有価証券報告書-第19期(2024/01/01-2024/12/31)

【提出】
2025/03/26 15:00
【資料】
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【項目】
129項目
(3) 戦略
① 気候変動関連
当社グループは、自社製品のサステナブルな変化を常に留意して運営しております。また、サステナビリティの重要性を受け入れ、科学的根拠のある挑戦的な目標を設定することで、気候変動と向き合い、よりサステナブルな未来と成長に貢献することに積極的に取り組んでおります。GRIとTCFDが提供するガイドラインに従い、CDPにも参加しております。さらに、2024年には、温室効果ガス(GHG)排出削減目標がSBTi(Science Based Targets Initiative)から正式に承認されました。
SBTiによる承認内容は次の通りです。
・当社グループは、2022年を基準年として2030年までにScope1及びScope2のGHG排出量を42%削減することをコミット。また、2023年を基準年としてScope3のGHG排出量を25%削減することをコミットする。
当社グループは、グループ方針において、脱炭素社会に貢献し、2050年までにカーボン・フットプリント・ニュートラルの達成を明確に決意しております。また、高品質な製品を提供するだけでなく、環境への配慮も重要であり、製造及び商流における天然資源の使用は、バリューチェーン全体の環境への影響を軽減することに役立つと考えております。
そのため、当社グループではライフサイクルを考え、環境性能を備えた製品を提供することで、お客様の環境負荷を最小限に抑えるよう努めております。
当社グループでは、1.5℃シナリオを採用し、中長期の目標達成に向けた詳細な道筋を設計しました。当社グループのサステナビリティ戦略は、具体的で一貫した以下の5つの柱に基づいており、それらを工場操業に適合させております。
・工場のエネルギー効率を向上させる
・再生可能エネルギーシステムの導入
・グリーンエネルギー購入戦略
・工場操業度の維持による効率の向上
・工場の電化
当社グループは、当社グループとその事業に対する気候変動のリスク、機会や影響を理解し、特にサステナビリティ戦略の継続と対策を検討するためシナリオ分析を実施しました。期間としては、SBTiの短期目標を達成する2030年と、カーボンニュートラルの達成目標時期の2050年を前提としました。また、シナリオを考慮して、2つの異なる気候変動シナリオ、1.5℃シナリオ(パリ協定によって確立され当社グループ目標と一致するシナリオ)、4℃シナリオ(低炭素及び脱炭素化が促進されず、物理的リスクが増加する)を選択しました。
シナリオ要素変化Risk
/Opportunities
対応
1.5 °C電気自動車の普及ベアリング用鋼球の需要減少Riskセラミック事業のサステナブルな成長と売上拡大の実現と、環境を配慮した鋼球製造戦略の進化
ベアリング用セラミック球の需要増加Opportunity当社グループ中期経営戦略の一つであるセラミック事業の成長と発展、そして電気自動車市場への貢献
原材料価格変動固定費(電気料金等)上昇に伴う原材料価格の上昇Risk原材料サプライヤーとの頑強なサステナビリティ戦略の検討
顧客のサステナビリティに関する要請脱炭素対応の遅れによるビジネス機会の喪失Risk具体的なサステナビリティ戦略の構築とSBTiへの参加によるパリ協定でのサステナビリティ目標やターゲットの当社グループ戦略としての採用
炭素税や炭素コストを含んだ価格設定炭素税導入によるコスト増加Risk工場の脱炭素化がサステナビリティ戦略の一つであり、石化燃料設備の完全除去と電動設備への切替の積極的推進
電力削減と低排出ガスベアリングの需要増加Opportunity環境に配慮した高度効率的なベアリング球の開発
再生エネルギー再生エネルギー使用による光熱費負担増加Risk光熱費使用料を管理し毎年改善を計画、更に電力使用効率の改善や太陽光発電の設置をサステナビリティ戦略として対応
再生エネルギ―システムの設置Opportunity再生エネルギ―システムや太陽光発電システム設置はサステナビリティ戦略として推進中、炭素排出ゼロのみならず経済ベネフィットや日常価格の変動に左右されない工場への変革を目指す
4 °C気候変動災害気候変動災害によるサプライヤーや当社グループ工場閉鎖のリスクRiskサステナビリティ戦略の実現とサプライヤーの同戦略への包含・連携


② 人的資本多様性
当社は現在、企業変革に取り組んでおり、その一環として、Purpose(存在意義)・Vision(ビジョン)・Mission(ミッション)・Values(価値観)の見直しを進めています。この見直しの結果については、2025年に改めて公表する予定です。
また、当社の中期経営計画に沿って、企業変革と改革を推進するための「人材・組織戦略(People and Organization Strategy)」を策定しました。この戦略は、以下の4つの主要な柱を中心に構成されており、これらの領域を横断する取り組みを進行中です。
1.グローバルスケールの活用(Mobilize Global Scale)
グローバルなプロセスの標準化、簡素化、最適化を図るとともに、コラボレーションを促進し、資金や人材リソースを適切に活用することにより、スピードと効率性を加速させます。
2.成長を支えるタレントパワーハウスの構築(Champion Growth as a Talent Powerhouse)
企業の持続的成長を確保するために、社内のリーダーシップパイプラインの育成に投資をしながら、企業ブランドの強化、そして採用力の強化を行います。
3.迅速かつ大規模なスキル向上(Upskill at Speed and Scale)
変化の激しいビジネス環境に対応するために、社員のスキル開発を標準化したり、規模を拡大しながら、従業員のスキル開発を加速させます。
4.高い成果を生む企業文化の醸成(Foster Success through High-Performing Culture)
従業員一人ひとりが、自身のパフォーマンスと潜在能力を最大限に発揮できる環境を整備し、卓越性と持続的な成功を促進する文化を醸成します。
当社は、これらの戦略に基づく各種施策を積極的に実施し、その進捗を測定することで、組織全体の競争力を高めてまいります。また、当社は、多様性・公平性・包括性(DE&I:Diversity, Equity & Inclusion)をビジネスの重要な優先事項として認識し、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる環境づくりを推進しています。異なる価値観や経験を尊重し、受け入れることで、イノベーションを推進し、組織全体のイノベーション創出と組織の成功を強化することを目指します。

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