有価証券報告書-第9期(平成26年1月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2015/03/30 12:16
【資料】
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【項目】
91項目

対処すべき課題

当社グループは、下記の6つを対処すべき課題と認識し、解決に向けた対応を推進しております。
(1) 既存事業の規模拡大
当社グループの既存事業である求人情報メディア事業及び不動産情報メディア事業は、各々市場規模が大きい一方で、未だ当社グループのサービス提供規模は小さく成長途上にあります。当社グループでは、既存サービスが求職者及び転居希望者の方々に最も選ばれるサービスへと発展させるべく、サイトのユーザビリティ向上や新たなユーザー・企業の開拓等に注力し、事業規模拡大を図ってまいります。
(2) 新規事業展開による収益基盤の強化
当社グループの収益は、平成26年12月期現在、売上高の91.8%が求人情報メディア事業によるものであり、事業ポートフォリオに偏りがあります。求人情報メディア事業は、求人市場や雇用情勢、季節性の影響により業績変動があることから、当社グループでは、事業ポートフォリオの分散によって、より安定的な収益基盤の確立を目指しております。このため、新規事業の開発や収益拡大により事業領域を拡大させることで、収益基盤の強化を図ってまいります。
(3) システムの安定性の確保
当社グループは、インターネット上にてサービスを提供しており、安定した事業運営を行うにあたり、サーバー設備の強化や負荷分散システムの導入といった設備投資が必要不可欠であると認識しております。今後につきましても、新規事業の立ち上がり等に伴うアクセス数の増加を考慮し、継続的且つ適時適切な設備投資を行うことでシステムの安定性確保に取り組んでまいります。
(4) 組織体制の強化
当社グループは、今後の事業拡大を図るにあたり、高効率な事業運営を念頭に置きながら、専門性或いはポテンシャルの高い優秀な人材の確保及び従業員の育成に注力することが重要であると認識しております。また、毎期着々と従業員数が増加する中、事業をより効率的且つ安定的に運営・拡大していくため、会社の規模や成長に合わせ、人事関連制度の改定等、適宜、組織体制の最適化を図り強化してまいります。
(5) 情報管理体制の強化
個人情報等の機密情報について、社内規程の厳格な運用、定期的な社内教育の実施、セキュリティシステムの整備等により、今後も引き続き、情報管理の強化徹底を図ってまいります。
(6) 当社ブランドの知名度向上
当社グループは、株式上場以降、新聞・テレビ・雑誌等マスメディアで紹介される機会が増加したこと等から、徐々に知名度が向上しつつあると認識しております。しかしながら、更なる事業拡大及び競合企業との差別化を図るにあたり、当社グループのサービスブランドを確立し、より一層知名度を向上させていくことが重要であります。今後につきましては、費用対効果を勘案しつつ、積極的に広告宣伝及びプロモーション活動を実施してまいります。