有価証券報告書-第75期(2023/04/01-2024/03/31)
④指標及び目標
特定した重点テーマ別にKPI(重点評価指標)を設定し、進捗管理を行っています。
(注)製品フードロス削減はカルビーかいつかスイートポテト(株)を除くカルビー国内グループを対象、その他指標 はカルビー(株)を対象
※1 栄養強調表示の基準値(食品表示基準第7条第1項 別表第12、第13)
※2 栄養強調表示の基準値(食品表示基準第7条第1項 別表第12、第13)をベースに自社基準で選定した商品が対象
※3 カルビー・スナックスクール、工場見学、お菓子コンテストなどの食育活動
※4 2023年3月期の実績を記載。2024年3月期の実績は2024年秋公開の予定 (https://www.calbee.co.jp/sustainability/materiality.php)
※5 2023年3月期より、(育児休暇取得者数+企業独自に育児を目的とした休暇制度の利用者数)/(配偶者が出産した人数)で算出
(注)
※1 マスバランス方式:製造・流通過程で認証油と非認証油が混合される認証モデル。物理的には非認証油も含んでいるが、購入した認証油の数量は保証
※2 RSPO:持続可能なパーム油のための円卓会議。(Roundtable on Sustainable Palm Oil)の略称。WWF(世界自然保護基金)とパーム油産業に関わるステークホルダー(メーカー、小売り、環境団体など)によって設立された非営利の会員組織
2022年に外部環境の変化を踏まえ、2020年に特定したマテリアリティの見直しを行いました。新たに特定した、5つのマテリアリティと13の重点テーマについては、次のとおりです。

各施策およびKPI等の詳細につきましては、ホームページで公開しています。
(https://www.calbee.co.jp/sustainability/materiality.php)
特定した重点テーマ別にKPI(重点評価指標)を設定し、進捗管理を行っています。
マテリアリティ | 重点テーマと主な施策 | 目標(KPI) | 進捗 |
①人々の健やかなくらしと多様なライフスタイルへの貢献 | 食の安全・安心の確保 ・安全・品質に関する予防と監視 ・安心への取り組み | - | - |
健やかなくらしへの貢献 ・食塩無添加/低塩/減塩商品を拡大 ・たんぱく質を多く含む商品を拡大 | 2031年3月期 ・食塩無添加/低塩/減塩商品(※1)の販売金額200%(2023年3月期比) ・たんぱく質の多い商品(※2)の販売金額200%(2023年3月期比) | 2024年3月期 ・食塩無添加/低塩/減塩商品の販売金額110.1% ・たんぱく質の多い商品の販売金額111.8% | |
消費者意識の多様化に応じた新たな価値提供 ・フードコミュニケーションの活性化 ・スナックスクール(食育)の拡張 ・工場見学の活性化、進化 | 2024年3月期 フードコミュニケーション(※3) 累計参加者数(2019年4月~5カ年)40万人(5年間で全国小学校3~6年生の人口の4%に相当) | 2024年3月期 累計参加者数416,384人 | |
②農業の持続可能性向上 | 持続可能な原料生産 国産ばれいしょの収量増加に向けた、科学的 栽培の推進・品種の変革・農業の省力化・産地 の分散化 | - | - |
自然資本の保全 土壌分析に基づく適正な施肥 | 2028年3月期 リン酸減肥普及率80% | 2024年3月期 リン酸減肥普及率23.7% | |
③持続可能なサプライチェーンの共創 | 環境と人権を尊重した責任ある調達 サプライチェーンアセスメントを通じてエンゲー ジメントを結び、環境・人権に配慮した 調達を推進 | - | - |
環境と人にやさしい物流 ・物流効率化による労働環境の改善 ・温室効果ガス排出量の削減(Scope3カテゴリー4、9) | - | - | |
④地球環境への配慮 | カーボンニュートラルの達成 ・Scope1、2における削減 電力購入先の転換、省エネ活動、工場発電など ・Scope3における削減 段ボールサイズの変更、配送頻度減、積載率向上 | 2031年3月期 温室効果ガス総排出量30%削減 (2019年3月期比) | 2023年3月期(※4) 温室効果ガス総排出量 2.8%増加 Scope1:6.6%削減 Scope2:61.1%削減 Scope3:14.7%増加 |
