有価証券報告書-第10期(2022/04/01-2023/03/31)
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、別段の表記がない限り、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループの企業理念は「新しい価値の創造と機会の拡大」の追求であり、それはCreation Of New Value And New Opportunities の頭文字を取り「Convano(コンヴァノ)」と名付けられた社名にも込められております。
この企業理念に基づき、従来の常識や既成概念にとらわれず課題にチャレンジし続けることで、一般的に高価格かつ施術に時間がかかるため、限られた人だけがする贅沢品と考えられていたネイルサービスを、「手軽、リーズナブル、安定品質」を実現する業界唯一のポジションを構築してまいりました。
今後は「ネイルで世界を変える」のビジョン実現のため、またネイル業界全体の発展に貢献するためにも、更なるブランド認知の促進を図り、より多くの方々に「ジェルネイル」を経験していただくべく、新規ユーザーの開拓並びに雇用機会の創出に取り組んでまいります。
(2) ネイル業界の市場環境、競争環境
国内の構造的な人手不足を背景とする採用難及び雇用維持に伴う人件費の上昇、不動産賃料の高騰などのコスト増加要因により、当社グループが属するネイル業界においても厳しい経営環境となっております。
しかしながら、為替相場の急激な変動や地政学的な衝突の影響による物価上昇など回復基調に転じており、ネイル利用者も再成長を見込んでおります。
ネイルを普段使いする利用者の比率及び一人当たりの平均利用回数も、緩やかに伸びていく見通しがあり、市場動向は堅調に推移しております。
競争環境においては、「安価・短時間」を売りにする競合の参入が増加傾向にあります。一方、「リーズナブルさ・スピード」と「品質・仕上がりの安定感」を両立しているのは当社のみであり、独自のオペレーションによるポジションと優位性を確立している業界唯一のネイルサロンであると認識しております。参入企業が増える中でもシェアの維持・拡大が可能であると想定しております。
(3) 目標とする経営指標
当社グループは主要財務指標として、全社及び各事業の売上収益、営業利益、EBITDA及びその成長率を重視して います。また独自のオペレーションによる高い生産性が当ビジネスモデルの根幹であるため、各ネイリスト別の施 術時間や顧客の店舗での滞在時間など、様々な時間の動向を注視しております。さらに予約によるご来店が大半で あるため、予約手段の割合や、予約可能数に対する予約率、キャンセル率などの動向を事業上の重要な指標として 注視しております。
(4) 中長期的な会社の経営戦略
当社グループが展開するネイルサロン「ファストネイル」は、多くの人にとって、非日常であったジェルネイルの一般化を目指し、当たり前を疑い、業界の常識を更新してまいりました。ジェルネイルは、毎日変えられるものではないため、顧客に日常的に楽しんでいただくためにも、考え抜かれたデザインやオペレーション、短い時間と明朗な会計、安定した品質を提供することに徹底的にこだわりました。今後も「ファストネイル」は、これらの強みを顧客に向けてよりいっそう訴求し、安心して通えるネイルサロンのトップブランドとして認知していただくことが不可欠であります。そこで、時代に即した効果的な広告宣伝手法への対応、顧客ニーズをとらえた商品の開発、当社グループ独自の予約アプリ「FASTNAIL TOWN」の機能拡大を継続的に実施し、利便性の更なる向上を図ってまいります。
また過去には出店場所を首都圏や関西・東海の駅近郊のビル内をメインとして進めてまいりましたが、近年は優良商業施設内の高い認知が期待できる場所への出店に軸足を移しております。さらに今後は、地方都市などの未開拓地域への出店を図るため、既にそれらの地域に密着したビジネスを展開しておられる、ヘアーサロンなどの事業者をパートナーとしたフランチャイズ展開も推進し、事業規模の一層の拡大を図ってまいります。
(5) 会社の対処すべき課題
① 既存店舗の稼働率向上と新規出店の適正なバランス
コロナ禍が沈静化するにつれて需要の回復基調が顕著となる中、各店舗に用意された座席の稼働状況には、まだ余力がある状況となっています。
コスト面においても店舗の賃料は大きな比率を占めており、物流コストも上昇していることから、当面の間は需要と供給のバランスを考慮しつつ既存店への配属を重視した人員施策を行い、稼働率を高めて効率的な利益の獲得に努めてまいります。
このように各店舗の従業員数を十分に充足させることは、労働環境の大きな改善にもつながり、離職の抑制にも好影響を与えることが期待でき、採用コストの抑制とともに待遇改善にも寄与すると考えております。
一方で、当社店舗の便利な立地がお客様の大きな来店動機につながっています。これまでも物件を厳選して優良商業施設に店舗を構えてまいりましたが、今後も既存店の人員充足を優先しつつバランスを熟考しながら、新規物件の開拓、あるいは好立地への移転、フランチャイズ展開などを進めてまいります。
