有価証券報告書-第32期(2022/01/01-2022/12/31)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「“日本一うまい”食を通じて“ほっとした安らぎ”と“笑顔いっぱいのだんらん”を提供できることを最上の喜びとする。」という企業理念に基づいた経営を行っております。核家族化や個食化が進み、食事においても利便性が優先される時代の中で、当社は本来食事の持つ「おいしさ」、「あたたかさ」、「楽しさ」を大切にし、家族や世代をつなぐ「共食」の文化を広げていくために、安全で美味しい商品を提供し続けてまいります。
川上から川下までしっかりと自社で責任を持ち、こだわりを持った職人の技術を磨き、心温まるサービスを提供する体制をグループ一丸となり築き、多くのお客様に安心して喜んでいただくことで信頼されるブランドを作り上げ、全ての人たち(お客様・従業員・オーナー・取引先・生産者・株主・地域等)が幸せになることが当社の想いです。
(2)経営環境
当連結会計年度における我が国経済は、まん延防止等重点措置が3月21日をもって全面解除されたことを受け、経済活動は徐々に正常化に向けた動きが見えてきました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の第7波・第8波の影響により、引き続き先行き不透明な状況となりました。また、外食産業におきましては、原材料価格の高騰、急激な円安の進行、人件費や光熱費等の上昇など、引き続き厳しい経営環境が続いております。
外食市場におきましても、消費者の低価格志向・節約志向・中食需要の拡大等により大変厳しい環境となっておりますが、今後もコンビニや中食各社を含めた企業間競争の激化や新型コロナウイルス感染症の影響などもあり、厳しい状況が続くことが想定されます。
たこ焼市場におきましては、近年は原材料価格(たこ)の高騰による事業者の廃業等により市場縮小傾向にありましたが、庶民の味として定着しているたこ焼市場の継続的な縮小は見込まれておらず、当社はたこ焼市場における圧倒的トップシェア企業の地位を確立しております。居酒屋市場におきましては、提供メニューを絞ったカテゴリー居酒屋、さらにはフードを絞ったセレクト系居酒屋が登場しており、これらの業態は従来の総合居酒屋業態に比して高い成長性を有しています。当社の銀だこ酒場、おでん屋たけし、日本再生酒場等の酒場業態は、カテゴリー居酒屋・セレクト系居酒屋に属するものと考えられ、今後十分な成長余地があると考えます。
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、2022年3月にまん延防止等重点措置が全国で解除となり、日常生活の制約や経済活動への制限も緩和され、経済活動の正常化に向けた動きが見られてはおりますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大は日本のみならず全世界において膨大な損失を与え、また、国内外の人々の生活に甚大な影響を及ぼし、社会全体が大きく変わる可能性があります。このような社会環境の変化に対応すべく、市場の変化に合わせた業態・店舗の開発・展開に取り組んでまいります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、既存事業への集中と今後を見据えた新事業・新業態の開発、育成、成長をより一層促進させるために、以下の課題について積極的に取り組み、収益チャネル・収益構造の多層化を推進いたします。
①株式会社ホットランドにおける「築地銀だこ」事業の運営・拡大
当社グループの主力事業である「築地銀だこ」は、昨今の円安や世界的な原材料価格の高騰にあわせ、人件費、物流費、光熱費も上昇し、これらの価格変動は企業努力だけでは吸収することが難しい状況となったことから、2023年3月1日より商品価格の改定を行いました。今後も引き続き適正なコスト管理を行うとともに、お客様ヘ付加価値の高い商品とサービスを提供できるよう努力を重ねてまいります。
また、新型コロナウイルス感染症の影響や、フードデリバリーアプリの登場等により、フードデリバリーサービスの利用者は急増しており、市場規模も急激に拡大しております。そのため、2023年はフードデリバリーサービスによるデリバリーの売上強化を目指し、新規顧客獲得のためのリスティング広告等の実施や、リピーター獲得のためのロイヤリティプログラムの検討、またデリバリー限定のメニューの導入等、より一層の販売促進強化を行ってまいります。
ロードサイド型店舗については、収益性の改善に向けて、厨房及び機器等をミニマムに変更する等コンパクトなモデルへの改装や出店、「東京油組総本店<油そば>」等のグループ展開業態との併設出店などに引き続き取り組んでまいります。
