四半期報告書-第69期第3四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

【提出】
2018/08/10 13:37
【資料】
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間の売上高は667億51百万円(前年同四半期比0.9%減)となりました。また、利益面につきましては、営業利益は111億28百万円(同25.2%減)、経常利益は109億19百万円(同26.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は73億30百万円(同28.8%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
・医薬品事業
1日1回服用することで帯状疱疹に効果を示す抗ヘルペスウイルス経口剤「アメナリーフ」は、発売以来順調に売上が伸長しています。一方、同じく抗ヘルペスウイルス経口剤である「ファムビル」は、後発医薬品の影響もあり、売上が減少しました。また、経皮吸収型・気管支拡張テープ剤である「ホクナリン」は、製造販売元のマイランEPD合同会社と共同販売していましたが、2017年11月末日をもって当社からの販売を終了し、2017年12月1日より製造販売元のマイランEPD合同会社が単独で販売及び情報提供を実施することになったため、当社本製品の売上は減少しました。
これらの結果、当セグメントの売上高は619億59百万円(前年同四半期比0.4%減)、セグメント利益は107億38百万円(同24.8%減)となりました。
・その他の事業
マルホ発條工業㈱のばね・医療機器部品・機械事業により、売上高は48億14百万円(前年同四半期比5.8%減)、セグメント利益は3億89百万円(同31.0%減)となりました。
(2)財政状態の分析
① 資産の部
当四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ10億93百万円増加し、1,461億90百万円となりました。その内訳は、流動資産の減少33億57百万円及び固定資産の増加44億51百万円であります。
(流動資産)
当四半期連結会計期間末における流動資産は、887億85百万円となり、前連結会計年度末に比べ33億57百万円減少しました。主な内容は、現金及び預金の減少50億88百万円、及び受取手形及び売掛金の増加12億37百万円によるものであります。
(固定資産)
当四半期連結会計期間末における固定資産は、574億4百万円となり、前連結会計年度末に比べ44億51百万円増加しました。主な内容は、建設仮勘定の増加42億30百万円、繰延税金資産の増加7億19百万円及び投資有価証券の減少12億67百万円によるものであります。
② 負債の部
当四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ43億62百万円減少し、317億49百万円となりました。その内訳は、流動負債の減少42億17百万円及び固定負債の減少1億45百万円によるものであります。
(流動負債)
当四半期連結会計期間末における流動負債は、172億44百万円となり、前連結会計年度末に比べ42億17百万円減少しました。主な内容は、未払法人税等の減少29億9百万円及び賞与引当金の減少13億13百万円によるものであります。
(固定負債)
当四半期連結会計期間末における固定負債は、145億5百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億45百万円減少しました。
③ 純資産の部
当四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ54億55百万円増加し、1,144億40百万円となりました。主な内容は、利益剰余金の増加71億96百万円によるものであります。
以上の結果、自己資本比率は、78.3%となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について、重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は97億52百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、医薬品事業の生産実績が著しく増加しました。これは、主として新製品の生産によるものであります。