訂正有価証券届出書(新規公開時)
有報資料
インターネットの普及による若者を中心とした「活字離れ」等により、出版科学研究所の発表によれば平成25年に刊行された書籍・雑誌を合わせた出版物(電子書籍を除く)の推定販売額は1兆6,823億円と、1996年の推定販売額2兆6,563億円をピークに年々縮小しており、当社の属する出版業界は今後も厳しい状況が続くと言えます。
その一方でインターネット上のコンテンツを書籍化するビジネスモデルにより、各社から大型のヒット作が相次ぎ出版され、一部のメディアでもそのビジネスモデルが取り上げられていることから、今後はより一層、当社と類似したビジネスモデルにて多くの新規参入等があると考えられます。
当社の目指すべき企業像は「これまでのやり方や常識に全くとらわれず」、「良いもの面白いもの望まれるものを徹底的に追求していく」インターネット時代の新エンターテインメント事業を展開する企業ですが、短・中期的には現在属する出版業界において、インターネット発の書籍出版社として確固たる地位を築くことを目指しております。
その実現に向けて、当社が認識している課題は次のとおりです。
① 取扱書籍のジャンル拡大
現在はライトノベルが売上高の約7割を占めておりますが、更なる業績拡大、及びポートフォリオ最適化の観点から、今後は特定のジャンルに依存しないよう取扱書籍のジャンル拡大を図っていきたいと考えております。
その中でも、特に漫画の書籍市場規模は約3,700億円(注1)と、ライトノベル書籍の市場規模が約300億円(注2)であることに対して、市場として非常に有望であり、かつ、電子書籍との親和性も高いことから、電子書籍化に対応する場合においてもスムーズな立ち上がりが期待できるため、当社といたしましては最も注力したいジャンルとなります。そのため、現時点での漫画はライトノベルの二次出版が中心ですが、今後は積極的にインターネット上で人気のあるオリジナルコンテンツの収集・出版を手掛けるべく、当社Webサイトに漫画投稿機能を追加する等の施策を実施することで、漫画の刊行点数及び売上高の拡大を目指しております。
(注)1.出版科学研究所から刊行されている「出版月報」によると、平成25年の漫画書籍の市場規模は3,699億円です。
2.オリコン・リサーチから刊行されている「ORICONエンタメ・マーケット白書2013」によると、平成25年のライトノベルの市場規模は290億円です。
② 知名度の向上と作家・ユーザー数の拡大
当社のビジネスモデルは、インターネット上にて良質なコンテンツが数多く収集でき、かつ、多くのユーザーにより多角的に評価されることで出版時の成功率が事前に高められることを前提に成り立っておりますので、継続的な新規コンテンツ、及びユーザーの確保が必要不可欠となっております。
そのためには、当社ならびに当社サービスの知名度向上、及び作家・ユーザーの方の満足度向上が重要であると認識しておりますので、当社といたしましては、出版物に対する広告宣伝活動等を積極的に実施することに加えて、作家・ユーザーの方からのWebに対するリクエスト(当社Webサイトのリニューアル、当社コンテンツ閲覧用のスマートフォンアプリの開発等)にも適宜対応することで、その実現を目指しております。
③ 優秀な人材の確保・育成
当社の編集担当者は書籍ごとに配置され、その担当者の受け持つ領域は、企画、編集、販促ツール制作、広告出稿等、書籍の制作から売上に結びつくまでに必要な全ての業務となります。そのため、担当者ごとの成果がわかりやすく、モチベーションが維持しやすい仕組みとなっておりますが、同時に幅広い知識とスキルが求められます。
その一方で、昨今の読者ニーズは非常に移り変りが激しく、出版するタイミングが非常に重要となってきております。更に、今後は取扱ジャンルの拡大を目指しているため、編集担当者を増強し、ヒットが見込まれる作品はタイミングを逃すことなく確実に刊行していくことが必要となります。
