四半期報告書-第15期第3四半期(平成28年10月1日-平成28年12月31日)

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2017/02/13 13:14
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当社は、第1四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期連結累計期間及び前
連結会計年度末との比較分析は行っておりません。
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、大企業・製造業で輸出や生産の持ち直しで緩やかな改善が見られ
るものの、中国をはじめとする新興国経済の減速懸念や英国のEU離脱問題など、先行きについては不透明な状況が続
いております。上場企業の平成28年4月~9月期決算の純利益が4年ぶりの減益となり(日本経済新聞社調査)、当社
グループの主要顧客先である金融業においても、銀行、生保・損保会社がマイナス金利による収益悪化から減益決算を
余儀なくされました。この影響を受けて金融機関の設備投資は抑制され、ソフトウエア投資も前年度比で大幅な減少が
続いております(日銀短観12月調査)。
このような状況のもと当社グループは、製品開発では、新製品「ESS FileGate(EFG)」を平成28年12月6日にリリ
ースいたしました。「EFG」はメールやインターネット接続環境を経由して取得したファイルをウィルスなどの感染か
ら無害化して持ち込むためのファイル無害化(注1)対策ソリューションであり、地方自治体において進められている
情報システム強靭性向上モデル(注2)に対応できる製品であります。
既存製品の拡張改良では、「ESS AdminControl(EAC)Ver.1.4」をリリースしました。「EAC Ver.1.4」は、これま
でのアクセス管理の対象であったオペレーティングシステム(OS)やデータベースに加え、企業のあらゆる情報機器・
システム、クラウドサービスなど外部サービスを含めた一元的なアクセス管理を実現し、これによって外部からの侵入
脅威への対応と適用するシステム全体の包括的なアクセス管理を実現しました。また、その他の既存製品の拡張・改良
を進めているほか、国際大学GLOCOM(グローバル・コミュニケーション・センター)との共同研究については、成果の
次期製品への導入にむけた検討を行う段階となっております。
営業面においては、標的型サイバー攻撃による外部からの侵入対策が官公庁・企業の当面の課題として優先されてい
る状況が続いており、新規ライセンス売上で苦戦を強いられております。当社は個人情報を含む重要データを保管する
サーバーへの侵入を防ぐには、入口対策・出口対策とともに多層防御の要として内部対策・特権ID管理(注3)の重要性
を訴えており、当四半期会計期間においても特権アカウント管理の専門セミナーである株式会社ナノオプト・メディア
主催「ID Management Conference 2016」や日本金融通信社主催「FIT東京フォーラム サイバーセキュリティセミナ
ー」に出展し、内外のセキュリティ脅威から重要システムを守る特権アクセス管理の当社ソリューションのPRに努めま
した。
また、当社製品を導入されているお客様向けのセミナー「活用塾」を前四半期に引き続き「活用塾・秋」として開催し、導入システムの有効利用や監査対応、お客様課題への対応などシステムの安定運用を支援する取組を進めました。
なお、当社の主力製品「ESS REC(REC)」を筆頭に、システム運用統制ソリューションの導入が増加し、当社製品の
採用企業数が500社を突破いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、1,307,404千円となりました。営業利益は定期採用及び
中途採用による人員増と処遇改善、確定拠出年金制度の導入など福利厚生施策に伴う人件費増加、研究開発部門での派
遣技術者受入費用の増加などにより売上原価及び一般管理費が増加したことにより250,840千円、経常利益は251,058千
円、親会社株主に帰属する四半期純利益は171,065千円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。当社グループは、ソフトウエアのライセンス売上に紐付く保守サポー
トサービス、導入・構築のコンサルティングサービスなどのパッケージソフトウエア事業の単一セグメントでありまし
たが、第1四半期連結会計期間より、株式会社アクロテックを連結の範囲に含めたことに伴い、同社をシステム開発サ
ービス事業として新たに追加し、セグメント別の開示を行っております。
(注1)ファイル無害化:インターネット接続環境でメールに添付されたファイルやインターネットからダウンロード
したファイルは、マルウエアなどのウィルスに感染の惧れがあるため無害化するためには、一般的なテキスト
形式に変換する、画像化したうえでPDF化する等の方法があります。当社は、文書の内容を二重で画像化する
方法で無害化処理を行うため、マルウエアに感染したファイルを確実に無害化することが可能です。
(注2)強靭性向上モデル:日本年金機構の情報漏えい事件を受けて、総務省が地方自治体情報セキュリティの抜本対
策として検討し、決定した「自治体セキュリティ強靭性向上」対策のことをいいます。
(注3)特権ID:システム運用管理においてプログラムの変更やデータベースの変更等で使用する高いアクセス権限
を持つシステム運用管理者に付与されたID、もしくはそのIDを付与されたシステム運用管理者のことをいいま
す。
①パッケージソフトウエア事業
当第3四半期連結累計期間におけるパッケージソフトウエア事業のライセンス売上は、主要顧客先である金融機関の
設備投資が引き続き抑制されていることや大規模システム案件が一段落していることに加えて、多くの企業において標
的型サイバー攻撃対策が当面の課題となっていることなど、システム証跡監査製品の市場環境は厳しい状況が続いてお
ります。一方で、地方銀行や信用金庫のFISC(公益財団法人金融情報システムセンター)の安全対策基準への準拠や信
販及びカード業界でのPCI DSS(注4)対応としてのシステム証跡監査製品「REC」や特権ID管理製品「EAC」の導入が
着実に進んでおります。金融以外の業種への拡販の取組については、マイナンバーや個人情報保護対策のため製造業や
小売業へと広がりを見せており、当社製品の導入企業数は500社を超えました。地方自治体や企業へのファイル無害化
ソリューション「EFG」の販売促進に向けた取り組みとしましては、株式会社電算との協業のほか登録パートナー制度
「EFGベンダーコミュニティ」を立ち上げ、加入されたパートナーへの情報提供を行って早期の実績作りを目指してお
ります。また、株式会社アイネスの自治体情報システム強靭性モデル対応ソリューションにクラウド対応製品「ESS
AdminGate(EAG)」及び「REC」を組入れて販売する協業体制で合意し、引き続き同社と事業分野を拡大していく方針で
す。
以上の結果、保守サポートサービス売上等の増加がありましたが、ライセンス売上が計画を下回りましたため、セグ
メント売上高は1,138,199千円(前年同期比は単体決算のため参考となりますが2.7%増)となりました。セグメント利
益は、定期採用及び中途採用による人員増や社員の処遇改善や確定拠出年金制度の導入など福利厚生施策に伴う人件費
が増加したことにより売上原価・販売費及び一般管理費が増加し519,624千円となりました。
(注4)PCI DSS:Payment Card Industry Data Security Standardの略で、国際ブランドのカード会社が共同策定し
たカード情報保護のセキュリティ基準のことをいいます。
②システム開発サービス事業
システム開発サービス事業では、当第3四半期連結累計期間において当社への製品開発と品質保証要員を増員し、研
究開発部門との連携強化に努めました。セグメント売上は169,204千円、セグメント利益は15,393千円となりました。
当第3四半期累計期間における区分別販売実績(単位:千円)