② 人材価値の向上と、長く働きやすい環境の実現
当社グループにおいて「優秀な人材」が最も大切な経営資源であることに変わりはありません。質の高い採用から育成・技術の向上、定着が重要であり、他社との差別化並びに事業規模の拡大の要となります。
よって、これまで以上に従業員教育の充実と労働環境並びに待遇の改善を図るとともに、今後はブランドの方向性を一層明確にし、インナーブランディングの浸透を進め、すべての従業員が当社グループの目指す姿、ビジョンや経営理念などを深く理解し行動することにより、お客様に対して提供する価値を向上させてまいります。
また、優秀な人材が長期で働けるよう、結婚や出産、育児、介護などのライフステージの変化が起きた際に、柔軟な働き方が選択可能な雇用区分の再設計を行いましたが、この制度の利用促進を図るために更なる改良を行い、より一層の福利厚生の充実を実現させることによって、個々人の環境変化に応じた働きやすい環境整備を推し進めてまいります。
③ 時代の変化とニーズに即応できる体制づくり
以前より消費者の行動様式の変化が進む中、まさにコロナ禍がその流れに拍車を掛けました。デジタル化が進むマーケティングにおいてもその手法は多様化・分散化の一途をたどり、これまでの限られた広告宣伝だけでは消費者の心をつかむことが難しくなっています。
よって当社グループでは、マーケティング部門や商品開発部門並びに関連企業の連携を強めて、時代に合った効果的な広告宣伝手法への対応と、消費者ニーズの変化を敏感に捉えた商品開発に努めつつ、一方ではメニューバラエティなどの集中と選択により、当社の特徴である効率の高い店舗におけるオペレーションの最適化を図ってまいります。
また、他社との圧倒的な差別化要因である当社独自の予約アプリ「FASTNAIL TOWN」の改良と機能拡大も継続的に行い、利便性の更なる向上を行ってまいります。
④ 変革と成長を支える経営基盤の強化
当社グループを取り巻く経営環境は日々刻々と変化しており、様々な企業リスクへの迅速かつ柔軟な対応が必要となっています。
特に近年、コンプライアンス並びにコーポレートガバナンスの重要性が顕著に高まっており、経営陣は当然のことながら従業員のモラルにいたるまで、会社全体での健全性や透明性が求められています。
このような環境変化を踏まえ、当社グループは企業価値を更に高め、株主の皆様をはじめとするステークホルダーに信頼され支持され続ける企業となるために、従業員への啓蒙と教育活動はもとより、経営陣においても意思決定の迅速化と明確化、組織体制の最適化、監査役及び会計監査人による監査との連携を強化し、企業倫理を高めてまいります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループの企業理念は「新しい価値の創造と機会の拡大」の追求であり、それはCreation Of New Value And New Opportunities の頭文字を取り「Convano(コンヴァノ)」と名付けられた社名にも込められております。
この企業理念に基づき、従来の常識や既成概念にとらわれず課題にチャレンジし続けることで、一般的に高価格かつ施術に時間がかかるため、限られた人だけがする贅沢品と考えられていたネイルサービスを、「手軽、リーズナブル、安定品質」を実現する業界唯一のポジションを構築してまいりました。
今後は「ネイルで世界を変える」のビジョン実現のため、またネイル業界全体の発展に貢献するためにも、更なるブランド認知の促進を図り、より多くの方々に「ジェルネイル」を経験していただくべく、新規ユーザーの開拓並びに雇用機会の創出に取り組んでまいります。
(2) ネイル業界の市場環境、競争環境
国内の構造的な人手不足を背景とする採用難及び雇用維持に伴う人件費の上昇、不動産賃料の高騰などのコスト増加要因により、当社グループが属するネイル業界においても厳しい経営環境となっております。
しかしながら、為替相場の急激な変動や地政学的な衝突の影響による物価上昇など回復基調に転じており、ネイル利用者も再成長を見込んでおります。
ネイルを普段使いする利用者の比率及び一人当たりの平均利用回数も、緩やかに伸びていく見通しがあり、市場動向は堅調に推移しております。
競争環境においては、「安価・短時間」を売りにする競合の参入が増加傾向にあります。一方、「リーズナブルさ・スピード」と「品質・仕上がりの安定感」を両立しているのは当社のみであり、独自のオペレーションによるポジションと優位性を確立している業界唯一のネイルサロンであると認識しております。参入企業が増える中でもシェアの維持・拡大が可能であると想定しております。
(3) 目標とする経営指標
当社グループは主要財務指標として、全社及び各事業の売上収益、営業利益、EBITDA及びその成長率を重視して います。また独自のオペレーションによる高い生産性が当ビジネスモデルの根幹であるため、各ネイリスト別の施 術時間や顧客の店舗での滞在時間など、様々な時間の動向を注視しております。さらに予約によるご来店が大半で あるため、予約手段の割合や、予約可能数に対する予約率、キャンセル率などの動向を事業上の重要な指標として 注視しております。