加えて、当社のビジネスモデル上、取扱ジャンルを拡大するためには当社Webサイトのサービスを拡大し、当社Webサイトから調達可能なコンテンツの種類が拡大されていることが前提となりますので、Webサイトサービスの速やかな対応を行うためにも、エンジニア人員の増強も必要となってきます。
これら編集担当者、及びエンジニア人員の確保のため、当社といたしましては採用活動の強化に加えて、社内教育の充実、及び当社ならびに当社サービスの知名度を向上させるための施策を継続的に実施することにより、志望者を引き付ける企業作りを行っていきたいと考えております。
④ コンテンツを活かした事業拡大
当社の出版事業の刊行点数及び売上高は拡大傾向にありますが、書籍の市場規模は年々縮小しているため、当社といたしましては、出版事業のみに留まらず、出版事業により蓄積されたコンテンツを活用して、映像等の出版事業以外のメディア展開、グッズ販売、スマートフォン向けアプリサービス (情報提供サービスやゲーム等)の開始等、多角的に事業展開することを目指しております。
⑤ 電子書籍専用端末やスマートフォン向けの電子書籍への注意深い対応
電子書籍普及に向けて安価な電子書籍専用端末の発売や書籍の電子化を支援する「出版デジタル機構」の発足等大きな動きが相次ぎ、普及に必要な環境は徐々に整備されつつありますが、依然として電子書籍の普及率は低く、市場規模も市場関係者の期待どおりには成長していない状況にあると認識しております。そのため、当社といたしましては、市場の動向を注意深く観測しつつ、状況に応じ市場・技術等に即対応できるよう、電子書籍との親和性が高い漫画ジャンルの強化や組織体制作り等を進めていく方針です。
⑥ 内部管理体制の強化
当社は、市場動向、競合企業、顧客ニーズ等の変化に対して速やかに対応し、持続的に成長を維持していくためには、内部管理体制の強化を通じた業務の標準化と効率化が重要であると考えております。そのため、当社といたしましては、内部統制の実効性を高めるための環境を整備し、コーポレート・ガバナンスを充実していくことにより、内部管理体制の強化に努めてまいります。これにより、組織的な統制・管理活動を通じてリスク管理の徹底とともに、業務の標準化と効率化を目指しております。
その一方でインターネット上のコンテンツを書籍化するビジネスモデルにより、各社から大型のヒット作が相次ぎ出版され、一部のメディアでもそのビジネスモデルが取り上げられていることから、今後はより一層、当社と類似したビジネスモデルにて多くの新規参入等があると考えられます。
当社の目指すべき企業像は「これまでのやり方や常識に全くとらわれず」、「良いもの面白いもの望まれるものを徹底的に追求していく」インターネット時代の新エンターテインメント事業を展開する企業ですが、短・中期的には現在属する出版業界において、インターネット発の書籍出版社として確固たる地位を築くことを目指しております。
その実現に向けて、当社が認識している課題は次のとおりです。
① 取扱書籍のジャンル拡大
現在はライトノベルが売上高の約7割を占めておりますが、更なる業績拡大、及びポートフォリオ最適化の観点から、今後は特定のジャンルに依存しないよう取扱書籍のジャンル拡大を図っていきたいと考えております。
その中でも、特に漫画の書籍市場規模は約3,700億円(注1)と、ライトノベル書籍の市場規模が約300億円(注2)であることに対して、市場として非常に有望であり、かつ、電子書籍との親和性も高いことから、電子書籍化に対応する場合においてもスムーズな立ち上がりが期待できるため、当社といたしましては最も注力したいジャンルとなります。そのため、現時点での漫画はライトノベルの二次出版が中心ですが、今後は積極的にインターネット上で人気のあるオリジナルコンテンツの収集・出版を手掛けるべく、当社Webサイトに漫画投稿機能を追加する等の施策を実施することで、漫画の刊行点数及び売上高の拡大を目指しております。
(注)1.出版科学研究所から刊行されている「出版月報」によると、平成25年の漫画書籍の市場規模は3,699億円です。
