、四半期純損失133,039千円(前年同期は四半期純損失129,955千円)となりました。
特に当第3四半期会計期間に関しては売上高599,037千円(前年同期比35.3%増加)、営業利益63,565千円(前年同期は営業損失43,537千円)、経常利益62,105千円(前年同期は経常損失44,862千円)、四半期純利益61,472千円(前年同期は四半期純損失45,334千円)と収益が大幅に改善しており、通期計画に対する当第3四半期累計期間の売上高及び利益の進捗も、概ね計画通りに推移しております。
ソリューション別の概況は次のとおりであります。
[通信システム・ソリューション]
通信システム・ソリューションにおいては、昨年度来のプロジェクトである大手通信事業者向けの自動応答システムの機能拡張等のニーズが継続発生しており、通話録音関連ライセンス販売や大規模なコールセンター向けソリューションの構築についての機能追加開発案件の受注につながっております。
また、セッション・ボーダー・コントローラー(SBC)(※1)製品において、スマートフォンのバッテリーの消耗を大幅削減する機能追加や設備更改時に新旧システム間にある差異の整合性をとって移行を実現する機能追加といった通信事業者からのニーズに対応することにより、自社ライセンス製品の販売が順調に推移しております。
その他、音声認識に対応したボイスメールシステムについても商用稼働が実現し、徐々に引き合いが増え始めております。
以上の結果、通信システム・ソリューションの当第3四半期累計期間の売上高は、1,005,960千円(前年同期比0.6%の減少)となりました。
[セキュリティ・ソリューション]
セキュリティ・ソリューションにおいては、VoIP/IMS(※2)セキュリティ診断サービスを中心に業務が拡大しております。現在、通信事業者の設備は、携帯網におけるVoLTE (Voice over LTE)(※3)の商用展開が国内でも開始され、エンドツーエンドのIP化が急速に進んでおります。
一方で、企業のIP電話の電話交換機である「IP-PBX」に対する、ユーザIDやパスワードの奪取による不正発信を代表としたサイバー犯罪は年々増加傾向にあることから、セキュリティ対策は各企業における大きな課題となっており、当社のセキュリティ診断においては、好調なモバイル通信事業者及び関連ベンダー向けに加えてSaaS(※4)事業者へも顧客層が拡大しております。
また、自社セキュリティ製品の販売も堅調に推移しており、NX-C6000(※5)既存導入企業における運用効率化の効果が認められ、同製品の分散構成版であるNX-C6500(※5)へのアップグレード案件も増加しております。このアップグレードにより大規模なネットワークでの運用監視及びセキュリティ用途にも対応できるようになります。
以上の結果、セキュリティ・ソリューションの当第3四半期累計期間の売上高は、163,981千円(前年同期比26.3%の増加)となりました。
[エンタープライズ・ソリューション]
エンタープライズ・ソリューション事業においては、ティアック株式会社より事業譲受したVL事業に関して課題であった顧客の引継ぎがもれなく終了したことにより、事業の本格稼働が始まり金融や運輸業界等のお客様向け案件の受注が順調に積み上がり業績に貢献しました。また当社の既存事業とのシナジー効果も出始めており、今後の更なる収益拡大を計画しております。
また、第2四半期累計期間に受注し企業向けの大規模PBX(※6)更改案件で導入したSIPサーバーソフトウェアは大規模ネットワークにおける基本的な電話機能に加えて、Microsoft Lyncとの連携など顧客の様々なニーズに対応可能なことが特徴となっており、その実績を活かした横展開を実施し更なる引き合いにつなげております。
クラウドサービスにおいては、ビジネスユースでのスマートフォン普及とパートナー企業との連携強化により、当社製品であるU3(※7)の販売では、大手外資系穀物商社といった大口のお客様からの引合いが増加しております。
以上の結果、エンタープライズ・ソリューションの当第3四半期累計期間の売上高は261,224千円(前年同期比49.3%の増加)となりました。
なお、「クラウド&スマートフォン・ソリューション」につきましては、今期より「エンタープライズ・ソリューション」に名称を変更しております。
また、各ソリューション別前年売上高は本年度の売上集計基準に基づいて組み換えしております。
[用語解説]
以下の解説は、投資家に本項の記載内容をご理解いただくためのご参考として、各用語の本書内での意味を説明するため、当社の理解と判断に基づき作成したものです。
(※1)セッション・ボーダー・コントローラー(SBC)
IP電話システムで利用されるゲートウェイ装置。SIPサーバーのセキュリティ確保や呼制御機能等、異なる通信事業者ネットワーク間の差分を吸収し、相互接続を実現する、さまざま機能を備えています。
(※2)VoIP(Voice Over Internet Protocol)
IP(Internet Protocol:インターネット・プロトコル)ネットワークを利用して、音声データを送受信する技術。
(※2)IMS(IP Multimedia Subsystem)
移動体通信や次世代通信網(Next Generation Network : NGN)において、多様なマルチメディアサービスを実現するための技術。IMSを用いることにより、携帯電話および固定電話の通信の融合を図り、新たなサービスの実現が可能となります。
(※3)VoLTE(Voice Over LTE)
