有価証券報告書-第19期(平成30年10月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/12/16 12:10
【資料】
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【項目】
136項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国の経済は、輸出を中心に弱さが続いているものの、高い水準で底堅く推移している企業収益や着実に改善している雇用環境により、景気は緩やかな回復が続きました。ただし、通商問題を巡る緊張の増大が世界経済に与える影響に注意するとともに、中国経済の先行き、海外経済の動向と政策に関する不確実性、原油価格の上昇や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があります。
このような状況のもと、当社グループは「企業プロモーション支援を目的とした電子メディア事業」として、「電子雑誌」「ソリューション」の業容拡大に努めてまいりました。
電子雑誌業務では、創刊12年目を迎えた当社主力雑誌「旅色」の認知度の向上や広告収益の最大化を目的とし、媒体力強化を図ってまいりました。既存読者の「旅色」への帰属意識を高めるためのリアルイベントの開催や、全国の書店・コンビニエンスストアなどで「旅色」初の書籍の発売をしました。さらに、2018年12月に子会社化した㈱CrowdLabが運営する、国内・海外の旅行・観光情報を発信するウェブメディアと連携しております。また、2018年9月期より強化してきた地方自治体とのタイアップ誌は当連結会計年度において新たに12誌を発行し、好調に推移しております。
ソリューション業務では、ECサポートサービスとともにスマートフォンアプリの開発・構築を含めたウェブサイト制作業務が好調に推移いたしました。無料グローバルECプラットフォーム「cafe24(カフェ24)」を運営するCAFE24 JAPAN㈱やECマーケティング支援事業を展開する㈱ピアラと連携し、既存クライアントだけでなく、国内外の新規クライアントの獲得による、さらなる業務受託売上の増加に努めております。また、全国のTSUTAYA店舗及び書店への配送網や物流拠点、豊富な物流業務の実績を持つ㈱MPDと連携することで「ブランジスタ物流」の業務受託体制を強化しております。
また、税効果会計による会計処理の影響により法人税等調整額が減少し、親会社株主に帰属する当期純利益が増加しております。
以上の結果、当連結会計年度におきましては、売上高3,394百万円(前連結会計年度比0.8%増)、営業利益518百万円(前連結会計年度は営業損失233百万円)、経常利益513百万円(前連結会計年度は経常損失234百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益633百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失519百万円)となり、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益すべて創業来最高を達成いたしました。
なお、当社グループは「企業プロモーション支援を目的とした電子メディア事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
② 財政状態の状況
当連結会計年度末の総資産は3,627百万円となり、前連結会計年度末に比べて485百万円の増加となりました。当連結会計年度における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりです。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年(2018年)2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の数値で前年同期比較を行っております。
(流動資産)
流動資産は2,674百万円となり、前連結会計年度末に比べて263百万円の減少となりました。これは主に、㈱CrowdLabの株式取得や自己株式の取得により、現金及び預金が507百万円減少したことによるものであります。
(固定資産)
固定資産は953百万円となり、前連結会計年度末に比べて749百万円の増加となりました。これは主に、㈱CrowdLabの株式取得によるのれんの計上により無形固定資産が430百万円増加したことや税効果会計による会計処理の影響により繰延税金資産が増加し、投資その他の資産が314百万円増加したことによるものであります。
(流動負債)
流動負債は538百万円となり、前連結会計年度末に比べて144百万円の減少となりました。これは主に、「ブランジスタ物流」の決済代行業務の支払い等があり、預り金が113百万円減少したことや、法人税等の支払いにより未払法人税等が80百万円減少したことによるものであります。
(固定負債)
固定負債は215百万円となり、前連結会計年度末に比べて215百万円の増加となりました。これは、現金及び預金の減少に伴い長期借入を行ったことによるものであります。
(純資産)
純資産合計は2,874百万円となり、前連結会計年度末に比べて415百万円の増加となりました。これは主に、自己株式の取得による391百万円の減少があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴い利益剰余金が633百万円増加したことによるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は856百万円となり、前連結会計年度末に比べて507百万円の減少となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は102百万円(前年同期は290百万円の支出)となりました。これは主に、売上債権の増加による減少206百万円や預り金の減少114百万円、法人税等の支払201百万円による減少があったものの、税金等調整前当期純利益480百万円の計上があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は514百万円(前年同期は30百万円の支出)となりました。これは主に、㈱CrowdLabの株式取得による支出511百万円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は94百万円(前年同期は177百万円の収入)となりました。これは主に、長期借入を行ったことによる収入300百万円があったものの、自己株式の取得による支出410百万円があったことによるものです。
④ 生産、受注及び販売の実績
当社グループは「企業プロモーション支援を目的とした電子メディア事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略し、サービス別の販売実績を記載しております。
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をサービス区分ごとに示すと、次のとおりであります。
区分販売高(百万円)前年同期比(%)
電子雑誌2,29817.5
ソリューション他1,095△22.3
合計3,3940.8

(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、3,394百万円(前年同期比0.8%増)となりました。これは主として、ソリューション他売上がゲーム売上の減少により、1,095百万円(前年同期比22.3%減)となったものの、電子雑誌売上が2,298百万円(前年同期比17.5%増)となったことによるものであります。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度の売上原価は、861百万円(前年同期度比28.5%減)となり、売上総利益は2,533百万円(前年同期比17.1%増)となりました。これは、ゲーム売上の減少に伴いソリューション他の売上原価、売上総利益ともに減少となった一方で、電子雑誌売上の増加に伴い全体の売上総利益は増加しております。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、2,014百万円(前年同期比15.9%減)となり、営業利益は518百万円(前連結会計年度は営業損失233百万円)となりました。これは主に、給与手当が増加したものの、広告宣伝費が減少したことによるものであります。
(営業外損益、経常利益)
当連結会計年度の営業外収益は6百万円(前連結会計年度から6百万円増)、営業外費用は11百万円(前連結会計年度から10百万円増)となり、経常利益は513百万円(前連結会計年度は経常損失234百万円)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出があったことによるものであります。
(特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の特別損失は33百万円(前年同期比73.8%減)となり、税金等調整前当期純利益は480百万円(前連結会計年度は税金等調整前当期純損失361百万円)となりました。また、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は633百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失519百万円)となりました。これは主に、特別損失としてブランジスタゲーム事業譲渡に伴う事業再編損を計上したものの、税効果会計による会計処理の影響により法人税等調整額が減少し、親会社株主に帰属する当期純利益が増加したことによるものであります。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性について
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
運転資金及び設備資金は手元資金で補うことを基本とし、必要に応じて借入等の資金調達を実施しております。
⑤ 経営者の問題意識と今後の方針について
当社の経営者は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社が今後さらなる成長を遂げるためには、さまざまな課題に対処すべきことが必要であると認識しております。
それらの課題に対応するために、経営者は常に事業環境の変化に関する情報の入手及び分析を行い、最適な経営資源の配分に努め、さらなる事業拡大を図ってまいります。

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