2.オリコン・リサーチから刊行されている「ORICONエンタメ・マーケット白書2013」によると、平成25年のライトノベルの市場規模は290億円です。
② 知名度の向上と作家・ユーザー数の拡大
当社のビジネスモデルは、インターネット上にて良質なコンテンツが数多く収集でき、かつ、多くのユーザーにより多角的に評価されることで出版時の成功率が事前に高められることを前提に成り立っておりますので、継続的な新規コンテンツ、及びユーザーの確保が必要不可欠となっております。
そのためには、当社ならびに当社サービスの知名度向上、及び作家・ユーザーの方の満足度向上が重要であると認識しておりますので、当社といたしましては、出版物に対する広告宣伝活動等を積極的に実施することに加えて、作家・ユーザーの方からのWebに対するリクエスト(当社Webサイトのリニューアル、当社コンテンツ閲覧用のスマートフォンアプリの開発等)にも適宜対応することで、その実現を目指しております。
③ 優秀な人材の確保・育成
当社の編集担当者は書籍ごとに配置され、その担当者の受け持つ領域は、企画、編集、販促ツール制作、広告出稿等、書籍の制作から売上に結びつくまでに必要な全ての業務となります。そのため、担当者ごとの成果がわかりやすく、モチベーションが維持しやすい仕組みとなっておりますが、同時に幅広い知識とスキルが求められます。
その一方で、昨今の読者ニーズは非常に移り変りが激しく、出版するタイミングが非常に重要となってきております。更に、今後は取扱ジャンルの拡大を目指しているため、編集担当者を増強し、ヒットが見込まれる作品はタイミングを逃すことなく確実に刊行していくことが必要となります。
加えて、当社のビジネスモデル上、取扱ジャンルを拡大するためには当社Webサイトのサービスを拡大し、当社Webサイトから調達可能なコンテンツの種類が拡大されていることが前提となりますので、Webサイトサービスの速やかな対応を行うためにも、エンジニア人員の増強も必要となってきます。
これら編集担当者、及びエンジニア人員の確保のため、当社といたしましては採用活動の強化に加えて、社内教育の充実、及び当社ならびに当社サービスの知名度を向上させるための施策を継続的に実施することにより、志望者を引き付ける企業作りを行っていきたいと考えております。
④ コンテンツを活かした事業拡大
当社の出版事業の刊行点数及び売上高は拡大傾向にありますが、書籍の市場規模は年々縮小しているため、当社といたしましては、出版事業のみに留まらず、出版事業により蓄積されたコンテンツを活用して、映像等の出版事業以外のメディア展開、グッズ販売、スマートフォン向けアプリサービス (情報提供サービスやゲーム等)の開始等、多角的に事業展開することを目指しております。
⑤ 電子書籍専用端末やスマートフォン向けの電子書籍への注意深い対応
電子書籍普及に向けて安価な電子書籍専用端末の発売や書籍の電子化を支援する「出版デジタル機構」の発足等大きな動きが相次ぎ、普及に必要な環境は徐々に整備されつつありますが、依然として電子書籍の普及率は低く、市場規模も市場関係者の期待どおりには成長していない状況にあると認識しております。そのため、当社といたしましては、市場の動向を注意深く観測しつつ、状況に応じ市場・技術等に即対応できるよう、電子書籍との親和性が高い漫画ジャンルの強化や組織体制作り等を進めていく方針です。
⑥ 内部管理体制の強化
当社は、市場動向、競合企業、顧客ニーズ等の変化に対して速やかに対応し、持続的に成長を維持していくためには、内部管理体制の強化を通じた業務の標準化と効率化が重要であると考えております。そのため、当社といたしましては、内部統制の実効性を高めるための環境を整備し、コーポレート・ガバナンスを充実していくことにより、内部管理体制の強化に努めてまいります。これにより、組織的な統制・管理活動を通じてリスク管理の徹底とともに、業務の標準化と効率化を目指しております。