有価証券報告書-第52期(2025/04/01-2026/03/31)
有報資料
当社グループのパーパス、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「ものづくりによる信頼、真摯な技術、自由な創造力で、次世代の豊かな未来をカタチづくる」ことをパーパスに掲げ、持続的な企業価値の向上に努めております。また、ものづくりへの貢献によって、暮らしの当たり前を支えるとともに、新しい価値の創造で世界のニーズに応え続けることで、社会の持続可能な発展に貢献し、全てのステークホルダーに寄り添い、共に歩み、社会に価値を提供する誇りを持つ企業であり続けるために、「パンチグループの約束」を明示しております。
(パンチグループの約束)
①お客様へ
パンチグループのものづくりソリューションで、成長を支えます。
常にお客様の期待を上回る価値を提供します。
②社員へ
誇りをもって働くことができる環境を提供し、一人一人の成長と自己実現を支援します。
③社会へ
自然環境・社会の変化に向き合い、次世代へより良い未来を繋ぎます。
(2)経営環境
①企業構造
プラスチック・プレス金型部品を中心に、さまざまな金型に必要となる、汎用性が高く高品質な標準製品やお客様のニーズにきめ細かくお応えすることが可能な特注品を豊富にラインアップし、金型部品単一セグメントとして、国内事業及び海外事業を展開しております。
②市場環境
当連結会計年度における世界経済は、全般的に緩やかな回復基調にありますが、その一方で、原材料・エネルギーコストの高止まり、物価の上昇、地政学的問題などにより、依然として先行きは不透明な状況が続いております。また、アメリカ大統領の交代による政策転換により、特に中国との貿易において多大な影響が予想されることから、関係各国における景気停滞が懸念されております。加えて、中国では精密機器や電気自動車の輸出が好調な反面、長引く不動産不況と対中直接投資の大幅な減少により国内需要が低迷し、景気停滞が継続しております。
③お客様動向
当社グループは、主として自動車関連、電子部品・半導体関連、家電・精密機器関連の分野において、国内外で1万社を超えるお客様にお取引を頂いておりますが、特定業種の景気変動の影響を受けにくいバランスのとれたポートフォリオであるとともに、近年は食品・飲料関連、医療関連、航空宇宙関連といった新分野への拡販にも注力しております。
④競合他社の状況
当社グループは金型部品事業を主たる事業としておりますが、当該事業には高額な設備や高い技術力を有する加工者の確保等を必要とすることから、比較的参入障壁が高くなっております。
そうしたなかで、標準製品については、お客様のニーズに応じた製品開発やWeb受注などの顧客利便性の向上を図るほか、製造原価の低減にも積極的に取組んで競争力の強化に努める一方、特注品については、高い技術力に裏打ちされた一気通貫の生産体制と顧客密着型の営業体制をより強化することで、他社との差別化を図っております。
(3)経営戦略等
当社は2025年5月に、当社グループ長期ビジョン「Vision60」を策定・公表しました。
「Vision60」は、パーパスの実現へ向けて、10年後の当社グループの「ありたい姿」を示し、そこへ至る3つの中期経営計画の戦略をバックキャスティングにより定めたものです。絶え間なく変化し益々見通し難い経営環境の中、「Vision60」の下に経営陣と社員が心を合わせ、今後もステークホルダーの皆様のご期待に応えられるよう、事業の一層の発展と企業価値の向上に努めてまいります。
また当社は2026年5月に、2027年3月期から2029年3月期までの3ヵ年を対象とする中期経営計画「バリュークリエーション28」(以下、「VC28」)を策定・公表いたしました。
当社グループを取り巻く事業環境は、地政学リスクの高まり、原材料価格や人件費の上昇、為替変動に加え、少子高齢化を背景とした人財不足や自動化・省人化ニーズの加速など、大きく変化しております。こうした環境変化のもと、当社グループは、従来の事業基盤を維持・強化しつつも、収益性および資本効率のさらなる改善と、持続的な企業価値向上に向けて、事業構造・収益構造の進化が必要であると認識しております。
「VC28」は、長期ビジョン「Vision60」の実現に向けた最初の中期経営計画として、「収益性の改善」と「次の成長に向けた基盤構築」に集中するフェーズと位置づけております。
