有価証券報告書-第30期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/03/29 13:51
【資料】
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【項目】
148項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「“日本一うまい”食を通じて“ほっとした安らぎ”と“笑顔いっぱいのだんらん”を提供できることを最上の喜びとする。」という企業理念に基づいた経営を行っております。核家族化や個食化が進み、食事においても利便性が優先される時代の中で、当社は本来食事の持つ「おいしさ」、「あたたかさ」、「楽しさ」を大切にし、家族や世代をつなぐ「共食」の文化を広げていくために、安全で美味しい商品を提供し続けてまいります。
川上から川下までしっかりと自社で責任を持ち、こだわりを持った職人の技術を磨き、心温まるサービスを提供する体制をグループ一丸となり築き、多くのお客様に安心して喜んでいただくことで信頼されるブランドを作り上げ、全ての人たち(お客様・従業員・オーナー・取引先・生産者・株主・地域等)が幸せになることが当社の想いです。
(2)経営環境
外食市場におきましては、消費者の低価格志向や節約志向に加え、中食需要の拡大や新型コロナウイルス感染症の感染拡大等もあり、大変厳しい環境となっており、新規出店により売上増加を図る傾向から、既存店でいかに売上を維持し、あるいは伸ばしていくかが課題となってきております。今後の見通しにおきましては、コンビニや中食各社を含めた企業間競争の激化、消費増税や新型コロナウイルス感染症の影響など、厳しい状況は続くことが想定され、国内市場の飽和感から、海外への事業展開にシフトしていく企業が増加していくものと思われます。
たこ焼市場におきましては、近年は原材料価格(たこ)の高騰による事業者の廃業等により市場縮小傾向にありましたが、庶民の味として定着しているたこ焼市場の継続的な縮小は見込まれておらず、当社はたこ焼市場における圧倒的トップシェア企業の地位を確立しております。居酒屋市場におきましては、提供メニューを絞ったカテゴリー居酒屋、さらにはフードを絞ったセレクト系居酒屋が登場しており、これらの業態は従来の総合居酒屋業態に比して高い成長性を有しています。当社のハイボール酒場業態は、カテゴリー居酒屋・セレクト系居酒屋に属するものと考えられ、今後十分な成長余地があると考えます。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大は日本のみならず全世界において膨大な損失を与え、また、国内外の人々の生活に甚大な影響を及ぼし、社会全体が大きく変わる可能性があります。このような社会環境の変化に対応すべく、市場の変化に合わせた業態・店舗の開発・展開に取り組んでまいります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、以下の課題について積極的に取り組み、主力の「築地銀だこ」事業を中心に、収益チャネル・収益構造の多層化を推進いたします。
①「築地銀だこ」事業のロードサイド型店舗の積極的な出店・既存業態の活性化
当社グループの主力である「築地銀だこ」事業においては、再利用可能なコンテナを使用し、機動的な出退店が可能な『ドライブスルー店舗』、コンビニ跡地等においてたこ焼の販売とともに弁当・総菜等の「銀のシリーズ」メニューの商品を販売する『ドライブイン店舗』等のロードサイド型店舗の積極的な出店を行ってまいります。なお、2020年8月に株式会社ファンインターナショナルを子会社化し、店舗設計・内装工事等を内製化したことにより、低コストかつ短期での出店が可能となりました。
また、在宅ワークやお持ち帰り需要の高まりに合わせ、お持ち帰り専用「だんらんパック(24個入り)」の拡充・訴求強化による客単価アップへの取り組みやウーバーイーツ等の更なる活用によるデリバリー強化の取り組みを進めてまいります。更に予約の受付や宅配業者への受け渡しをスムーズに行うための受渡口を設置し、商品の仕上げとサービスにより一層注力できるようにセミセルフレジの導入の検討を始める等、新しい時代に合わせた店舗リフォームも進めてまいります。
②「ギンダコスピリッツ」事業の店舗戦略の再構築
子会社の株式会社ギンダコスピリッツの銀だこ酒場業態においては、「銀だこハイボール酒場」「銀だこ酒場」等の業態や立地特性に応じて、柔軟に店舗戦略の見直しを行ってまいります。特に、新モデルの「銀だこ酒場」は、商店街の入口など住宅立地に展開し、従前の酒場業態店舗よりもテイクアウトの売上構成比率を約50%と高く設定したギンダコスピリッツの今後のモデル店舗です。
③新規事業である“主食業態”の開発・育成
新規事業においては、油そばの「東京油組総本店」を2017年7月の「人形町組」出店からスタートし、2019年8月に商業施設と自社開発物件におけるマスターフランチャイズ契約を締結して、2020年12月末には13店舗の展開となり業態として確立いたしました。“汁なし”ゆえにテイクアウト・デリバリーにも適していることから、出店拡大を進めてまいります。
天ぷらの「日本橋からり」は自社開発の業態ですが、弁当・総菜でテイクアウト対応が可能なコンテンツです。これまではショッピングモール内での出店がメインでしたが、今後は住宅立地やロードサイドへも展開を進めてまいります。
④新たな切り口での関西エリアの市場開拓
関西エリアにおいては、たこ焼とおでんを主とした酒場である新しいスタイルの「おおがまや」の出店を進めてまいります。だしたこ焼の提供や「築地銀だこ」よりも廉価な価格帯等、関西エリアに合わせた価格・テイストに見直しを行います。2020年8月に子会社化した大阪の株式会社ファンインターナショナルがプロデュースした1号店が2021年4月に大阪・十三にオープン予定です。
⑤製販事業の業容拡大
製販事業においては、コンビニエンスストアでの冷凍たこ焼の販売が順調に拡大しております。更なる、冷凍食品等の商品ラインナップの拡充や販路の拡大に対応できるように、製造キャパシティの拡大を行ってまいります。

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