報告セグメントの名称当第3四半期連結累計期間
(自 平成28年4月1日
至 平成28年12月31日)
(参考情報)
前第3四半期累計期間
(自 平成27年4月1日
至 平成27年12月31日)
ライセンス335,830427,229
うちESS REC(REC)210,436339,306
うちその他ライセンス125,39387,923
保守サポートサービス610,043505,978
クラウドサービス21,8378,418
コンサルティングサービス92,22383,185
SIO常駐サービス45,44643,902
その他32,81839,079
パッケージソフトウエア事業 計1,138,1991,107,794
システム開発サービス事業169,204
合 計1,307,4041,107,794

(注)当社は、第1四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期の単体ベース実績
を参考情報として表示しております。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、3,262,894千円となりました。主な内訳といたしましては、現金
及び預金2,819,502千円、売掛金140,707千円であります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、553,700千円となりました。主な内訳といたしましては、前受
金が408,966千円であります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、2,709,194千円となりました。主な内訳といたしましては、資本金が507,386千円、資本剰余金が489,386千円、利益剰余金が1,712,219千円であります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はあり
ません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動は、新製品「ESS FileGate(EFG)」の研究開発、国際大学
GLOCOM(グローバル・コミュニケーション・センター)との産学連携の成果を次期製品への導入を検討しておりま
す。研究開発費用は40,636千円になりました。
なお当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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