四半期報告書-第8期第2四半期(平成29年7月1日-平成29年9月30日)

【提出】
2017/11/28 13:55
【資料】
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【項目】
85項目

経営上の重要な契約等

当社は、2017年9月1日付で、当社の連結子会社である損害保険ジャパン日本興亜株式会社を通じて、当社の連結子会社であるSompo Canopius AGの普通株式100.0%を譲渡する株式譲渡契約を、Centerbridge Partners,L.P.の関連会社が運営するファンドが出資する英国王室属領ジャージー島法人であるFortuna Holdings Limitedと締結しました。
譲渡価額は、952.4百万米ドル(1,051億円※)であり、当該価額は2017年12月31日時点のSompo Canopius AGの有形純資産額に応じて調整される予定です。
なお、対象会社の概要、株式譲渡の理由および株式譲渡の完了予定日は、以下のとおりであります。
※2017年7月末時点の為替相場(1米ドル=110.35円)による換算額。
(1) 対象会社の概要
商号:Sompo Canopius AG
所在地:スイス
事業内容:保険持株会社
資本金:100,000スイスフラン
設立年月日:2003年10月24日
(2) 株式譲渡の理由
2014年5月のSompo Canopius AG(以下「Canopius社」といいます。)の買収以降、同社はロイズ事業を中心に当社グループの欧米事業を牽引し、着実に利益貢献をしてきました。一方で、当社グループは海外保険事業の一層の拡大を目指し、2016年10月に欧米を中心とする元受・再保険事業グループであるEndurance Specialty Holdings Ltd.グループ(以下「Sompo International社」といいます。)の買収を発表し、Sompo International社を当社グループの海外戦略におけるグローバルコマーシャル事業のプラットフォームと位置づけ、共通のアンダーライティング基盤のもとでお客さまによりよい商品を提供する方針を掲げております。
2017年3月のSompo International社の買収により、同社と同じロイズビジネスを有するCanopius社の経営体制を維持することは、当社グループとして戦略的一貫性、効率性、ブランドの統一感を欠くことになり、一方で、Canopius社を性急かつ無理に統合することは同社の企業価値を毀損することとなると考えました。
これらを総合的に勘案した結果、Canopius社を売却することが当社の資本効率を高め株主価値を最大化するとともに、Canopius社にとっても最適な選択肢であるという判断によるものです。
(3) 株式譲渡の完了予定日
2018年1月以降を予定しています。