②株式会社オールウェイズにおける酒場業態の開発・育成・運営
2022年1月1日付で立ち上げた株式会社オールウェイズ(旧株式会社ギンダコスピリッツ)は、「銀だこハイボール酒場」、「銀だこ酒場」、「おでん屋たけし」、「もつやき処い志井・日本再生酒場」等の酒場業態を引き続き展開・推進してまいります。
「銀だこハイボール酒場」、「銀だこ酒場」においては利益構造が確立できてきたことから、今後は出店エリアを全国に拡大し、社員独立制度の活用やフランチャイズ店舗の展開に積極的に取り組んでまいります。「おでん屋たけし」、「もつやき処い志井・日本再生酒場」は、小スペース・低投資・少人数でのオペレーションといった強みを活かし、社員独立制度も積極的に活用しながら、出店を加速してまいります。
また、「元祖ざる焼 小林養鶏」等の新たな業態の店舗展開や、多店舗展開の可能性が高い新規業態の開発にも取り組んでまいります。
③株式会社ホットランドネクステージにおける主食業態の開発・育成・運営
2022年1月1日付で立ち上げた株式会社ホットランドネクステージは、「野郎めし」、「油そば」等の主食業態を引き続き展開・推進してまいります。
「野郎めし」は、ロードサイドマーケットをターゲットにし2021年11月に出店を開始した新業態ですが、好調に推移しております。今後は既存立地に加え、30坪程度のロードサイド型の小型店や都心の路面店についても積極的に出店し、またグループ内の不採算店舗を「野郎めし」に業態変更するなど、引き続き積極的な展開を推進してまいります。
「油そば」は、引き続き好調を維持しており、12月末の店舗数は27店舗まで拡大いたしました。今後も「築地銀だこ」の既存フランチャイズオーナーによる全国的な展開も含め積極的な出店を行いながら、「築地銀だこ」のロードサイド型店舗との共同出店等、「油そば」の特性を活かした積極的な展開を推進してまいります。
また、インバウンド需要のある立地での「日本橋からり」の出店や、多店舗展開の可能性が高い新規業態の開発にも取り組んでまいります。
④株式会社ファンインターナショナルにおける事業展開
飲食事業においては、京都等の観光地におけるインバウンド需要の取り込みに引き続き取り組んでまいります。また、全天候型のインドアバーベキュー業態「スミテラス」では、製造部の仕入及び加工の強みを活かしたEC事業の展開に加え、製造部を持つ強みを活かし、可能な限り店舗での調理技術を要しない効率の高い業態の構築を目指し、今後の出店に繋げてまいります。
クリエイティブ事業(設計内装)においては、設計デザイン部門・施工管理部門・製造部門と、建築・飲食業界ではほとんど存在しない『総合的に対応できるサービス』としてこれまで環境を整えながら進めてまいりました。今後はそれぞれの部門を更に強化し、効率化も進めながら、よりクライアントにとって必要とされるサービスを提供し、これまで以上の競争力を持つことで、コロナ禍で縮小した飲食業界のコロナ後の再生・拡大に向けた新規出店等の需要を取り込み、事業拡大を目指してまいります。
また、当社グループ店舗の内装設備の品質向上にも引き続き寄与してまいります。
⑤海外における事業展開
米国においては、カリフォルニア州においてフラグシップ店舗を出店し、カリフォルニアから始まる「新しい日本のフードスタイル」を提案することにより、「アメリカ式銀だこブランド」を発信し、米国内でのフランチャイズ展開に繋げてまいります。また、カリフォルニア、フロリダ、イリノイ各州において、ホールセラーや外食店舗、スーパーマーケット等への冷凍たこ焼やたこを始めとした水産物の卸事業を開始し、全米への展開を図ってまいります。
アセアン(ASEAN)においては、12月末のフランチャイズ店舗数は51店舗まで拡大いたしました。今後もアセアン(ASEAN)を中心にフランチャイズ店舗の展開に積極的に取り組んでまいります。
⑥グループにおける取り組むべき課題
当社グループの主要仕入商材であるたこは、当社グループ全体の仕入原価に占める割合が極めて大きく、たこの市場動向が原価に大きく影響を与えております。そのため、新たな仕入先を世界的規模で積極的に開拓するなど複数の国に分散し、自社アフリカ工場を含む加工工場も複数の企業に分散することで、調達ルートを複数保有し、供給源の集中により惹起されるリスクを抑えつつ価格交渉力を高めることにより、安定的な仕入価格及び数量の確保に努めてまいります。たこ以外の仕入商材についても、グループのスケールメリットを活かした調達ルートの複数化や複合化を行い、価格交渉力を高め、安定的な仕入価格及び数量の確保に努めてまいります。
M&Aは、5~20店舗程度で一定のブランド力を持つ業態、当社グループのポートフォリオを補完できる業態の獲得を目指し、その上で当社グループの資金力・出店開発力を活用し、50~100店舗の展開を目指してまいります。
