有価証券報告書-第37期(平成28年7月1日-平成29年6月30日)

【提出】
2017/09/29 10:02
【資料】
PDFをみる
【項目】
97項目

有報資料

(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「感謝・感恩・感動の三感を源にして、縁ある方々の期待を超える感動の流れを生み出し、社会の進化と未来の環境に貢献し続ける」ことを経営理念として掲げております。
この理念のもと、医療関連データベースをコアコンピタンスにした、医療情報関連のサービスと製品を通して、日本の医療費の適正化と国民の健康増進(Quality of Life:QOL)に貢献することを経営の基本方針としております。
(2)目標とする経営指標
当社は、新しい形態の事業を展開しているため他社や業界と比較した目標を設定できません。また、中期的な経営戦略の実現のために、柔軟な経営判断を行えるように特定の経営指標を目標として定めていません。
(3)中期的な会社の経営戦略と対処すべき課題
当社グループは、経営資源を医療関連情報サービス事業に集中し、平成27年3月期より国策として推進が開始されたデータヘルス関連サービスの内容の充実と販売地域の拡大により中期的な成長を目指します。
当社グループは、平成8年から医療関連データベースの開発を始め、紙レセプトをコードデータ化する技術を開発し、医療費の適正化とQOL向上のために、レセプトデータを分析して提供するサービスとシステムを開発してまいりました。現在に至るまでに、レセプトデータを分析する技術で3つの特許を取得するなど、分析技術を高めるとともに、この分野のパイオニアとして、さまざまなサービスを開発し提供しております。
平成30年度からデータヘルス計画の第二期が開始され、データヘルスの本格稼働による全国自治体(保険者)の関連需要の高まりが想定されています。この需要の高まりを受注に結びつけるための対処すべき課題は、①販売体制の強化、②サービスラインアップの強化、③サービス提供体制の強化、④データ作成・分析・抽出技術の向上と認識し、次のとおり取り組んでおります。
① 販売体制の強化
保険者向けサービスは、広島本社および東京本社を中心とした体制で拡販をしてまいりました。平成29年4月には大阪市浪速区に関西営業所を開設し、近畿・東海地域の販売強化を行っております。また、北海道の営業拠点である札幌オフィスについても、営業強化のため平成29年9月に拡大移転しております。これらに加え、全国に網羅的に営業活動を行うために、㈱フォレストホールディングスおよび㈱バイタルケーエスケー・ホールディングスと業務提携を行い販売体制の強化に努めております。
② サービスラインアップの強化
当社グループは、3つの特許を取得しているレセプト分析技術により保険者のニーズに合った効果の高い各種保健事業の対象者の抽出と実施、そのモニタリングのサービスラインアップの強化を行ってまいります。
特に、近年注目されてきたポリファーマシーに対応するためのサービスを開発し提供してまいります。ポリファーマシーとは、患者が多くの薬剤を服薬(多剤併用)していることを指します。患者が複数の医療機関を受診することで、同じ成分や同じ効能の薬剤が重複して処方されたり、飲み合わせの悪い薬剤が処方されポリファーマシーとなり、無駄な薬剤費が発生するだけでなく薬剤有害事象に繋がるケースがあり、服薬情報の一元管理が求められています。
当社グループは、レセプトデータ分析により服薬情報を一元的に把握し関係機関に提供するサービスを開発し、保険者へ提供することで薬剤費の低減のみならず、薬剤有害事業の防止による一層の医療費適正化に貢献してまいります。
また、データヘルスに対する需要が高まるなか、重症化予防事業の指導者不足が見込まれています。これに対応し全国に重症化予防事業を広げるために、多くの実績と自治体から定評のある連結子会社㈱DPPヘルスパートナーズの指導ノウハウを活用し、自治体の職員(保健師・看護師)を指導者として育成する事業を開発して提供してまいります。
③ サービス提供体制の強化
保険者の多様なニーズに対応したサービスを、短納期で大量に提供するために、社内システムを刷新してまいります。
④ データ作成・分析・抽出技術の向上
当社グループのレセプトに関する強みは、特許(注1,2,3)も認められたレセプト情報の高度な分析能力および処理能力の高さであります。
今後は、各サービスに必要な分析能力をさらに向上させるための研究開発と、大学等の研究機関と共同で分析を統計的に実証するための研究と実験を行います。
(注1)「医療費分解解析装置、医療費分解解析方法およびコンピュータプログラム」に関する特許(特許第4312757号)
レセプトに記載された複数の疾病に対応する医薬品や診療行為について、いずれの疾病に対応するかを特定することができ、疾病毎の医療費を正確かつ効率的に把握することが可能となります。
(注2)「傷病管理システム」に関する特許(特許第5203481号)
レセプトに記載された傷病識別情報、医薬品識別情報および診療行為識別情報に基づき、傷病のステージ別の患者を抽出・階層化するものです。この技術により、傷病ごとの重度・軽度を判定し、将来の重症化予測を行うことが可能となります。
(注3)「レセプト分析システムおよび分析方法」に関する特許(特許第5992234号)
レセプトに記載されている傷病名のうち、現在治療中の傷病名だけを判定することができ、高精度な保健事業対象者の抽出が可能となります。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。