具体的には、以下の基本方針のもと経営を推進してまいります。
① 既存事業(金型部品事業)における特注品特化と生産性向上による安定したキャッシュ創出力の強化
② 自動化・省人化ニーズを背景としたFA事業の育成・拡大による第2の収益柱の確立
③ R&Dおよび新事業への取組みを通じた中長期的成長機会の創出
④ DX推進による業務効率化と固定費構造改革
⑤ ROICを中核指標とした資本効率を重視する経営の徹底
これらの施策を通じて、収益性および資本効率の改善と持続的な成長投資の両立を図り、企業価値の向上を目指してまいります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、中期経営計画「VC28」に基づき、「収益性の改善」と「次の成長に向けた基盤構築」を実現するため、基盤事業である金型部品事業において特注品特化や精密微細加工品の受注拡大、生産性向上、原価低減および間接業務のDX推進を通じて、安定的なキャッシュ創出力の強化と収益性の向上に取組んでまいります。
あわせて、自動化・省人化ニーズの高まりを背景に、FA事業を第2の収益柱として本格的に育成・拡大するとともに、既存顧客基盤の活用やM&A等を通じて事業領域の拡大を図り、収益基盤の多層化を推進してまいります。さらに、既存技術を基盤とした新事業の創出や航空宇宙分野等への取組み、外部連携を通じて中長期的な成長機会の創出にも取組んでまいります。
また、DXの推進による業務効率化と固定費構造の見直しにより収益体質の強化を図るとともに、ROICを中核指標とした資本効率を重視する経営を徹底し、資本コストを上回るリターンの創出に努めてまいります。加えて、営業活動から得られる資金をもとに、設備投資、R&D投資およびM&A投資を計画的に実行しながら、財務基盤の健全性を維持するとともに株主還元との適切なバランスを図り、企業価値の持続的向上を目指してまいります。
これらの取組みにより、「VC28」の最終年度において、売上高500億円、営業利益34億円、ROE8.0%以上およびROIC10.0%以上の達成を目指してまいります。
なお、「VC28」の詳細につきましては、当社Webサイト https://www.punch.co.jp/ir/library/#midterm をご参照ください。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「ものづくりによる信頼、真摯な技術、自由な創造力で、次世代の豊かな未来をカタチづくる」ことをパーパスに掲げ、持続的な企業価値の向上に努めております。また、ものづくりへの貢献によって、暮らしの当たり前を支えるとともに、新しい価値の創造で世界のニーズに応え続けることで、社会の持続可能な発展に貢献し、全てのステークホルダーに寄り添い、共に歩み、社会に価値を提供する誇りを持つ企業であり続けるために、「パンチグループの約束」を明示しております。
(パンチグループの約束)
①お客様へ
パンチグループのものづくりソリューションで、成長を支えます。
常にお客様の期待を上回る価値を提供します。
②社員へ
誇りをもって働くことができる環境を提供し、一人一人の成長と自己実現を支援します。
③社会へ
自然環境・社会の変化に向き合い、次世代へより良い未来を繋ぎます。
(2)経営環境
①企業構造
プラスチック・プレス金型部品を中心に、さまざまな金型に必要となる、汎用性が高く高品質な標準製品やお客様のニーズにきめ細かくお応えすることが可能な特注品を豊富にラインアップし、金型部品単一セグメントとして、国内事業及び海外事業を展開しております。
②市場環境
当連結会計年度における世界経済は、全般的に緩やかな回復基調にありますが、その一方で、原材料・エネルギーコストの高止まり、物価の上昇、地政学的問題などにより、依然として先行きは不透明な状況が続いております。また、アメリカ大統領の交代による政策転換により、特に中国との貿易において多大な影響が予想されることから、関係各国における景気停滞が懸念されております。加えて、中国では精密機器や電気自動車の輸出が好調な反面、長引く不動産不況と対中直接投資の大幅な減少により国内需要が低迷し、景気停滞が継続しております。
③お客様動向
当社グループは、主として自動車関連、電子部品・半導体関連、家電・精密機器関連の分野において、国内外で1万社を超えるお客様にお取引を頂いておりますが、特定業種の景気変動の影響を受けにくいバランスのとれたポートフォリオであるとともに、近年は食品・飲料関連、医療関連、航空宇宙関連といった新分野への拡販にも注力しております。
