有価証券報告書-第71期(2025/04/01-2026/03/31)

【提出】
2026/06/24 13:33
【資料】
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【項目】
152項目
②戦略
気候変動に起因する当社事業への影響を考察するために、1.5/2℃、4℃シナリオを参考に、定性・定量の両面からシナリオ分析を実施しています。
考察の結果、いずれのシナリオにおいても、気候変動起因による主なリスクとして、洪水や高潮による自社拠点への被災やサプライチェーンの寸断によって売上機会が減少する可能性を認識しております。
一方、1.5/2℃シナリオにおいては、機会として、脱炭素社会への移行に伴う二次電池をはじめとした新エネルギー分野のニーズに当社製品が適応することで、売上機会が増加する可能性が高いことを認識しております。
対象1.5/2℃シナリオ4℃シナリオ
政府■炭素税の導入や、再エネ・省エネに関する政策など、 環境関連対応を推進。■気候変動対策は現状維持。
■異常気象への対応支援。
投資■ESG投資がスタンダードに。
■環境経営情報を投資先選定で重視。
■環境配慮よりも収益性重視。
■投資先選定ではBCP対策有無を注視。
気象■異常気象の激甚化は4℃に比べ緩やか。■異常気象の激甚化による物理的なリスクの顕在化。
エネルギー■再生可能エネルギーが普及。化石燃料由来のエネルギーは減少。■化石燃料由来のエネルギーが主流。高効率な発電技術が進展。
企業■政策・規制に伴うエネルギー価格の上昇により、操業コストが増加。
■政策・規制に伴う原材料の変化により、原材料コストが増加。
■異常気象による自社設備への被害が発生。
■平均気温の上昇による従業員への健康被害が発生。
顧客■使用製品に関し、価格・性能に加え環境配慮の有無を重視。
■再エネ・省エネに寄与する製品やサービスの進展。
■使用製品に関し、価格や性能を重視。
■サプライチェーンに対して、BCP対策を要求。


区分項目事象時期
(注)1
リスク影響度(注)2
内容対策1.5/2℃
シナリオ
4℃
シナリオ
移行リスク政策・規制GHG排出に対する炭素税などの法規制の公布中期

長期
■当社事業活動に伴うGHG排出(Scope1,2)に対してのカーボンプライシングが発生。■主要拠点にて、再生可能エネルギー由来の電力メニューを積極使用。
■省エネ設備の導入による電力削減。
★★-
再エネ政策やエネルギーミックスの変化による電力価格の増加中期

長期
■電力価格の増加に伴う操業コストが増加。■省エネ設備の導入による電力削減。-
資源循環に関わる法規制の強化中期

長期
■プラスチック規制やリサイクル規制により、原材料コストの変化や代替材料への変更コストが発生。■複数社購買の強化。
■廃プラ・鉄・非鉄を含む廃棄物のリサイクル活動。
■製品・部品のリサイクル検討。
★★
★★
技術脱炭素に資するための製造プロセスの変化中期

長期
■脱炭素に資するため半導体製造などで部品の最適化が進み、製造過程が短縮され、ポンプの需要が減少。■脱炭素(省エネ、省資源など)製品・技術の開発推進。★★
★★
市場サプライチェーン全体での脱炭素化に伴う行動変化短期

中期
■顧客企業より脱炭素化を求められ、製品生産における脱炭素技術・設備導入などの対応コストが発生。■自社製造プロセスの脱炭素化および効率化に伴うリスク軽減。★★
評判ステークホルダーのESG/サステナビリティに起因する行動変化短期

長期
■気候変動を含むESGへの取り組みが不十分である場合、顧客や投資家からのレピュテーションが低下する。
■採用や雇用環境にも悪影響が発生。
■Scope3の算定およびSBT認証取得の検討。
■サステナビリティ調達の検討。
■脱炭素に資する製品の開発・提供。
★★
★★
★★
物理的リスク急性異常気象の激甚化による物理的被害の増加短期

長期
■台風や洪水の激甚化による自社設備やサプライチェーンへの被害発生。
■製造拠点の操業停止や売上の減少や対応費用の増加。
■事業継続計画(BCP)の見直しと対策強化。★★★★


区分項目事象時期
(注)1
機会影響度(注)2
内容対策1.5/2℃
シナリオ
4℃
シナリオ
機会政策・規制脱炭素社会に伴う環境測定需要の高まり中期

長期
■法規制の強化に伴って環境測定の必要性が高まり、ポンプを部品とする測定機器の販売数が増加。■環境測定に関連した製品の提供及びアピール。★★
技術燃料電池や二次電池の普及中期

長期
■燃料電池・二次電池の普及により、製造工程や関連機器内部に使用されるポンプの需要が増加。■新エネルギー分野における自社製品の有効性のアピール。
■脱炭素に寄与する製品・新技術の開発。
★★
★★
★★★
再エネ・省エネ技術の普及中期

長期
■脱炭素社会への移行に伴い、再エネの普及や省エネ技術が発展することにより、その製造過程や機器内部で使用されるポンプの需要が増加。■自社製品の省エネ性能の適切な開示。
■省エネ性能に関わる製品・新技術の開発。
★★★★★

(注)1.想定される発生時期について、短期:0~3年、中期:4~10年、長期:11~30年と定義しております。
2.事業継続または業績に与える影響度について、影響度の大きい順に★★★★~★の4段階で評価しております。

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