新型コロナウイルスの蔓延、サプライチェーンの混乱、世界的なインフレーションの進行、資本市場におけるボラティリティの高まりなどにより、2022年第2四半期は全世界的に医薬品業界にとって大変厳しい状況が続きました。上海でのロックダウンは緩和されたものの、新型コロナウイルスの蔓延により中国での事業活動は多くの制約を受け続けました。一方、米国では、正常な経済活動に戻りつつありますが、急激なインフレーションの進行により、事業活動の見通しを立てるのが難しくなっております。これらのマクロ経済要因は、当社グループの2022年第2四半期連結累計期間の業績に様々な影響を及ぼしました。
このような厳しい環境にもかかわらず、当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上収益は、前年同期比26.1%増の8,154,817千円(現地通貨ベースでも、前年同期比約11%増)となりました。売上収益増加は、円安進行が要素ではあるものの、主要連結子会社が数々のマクロレベルの逆風の中での健闘によるものであります。利益面では、当第2四半期連結累計期間の営業利益は、前年同期比31.0%減の1,004,668千円となりました。この減少は、為替の影響を除外した機能通貨ベースでは、当社グループの主力である中国の主要子会社において、研究開発費は上海における厳しいロックダウン下の行動制限等の影響により前年同期比15.1%減少となりましたが、より金額の大きい販売費及び一般管理費が、上場関連費用(約111,000千円)の計上他により前年同期比13.5%増となったことによります。また、米国の主要医薬品子会社においても、同様に機能通貨ベースでは前年同期比で研究開発費はほぼフラットでしたが、販売費及び一般管理費が82.6%増加したことが大きく影響いたしました。当社グループの第2四半期連結累計期間の税引前利益につきましては、前年同期比34.0%減の790,388千円となりました。この減少要因は、Cullgen Inc. (以下Cullgenという。)が2020年に行った資金調達に係る金融費用(本年第2四半期連結累計期間で累計約390,000千円)によるものです。第2四半期連結累計期間利益は前年同期比73.4%減の197,918千円となりましたが、親会社の所有者に帰属する当期利益は、そこまで影響を受けませんでした。
中国の子会社である北京コンチネント薬業有限公司(以下BCという。)の業績は、新型コロナウイルスによる困難な状況の中、前年同期比で堅調に推移いたしました。BCはアイスーリュイの製造・販売に加え、2022年6月13日に開示いたしました「じん肺治療薬ピルフェニドンカプセル(F647)の第Ⅲ層臨床試験における最初の被験者登録について」のお知らせどおり、アイスーリュイの適応拡大などの研究開発活動も着実に進展しております。また、BCは2022年7月11日に中国証券監督管理委員会より上場承認を取得し、香港証券取引所での上場に向けて鋭意準備を継続しています。しかしながら、BCの上場は香港証券取引所の承認や市場環境次第であり、進捗があれば、速やかに開示いたします。
2022/08/15 16:06