有価証券報告書-第25期(平成27年1月1日-平成27年12月31日)
有報資料
(1)ブランド力の更なる強化
① 各ブランドの「銀だこスタイル」化
当社は、「築地銀だこ」以外のブランドについても、「銀だこスタイル」に基づき展開することを基本方針としております。各ブランドの対処すべき課題は以下のとおりです。
「築地銀だこ」
「銀だこスタイル」に基づいて、更なるブランド力の強化とともに、店舗収益力の向上を図ってまいります。特に重要と認識している既存店状況については、平成27年度12月期連結会計年度における既存店売上高前期比が102.7%となっており、今後も継続強化していく方針です。
「銀のあん」
クロワッサンたい焼の導入により、「築地銀だこ」に続く「強い単品力」を有するブランドを持つことができました。今後は、店舗数を増やすことでブランドの認知を進め、グループ全体の店舗出店におけるブランドミックスの幅を広げてまいります。
「COLD STONE CREAMERY」
これまで築き上げてきた「COLD STONE CREAMERY」のブランド力を活かしながら、「銀だこスタイル」に基づいた「強い単品力」「小スペース低コスト出店」「実演販売」「幅広い客層」を実践する小型店の開発を進めてまいります。また、今後は、果物などを契約農家から直接買い付けることで、一貫したマーチャンダイジングを構築するとともに、FCも含めた店舗網を築き上げてまいります。
また、新たなコンテンツであるアイスキャンディの継続的な商品開発を行い、安定的な卸ルートの開発を目指してまいります。
「大釜屋」
ショッピングモール、ホームセンター、駅ナカ立地等への出店を進めてまいります。また、大釜屋ブランドでのたこの原料を利用した原材料や加工品の販売及び機材等の卸売販売を進めてまいります。
「やきとりのほっと屋」
都内に出店をすることで、ドミナントを形成いたします。さらに、当社グループ内の他ブランドとのコラボレーション出店を進めてまいります。
「日本橋からり」
海外において人気がある天ぷら業態であることから、成田店・京都店・鎌倉店などでは多くの外国人旅行者にご来店いただいており、インバウンド需要の取り込みを今後も進めてまいります。また、海外の出店にも、当社グループ内の他ブランドとのコラボレーション出店も含め積極的に取り組んでまいります。
「The Coffee Bean & Tea Leaf」
平成27年度12月期連結会計年度において展開を開始し順調に出店数を増やしてまいりました。今後は、スケールメリットを享受すべく出店数の拡大に取り組むとともに、当社グループの強みである「銀だこスタイル」の特徴を活かした小スペース低コスト出店を進めてまいります。
また、パンやスイーツ等のフードメニューを強化することにより、売上の一層の拡大に努めてまいります。
② グループ内シナジーの発揮
当社は、グループ各社独自の本部機能、人材採用・教育、仕入・商流・物流システム等により運営しておりましたが、「築地銀だこ」で作り上げてきた重要施策や体制を他のブランドにおいても共有しグループとしての相乗効果を得るため、営業及び管理における経営資源の効率化を図ってまいります。
(2)原料調達の更なる強化
当社は、「築地銀だこ」・「大釜屋」の主原料であるたこの調達において、市況の変動を受けにくい体制の構築を進めております。
① 海外におけるたこの調達・加工ルートの多様化
当社は従来、世界有数の漁場である西アフリカのモロッコ、モーリタニアで商社が買い付けたたこ原料を海外の工場で一次加工し、輸入してきました。その際、漁獲高に伴う原料相場の高騰や加工費、為替の変動が業績に影響を与えております。
現在はモーリタニアに合弁会社HOTLAND MAURINVEST SEAFOOD INDUSTRY S.Aを設立し、直接現地での原料調達、現地加工を行うほか、原産国を限定せず他のエリアにおける原料調達・加工も積極的に進めております。
さらに、世界各地にはたこ漁が産業化されていない漁場が数多く存在しておりますので、今後このような漁場を開拓し、長期的かつ安定的なたこ原料の調達・加工を図ってまいります。
② 国内におけるたこの調達・加工・店舗カットの確立
当社は、たこ原料の大半を海外からの輸入によって調達してきたため、海外の原料相場・加工コスト・為替変動・カントリーリスク等が業績に影響を与える可能性があります。
今後、国産原料も全国の産地から直接買い付けるなど積極的に活用することで、これらのリスクの軽減に努めてまいります。
さらに、この国産原料を国内加工工場で一次加工した後、店舗でカットするオペレーションを構築することによって、付加価値の向上と原価率の低減を実現してまいります。
