訂正有価証券報告書-第19期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2022/05/18 16:46
【資料】
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【項目】
95項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものです。
(1)経営方針
当社は、「開発環境をイノベーションする」という経営理念(Mission)を掲げ、国内の電気電子企業のDX化を推進しております。経営理念を実践するために、以下の経営目標(Vision)、行動規範(Value)を掲げております。
・経営理念(Mission)
「開発環境をイノベーションする」
・経営目標(Vision)
「GUGENプラットフォームを構築し、誰でもアイデアさえあればモノが具現化できるサービス」
・行動規範(Value)
「ワクワクするチャレンジを選ぶ」
「誠実で素直な気持ち感謝の心とユーモア、思いやりと協調性をもち、
努力を惜しまず、成果はみんなでわかちあう」
(2)経営戦略
当社サービスが中長期に渡り安定的な成長を続けていく為には、当社サービスを認知していただくことから、購入への誘導、さらに購入に至るまでの各フェーズに対して時流に沿ったニーズを察知し、適切な営業アプローチを「仕組み」として継続展開していくことが重要であると考えております。購入に至るまでの各フェーズに合わせた、当社の経営戦略は以下となります。
○認知 :P板.comを知っていただき、会員登録していただく
○育成 :P板.comを利用したいと思っていただく
○購入 :P板.comを利用いただく
○ファン化:P板.comのファンになっていただき、リピーターになっていただく
戦略体系毎の、具体的な施策は以下となります。
① 認知
潜在顧客にP板.comというサービスの存在を知っていただく為、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて、当社のウェブサイトが上位に表されるようにする「検索エンジン最適化(SEO対策)」の取り組みや、同検索エンジンが販売する「インターネット広告(リスティング広告)」への出稿を主軸として、その他、業界専門誌への定期的な広告出稿、電子機器産業業界の展示会への出展を行い、オンラインでの情報取得者・オフラインでの情報取得者、双方へリーチし、当社サービスの無料会員登録への誘導を同時に行っていきます。
② 育成
会員登録をいただいた顧客(リード顧客)に対し、P板.comを有効活用する為の無料のサービス導入セミナーや、プリント基板の製造依頼に必要となるデータの作成ソフト(基板設計CAD)の無料講習会の実施、インターネットでの注文に不安を抱いている顧客に対しては、対面窓口の「基板コンシェル」を設けております。また、リード顧客の希望に応じ企業訪問型のサービス導入セミナーを実施し、企業内での当社サービスの利用拡大を促しております。
③ 購入
一般に、プリント基板はオーダーメイドで、一点一点の仕様や意匠が異なる精密部品であり、見積りから注文、納品に至るまでのプロセスにおいては、専門知識を有する基板製造業者の営業担当との打合せが必要不可欠とされてきました。
当社は、基板仕様を汎用標準化し、初心者でも簡単に仕様の選択ができるよう分かりやすく視覚的に表示し、瞬時に見積り回答される「1-Click見積システム」を構築いたしました。見積りから注文、納品までインターネットで完結できる仕組みで、プリント基板注文の利便性を追求しております。
④ ファン化
当社は、プリント基板に関する専門知識の啓蒙を目的とし、設計・製造・実装のノウハウを解説する技術セミナーの無料開催や、基板のQ&Aを動画でお届けする「目からウロコ!のQ&A便」の配信、WEBサイトでは、プリント基板製作に役立つテクニカルガイドラインの公開などを行っております。ものづくりにおける現場独自のノウハウは財産であるという考えで外部に公開しないメーカが多い中、当社は情報を可能な限りオープンにすることで、顧客との接点拡大でファン化を図り、既存顧客の継続購入促進に繋げております。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による国内電子業界への影響も懸念されますが、元よりEコマースを利用した当社サービスはコロナ禍でも変わらないサービス提供が可能であると判断しており、経営戦略の見直しは図っておりません。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は、事業活動の成果を示す①売上高、社内DX化を図り少数精鋭で効率的な事業展開を図る指標として②営業利益率を重要な経営指標としております。
(4)経営環境及び財務上の対処すべき課題等
当社を取り巻く環境では、新型コロナウイルスワクチンの普及が進めば緩やかな回復傾向に向かう可能性もありますが、変異株の発生による新型コロナウイルス感染症の再拡大により国内電子業界への影響も懸念されます。一方で、5GやIoT関連機器の普及、自動車市場のCASEといった急速な技術革新により、電子部品・デバイス産業の市場規模は一段と拡大していくものと予測されます。
当社は、さらなる成長を続けるために、以下の課題に取り組んでまいります。
① プリント基板EC事業のシェア拡大
現在のコア事業であるプリント基板EC「P板.com」で獲得を目指すプリント基板の国内生産額は約6千5百億円で、市場規模を勘案すると、多くの獲得余地があります。製品開発を行うクライアントは当社の提供するGUGENプラットフォームを利用することで資材調達のDX化が進み、スピーディな開発が行えます。また、提携基板メーカにおいても、当社のGUGENプラットフォームを活用することで、営業活動やマーケティング活動が不要となり、基板の品質向上に集中することが出来ます。
今後、プリント基板の国内市場シェアを拡大するためには、20年間培ってきたWEBマーケティングや受発注の自動化などの「仕組み」に、「人間」の営業力を掛け合わせたハイブリッドなクライアント対応を行うことで、GUGENプラットフォームの利用促進を図ることが重要であると考えております。
クライアント、提携基板メーカの双方にとってより良いプラットフォームが提供出来るよう引き続き努めてまいります。
② P板.com EMSの拡販
事業基盤の拡大のためには、既存顧客により幅広く当社サービスをご利用いただくことが重要です。2020年に開始した電子機器の一括受託生産を行う「P板.com EMS」は、製品の試作から出荷までの一気通貫したサービスで、これまで以上に当社サービスの利便性を実感していただくことができる新規事業です。とくに、近年需要が拡大しているIoT関連製品の一括受託生産を得意としており、堅調に実績を拡大しております。プリント基板ECの利用と比べ高単価で、売上規模の拡大に期待が出来ます。
また、P板.com EMSの実績を拡大することが、当社サービスの信頼性・認知度の向上に寄与し、プリント基板ECの利用促進に貢献するものと考えております。
P板.com EMSの拡販にはサービスのシステム化が重要で、現在、専門人員が行っているクライアント対応をWEBシステム化し、手軽に利用できる仕組みの構築を進め、幅広くサービスをご利用いただけるよう努めてまいります。
③ 社内DX化による業務効率化の推進
当社は、見積作成対応から、受注・仕入先への発注、出荷まで一連の工程をシステム化することにより受発注業務の効率化を図り、少人数体制の事業運営を実現しております。近年、新規サービスの開始に伴う投資により人員補強を行いました。今後は、現人員規模のまま受注を拡大していくことで営業利益率を改善し、利益の最大化を図っていく方針です。そのためには、AIを駆使したシステムを組み込むなど、社内SEによる自社業務の効率化を進めることで、改善に努めてまいります。

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