有価証券報告書-第8期(平成30年1月1日-平成30年12月31日)

【提出】
2019/03/27 15:00
【資料】
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【項目】
185項目

(業績等の概要)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、通商問題等による海外経済の不確実性や金融資本市場の変動に対する懸念はあったものの、雇用・所得環境の改善が続き、緩やかな回復基調で推移しました。
このような状況の中、国内のスマートフォン向けオンラインゲーム市場は、成長率は鈍化しているものの、緩やかな拡大が続きました。一方で、国内市場には、日本発のゲームだけでなく、海外発の品質の高いゲームも多数進出してきており、競争はますます激化しております。また、スマートフォンのスペックや通信技術の向上により、お客様の求めるゲーム品質も上がっており、ゲームの開発期間は年々長期化しております。
当社グループにおきましては、オンラインゲーム事業の成長及びシェアの拡大を目指し、既存タイトルの拡充と新規タイトルの開発に取り組んでまいりました。
既存タイトルにつきましては、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』(以下、『ログレス』という。)が、サービス開始から5周年を迎えました。ゲーム内バランスを調整しながら課金施策を実施したことで、課金ユーザー数が低調に推移した時期もありましたが、新ジョブの追加や有名IPとのコラボレーションにより課金需要を創出した結果、引き続き当社の売上を牽引しました。加えて、『CARAVAN STORIES』が、サービス開始から1周年を迎えました。完全オリジナルタイトルでありながら、年間を通じて高いユーザー継続率を維持し、『ログレス』とともに当社の売上を支えるタイトルに成長しました。さらに『CARAVAN STORIES』は、2018年4月にPC版、2018年7月に繁体字版のサービスを開始し、1つのタイトルを様々なプラットフォームで展開し利益を最大化する、ワンリソースマルチユースにも取り組みました。今後は、簡体字版や家庭用ゲーム版のサービス開始も予定されており、本取り組みは継続してまいります。
新規タイトルにつきましては、株式会社スクウェア・エニックスとの共同開発タイトル『ゲシュタルト・オーディン』や当社が開発・運営を担当し、株式会社バンダイナムコオンラインが提供する『戦国大河』など3本の配信を行いました。
新規タイトルのサービス開始が第4四半期に集中したため売上への影響は限定的であったものの、既存タイトル『CARAVAN STORIES』が、年間を通じて売上貢献したことで、当社グループ全体の売上高は前連結会計年度に比べて増加しました。また、費用面においては、適切なコストコントロールの実施に加え、自社完全オリジナルとして開発していたタイトルを共同開発タイトルに移行することで、第3四半期に開発費用の相手先負担分を減額したことから、前連結会計年度に比べて営業損失は縮小しました。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は、7,314百万円(前期比7.0%増)、営業損失は1,486百万円(前期は営業損失2,949百万円)、経常損失は1,509百万円(前期は経常損失2,947百万円)となり、親会社株主に帰属する当期純損失は1,553百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失2,972百万円)となりました。
オンラインゲーム事業のサービス区分別の業績の状況等は次のとおりであります。
(オンラインゲーム配信サービス)
『剣と魔法のログレス いにしえの女神』と『CARAVAN STORIES』は当社グループの売上高の主軸となっております。またリリースから6年以上経過している『Lord of Knights』も売上高に貢献しております。
(オンラインゲーム制作/運営受託サービス)
今年度において制作および運営を受託したオンラインゲームは合計7タイトルとなっております。
各サービス区分別の実績につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (生産、受注及び販売の状況) (3)販売実績」をご参照ください。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は前連結会計年度より2,189百万円減少し、2,925百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって減少した資金は1,680百万円(前期は2,407百万円の減少)となりました。これは主として、税金等調整前当期純損失1,533百万円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によって減少した資金は2百万円(前期は190百万円の減少)となりました。これは主として、有形固定資産取得による支出10百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によって減少した資金は499百万円(前期は853百万円の増加)となりました。これは、長期借入れによる収入1,200百万円があったものの、長期借入金の返済による支出1,699百万円によるものであります。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 生産実績
当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
(2) 受注実績
当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。
(3) 販売実績
当連結会計年度の販売実績を事業ごとに示すと、次のとおりであります。なお、当社グループはオンラインゲーム事業の単一セグメントであります。
サービスの名称販売高(千円)前期比(%)
オンラインゲーム事業
オンラインゲーム配信サービス
オンラインゲーム制作/運営受託サービス
6,580,818
733,201
3.4
56.3
合計7,314,0197.0

(注) 1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
なお、Apple Inc.及びGoogle LLCに対する販売実績は、当社グループが、同社等を介して行うアイテム課金サービスのユーザーに対する利用料の総額であります。
相手先前連結会計年度
(自 平成29年1月1日
至 平成29年12月31日)
当連結会計年度
(自 平成30年1月1日
至 平成30年12月31日)
販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)
Apple Inc.3,515,25751.43,629,17949.6
Google LLC2,436,62135.61,951,75526.6

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析)
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。なお、この連結財務諸表の作成にあたっては、資産・負債及び収益・費用の数値に影響を与える見積りを必要とする箇所がございます。これらの見積りにつきましては、経営者が過去の実績や取引状況を勘案し、会計基準の範囲内でかつ合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる可能性があることにご留意ください。
(2)財政状態の分析
資産につきましては、前連結会計年度末に比べ2,066百万円減少し、4,902百万円となりました。これは主として、仕掛品の増加186百万円及び未収入金の増加171百万円があったものの、現金及び預金の減少2,189百万円及び売掛金の減少190百万円によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ509百万円減少し、3,333百万円となりました。これは主として、未払金の減少173百万円及び長期借入金(1年内含む)の減少499百万円によるものであります。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1,556百万円減少し、1,569百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する当期純損失の計上による利益剰余金の減少1,553百万円によるものであります。
(3)経営成績の分析
売上高は、7,314百万円(前期比7.0%増)、営業損失は1,486百万円(前期は営業損失2,949百万円)、経常損失は1,509百万円(前期は経常損失2,947百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は1,553百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失2,972百万円)となりました。
詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要 (1)業績」をご参照ください。
(4)資本の財源及び資金の流動性
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
当社グループの資金需要のうち主なものは、新規タイトルの開発や運営にかかる人件費や外注費、サービス提供・拡充のための広告宣伝費であります。
当社グループは、事業運営上、必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、これらの資金需要に対して、営業活動によるキャッシュ・フローや自己資金を充当することを基本とし、状況に応じて、金融機関からの借入れや各種資本政策等による資金調達で対応することとしております。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、市場動向、競合他社、技術革新、人材の確保・育成等、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
そのため、当社グループは優秀な人材の採用、ユーザーのニーズに合ったタイトルの提供等を積極的に行っていくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因に対し適切に対応を行ってまいります。
(6)経営者の問題意識と今後の方針
経営者は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社グループが今後の業容拡大を遂げるためには、厳しい環境の下で、様々な課題に対処していくことが必要であると認識しております。
そのためには、収益力のある新規タイトルの継続的な提供、グローバル市場への対応、ゲームの安全性及び健全性の強化を図ることが重要であると考えています。
(7)経営戦略の現状と見通し
当社グループは、創業時の平成23年5月から現在までオンラインゲーム事業に特化して注力してまいりましたが、その運営で得たノウハウを敷衍し、海外市場への本格的な進出も含めた今後の展開について検討していく所存であります。

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