有価証券報告書-第13期(平成25年1月1日-平成25年12月31日)
研究開発活動
(1)研究開発活動の概要
当社グループは、研究開発の重点疾患領域を(i)がん及び(ii)炎症としております。当社グループでは、R&D活動の対象を、徐々に創薬プロセスの上流から、より焦点を絞った候補物の発見・開発という下流へと移してきております。こうした具体的かつ薬剤開発に直結する創薬研究により、今後新しい創薬候補物を輩出して行くものと期待されます。
研究開発部門に所属する人員は平成25年12月31日現在30名が中国で研究活動を行っており、平成25年12月期において研究開発費の総額は427,361千円(中国セグメント)であります。
当社グループは、自社が保有する艾思瑞(アイスーリュイ)(特発性肺線維症(IPF)治療薬に関しては平成23年9月に中国国家食品薬品監督管理局(SFDA(現・国家食品薬品監督管理総局(CFDA))の新薬承認を取得、平成25年12月に製造販売許可を取得、放射線性肺炎(RP)治療薬に関しては中国で第2相臨床試験終了、糖尿病腎症(DN)治療薬に関しては中国で新薬治験許可申請(平成25年1月))とF351(肝線維症治療薬:平成25年6月中国で第1b相臨床試終了)の臨床開発並びに、F573に関しては、前臨床試験を終了し急性肝不全・慢性肝不全急性化(ACLF)治療薬として新薬治験許可(IND)申請書を提出しております。また医薬品のパイプラインを充実させる為に、自社開発に加えて、創薬候補物の外部からのライセンシングにも積極的に取り組んで参ります。
(2)具体的な研究開発活動
主要なR&D活動は、以下の通りです。
1.プロダクト・ポートフォリオマネジメント、創薬候補物選択、共同研究パートナーからのインライセンス
など
多くの製薬会社はリスク低減と開発プロセスのスピードアップに努力していますが、POC(概念実証)による安全性・有効性の確認こそが最重要であることは言うまでもありません。当社の前臨床、薬事、臨床などのチームはがん、呼吸器疾患、消化器疾患、代謝疾患、炎症疾患、抗体等の各分野における16の化合物ポートフォリオの評価を行っています。米国バイオ創薬企業から中国/アジアでの臨床開発と商業化のライセンスを受けているF573は、急性肝不全・慢性肝不全急性化(ACLF)で、CMCや薬理学試験などを行っています。
2.がんに対する抑制性化合物の発見と開発
当社研究グループは、数多くのがんターゲットを阻害する効果を示唆するCDK阻害プロファイルを有する一連の新しい化合物を同定しました。アニマルモデルによる予備研究によれば、それらの腫瘍に対して有効な結果が示されています。またいくつか追加的な派生物が合成され、それらもCDKやがんのセルラインに対し、強力な阻害活動を示しています。これらは特許可能な化合物の構造を有していると考えており、肺がんや肝臓がんを適応症とするリード候補物に向けた更なる検証を行っていきます。それに加えて、遺伝子ネットワーク研究プロジェクトから選択された2つの創薬ターゲットに関し幅広い研究が行われ、炎症疾患の治療に重要な役割を果たす可能性があると考えております。
3.国際的な大手製薬会社との研究開発アウトソース事業
当社における研究開発アウトソース部門は、売上や事業関係を生み出すメリットを有しております。
当社グループは、研究開発の重点疾患領域を(i)がん及び(ii)炎症としております。当社グループでは、R&D活動の対象を、徐々に創薬プロセスの上流から、より焦点を絞った候補物の発見・開発という下流へと移してきております。こうした具体的かつ薬剤開発に直結する創薬研究により、今後新しい創薬候補物を輩出して行くものと期待されます。
研究開発部門に所属する人員は平成25年12月31日現在30名が中国で研究活動を行っており、平成25年12月期において研究開発費の総額は427,361千円(中国セグメント)であります。
当社グループは、自社が保有する艾思瑞(アイスーリュイ)(特発性肺線維症(IPF)治療薬に関しては平成23年9月に中国国家食品薬品監督管理局(SFDA(現・国家食品薬品監督管理総局(CFDA))の新薬承認を取得、平成25年12月に製造販売許可を取得、放射線性肺炎(RP)治療薬に関しては中国で第2相臨床試験終了、糖尿病腎症(DN)治療薬に関しては中国で新薬治験許可申請(平成25年1月))とF351(肝線維症治療薬:平成25年6月中国で第1b相臨床試終了)の臨床開発並びに、F573に関しては、前臨床試験を終了し急性肝不全・慢性肝不全急性化(ACLF)治療薬として新薬治験許可(IND)申請書を提出しております。また医薬品のパイプラインを充実させる為に、自社開発に加えて、創薬候補物の外部からのライセンシングにも積極的に取り組んで参ります。
(2)具体的な研究開発活動
主要なR&D活動は、以下の通りです。
1.プロダクト・ポートフォリオマネジメント、創薬候補物選択、共同研究パートナーからのインライセンス
など
多くの製薬会社はリスク低減と開発プロセスのスピードアップに努力していますが、POC(概念実証)による安全性・有効性の確認こそが最重要であることは言うまでもありません。当社の前臨床、薬事、臨床などのチームはがん、呼吸器疾患、消化器疾患、代謝疾患、炎症疾患、抗体等の各分野における16の化合物ポートフォリオの評価を行っています。米国バイオ創薬企業から中国/アジアでの臨床開発と商業化のライセンスを受けているF573は、急性肝不全・慢性肝不全急性化(ACLF)で、CMCや薬理学試験などを行っています。
2.がんに対する抑制性化合物の発見と開発
当社研究グループは、数多くのがんターゲットを阻害する効果を示唆するCDK阻害プロファイルを有する一連の新しい化合物を同定しました。アニマルモデルによる予備研究によれば、それらの腫瘍に対して有効な結果が示されています。またいくつか追加的な派生物が合成され、それらもCDKやがんのセルラインに対し、強力な阻害活動を示しています。これらは特許可能な化合物の構造を有していると考えており、肺がんや肝臓がんを適応症とするリード候補物に向けた更なる検証を行っていきます。それに加えて、遺伝子ネットワーク研究プロジェクトから選択された2つの創薬ターゲットに関し幅広い研究が行われ、炎症疾患の治療に重要な役割を果たす可能性があると考えております。
3.国際的な大手製薬会社との研究開発アウトソース事業
当社における研究開発アウトソース部門は、売上や事業関係を生み出すメリットを有しております。