有価証券報告書-第16期(令和1年10月1日-令和2年9月30日)
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「ネットからリアルへ。」というミッションを掲げ、インターネットを通じて豊かな暮らしを実
現していくことを経営の基本方針としています。
(2)目標とする経営指標
当社グループが重要と考える経営指標は売上高、営業利益及び経常利益であります。より具体的には、売上高については、成長率であり、営業利益及び経常利益については利益率を重視しております。また、利益については、生産性(従業員あたりの利益)も重視しております。
(3)会社の経営環境と中長期的な経営方針
当社グループは、環境変化が著しいインターネット市場において事業を展開しておりますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大をきっかけに、生活様式や購買行動などのオンライン化がより一層進むものと考えております。他方、当社グループは、平成29年9月期以降、営業損失を計上する状況が続いております。このような経営環境において、「成長事業に積極的に投資を行い、10年後も継続する事業の柱を創造する」ことを中長期的な方針として、戦略的な選択と集中を推し進めています。
財務面においては、前連結会計年度において、複数の子会社及び投資有価証券の売却を行うとともに、平成31年3月には経営効率の向上と固定費の圧縮を目的としてオフィスを移転いたしました。令和2年8月には、事業構造上、負債を多く抱えていた、当社グループが創業より続けていたサービス「Gendama」を営む株式会社リアルXの売却を決議し、さらに管理コストを圧縮する目的から当社の連結子会社であった株式会社AI Marketing及び株式会社カチコを令和2年10月1日付けで当社に吸収合併した他、業務委託費等の見直しも徹底して行ってまいりました。その結果、財務面のリストラクチャリングは、一定の成果をあげており、今後、当社グループが積極的な事業展開に移行していく上で良い財務コンディションの中での事業運営が可能になっていると考えています。
事業面においては、クラウドソーシングとAIを掛け合わせたSNSマーケティングプラットフォーム「HOTARU.AI」をリリースいたしました。また、フィンテック領域においては、報酬提供サービス「RealPay」に加えて成長するデジタルギフト市場における新事業「RealPayギフト」を開発いたしました。さらに、「10年後も成長し続けられる事業モデルの創出」を目指す新事業戦略「GAFAメディア戦略」のもと、令和2年11月1日には、電子書籍紹介を行うwebメディアの事業譲受を行い、新たな事業モデルの構築を推進しております。
当社グループは、「成長事業に積極的に投資を行い、10年後も継続する事業の柱を創造する」に基づき、当社の企
業価値の向上を図ってまいります。
(4)会社の対処すべき課題
当社グループは、インターネット業界におけるハードウェア、ソフトウェアの進化、ユーザーの嗜好の変化、他業界からの新規参入等の様々な急速な変化に対応するために、以下の課題を認識しており、対応していく方針であります。
①メディア事業の継続的成長
当社グループが事業を展開するインターネットメディアにおいては、インターネット分野の成長を牽引するGAFAトラフィックを活用した「GAFAメディア戦略」のもと、利益性の高い新規メディア事業の買収、立ち上げを推進しております。GAFAメディア戦略を進めるにあたり、以下を重要な指標として進めてまいります。
a. 買収価額
買収対象メディアで想定される営業利益の2年分程度での取得を目標といたします。
b. 買収ジャンル
競合他社が多く、Googleのガイドラインにおいて影響を大きく受けるYMYL(※)の分野を除いたジャンルでの展開を実施いたします。
c. 買収後の成長目標
クラウドディレクターによる効率的な運用を実装、マーケティング支援ツール「HOTARU.AI」、デジタルギフトサービス「RealPayギフト」等、事業シナジーを活かした成長戦略を描けるメディアを選定し、買収1年後20%以上の営業利益成長を目標に掲げます。
※YMYL・・・(Your Money or Your Life)の頭文字をとり、お金や人生(健康や安全など)に大きく影響するものとGoogleが位置付ける対象を示す用語
②クラウドソーシングの認知度向上
クラウドソーシングの成長には、社会におけるサービスの認知度向上を図り、クラウドソーシング市場全体の拡大を進めなければならないと考えております。
当社グループは、クラウドソーシングに注力し、サービスとしての認知度を上げるとともに、クラウドソーシングの市場拡大を図ってまいります。
③AI(人工知能)分野への参入
AI分野の市場規模は現在約4兆円と言われており、2030年には約87兆円になると予想されています。(出所:EY総合研究所「人工知能が経営にもたらす『創造』と『破壊』」)