また、人材採用・教育制度の改善に当社グループ全体で取り組んでまいります。
(1)経営方針
当社グループは、「“日本一うまい”食を通じて“ほっとした安らぎ”と“笑顔いっぱいのだんらん”を提供できることを最上の喜びとする。」という企業理念に基づいた経営を行っております。核家族化や個食化が進み、食事においても利便性が優先される時代の中で、当社は本来食事の持つ「おいしさ」、「あたたかさ」、「楽しさ」を大切にし、家族や世代をつなぐ「共食」の文化を広げていくために、安全で美味しい商品を提供し続けてまいります。
川上から川下までしっかりと自社で責任を持ち、こだわりを持った職人の技術を磨き、心温まるサービスを提供する体制をグループ一丸となり築き、多くのお客様に安心して喜んでいただくことで信頼されるブランドを作り上げ、全ての人たち(お客様・従業員・オーナー・取引先・生産者・株主・地域等)が幸せになることが当社の想いです。
(2)経営環境
当連結会計年度における我が国経済は、まん延防止等重点措置が3月21日をもって全面解除されたことを受け、経済活動は徐々に正常化に向けた動きが見えてきました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の第7波・第8波の影響により、引き続き先行き不透明な状況となりました。また、外食産業におきましては、原材料価格の高騰、急激な円安の進行、人件費や光熱費等の上昇など、引き続き厳しい経営環境が続いております。
外食市場におきましても、消費者の低価格志向・節約志向・中食需要の拡大等により大変厳しい環境となっておりますが、今後もコンビニや中食各社を含めた企業間競争の激化や新型コロナウイルス感染症の影響などもあり、厳しい状況が続くことが想定されます。
たこ焼市場におきましては、近年は原材料価格(たこ)の高騰による事業者の廃業等により市場縮小傾向にありましたが、庶民の味として定着しているたこ焼市場の継続的な縮小は見込まれておらず、当社はたこ焼市場における圧倒的トップシェア企業の地位を確立しております。居酒屋市場におきましては、提供メニューを絞ったカテゴリー居酒屋、さらにはフードを絞ったセレクト系居酒屋が登場しており、これらの業態は従来の総合居酒屋業態に比して高い成長性を有しています。当社の銀だこ酒場、おでん屋たけし、日本再生酒場等の酒場業態は、カテゴリー居酒屋・セレクト系居酒屋に属するものと考えられ、今後十分な成長余地があると考えます。
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、2022年3月にまん延防止等重点措置が全国で解除となり、日常生活の制約や経済活動への制限も緩和され、経済活動の正常化に向けた動きが見られてはおりますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大は日本のみならず全世界において膨大な損失を与え、また、国内外の人々の生活に甚大な影響を及ぼし、社会全体が大きく変わる可能性があります。このような社会環境の変化に対応すべく、市場の変化に合わせた業態・店舗の開発・展開に取り組んでまいります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、既存事業への集中と今後を見据えた新事業・新業態の開発、育成、成長をより一層促進させるために、以下の課題について積極的に取り組み、収益チャネル・収益構造の多層化を推進いたします。
①株式会社ホットランドにおける「築地銀だこ」事業の運営・拡大
当社グループの主力事業である「築地銀だこ」は、昨今の円安や世界的な原材料価格の高騰にあわせ、人件費、物流費、光熱費も上昇し、これらの価格変動は企業努力だけでは吸収することが難しい状況となったことから、2023年3月1日より商品価格の改定を行いました。今後も引き続き適正なコスト管理を行うとともに、お客様ヘ付加価値の高い商品とサービスを提供できるよう努力を重ねてまいります。
また、新型コロナウイルス感染症の影響や、フードデリバリーアプリの登場等により、フードデリバリーサービスの利用者は急増しており、市場規模も急激に拡大しております。そのため、2023年はフードデリバリーサービスによるデリバリーの売上強化を目指し、新規顧客獲得のためのリスティング広告等の実施や、リピーター獲得のためのロイヤリティプログラムの検討、またデリバリー限定のメニューの導入等、より一層の販売促進強化を行ってまいります。
ロードサイド型店舗については、収益性の改善に向けて、厨房及び機器等をミニマムに変更する等コンパクトなモデルへの改装や出店、「東京油組総本店<油そば>」等のグループ展開業態との併設出店などに引き続き取り組んでまいります。
②株式会社オールウェイズにおける酒場業態の開発・育成・運営