循環型社会の推進 ・製品フードロス削減 ・水使用量削減 ・3Rの促進 | 2024年3月期 製品フードロス20%削減(2019年3月期比) 2031年3月期 ・水の総使用量 10%削減 (2019年3月期比) ・廃棄物排出量 10%削減 (2019年3月期比) | 2023年3月期(※4) 製品フードロス75.0%増加 水の総使用量3.9%増加 廃棄物排出量1.9%増加 | |
プラスチックによる環境負荷の低減 ・石油由来プラスチック包材の削減 ・代替原料への転換やリサイクルの促進 | 2031年3月期 石油由来プラスチック包装の代替・削減 50% (2019年3月期比) 2051年3月期 環境配慮型素材100%使用 | 2024年3月期 石油由来プラスチック包装の代替・削減 1.8% | |
自然資本の保全 TNFDのフレームワークに沿ったリスク評価の実施(マイルストーンの提示) | - | - | |
地域コミュニティへの貢献・社会貢献活動全員参加 ・環境領域の拡大 森林ボランティア活動 海浜・河川保全活動の支援・参加 | - | - |
マテリアリティ | 重点テーマと主な施策 | 目標(KPI) | 進捗 |
⑤多様性を尊重した全員活躍の推進 | 働き方の多様性への対応(少子高齢化・感染症による変化)・全員活躍 ・多様性理解の教育体系整備 ・1on1ミーティングの推進・定着化 | - | - |
ダイバーシティ&インクルージョンの推進 ・ダイバーシティ&インクルージョンの推進 ・人財育成の強化 ・働き方改革 | 2024年3月期 ・女性管理職比率30%超 ・男性育児休業取得率100% ・障がい者雇用率2.5% | 2024年3月期 ・女性管理職比率22.6% ・男性育児休業取得率 100%(※5) ・障がい者雇用率2.62% |
(注)製品フードロス削減はカルビーかいつかスイートポテト(株)を除くカルビー国内グループを対象、その他指標 はカルビー(株)を対象
※1 栄養強調表示の基準値(食品表示基準第7条第1項 別表第12、第13)
※2 栄養強調表示の基準値(食品表示基準第7条第1項 別表第12、第13)をベースに自社基準で選定した商品が対象
※3 カルビー・スナックスクール、工場見学、お菓子コンテストなどの食育活動
※4 2023年3月期の実績を記載。2024年3月期の実績は2024年秋公開の予定 (https://www.calbee.co.jp/sustainability/materiality.php)
※5 2023年3月期より、(育児休暇取得者数+企業独自に育児を目的とした休暇制度の利用者数)/(配偶者が出産した人数)で算出
〈具体的な取組事例〉 認証パーム油の使用(持続可能なサプライチェーンの共創:環境と人権を尊重した責任ある調達) | |
カルビーグループ(国内)では、主に生産のフライ工程などに調理油としてパーム油を年間約4万トン調達しています。環境や人権に配慮した認証パーム油を2030年までに100%使用とする目標を掲げ、2021年7月から順次国内工場にてマスバランス方式(※1)の認証パーム油への切り替えを開始し、2022年4月には国内全工場に同方式を導入済みです。また、2022年9月より、「RSPO(※2)認証ラベル」を主力商品4種類6品目のパッケージに表示を開始し、対象を順次拡大しております。(2024年3月末時点、カルビー21品目、ジャパンフリトレー9品目に表示) 継続して取り組んでいる課題として、搾油工場リスト(ミルリスト)の共有、原産地のトレーサビリティ及び不法な森林伐採が行われていないかなどのモニタリング等、パーム油サプライヤーと定期的に情報交換を実施しています。2023年9月には原産国の搾油工場を訪問し、課題についてパーム油サプライヤーと共に確認を行いました。今後もサプライヤーとのエンゲージメントを強化し、さまざまな社会課題に取り組んでいきます。 | ![]() |
(注)
※1 マスバランス方式:製造・流通過程で認証油と非認証油が混合される認証モデル。物理的には非認証油も含んでいるが、購入した認証油の数量は保証
※2 RSPO:持続可能なパーム油のための円卓会議。(Roundtable on Sustainable Palm Oil)の略称。WWF(世界自然保護基金)とパーム油産業に関わるステークホルダー(メーカー、小売り、環境団体など)によって設立された非営利の会員組織
2022年に外部環境の変化を踏まえ、2020年に特定したマテリアリティの見直しを行いました。新たに特定した、5つのマテリアリティと13の重点テーマについては、次のとおりです。

各施策およびKPI等の詳細につきましては、ホームページで公開しています。
(https://www.calbee.co.jp/sustainability/materiality.php)