有価証券報告書-第30期(平成28年9月1日-平成29年8月31日)

【提出】
2017/11/22 12:31
【資料】
PDFをみる
【項目】
79項目

研究開発活動

当事業年度の研究開発活動は、IoTを実現する低消費電力で広いエリアをカバーできる無線ネットワークに対応するための研究開発、「みどりクラウド」を中核とした周辺機器を含めたハードウェア開発促進のための研究開発、及び実際の機器と圃場による農業のIT化を推進するための実証研究を実施いたしました。
IoT普及のためには、機器の通信省電力化への対応、及び様々なセンサー機器との通信の安定性が不可欠と捉え、無線通信への対応においてはLoRa等を用い、通信規格の圃場による実用性までを対象とした検証をしております。また、ハードウェア開発においては、「みどりボックスPRO」に至るマルチセンサーゲートウェイ機能の強化拡充、環境制御機能の追加に向けての開発を行っております。
南島原農業IT研究所では、これらの圃場を用いた実証の他、農業ITに最適なセンサー類の検証、生育や病害虫予測に繋がる解析手法など、環境モニタリングと制御に関わる研究開発を推進しております。
当事業年度における研究開発費の総額は19,681千円であります。