(4) 中長期的な会社の経営戦略
当社グループが展開するネイルサロン「ファストネイル」は、多くの人にとって、非日常であったジェルネイルの一般化を目指し、当たり前を疑い、業界の常識を更新してまいりました。ジェルネイルは、毎日変えられるものではないため、顧客に日常的に楽しんでいただくためにも、考え抜かれたデザインやオペレーション、短い時間と明朗な会計、安定した品質を提供することに徹底的にこだわりました。今後も「ファストネイル」は、これらの強みを顧客に向けてよりいっそう訴求し、安心して通えるネイルサロンのトップブランドとして認知していただくことが不可欠であります。そこで、時代に即した効果的な広告宣伝手法への対応、顧客ニーズをとらえた商品の開発、当社グループ独自の予約アプリ「FASTNAIL TOWN」の機能拡大を継続的に実施し、利便性の更なる向上を図ってまいります。
また過去には出店場所を首都圏や関西・東海の駅近郊のビル内をメインとして進めてまいりましたが、近年は優良商業施設内の高い認知が期待できる場所への出店に軸足を移しております。さらに今後は、地方都市などの未開拓地域への出店を図るため、既にそれらの地域に密着したビジネスを展開しておられる、ヘアーサロンなどの事業者をパートナーとしたフランチャイズ展開も推進し、事業規模の一層の拡大を図ってまいります。
(5) 会社の対処すべき課題
① 既存店舗の稼働率向上と新規出店の適正なバランス
コロナ禍が沈静化するにつれて需要の回復基調が顕著となる中、各店舗に用意された座席の稼働状況には、まだ余力がある状況となっています。
コスト面においても店舗の賃料は大きな比率を占めており、物流コストも上昇していることから、当面の間は需要と供給のバランスを考慮しつつ既存店への配属を重視した人員施策を行い、稼働率を高めて効率的な利益の獲得に努めてまいります。
このように各店舗の従業員数を十分に充足させることは、労働環境の大きな改善にもつながり、離職の抑制にも好影響を与えることが期待でき、採用コストの抑制とともに待遇改善にも寄与すると考えております。
一方で、当社店舗の便利な立地がお客様の大きな来店動機につながっています。これまでも物件を厳選して優良商業施設に店舗を構えてまいりましたが、今後も既存店の人員充足を優先しつつバランスを熟考しながら、新規物件の開拓、あるいは好立地への移転、フランチャイズ展開などを進めてまいります。
② 人材価値の向上と、長く働きやすい環境の実現
当社グループにおいて「優秀な人材」が最も大切な経営資源であることに変わりはありません。質の高い採用から育成・技術の向上、定着が重要であり、他社との差別化並びに事業規模の拡大の要となります。
よって、これまで以上に従業員教育の充実と労働環境並びに待遇の改善を図るとともに、今後はブランドの方向性を一層明確にし、インナーブランディングの浸透を進め、すべての従業員が当社グループの目指す姿、ビジョンや経営理念などを深く理解し行動することにより、お客様に対して提供する価値を向上させてまいります。
また、優秀な人材が長期で働けるよう、結婚や出産、育児、介護などのライフステージの変化が起きた際に、柔軟な働き方が選択可能な雇用区分の再設計を行いましたが、この制度の利用促進を図るために更なる改良を行い、より一層の福利厚生の充実を実現させることによって、個々人の環境変化に応じた働きやすい環境整備を推し進めてまいります。
③ 時代の変化とニーズに即応できる体制づくり
以前より消費者の行動様式の変化が進む中、まさにコロナ禍がその流れに拍車を掛けました。デジタル化が進むマーケティングにおいてもその手法は多様化・分散化の一途をたどり、これまでの限られた広告宣伝だけでは消費者の心をつかむことが難しくなっています。
よって当社グループでは、マーケティング部門や商品開発部門並びに関連企業の連携を強めて、時代に合った効果的な広告宣伝手法への対応と、消費者ニーズの変化を敏感に捉えた商品開発に努めつつ、一方ではメニューバラエティなどの集中と選択により、当社の特徴である効率の高い店舗におけるオペレーションの最適化を図ってまいります。
また、他社との圧倒的な差別化要因である当社独自の予約アプリ「FASTNAIL TOWN」の改良と機能拡大も継続的に行い、利便性の更なる向上を行ってまいります。
④ 変革と成長を支える経営基盤の強化
当社グループを取り巻く経営環境は日々刻々と変化しており、様々な企業リスクへの迅速かつ柔軟な対応が必要となっています。
特に近年、コンプライアンス並びにコーポレートガバナンスの重要性が顕著に高まっており、経営陣は当然のことながら従業員のモラルにいたるまで、会社全体での健全性や透明性が求められています。
このような環境変化を踏まえ、当社グループは企業価値を更に高め、株主の皆様をはじめとするステークホルダーに信頼され支持され続ける企業となるために、従業員への啓蒙と教育活動はもとより、経営陣においても意思決定の迅速化と明確化、組織体制の最適化、監査役及び会計監査人による監査との連携を強化し、企業倫理を高めてまいります。