このように急激に市場規模が拡大をする中、当社グループはクラウドソーシングを活用し、AIエンジンに学習させるための学習データの収集を行っております。
音声をはじめ、文字や画像など、多岐に渡る学習データを収集し、クラウドソーシングサービスにおいて、提供するマイクロタスクの充実を図ってまいります。
④サイト運営の健全性等について
当社グループの事業においては、会員が安心して利用できるサービス環境を提供することが、信頼性の向上、ひいては事業の発展に寄与するものと認識しております。
当社グループは個人情報保護等に関するサイトの安全性の強化に加え、広告掲載基準の整備・利用規約の徹底・システム監視体制の強化など、健全性維持の仕組構築へ継続的に取り組んでまいります。
⑤システムの安定性の確保
当社グループの主要事業は、インターネット上で事業展開を行っているため、安定稼働させることで会員に安心して利用していただくことが、事業運営上必須であると考えております。
安定した事業運営を行うにあたり、新規事業や会員の増加等に伴うアクセス数の増加を考慮した、サーバー設備の増強、負荷分散システムの導入等が重要となるため、今後も設備投資等を継続的に行い、システムの安定性確保に取り組んでまいります。
⑥優秀な人材の確保
今後の更なる成長にとって、優秀な人材を適時に採用することが、重要な課題と認識しております。優秀な人材を採用していくために、企業としての採用競争力の強化及び従業員が高いモチベーションをもって働ける環境や人事制度の整備・運用を進めてまいります。
⑦海外展開への対応
海外におけるクラウドソーシング市場及びインターネット市場の拡大を見据えたうえで、中長期的な収益化を目指し市場調査を進めてまいります。
⑧ブランド知名度の向上
当社グループは、新聞・テレビ・雑誌等のマスメディア向け広告を実施しておりませんが、既存事業のさらなる拡大及び競合企業との差別化を図るにあたり、ブランドのより一層の確立が重要であると認識しております。今後は、費用対効果を慎重に検討の上、広告宣伝活動及びプロモーション活動の強化を図ってまいります。
⑨新規事業の対応
環境の変化が激しいインターネット市場において、既存の事業を成長させつつ、新規事業によって事業ポートフォリオの多角化を図り、継続的な成長を遂げなければならないと考えております。具体的には、GAFAメディア事業とフィンテック事業の拡大により、継続的な成長を図ってまいります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「ネットからリアルへ。」というミッションを掲げ、インターネットを通じて豊かな暮らしを実
現していくことを経営の基本方針としています。
(2)目標とする経営指標
当社グループが重要と考える経営指標は売上高、営業利益及び経常利益であります。より具体的には、売上高については、成長率であり、営業利益及び経常利益については利益率を重視しております。また、利益については、生産性(従業員あたりの利益)も重視しております。
(3)会社の経営環境と中長期的な経営方針
当社グループは、環境変化が著しいインターネット市場において事業を展開しておりますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大をきっかけに、生活様式や購買行動などのオンライン化がより一層進むものと考えております。他方、当社グループは、平成29年9月期以降、営業損失を計上する状況が続いております。このような経営環境において、「成長事業に積極的に投資を行い、10年後も継続する事業の柱を創造する」ことを中長期的な方針として、戦略的な選択と集中を推し進めています。
財務面においては、前連結会計年度において、複数の子会社及び投資有価証券の売却を行うとともに、平成31年3月には経営効率の向上と固定費の圧縮を目的としてオフィスを移転いたしました。令和2年8月には、事業構造上、負債を多く抱えていた、当社グループが創業より続けていたサービス「Gendama」を営む株式会社リアルXの売却を決議し、さらに管理コストを圧縮する目的から当社の連結子会社であった株式会社AI Marketing及び株式会社カチコを令和2年10月1日付けで当社に吸収合併した他、業務委託費等の見直しも徹底して行ってまいりました。その結果、財務面のリストラクチャリングは、一定の成果をあげており、今後、当社グループが積極的な事業展開に移行していく上で良い財務コンディションの中での事業運営が可能になっていると考えています。
事業面においては、クラウドソーシングとAIを掛け合わせたSNSマーケティングプラットフォーム「HOTARU.AI」をリリースいたしました。また、フィンテック領域においては、報酬提供サービス「RealPay」に加えて成長するデジタルギフト市場における新事業「RealPayギフト」を開発いたしました。さらに、「10年後も成長し続けられる事業モデルの創出」を目指す新事業戦略「GAFAメディア戦略」のもと、令和2年11月1日には、電子書籍紹介を行うwebメディアの事業譲受を行い、新たな事業モデルの構築を推進しております。
