訂正有価証券報告書-第119期(2020/04/01-2021/03/31)
当社グループは、将来の事業環境の変化に備えるための財務健全性の維持や成長投資に必要な内部留保の確保、株主に対する資本コストを意識した適切な利益還元、それぞれのバランスを考慮し、企業価値の向上に努めていくことを資本政策の基本方針としております。
配当政策は安定的な株主配当を基本とし、2021年3月期のグループ修正利益(※1)に対する株主還元は、2018-20年度の中期経営計画「CONNECT 2020」における株主還元方針を踏まえ、1株当たり配当について62円を維持することといたしました。2021-23年度中期経営計画「Re-connect 2023」の期間におきましては、株主配当は過去3年平均のグループ修正利益に対する配当性向を30%以上とすることに加え、機動的・柔軟な追加還元を戦略的に実施することで、総還元性向(※2)の目安を中期平均で50%とし、株主還元を実施してまいります。なお、「Re-connect 2023」における株主配当について、1株当たり配当の減配は原則行わない方針ではありますが、当社グループの業績動向、市場環境、規制動向等を総合的に勘案し適宜決定してまいります。また、自己株式取得については、財務健全性やキャッシュ・フローの状況、戦略的な投資機会の有無や当社株価等を勘案し、適宜決定してまいります。
なお、毎期の配当については、会社法第454条第5項に定める取締役会決議による中間配当を行うことができる旨を定款に定めておりますが、年間連結業績等を見極めた上で、毎年3月31日を基準日として株主総会決議による年1回の配当を行うことを予定しております。なお、当社の内部留保資金の使途に関しては、上記3「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)資本政策」をご参照ください。
(※1) グループ修正利益とは、当社独自の指標であり、グループ各社の修正利益を合計したものであります。各社の修正利益は、国内生命保険会社については、純利益に「負債性内部留保(※3)の繰入額のうち法定繰入額を超過して繰り入れた額(税引後)」を加算し、実質的でない会計上の評価損益である「定額保険の市場価格調整に係る損益(※4)(税引後)」を除外することにより算出いたします。また、連結会計上発生するのれん償却や子会社等の組織変更時の持分変動損益等も除外されます。
(※2) 総還元性向=(株主配当総額+自己株式取得総額)/グループ修正利益
(※3) 保険引受け等のリスクに備える「危険準備金」や資産の価格下落に備える「価格変動準備金」
(※4) 市場価格調整とは、保険契約において、市中金利の変動による運用資産の価格変動を解約返戻金に反映させる機能のことであります。市場価格調整に係る損益とは、会計上の負債である解約返戻金の変動が、責任準備金の繰入れ/戻入れとして損益計算書に反映される一方で、実際の運用資産の価格(含み損益)は変動しているにもかかわらず損益計算書には反映されないことにより発生する損益であります。あくまでも会計上の一時的な評価により発生する損益であり、キャッシュ・フローを伴う実質的な損益ではありません。
(注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当につきましては、以下のとおりであります。
| 決議年月日 | 配当金の総額 (百万円) | 1株当たり配当額 (円) |
| 2021年6月21日 定時株主総会決議 | 69,077 | 62 |
<2021-23年度中期経営計画「Re-connect 2023」における株主還元基本方針>

※ 第一生命における金融派生商品損益の一時的な上振れ要因等を控除した実質的なグループ修正利益水準を基に算出