6.S2タンパク質阻害剤プログラム:適応症:新型コロナウイルス感染症;モダリティ:ペプチド医薬品;ペプチエイド株式会社(以下 ペプチエイド)で実施中(PA-001) PA-001では、2022年8月に報告書が公表された通り、臨床研究法に基づく特定臨床研究により日本人健康成人男性30名に対する探索的な用量漸増単回投与試験が実施されました(dRCTs031210601)。その結果、PA-001投与による有害事象等は確認されず、良好な安全性プロファイルが確認されております。また、PA-001の用量依存的な血中濃度プロファイルの相関を確認する結果が得られております。現在、PA-001については米国FDA(食品医薬品局)へのIND(新薬臨床試験開始届)申請の準備が進められております。
1つ目の事業戦略であるPDPSを活用した国内外の製薬企業との創薬共同研究開発については、当第3四半期において、2023年7月には、アステラス製薬と2つの創薬ターゲットに対する新規タンパク質分解誘導剤創出に向けた、共同研究およびライセンス契約を締結いたしました。両社で合意した場合、最大3つの創薬ターゲットの追加が可能となっております。本契約により、当社独自の創薬開発プラットフォーム技術であるPDPSとアステラス製薬の創薬ケイパビリティを融合し、既存の技術では実現が難しかった、多様な標的を対象とする次世代のタンパク質分解誘導剤の創出が可能になるものと期待しております。本共同研究から創出された製品の開発および商業化は、アステラス製薬が担います。当社はアステラス製薬から契約一時金として30億円を受領いたしました。今後は、創薬ターゲットごとに、プログラムの進捗に応じて最大206億円の研究、開発、販売マイルストーンフィー、および上市後の売上高に応じた売上ロイヤルティー(一桁台のパーセント)を受領する権利を有します。
2023年9月には、Genentech社と複数の新たな創薬ターゲットに対するペプチド-放射性核種複合体(RI-PDC)の創製・開発に関する共同研究開発およびライセンス契約を締結いたしました。本契約に基づき、当社は独自の創薬開発プラットフォーム技術であるPDPSを用いて、RI-PDCの創製を目的としてGenentech社が選定する創薬ターゲットに対するペプチド候補化合物の同定・最適化を実施いたします。当社は、RI-PDCの前臨床試験の前半までを実施し、その後はGenentech社が開発および商業化を実施いたします。また、当社は本契約下で創製されるRI-PDCの日本における開発および商業化の権利を有しております。本契約に基づき、当社はGenentech社から契約一時金として40百万ドル(約59億円*)を受領いたしました。今後は、プログラムの進捗に応じて最大10億ドル(約1,477億円*)の開発、承認、販売マイルストーンフィー、および上市後の日本国外(日本国内は当社グループによる販売を想定しております)における正味売上高に応じて段階的に比率が定められた売上ロイヤルティーを受領する権利を有します。* 1ドル(USD)=147.7円として計算
2023/11/10 15:23