臨時報告書

【提出】
2020/06/12 17:09
【資料】
PDFをみる

提出理由

当社は、令和2年6月11日開催の取締役会においてNeoX株式会社(以下「NeoX Japan」)および、淼瀛信息技術有限公司(以下「NeoX China」)が共同運営する「神居秒算(しんきょびょうさん)」事業に関して、NeoX Japanの株式の取得及びNeoX Chinaの一部事業を譲受する為に新設される会社の株式の取得をすることにつき、NeoX Japanの株主、NeoX China、及びNeoX Chinaの株主と基本合意しましたので、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第8号の2の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。

子会社取得の決定

(1)取得対象子会社(NeoX株式会社)の商号、本店の所在地、代表者の氏名、資本金の額、純資産の額、総資産の額及び事業の内容
① 商号 :NeoX株式会社
② 本店の所在地:東京都渋谷区渋谷1-3-9
③ 代表者の氏名:代表取締役 何 書勉
④ 資本金の額 :取得先の意向により非開示とさせて頂きます。
⑤ 純資産の額 :取得先の意向により非開示とさせて頂きます。
⑥ 総資産の額 :取得先の意向により非開示とさせて頂きます。
⑦ 事業の内容 :不動産プラットフォームのウェブサイト運営関連事業(「神居秒算」事業)及び人口知能関連事業
尚、NeoX Japanは2020年7月末頃を目途に「神居秒算」事業を行う会社と、人工知能関連事業を行う会社に分割型新設分割を実施する予定です。当社は分割後に「神居秒算」事業を行う分割会社の株式を取得する予定であり、人工知能関連事業については、既存の株主が継続して株式を保有する予定の設立会社(新設する会社)が行う予定です。
また、当社が株式を取得する分割会社は会社分割に当たって商号の変更を行う予定です。
(2)取得対象子会社(NeoX Japan)の最近3年間に終了した各事業年度の売上高、営業利益、経常利益及び純利益
取得先の意向により非開示とさせて頂きます。
(3)取得対象子会社(NeoX Japan)の当社との間の資本関係、人的関係及び取引関係
資本関係 当社と取得対象子会社との間には、記載すべき資本関係はありません。
人的関係 当社と取得対象子会社との間には、記載すべき人的関係はありません。
取引関係 当社と取得対象子会社との間には、記載すべき取引関係はありません。
(4)取得対象子会社(NeoX Chinaの一部事業を譲受する為に新設される会社)の商号、本店の所在地、代表者の氏名、資本金の額、純資産の額、総資産の額及び事業の内容
今後設立される予定であり詳細は未定です。
(5)取得対象子会社(NeoX Chinaの一部事業を譲受する為に新設される会社)の最近3年間に終了した各事業年度の売上高、営業利益、経常利益及び純利益
今後設立される予定であり詳細は未定です。
(6)取得対象子会社(NeoX Chinaの一部事業を譲受する為に新設される会社)の当社との間の資本関係、人的関係及び取引関係
今後設立される予定であり、記載すべ取引関係はありません。
(7)取得対象子会社に関する子会社取得の目的
当社はこれまで、「不動産取引を1クリックで」をコンセプトに、テクノロジーを活用し、ワンストップな不動産サービスを提供してまいりました。この度、中華圏の投資家と日本の不動産情報を繋ぐ不動産プラットフォームである「神居秒算」を獲得し、自社のサービスに加えることで、海外に向けた不動産サービスを開始します。
「神居秒算」は、“良い部屋を素早く見つける、相場をその場で計算できる”を意味する、中国の不動産投資家向け日本不動産プラットフォームです。同サービスは、自社開発の拡張現実(AR)アプリ、日本の15万棟以上の分譲マンションのデータ、20年間の取引データを網羅したデータベース等を活用し、中国の投資家に有益かつ効率的な日本の不動産情報を提供し、日本国内の不動産事業者に対しては中国投資家への販売チャネルを提供してきました。
「神居秒算」の掲載物件数は約1万2000件、月間の問い合わせ件数は1000件に迫る水準にあり、中国市場向けに日本不動産を紹介するプラットフォームとしては最大級の規模を誇ります(NeoX Japan調べ)。また、同サイトの顧客の約59%が資産5,000万円以上を有する富裕層と言われております。
この度、当社が同サービスの運営を開始し、国内の不動産事業者への営業力を強化することで、物件掲載数を拡大させ、「神居秒算」の商品力を強化いたします。さらに、同メディアを通じて既存の不動産投資事業(iBuyer事業)の市場拡大、連携によるRENOSY会員数の拡大によるメディア力強化、そして不動産会社向けメディア販売によるストック収益の獲得を見据えております。
「神居秒算」は主に2つの収益源をもっており、ストック型の収益とフロー型の収益から構成されます。ストック型の収益としては、不動産事業者からプラットフォームに物件掲載を行う際のシステム利用料があります。原則として月額固定料金となっており、安定的な収益が獲得可能です。一方、「神居秒算」は、投資家が直接日本の不動産事業者に問い合わせを行う「直接送客」と、NeoX China及びNeoX Japanが間に入ってコンサルティングを行う「間接送客」があり、後者の場合には売買が成約した場合において、コンサルティングフィー(成約料の一定の割合)を不動産事業者から獲得するフロー型の収益となっています。
(8)取得対象子会社に関する子会社取得の対価の額
NeoX Japan及びNeoX Chinaの一部事業を譲受する為に新設される会社の普通株式 1,200百万円
アドバイザリー費用等(概算額) 25百万円程度
合計(概算額) 1,225百万円程度
以 上