当社グループは、「成長事業に積極的に投資を行い、10年後も継続する事業の柱を創造する」に基づき、当社の企
業価値の向上を図ってまいります。
(4)会社の対処すべき課題
当社グループは、インターネット業界におけるハードウェア、ソフトウェアの進化、ユーザーの嗜好の変化、他業界からの新規参入等の様々な急速な変化に対応するために、以下の課題を認識しており、対応していく方針であります。
①メディア事業の継続的成長
当社グループが事業を展開するインターネットメディアにおいては、インターネット分野の成長を牽引するGAFAトラフィックを活用した「GAFAメディア戦略」のもと、利益性の高い新規メディア事業の買収、立ち上げを推進しております。GAFAメディア戦略を進めるにあたり、以下を重要な指標として進めてまいります。
a. 買収価額
買収対象メディアで想定される営業利益の2年分程度での取得を目標といたします。
b. 買収ジャンル
競合他社が多く、Googleのガイドラインにおいて影響を大きく受けるYMYL(※)の分野を除いたジャンルでの展開を実施いたします。
c. 買収後の成長目標
クラウドディレクターによる効率的な運用を実装、マーケティング支援ツール「HOTARU.AI」、デジタルギフトサービス「RealPayギフト」等、事業シナジーを活かした成長戦略を描けるメディアを選定し、買収1年後20%以上の営業利益成長を目標に掲げます。
※YMYL・・・(Your Money or Your Life)の頭文字をとり、お金や人生(健康や安全など)に大きく影響するものとGoogleが位置付ける対象を示す用語
②クラウドソーシングの認知度向上
クラウドソーシングの成長には、社会におけるサービスの認知度向上を図り、クラウドソーシング市場全体の拡大を進めなければならないと考えております。
当社グループは、クラウドソーシングに注力し、サービスとしての認知度を上げるとともに、クラウドソーシングの市場拡大を図ってまいります。
③AI(人工知能)分野への参入
AI分野の市場規模は現在約4兆円と言われており、2030年には約87兆円になると予想されています。(出所:EY総合研究所「人工知能が経営にもたらす『創造』と『破壊』」)
このように急激に市場規模が拡大をする中、当社グループはクラウドソーシングを活用し、AIエンジンに学習させるための学習データの収集を行っております。
音声をはじめ、文字や画像など、多岐に渡る学習データを収集し、クラウドソーシングサービスにおいて、提供するマイクロタスクの充実を図ってまいります。
④サイト運営の健全性等について
当社グループの事業においては、会員が安心して利用できるサービス環境を提供することが、信頼性の向上、ひいては事業の発展に寄与するものと認識しております。
当社グループは個人情報保護等に関するサイトの安全性の強化に加え、広告掲載基準の整備・利用規約の徹底・システム監視体制の強化など、健全性維持の仕組構築へ継続的に取り組んでまいります。
⑤システムの安定性の確保
当社グループの主要事業は、インターネット上で事業展開を行っているため、安定稼働させることで会員に安心して利用していただくことが、事業運営上必須であると考えております。
安定した事業運営を行うにあたり、新規事業や会員の増加等に伴うアクセス数の増加を考慮した、サーバー設備の増強、負荷分散システムの導入等が重要となるため、今後も設備投資等を継続的に行い、システムの安定性確保に取り組んでまいります。
⑥優秀な人材の確保
今後の更なる成長にとって、優秀な人材を適時に採用することが、重要な課題と認識しております。優秀な人材を採用していくために、企業としての採用競争力の強化及び従業員が高いモチベーションをもって働ける環境や人事制度の整備・運用を進めてまいります。
⑦海外展開への対応
海外におけるクラウドソーシング市場及びインターネット市場の拡大を見据えたうえで、中長期的な収益化を目指し市場調査を進めてまいります。
⑧ブランド知名度の向上
当社グループは、新聞・テレビ・雑誌等のマスメディア向け広告を実施しておりませんが、既存事業のさらなる拡大及び競合企業との差別化を図るにあたり、ブランドのより一層の確立が重要であると認識しております。今後は、費用対効果を慎重に検討の上、広告宣伝活動及びプロモーション活動の強化を図ってまいります。
⑨新規事業の対応
環境の変化が激しいインターネット市場において、既存の事業を成長させつつ、新規事業によって事業ポートフォリオの多角化を図り、継続的な成長を遂げなければならないと考えております。具体的には、GAFAメディア事業とフィンテック事業の拡大により、継続的な成長を図ってまいります。