2022年1月1日付で立ち上げた株式会社オールウェイズ(旧株式会社ギンダコスピリッツ)は、「銀だこハイボール酒場」、「銀だこ酒場」、「おでん屋たけし」、「もつやき処い志井・日本再生酒場」等の酒場業態を引き続き展開・推進してまいります。
「銀だこハイボール酒場」、「銀だこ酒場」においては利益構造が確立できてきたことから、今後は出店エリアを全国に拡大し、社員独立制度の活用やフランチャイズ店舗の展開に積極的に取り組んでまいります。「おでん屋たけし」、「もつやき処い志井・日本再生酒場」は、小スペース・低投資・少人数でのオペレーションといった強みを活かし、社員独立制度も積極的に活用しながら、出店を加速してまいります。
また、「元祖ざる焼 小林養鶏」等の新たな業態の店舗展開や、多店舗展開の可能性が高い新規業態の開発にも取り組んでまいります。
③株式会社ホットランドネクステージにおける主食業態の開発・育成・運営
2022年1月1日付で立ち上げた株式会社ホットランドネクステージは、「野郎めし」、「油そば」等の主食業態を引き続き展開・推進してまいります。
「野郎めし」は、ロードサイドマーケットをターゲットにし2021年11月に出店を開始した新業態ですが、好調に推移しております。今後は既存立地に加え、30坪程度のロードサイド型の小型店や都心の路面店についても積極的に出店し、またグループ内の不採算店舗を「野郎めし」に業態変更するなど、引き続き積極的な展開を推進してまいります。
「油そば」は、引き続き好調を維持しており、12月末の店舗数は27店舗まで拡大いたしました。今後も「築地銀だこ」の既存フランチャイズオーナーによる全国的な展開も含め積極的な出店を行いながら、「築地銀だこ」のロードサイド型店舗との共同出店等、「油そば」の特性を活かした積極的な展開を推進してまいります。
また、インバウンド需要のある立地での「日本橋からり」の出店や、多店舗展開の可能性が高い新規業態の開発にも取り組んでまいります。
④株式会社ファンインターナショナルにおける事業展開
飲食事業においては、京都等の観光地におけるインバウンド需要の取り込みに引き続き取り組んでまいります。また、全天候型のインドアバーベキュー業態「スミテラス」では、製造部の仕入及び加工の強みを活かしたEC事業の展開に加え、製造部を持つ強みを活かし、可能な限り店舗での調理技術を要しない効率の高い業態の構築を目指し、今後の出店に繋げてまいります。
クリエイティブ事業(設計内装)においては、設計デザイン部門・施工管理部門・製造部門と、建築・飲食業界ではほとんど存在しない『総合的に対応できるサービス』としてこれまで環境を整えながら進めてまいりました。今後はそれぞれの部門を更に強化し、効率化も進めながら、よりクライアントにとって必要とされるサービスを提供し、これまで以上の競争力を持つことで、コロナ禍で縮小した飲食業界のコロナ後の再生・拡大に向けた新規出店等の需要を取り込み、事業拡大を目指してまいります。
また、当社グループ店舗の内装設備の品質向上にも引き続き寄与してまいります。
⑤海外における事業展開
米国においては、カリフォルニア州においてフラグシップ店舗を出店し、カリフォルニアから始まる「新しい日本のフードスタイル」を提案することにより、「アメリカ式銀だこブランド」を発信し、米国内でのフランチャイズ展開に繋げてまいります。また、カリフォルニア、フロリダ、イリノイ各州において、ホールセラーや外食店舗、スーパーマーケット等への冷凍たこ焼やたこを始めとした水産物の卸事業を開始し、全米への展開を図ってまいります。
アセアン(ASEAN)においては、12月末のフランチャイズ店舗数は51店舗まで拡大いたしました。今後もアセアン(ASEAN)を中心にフランチャイズ店舗の展開に積極的に取り組んでまいります。
⑥グループにおける取り組むべき課題
当社グループの主要仕入商材であるたこは、当社グループ全体の仕入原価に占める割合が極めて大きく、たこの市場動向が原価に大きく影響を与えております。そのため、新たな仕入先を世界的規模で積極的に開拓するなど複数の国に分散し、自社アフリカ工場を含む加工工場も複数の企業に分散することで、調達ルートを複数保有し、供給源の集中により惹起されるリスクを抑えつつ価格交渉力を高めることにより、安定的な仕入価格及び数量の確保に努めてまいります。たこ以外の仕入商材についても、グループのスケールメリットを活かした調達ルートの複数化や複合化を行い、価格交渉力を高め、安定的な仕入価格及び数量の確保に努めてまいります。
M&Aは、5~20店舗程度で一定のブランド力を持つ業態、当社グループのポートフォリオを補完できる業態の獲得を目指し、その上で当社グループの資金力・出店開発力を活用し、50~100店舗の展開を目指してまいります。
また、人材採用・教育制度の改善に当社グループ全体で取り組んでまいります。