有価証券報告書-第50期(2023/05/01-2024/04/30)

【提出】
2024/07/26 11:29
【資料】
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【項目】
156項目

対処すべき課題

当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループは、「美しくを、変えていく。」という企業スローガンの下、お客様の理想の美しさをかなえ、世界中に夢や驚きを届けるために、お客様のためにできること・すべきことを全社員が常に意識し、研究開発活動、製品・商品のご提供、お問い合わせ対応などを通して、新しい「美のカタチ」を追求し続けることを経営方針としております。
当社グループの属する美容健康関連業界は、今後も成長が期待される分野であり、それに比例して競争も激化しております。
このような中、当社グループでは、「日本発のグローバルブランド・カンパニー」として、他者が真似できない製品を作り続けるとともに、新しい発想で新たな市場を作り出すことを中長期的な経営ビジョンとし、次に掲げる事項を当面の経営課題としてその解決に注力してまいります。
(1) 研究開発活動の強化
当社グループが属する美容健康関連業界では、様々な製品・商品が販売されており、その中からお客様に選ばれるためには、お客様のニーズに応えるのはもちろん、美容の常識を塗り替えるような夢や驚きのある製品の開発が必要になります。
2020年に立ち上げた「表情筋研究所」を軸に、産学連携の推進など研究開発への投資をさらに強化してまいるほか、FDA・NMPAなどの各種認証への対応にも注力してまいります。
当期は、東京大学との共同研究を進めております。また、論文3本の発表を行っております。
2023年6月にFDAからメディリフトプラスの申請、2024年4月にNMPAからIPL脱毛器の申請が、それぞれ認可されました。
(2) 企業ブランディング
売上規模の拡大のためには、個々の製品・商品のみならず、「ヤーマン」という企業ブランド自体の認知をグローバルに広げ、底上げを図っていく必要があります。
特に新カテゴリであるヘアケア・シェーバーについては、育成ブランドとして積極的に広告投資を継続するほか、企業イメージ向上を狙った広告宣伝についても充実させてまいります。
また、多様な人材の活用による組織の強化と活性化、SDGs推進に向けた環境問題への取り組みなどを通して、「ヤーマン」ブランドの確立と浸透に注力してまいります。
当期は、2023年11月に、東京・銀座に旗艦店「YA-MAN the store GINZA」をオープンし、当社の製品やテクノロジーを世界に発信する拠点を設けました。
(3) グローバル展開の強化
当社グループは、「日本発のグローバルブランド・カンパニー」として、アジアのみならず全世界への展開を目指しております。
ユニバーサルデザインの推進や各種認証の取得などによるグローバルに通用する製品開発、海外を視野に入れた広告展開などを進めてまいります。
また、当社グループには、米国と中国に海外子会社がありますが、これらを足掛かりにグローバル展開を加速すべく、投資を強化してまいります。
当期は、2024年1月に雅萌(浙江)電子商務有限公司を設立し、既存の中国代理店販路に加え、当社独自での直接販売を開拓しました。