有価証券報告書-第18期(平成29年10月1日-平成30年9月30日)

【提出】
2018/12/17 11:30
【資料】
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【項目】
98項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国の経済は、企業収益や雇用環境の改善などを背景に緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響や、相次いでいる自然災害による経済への影響に十分留意する必要があります。
当社グループを取り巻くインターネット関連市場では、4年連続で2桁成長を遂げているインターネット広告費が1兆5,000億円台に乗り、日本の総広告費に対する構成比も年々高まっております(注1)。また、個人のインターネット利用機器においては、スマートフォン(59.7%)がパソコン(52.5%)を上回り(注2)、スマートフォン向けに各種サービスの提供を強化してきた当社にとって追い風となっております。
このような状況のもと、当社グループは「企業プロモーション支援を目的とした電子メディア事業」として、「電子雑誌」「ソリューション」と、当社連結子会社㈱ブランジスタゲームが運営する、3Dクレーンゲーム「神の手」の業容拡大に努めてまいりました。
電子雑誌業務においては、通販直結型の無料ファッションWEBマガジン、雑誌を読んでポイントが貯まる機能付きアプリ専用マガジンといった、企業から制作を受託して発行する電子雑誌を創刊したことに加え、創刊11年目を迎えている旅行電子雑誌「旅色」の別冊としてグルメ情報にフォーカスした電子雑誌「タベサキ」など6誌の新雑誌を創刊しタイトル数の増加を図るとともに、観光振興などを目的とした地方自治体とのタイアップによる電子雑誌の発行も4期連続で実現いたしました。
ソリューション業務においては、「ECサポートサービス」が好調に推移しており、特に2015年9月期にサービスの提供を開始した、ECサイト運営事業者向けの物流サービス「ブランジスタ物流」の取扱高が引き続き増加し、業務受託売上の伸長を牽引いたしました。
また、2017年10月に台湾に設立した当社初の海外現地法人、博設技股份有限公司では、積極的に現地での採用活動を行い、台湾に進出している日系企業や現地企業に対するEC事業への進出支援や「ECサポートサービス」の提供を進めてまいりました。
「神の手」においては、2018年8月24日付「通期連結業績予想の修正及び特別損失の計上に関するお知らせ」にてお知らせいたしましたとおり、2018年7月21日以降、App Storeにおける新規ユーザーの受付及びアップデートが一時停止され、予定していた特別企画や海外事業展開が実施できず、投資回収及び収益化が困難な状況となりました。これに伴い、㈱ブランジスタゲームにおいて、特別損失として事業整理損127百万円を計上しております。また、当社の個別決算において、特別損失として関係会社事業整理損1,657百万円を計上しておりますが、連結決算上消去されております。
以上の結果、当連結会計年度におきましては、売上高3,367百万円(前連結会計年度比6.5%増)、営業損失233百万円(前連結会計年度は営業利益301百万円)、経常損失234百万円(前連結会計年度は経常利益302百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失519百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益188百万円)となりました。
なお、当社グループは「企業プロモーション支援を目的とした電子メディア事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(注1)㈱電通「2017年 日本の広告費」参考。
(注2)総務省「平成29年通信利用動向調査の結果」参考。
② 財政状態の状況
当連結会計年度末の総資産は3,142百万円となり、前連結会計年度末に比べて312百万円の減少となりました。当連結会計年度における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりです。
(流動資産)
流動資産は3,037百万円となり、前連結会計年度末に比べて274百万円の減少となりました。これは主に、連結子会社㈱ブランジスタゲームにおける広告宣伝費の支払いにより現金及び預金が112百万円減少したことや、㈱ブランジスタゲームにおける景品の評価損や廃棄損計上により貯蔵品が109百万円減少したことによるものであります。
(固定資産)
固定資産は104百万円となり、前連結会計年度末に比べて38百万円の減少となりました。これは主に、有形固定資産が増加したものの、博設技股份有限公司の設立に伴い設立準備金として計上した投資その他の資産が減少したことによるものであります。
(流動負債)
流動負債は682百万円となり、前連結会計年度末に比べて60百万円の増加となりました。これは主に、法人税等の支払いにより未払法人税等が37百万円減少したものの、「ブランジスタ物流」の決済代行業務の増加により預り金が103百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
純資産合計は2,459百万円となり、前連結会計年度末に比べて372百万円の減少となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純損失の計上により利益剰余金が519百万円減少したことによるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は1,364百万円となり、前連結会計年度末に比べて112百万円の減少となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果支出した資金は290百万円(前年同期は24百万円の収入)となりました。これは主に、預り金の増加103百万円があったものの、税金等調整前当期純損失361百万円の計上や、法人税等の支払額216百万円による減少があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は30百万円(前年同期は45百万円の支出)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出16百万円、有形固定資産の取得による支出11百万円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は177百万円(前年同期は306百万円の支出)となりました。これは主に、新株予約権の行使に伴う株式の発行による収入147百万円があったことによるものです。
④ 生産、受注及び販売の実績
当社グループは「企業プロモーション支援を目的とした電子メディア事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略し、サービス別の販売実績を記載しております。
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をサービス区分ごとに示すと、次のとおりであります。
区分販売高(百万円)前年同期比(%)
電子雑誌1,9563.9
ソリューション他1,41010.4
合計3,3676.5

(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、3,367百万円(前年同期比6.5%増)となりました。これは主として、電子雑誌売上が1,956百万円(前年同期比3.9%増)、ソリューション他売上が1,410百万円(前年同期比10.4%増)となったことによるものであります。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度の売上原価は、1,204百万円(前年同期度比10.3%増)となり、売上総利益は2,162百万円(前年同期比4.6%増)となりました。これは主に、ソリューション他売上の増加に伴い、売上原価が増加した一方、電子雑誌売上原価が減少し、電子雑誌の売上総利益が増加したことによるものであります。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、2,396百万円(前年同期比35.7%増)となり、営業損失は233百万円(前連結会計年度は営業利益301百万円)となりました。これは主に、㈱ブランジスタゲームにおいて、「神の手」のプロモーション等の費用が増加したことによるものであります。
(営業外損益、経常利益)
当連結会計年度の営業外収益は0.2百万円(前年同期比60.3%減)、営業外費用は0.6百万円(前年同期比417.7%増)となり、経常損失は234百万円(前連結会計年度は経常利益302百万円)となりました。これは主に、転籍関連収入が減少したことに加え、支払利息及び為替差損が増加したことによるものであります。
(特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の特別損失は127百万円となり、税金等調整前当期純損失は361百万円(前連結会計年度は税金等調整前当期純利益301百万円)となりました。また、法人税等を158百万円(前年同期比6.8%減)計上したことにより、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純損失は519百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益188百万円)となりました。これは主に、㈱ブランジスタゲームにおいて特別損失として事業整理損127百万円を計上したことによるものであります。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性について
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
運転資金及び設備資金は手元資金で補うことを基本とし、必要に応じて借入等の資金調達を実施しております。
⑤ 経営者の問題意識と今後の方針について
当社の経営者は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社が今後さらなる成長を遂げるためには、さまざまな課題に対処すべきことが必要であると認識しております。
それらの課題に対応するために、経営者は常に事業環境の変化に関する情報の入手及び分析を行い、最適な経営資源の配分に努め、さらなる事業拡大を図ってまいります。

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