このような環境の下、当社グループは、独自に保有する基盤コア技術をベースに、システムマネージ、クラウドマネージ、IoT、IIoTの各分野に加え、あらゆる物質や細胞までにリーチするIoE(Everything)、そして人間の能力を拡張させるIoA(Abilities)分野における研究開発・ビジネスデザイン及びプロジェクトを、国内だけではなくグローバルにおいても着実に進めております。
当社のクラウド・IoT分野全体を包括するデータコントロール事業の売上は、安定した完全ストック型ビジネス(サブスクリプションモデル及びリカーリングモデル)の継続課金売上と一時的なスポット売上で構成されております。当第3四半期連結累計期間においても、引き続き月額課金案件の受注獲得を推し進め、前年同期と比較して月額課金売上は156,921千円純増しました。これにより、上場以来35四半期連続で過去最高の月額課金売上のプラス成長となり、ウクライナをめぐる国際紛争の長期化や米中対立等の地政学リスクに加え、国内外におけるインフレや各国の政策金利引上げ及び大幅な為替変動などの影響を受けることなく極めて堅調に推移しております。なお、先行投資は過去最高を更新する金額を継続して実施しており、政府観光支援関係の大型案件が終了したものの、当第3四半期連結累計期間における営業利益の前年同期増減率は+8.8%、経常利益の前年同期増減率は+15.7%と堅調な増加となりました。
昨今、IoT市場では、製造機器のサブスクリプションといえるEaaS(Equipment as a service)が注目を集めており、大量生産・大量出荷型モデルからの転換が起こり始めています。このEaaSは、当社がかねてより予測し、志向し続けたIoTビジネスのあり方そのものであり、IoTエンジン「NEQTO」をベースにEaaSを支えるNo.1コアエンジン(IoTソフトウエア)のライセンス及びOEM提供を目指しております。また、金融業界における需要の高まりを背景に、データコントロール(監視・運用・制御)サービス並びに中長期的には金融業界を中心として多種多業種向けにAI、IoTサービスをグローバルに展開すべく、SBIセキュリティ・ソリューションズ株式会社と合弁会社の設立について基本合意に至りました。さらに、各種クラウドを包括管理する「JIG-SAW PRIME」は、データコントロール事業に密接に関連し、重要な社会インフラとなっているクラウド環境における企業ニーズを背景に、前年同期と比較して取引総額が825,252千円(前年同期比68.5%増)拡大しました。加えて、引き続き高い事業成長を実現すべく実施している将来に向けた先行投資も金額ベースで過去最高を更新し、前年同期と比較し約113,000千円増加となりました。
2023/11/06 15:07