訂正有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2017/02/07 15:00
【資料】
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【項目】
77項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 重要な会計方針及び見積もり
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準により作成されております。この財務諸表の作成に当たっては、決算日における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような経営者の見積り及び予測を必要としております。当社は過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、見積り及び予測を行っております。
(2) 財政状態の分析
第16期事業年度(自 平成27年3月1日 至 平成28年2月29日)
① 流動資産
当事業年度末における流動資産の残高は1,064,165千円で、前事業年度末に比べ7,761千円増加しております。主な増加要因は、前払費用が35,106千円増加し、未収還付法人税等が26,050千円増加したことによるものであり、主な減少要因は現金及び預金が57,633千円減少したことによるものであります。
② 固定資産
当事業年度末における固定資産の残高は1,647,029千円で、前事業年度末に比べ388,529千円増加しております。主な増加要因は、有形固定資産の増加253,043千円、敷金及び保証金が141,790千円増加したことによるものであり、主な減少要因は、繰延税金資産が24,559千円減少したことによるものであります。
③ 流動負債
当事業年度末における流動負債の残高は997,421千円で、前事業年度末に比べ141,753千円増加しております。主な増加要因は、未払金の増加85,373千円及び1年内返済予定の長期借入金の増加114,711千円等によるものであり、主な減少要因は、未払消費税等が64,349千円減少したことによるものであります。
④ 固定負債
当事業年度末における固定負債の残高は1,264,126千円で、前事業年度末に比べ210,554千円増加しております。主な増加要因は、長期借入金の増加280,537千円であり、主な減少要因は、長期前受金が33,135千円減少したこと、リース債務が28,822千円減少したこと等によるものであります。
⑤ 純資産
当事業年度末における純資産の残高は449,647千円で、前事業年度末に比べ43,984千円増加しております。増加要因は、当期純利益の計上により利益剰余金が43,984千円増加したことによるものであります。
第17期第3四半期累計期間(自 平成28年3月1日 至 平成28年11月30日)
当第3四半期会計期間末の総資産は3,176,267千円となり、前事業年度末と比較して465,072千円の増加となりました。これは主に新規出店に伴い有形固定資産が302,777千円、敷金及び保証金が58,542千円、新規出店のための設備投資に伴う借入等により現金及び預金が48,071千円それぞれ増加したことによるものであります。
当第3四半期会計期間末の負債は2,640,674千円となり、前事業年度末と比較して379,127千円の増加となりました。これは主に新規出店に伴い借入金が200,902千円、未払法人税等が91,452千円それぞれ増加したことよるものであります。
当第3四半期会計期間末の純資産は535,592千円となり、前事業年度末と比較して85,944千円の増加となりました。これは利益剰余金が四半期純利益の計上により85,944千円増加したことによるものであります。

(3) 経営成績の分析
第16期事業年度(自 平成27年3月1日 至 平成28年2月29日)
① 売上高及び売上総利益
「the 3rd Burger」が好調に推移し、既存店で112.7%の売上前年対比を記録しました。オープン来、業態・メニューなどブラッシュアップを続け、「てけてけ」に次ぐ第二の柱となる業態へと成長を遂げました。「てけてけ」も、既存店売上は107.1%と安定した売上で推移しています。また新規出店は居酒屋業態で11店舗(フランチャイズ店舗の直営化2店舗、ファーストフード業態からの業態変更1店舗を含む)、ファーストフード業態で1店舗の新規出店を行い、売上増に寄与しました。
このような状況により、当期の売上高は4,227,761千円(前年同期比26.0%増)となり、売上高の増加に伴い売上原価1,182,399千円(前年同期比23.3%増)を計上した結果、売上総利益は3,045,362千円(前年同期比27.0%増)となりました。
② 販売費及び一般管理費及び営業利益
当期の販売費及び一般管理費は、人件費の上昇や人材募集費がかさんだこと等により2,938,667千円(前年同期比27.2%増)となり、営業利益は106,695千円(前年同期比22.4%増)となりました。
③ 営業外損益及び経常利益
保険金や協賛金収入により営業外収益1,504千円を計上し、借入金の増加により支払利息等の営業外費用を25,744千円計上した結果、当期の経常利益は82,455千円(前年同期比17.6%増)となりました。
④ 特別損益及び当期純利益
税引前当期純利益82,455千円(前年同期比1221.7%増)を計上しております。法人税、住民税及び事業税1,776千円、法人税等調整額36,693千円を計上した結果、当期純利益は43,984千円(前年同期比195.4%増)となりました。
第17期第3四半期累計期間(自 平成28年3月1日 至 平成28年11月30日)
① 売上高及び売上総利益
当第3四半期累計期間の売上高は、4,043,081千円となりました。原料段階での食材仕入れ、商品の絞り込みと食材の絞り込みによるボリュームディスカウント、原価率が低いオリジナルドリンクの追加導入により、原価低減を図った結果、当第3四半期累計期間の売上総利益は、2,968,765千円となりました。
② 販売費及び一般管理費及び営業利益
当第3四半期累計期間の販売費及び一般管理費は、2,793,841千円となりました。これは主に、人件費及び家賃地代によるものであります。この結果、当第3四半期累計期間の営業利益は174,923千円となりました。
③ 営業外損益及び経常利益
当第3四半期累計期間の営業外収益は、3,406千円となりました。これは主に保険料収入によるものです。当第3四半期累計期間の営業外費用は、21,943千円となりました。これは主に支払利息によるものであります。この結果、当第3四半期累計期間の経常利益は、156,386千円となりました。
④ 特別損益及び当期純利益
当第3四半期累計期間の税引前四半期純利益は、156,386千円を計上しております。法人税、住民税及び事業税81,342千円、法人税等調整額△10,900千円を計上した結果、当第3四半期累計期間の四半期純利益は85,944千円となりました。
(4) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。