④競合他社の状況
当社グループは金型部品事業を主たる事業としておりますが、当該事業には高額な設備や高い技術力を有する加工者の確保等を必要とすることから、比較的参入障壁が高くなっております。
そうしたなかで、標準製品については、お客様のニーズに応じた製品開発やWeb受注などの顧客利便性の向上を図るほか、製造原価の低減にも積極的に取組んで競争力の強化に努める一方、特注品については、高い技術力に裏打ちされた一気通貫の生産体制と顧客密着型の営業体制をより強化することで、他社との差別化を図っております。
(3)経営戦略等
当社は2025年5月に、当社グループ長期ビジョン「Vision60」を策定・公表しました。
「Vision60」は、パーパスの実現へ向けて、10年後の当社グループの「ありたい姿」を示し、そこへ至る3つの中期経営計画の戦略をバックキャスティングにより定めたものです。絶え間なく変化し益々見通し難い経営環境の中、「Vision60」の下に経営陣と社員が心を合わせ、今後もステークホルダーの皆様のご期待に応えられるよう、事業の一層の発展と企業価値の向上に努めてまいります。
また当社は2026年5月に、2027年3月期から2029年3月期までの3ヵ年を対象とする中期経営計画「バリュークリエーション28」(以下、「VC28」)を策定・公表いたしました。
当社グループを取り巻く事業環境は、地政学リスクの高まり、原材料価格や人件費の上昇、為替変動に加え、少子高齢化を背景とした人財不足や自動化・省人化ニーズの加速など、大きく変化しております。こうした環境変化のもと、当社グループは、従来の事業基盤を維持・強化しつつも、収益性および資本効率のさらなる改善と、持続的な企業価値向上に向けて、事業構造・収益構造の進化が必要であると認識しております。
「VC28」は、長期ビジョン「Vision60」の実現に向けた最初の中期経営計画として、「収益性の改善」と「次の成長に向けた基盤構築」に集中するフェーズと位置づけております。
具体的には、以下の基本方針のもと経営を推進してまいります。
① 既存事業(金型部品事業)における特注品特化と生産性向上による安定したキャッシュ創出力の強化
② 自動化・省人化ニーズを背景としたFA事業の育成・拡大による第2の収益柱の確立
③ R&Dおよび新事業への取組みを通じた中長期的成長機会の創出
④ DX推進による業務効率化と固定費構造改革
⑤ ROICを中核指標とした資本効率を重視する経営の徹底
これらの施策を通じて、収益性および資本効率の改善と持続的な成長投資の両立を図り、企業価値の向上を目指してまいります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、中期経営計画「VC28」に基づき、「収益性の改善」と「次の成長に向けた基盤構築」を実現するため、基盤事業である金型部品事業において特注品特化や精密微細加工品の受注拡大、生産性向上、原価低減および間接業務のDX推進を通じて、安定的なキャッシュ創出力の強化と収益性の向上に取組んでまいります。
あわせて、自動化・省人化ニーズの高まりを背景に、FA事業を第2の収益柱として本格的に育成・拡大するとともに、既存顧客基盤の活用やM&A等を通じて事業領域の拡大を図り、収益基盤の多層化を推進してまいります。さらに、既存技術を基盤とした新事業の創出や航空宇宙分野等への取組み、外部連携を通じて中長期的な成長機会の創出にも取組んでまいります。
また、DXの推進による業務効率化と固定費構造の見直しにより収益体質の強化を図るとともに、ROICを中核指標とした資本効率を重視する経営を徹底し、資本コストを上回るリターンの創出に努めてまいります。加えて、営業活動から得られる資金をもとに、設備投資、R&D投資およびM&A投資を計画的に実行しながら、財務基盤の健全性を維持するとともに株主還元との適切なバランスを図り、企業価値の持続的向上を目指してまいります。
これらの取組みにより、「VC28」の最終年度において、売上高500億円、営業利益34億円、ROE8.0%以上およびROIC10.0%以上の達成を目指してまいります。
なお、「VC28」の詳細につきましては、当社Webサイト https://www.punch.co.jp/ir/library/#midterm をご参照ください。