③ 国内における真だこ養殖事業の確立
当社の主原料であるたこは、世界的に未だ養殖技術が確立されておらず、天然資源に依存しており、天候や環境の変化などにより漁獲量が毎年変動しております。長期的なたこの安定確保を図るために、当社はたこの養殖事業への取り組みを開始いたしました。
当社石巻水産研究所では、世界初真だこの陸上における完全養殖化のプロジェクトを立ち上げ、宮城大学をはじめ、東北大学・東海大学・石巻養殖業者も加わり、平成25年3月、科学技術振興機構(JST)に申請受託されました。平成26年には蓄養・孵化技術まで習得できており、近年中の完全養殖を目指しております。
さらに、平成27年3月には、国産真だこの水揚げが多く、未稼働の養殖施設(魚介類)を多数保有する熊本県上天草市において、熊本県上天草市を立会人として、天草漁業協同組合と真だこの完全養殖を目的とした包括連携協定を締結し上天草水産研究所を立ち上げ、石巻水産研究所で開発された技術を使った上天草産真だこ養殖の産業化に向けて協働の取り組みを開始いたしました。
(3)グローバル展開における人材の育成
当社は、多くの日本人に長年愛されてきた庶民的な日本の食べ物(たこ焼・たい焼・焼き鳥・天ぷら・焼きそば等)を「こだわり」と「まごころ」を持って提供するとともに、日本文化の魅力を海外に向けて発信していくことをビジョンに掲げ、外食事業のグローバル化を目指しています。
海外に向けて国内の当社保有のブランドを展開していくこと、そして国内においては「COLD STONE CREAMERY」や「The Coffee Bean & Tea Leaf」等の海外のブランドを導入し展開していくことで事業の拡大を図っており、語学力を含めた国際感覚豊かな人材の採用・育成の更なる推進が重要な課題であります。
特に、海外においては、米国、モーリタニア等での合弁会社設立に伴う人材やタイ・韓国等でのマスターフランチャイズ契約に基づく運営指導・管理等を行うための人材の拡充・強化を図っております。さらに、海外の優秀な人材に対して、経営管理やフランチャイズ事業展開等のノウハウを伝授し当社のマネジメントを習得させることにより、当社グループの将来の事業を担う人材の育成を図ってまいります。
① 各ブランドの「銀だこスタイル」化
当社は、「築地銀だこ」以外のブランドについても、「銀だこスタイル」に基づき展開することを基本方針としております。各ブランドの対処すべき課題は以下のとおりです。
| 「銀だこスタイル」とは… |
| 「強い単品力」「幅広い客層」「自社製専用機械」「実演販売」「小スペース低コスト出店」の業態を確立させ、店舗網を築き上げてブランド化し、川上から川下まで一貫したマーチャンダイジングを構築することであります。 |
「築地銀だこ」
「銀だこスタイル」に基づいて、更なるブランド力の強化とともに、店舗収益力の向上を図ってまいります。特に重要と認識している既存店状況については、平成27年度12月期連結会計年度における既存店売上高前期比が102.7%となっており、今後も継続強化していく方針です。
「銀のあん」
クロワッサンたい焼の導入により、「築地銀だこ」に続く「強い単品力」を有するブランドを持つことができました。今後は、店舗数を増やすことでブランドの認知を進め、グループ全体の店舗出店におけるブランドミックスの幅を広げてまいります。
「COLD STONE CREAMERY」
これまで築き上げてきた「COLD STONE CREAMERY」のブランド力を活かしながら、「銀だこスタイル」に基づいた「強い単品力」「小スペース低コスト出店」「実演販売」「幅広い客層」を実践する小型店の開発を進めてまいります。また、今後は、果物などを契約農家から直接買い付けることで、一貫したマーチャンダイジングを構築するとともに、FCも含めた店舗網を築き上げてまいります。
また、新たなコンテンツであるアイスキャンディの継続的な商品開発を行い、安定的な卸ルートの開発を目指してまいります。
「大釜屋」
ショッピングモール、ホームセンター、駅ナカ立地等への出店を進めてまいります。また、大釜屋ブランドでのたこの原料を利用した原材料や加工品の販売及び機材等の卸売販売を進めてまいります。
「やきとりのほっと屋」
都内に出店をすることで、ドミナントを形成いたします。さらに、当社グループ内の他ブランドとのコラボレーション出店を進めてまいります。
「日本橋からり」
海外において人気がある天ぷら業態であることから、成田店・京都店・鎌倉店などでは多くの外国人旅行者にご来店いただいており、インバウンド需要の取り込みを今後も進めてまいります。また、海外の出店にも、当社グループ内の他ブランドとのコラボレーション出店も含め積極的に取り組んでまいります。