第3世代(3G)携帯電話のデータ通信を高速化したLTE方式で、音声通話をデータ通信(パケット通信)として提供する技術。将来的にLTE網が整備されれば、音声通信も含めて完全にパケット通信方式のLTEになるといわれています。
(※4)SaaS(サース、Software as a Service)
必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェア(主にアプリケーションソフトウェア)もしくはその提供形態のことで一般的にはインターネット経由で必要な機能を利用する仕組みで、シングルシステム・マルチテナント方式になっているものを指します。
(※5)NX-C6000/NX-C6500
セキュリティ上の脅威を検知する機能と、問題発生時の解析に役立つ機能を併せ持った自社セキュリティ製品です。 問題解析の作業効率向上、およびサイレント故障やセキュリティ脅威の検出といったIP電話システムの保守上の課題を解決するために必要な機能を集約したシステムとなっております。
(※6)PBX(Private Branch eXchange)
企業などの施設で複数(多数)の電話機を設置する場合に、施設内に設置・運用される電話交換機。施設内の電話機同士で内線通話を可能にし、外線(公衆回線)との接続も行えます。
(※7)U3 シリーズ
U3 Voice オフィスタイプ
スマートフォンと既存PBXを連携させるサービスです。スマートフォンにIP電話アプリをインストールすることで、アプリ同士およびオフィス内のビジネスフォンとスマートフォンとの通話が無料となります。
U3 Voice クラウドPBXタイプ
PBX機能をクラウド型で提供するサービスです。IP-PBXやビジネスフォン主装置などをオフィスに設置する必要がなく、固定資産や運用管理業務コストの低減につながります。
U3 Voice ベーシック
スマートフォンにIP電話アプリをインストールすることでアプリ同士の無料通話や割安の外線通話を可能とするサービスです。BYOD(Bring Your Own Device)や公私分計に対応します。
U3 Live
音声や映像といったユニファイド・コミュニケーションを実現するサービスです。スマートフォンやタブレットでのビデオ通話や、提携IP電話事業者経由での外線発着信も可能です。
(2)財政状態の分析
資産、負債、純資産の状況
(資産)
当第3四半期会計期間末における総資産は1,734,884千円となり、前事業年度末と比べて201,251千円減少となりました。減少の主な要因は、前事業年度末に計上された売掛金が回収等により198,881千円減少、VL事業の事業譲り受け対価の支払い及び借入金の減少等により現金及び預金が246,873千円減少したこと等であり、一方で増加の要因は、事業譲り受けに伴いのれんの増加62,794千円、製品在庫の増加53,888千円、本社移転に伴う差入保証金の増加45,554千円、外注費の前払い等に伴う前払費用の増加48,009千円、受注残案件の増加による仕掛品の増加43,844千円等によるものです。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債の総額は783,009千円となり、前事業年度末と比べて68,505千円の減少となりました。減少の主な要因は、借入金の返済等79,427千円、前事業年度末に計上された契約損失引当金が目的使用により18,803千円減少した一方で増加の要因は、年間保守売上の前受け等により前受金が31,932千円増加したこと等によるものです。
(純資産)
純資産は951,875千円となり、前事業年度末と比べて132,745千円減少となりました。減少の要因は、四半期純損失を計上したことにより利益剰余金が133,039千円減少したこと、新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ147千円増加したことによるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発費の総額は、22,196千円であります。なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動に重要な変更はありません。
(5)従業員数
当第3四半期累計期間において、当社の従業員の著しい増減はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
当社は、通信技術に関するソリューション提供を事業とする単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
① 生産実績
当社は、ソフトウェアの開発・販売を主たる事業としており、生産という概念は薄く、かつ受注形態が多岐にわたり生産実績の把握が困難であるため、生産実績の記載を省略しております。
② 受注状況、販売実績
当第3四半期累計期間
(自 平成26年1月1日
至 平成26年9月30日)
前年同四半期比(%)
受注高(千円)1,811,723114.3
受注残高(千円)677,515140.8
販売実績(千円)1,431,167108.7

(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(7)主要な設備
当第3四半期累計期間において、主要な設備の著しい増減はありません。

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