訂正有価証券報告書-第74期(2022/04/01-2023/03/31)

【提出】
2023/07/05 11:34
【資料】
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【項目】
159項目
④指標及び目標
特定した重点テーマ別にKPI(重点評価指標)を設定し、進捗管理を行っています。なお、下記は2020年に特定した旧マテリアリティに基づく進捗状況を表しています。
カテゴリマテリアリティ重点テーマと主な施策目標(KPI)進捗
商品を通じた貢献①食の安全・安心の確保安全・品質に関する予防と監視
安心への取り組み
お客様の声を活用した商品改善
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②健やかさと多様なライフスタイルへの貢献健やかさに配慮した商品の提供
製品塩分量の段階的削減
タンパク質を多く含む商品の売上構成拡大
2024年3月期
販売商品の塩分相当量(※1)20%削減(2019年3月期比)
タンパク質を多く含む商品(※2)売上構成比10%
2023年3月期
販売商品の塩分相当量6.25%削減
タンパク質を多く含む商品売上構成比5.12%
サプライチェーンを通じた貢献③農業の持続可能性向上環境に配慮した持続的な調達:ばれいしょの安定調達
品種の開発、科学的栽培の推進
農作業の省力化
産地の分散化、供給先の多様化
2030年
国産ばれいしょ調達量40万トン
(2019年3月期比:20%増)
2023年3月期
国産ばれいしょ調達量352,565トン
④原料調達・物流の効率化と安定的な確保環境に配慮した持続的な調達:認証パーム油の使用
B&C(ブック&クレーム)によるクレジットの入札・購入
マスバランス認証マーク使用に向けた取組の推進
2030年
認証パーム油100%使用
2022年4月
マスバランス方式による認証パーム油100%使用を達成
2022年9月
RSPO認証マーク付き商品の発売開始
地球環境・コミュニティへの貢献⑤地球環境への配慮温室効果ガス排出量削減
Scope1,2における削減
電力購入先の転換、省エネ活動、工場発電など
Scope3における削減
段ボールサイズの変更、配送頻度減・積載率向上
2030年
温室効果ガス総排出量30%削減
(2019年3月期比)
2022年3月期(※4)
11.4%削減
Scope1:2.9%削減
Scope2:51.5%削減
Scope3:6.7%削減
資源保全/循環型社会の実現
製品フードロス削減
水使用量削減
3Rの促進
2024年3月期
製品フードロス20%削減
(2019年3月期比)
2030年
水の総使用量10%削減
(2019年3月期比)
廃棄物排出量10%削減
(2019年3月期比)
2022年3月期(※4)
製品フードロス11.8%削減
水の総使用量1.2%増加
廃棄物排出量7.2%削減
プラスチック容器代替・削減
石油由来プラスチック包材の削減
代替原料への転換やリサイクルの促進
2030年
環境配慮型素材50%使用
2050年
環境配慮型素材100%使用
2023年3月期
プラスチック包材の削減量40.39トン
⑥人・地域社会・コミュニティとのつながりの深化フードコミュニケーションの活性化
スナックスクール(食育)の拡張
工場見学の活性化、進化
2024年3月期
フードコミュニケーション(※3)参加者数累計(5か年)40万人
2023年3月期
参加者数累計301,175人
地域社会への貢献
環境領域での活動拡大
健康(健やかさ)領域の活動強化
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経営基盤の確立⑦多様性を尊重した全員活躍の推進ダイバーシティ&インクルージョンの推進
人材育成の強化
働き方改革
2024年3月期
女性管理職比率30%超
男性育児休業取得率100%
障がい者雇用率2.5%
2023年3月期
女性管理職比率23.3%
男性育児休業取得率100%(※5)
障がい者雇用率2.65%
⑧コーポレート・ガバナンスの強化コーポレート・ガバナンス組織・体制の整備
コンプライアンス・リスク管理の強化
ステークホルダーの人権の尊重
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(注)製品フードロス削減および国内ばれいしょ調達目標は(株)ポテトかいつかを除くカルビー国内グループを対象、温室効果ガス削減目標はカルビー(株)およびカルビーポテト(株)帯広工場を対象、その他指標はカルビー(株)を対象
※1 販売した全商品重量に占める販売した全商品の塩分含有量
※2 総エネルギー摂取量に占めるタンパク質の構成比が13%以上のもの
※3 カルビー・スナックスクール、工場見学などの食育活動
※4 2022年3月期の実績を記載。2023年3月期の実績は2023年秋頃公開の予定です。
(https://www.calbee.co.jp/sustainability/materiality.php)
※5 2023年3月期より、(育児休暇取得者数+企業独自に育児を目的とした休暇制度の利用者数)/配偶者が出産した人数)で算出
〈具体的な取組事例〉 サプライチェーンを通じた貢献:環境に配慮した持続的な調達(認証パーム油の使用)
カルビーグループ(国内)では、主に生産のフライ工程などに調理油としてパーム油を年間約4万トン調達しています。環境や人権に配慮した認証パーム油を2030年までに100%使用とする目標を掲げ、2021年7月から順次国内工場にてマスバランス方式(※1)の認証パーム油への切り替えを開始し、2022年4月には国内全工場に同方式を導入済みです。また、2022年9月より、「RSPO(※2)認証マーク」を主力商品4種類6品目のパッケージに表示を開始し、対象を順次拡大しております。(2023年5月末現在、15品目に表示)

(注)
※1 マスバランス方式:製造・流通過程で認証油と非認証油が混合される認証モデル。物理的には非認証油も含んでいるが、購入した認証油の数量は保証
※2 RSPO:持続可能なパーム油のための円卓会議。(Roundtable on Sustainable Palm Oil)の略称。WWF(世界自然保護基金)とパーム油産業に関わるステークホルダー(メーカー、小売り、環境団体など)によって設立された非営利の会員組織
なお、2022年に外部環境の変化を踏まえ、2020年に特定したマテリアリティの見直しを行いました。新たに特定した、5つのマテリアリティと13の課題については、次のとおりです。

各施策およびKPI等の詳細につきましては、今後、ホームページ等で公開する予定です。
(https://www.calbee.co.jp/sustainability/materiality.php)