「The Coffee Bean & Tea Leaf」
平成27年度12月期連結会計年度において展開を開始し順調に出店数を増やしてまいりました。今後は、スケールメリットを享受すべく出店数の拡大に取り組むとともに、当社グループの強みである「銀だこスタイル」の特徴を活かした小スペース低コスト出店を進めてまいります。
また、パンやスイーツ等のフードメニューを強化することにより、売上の一層の拡大に努めてまいります。
② グループ内シナジーの発揮
当社は、グループ各社独自の本部機能、人材採用・教育、仕入・商流・物流システム等により運営しておりましたが、「築地銀だこ」で作り上げてきた重要施策や体制を他のブランドにおいても共有しグループとしての相乗効果を得るため、営業及び管理における経営資源の効率化を図ってまいります。
(2)原料調達の更なる強化
当社は、「築地銀だこ」・「大釜屋」の主原料であるたこの調達において、市況の変動を受けにくい体制の構築を進めております。
① 海外におけるたこの調達・加工ルートの多様化
当社は従来、世界有数の漁場である西アフリカのモロッコ、モーリタニアで商社が買い付けたたこ原料を海外の工場で一次加工し、輸入してきました。その際、漁獲高に伴う原料相場の高騰や加工費、為替の変動が業績に影響を与えております。
現在はモーリタニアに合弁会社HOTLAND MAURINVEST SEAFOOD INDUSTRY S.Aを設立し、直接現地での原料調達、現地加工を行うほか、原産国を限定せず他のエリアにおける原料調達・加工も積極的に進めております。
さらに、世界各地にはたこ漁が産業化されていない漁場が数多く存在しておりますので、今後このような漁場を開拓し、長期的かつ安定的なたこ原料の調達・加工を図ってまいります。
② 国内におけるたこの調達・加工・店舗カットの確立
当社は、たこ原料の大半を海外からの輸入によって調達してきたため、海外の原料相場・加工コスト・為替変動・カントリーリスク等が業績に影響を与える可能性があります。
今後、国産原料も全国の産地から直接買い付けるなど積極的に活用することで、これらのリスクの軽減に努めてまいります。
さらに、この国産原料を国内加工工場で一次加工した後、店舗でカットするオペレーションを構築することによって、付加価値の向上と原価率の低減を実現してまいります。
③ 国内における真だこ養殖事業の確立
当社の主原料であるたこは、世界的に未だ養殖技術が確立されておらず、天然資源に依存しており、天候や環境の変化などにより漁獲量が毎年変動しております。長期的なたこの安定確保を図るために、当社はたこの養殖事業への取り組みを開始いたしました。
当社石巻水産研究所では、世界初真だこの陸上における完全養殖化のプロジェクトを立ち上げ、宮城大学をはじめ、東北大学・東海大学・石巻養殖業者も加わり、平成25年3月、科学技術振興機構(JST)に申請受託されました。平成26年には蓄養・孵化技術まで習得できており、近年中の完全養殖を目指しております。
さらに、平成27年3月には、国産真だこの水揚げが多く、未稼働の養殖施設(魚介類)を多数保有する熊本県上天草市において、熊本県上天草市を立会人として、天草漁業協同組合と真だこの完全養殖を目的とした包括連携協定を締結し上天草水産研究所を立ち上げ、石巻水産研究所で開発された技術を使った上天草産真だこ養殖の産業化に向けて協働の取り組みを開始いたしました。
(3)グローバル展開における人材の育成
当社は、多くの日本人に長年愛されてきた庶民的な日本の食べ物(たこ焼・たい焼・焼き鳥・天ぷら・焼きそば等)を「こだわり」と「まごころ」を持って提供するとともに、日本文化の魅力を海外に向けて発信していくことをビジョンに掲げ、外食事業のグローバル化を目指しています。
海外に向けて国内の当社保有のブランドを展開していくこと、そして国内においては「COLD STONE CREAMERY」や「The Coffee Bean & Tea Leaf」等の海外のブランドを導入し展開していくことで事業の拡大を図っており、語学力を含めた国際感覚豊かな人材の採用・育成の更なる推進が重要な課題であります。
特に、海外においては、米国、モーリタニア等での合弁会社設立に伴う人材やタイ・韓国等でのマスターフランチャイズ契約に基づく運営指導・管理等を行うための人材の拡充・強化を図っております。さらに、海外の優秀な人材に対して、経営管理やフランチャイズ事業展開等のノウハウを伝授し当社のマネジメントを習得させることにより、当社グループの将来の事業を担う人材の育成を図ってまいります。