有価証券報告書-第6期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)

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2021/03/25 13:35
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138項目
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。」の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、判断したものであります。
(1)経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(以下「感染症」といいます。)の世界的な流行により、その収束は依然として見通せない状況にあり、景気の先行きについては極めて不透明な状況が続いております。感染症拡大の防止策を講じつつ、段階的に経済活動が再開されていく中で、少しずつ持ち直しの動きも見られるものの、感染の再拡大に伴い不透明な状況で推移しております。
当社グループを取り巻く事業環境は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」にて記載しておりますが、保育ニーズは今後も拡大するものと考えております。
当社グループでは、高まる保育ニーズへの対応として認可保育所等の保育施設の新規開設に注力したとともに、より良いサービスの提供を実現するために、優秀な人材を確保すること及びサービス品質の更なる向上に注力してまいりました。また、業容拡大スピードにしっかりと対応できる体制構築のために本社本部社員の増員をおこないました。さらに継続して保育施設のICT化を推進しており、保育士等の職員がより保育に集中できる環境作りや一人一人の児童としっかり向き合う機会を作る仕組みの構築に努めてまいりました。
さらに、当社グループが成長戦略の一つとして掲げるM&Aの実行として、2020年3月2日に介護事業(デイサービス)の事業譲受を、2020年12月1日に愛知県名古屋市に本社を置き、子育て支援事業を営むオフィス・パレット株式会社の子会社化を行いました。
以上の取組みの結果、当連結会計年度に以下のとおり新たに40施設の保育施設等を開設並びに運営開始いたしました。
(公的保育事業) 合計12施設
認可保育所 合計7施設
東京都 3施設(港区1施設、千代田区1施設、中央区1施設)
愛知県 3施設(名古屋市3施設)
大阪府 1施設(大阪市1施設)
小規模認可保育所 合計5施設
愛知県 5施設(名古屋市5施設)
(受託保育事業) 合計26施設
企業内・病院内保育施設 合計7施設
福岡県 6施設(福岡市3施設、太宰府市1施設、筑紫野市1施設、行橋市1施設)
長崎県 1施設(長崎市1施設)
学童保育施設 合計18施設
福岡県 18施設(春日市18施設)
わいわい広場 合計1施設
福岡県 1施設(福岡市1施設)
(その他) 合計2施設
介護施設 合計2施設
福岡県 2施設(福岡市2施設)
なお、当社グループを取り巻く事業環境を鑑み、限られた経営資源のより良い活用を行うことを目的に、2020年3月末をもって運営を終了した施設が公的保育事業において1施設、その他において1施設あります。また、委託期間満了等により、2020年12月末までに運営を終了した施設が受託保育事業において6施設あります。
上記を踏まえ、2020年12月末時点の運営施設数は、公的保育事業において62施設(認可保育所42施設、小規模認可保育所19施設、東京都認証保育所1施設)、受託保育事業において225施設(受託保育所142施設、学童保育所51施設、わいわい広場32施設)、その他において7施設(認可外保育所4施設、小規模認可保育所(事業所内保育事業)1施設、介護施設(デイサービス)2施設)の計294施設となっております。
以上により、当社グループの経営成績は以下のとおりとなりました。
(売上高)
売上高につきましては、10,778,909千円(前年同期比7.2%増)となりました。これは主に、当連結会計年度に公的保育事業において4施設、受託保育事業において26施設、その他において2施設、新規に開設したこと、また各事業の既存施設の充足率が向上したことによるものであります。
(売上原価)
売上原価につきましては、8,893,322千円(前年同期比5.1%増)となりました。これは主に、運営施設数の増加に伴う労務費や経費の増加によるものです。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費につきましては、1,273,267千円(前年同期比15.6%増)となりました。これは主に、採用費や給料及び手当の増加によるものです。なお、売上高販管費率は前連結会計年度が11.0%であったところ、当連結会計年度は11.8%となりました。
この結果、営業利益は612,319千円(同26.1%増)となりました。
(営業外損益と経常利益)
営業外収益につきましては6,517千円(前年同期比10.4%減)、営業外費用につきましては24,909千円(同22.8%減)となりました。営業外収益の減少は、主に営業外収益のその他の減少によるものです。営業外費用の減少は、主に支払利息や障害者雇用納付金の減少によるものです。
この結果、経常利益は593,927千円(同28.9%増)となりました。
(特別損益と親会社株主に帰属する当期純利益)
特別利益につきましては828,660千円(前年同期比340.5%増)、特別損失につきましては852,801千円(前年同期比329.9%増)となりました。特別利益の増加は、補助金収入の増加によるものです。特別損失の増加は、主に固定資産圧縮損の増加によるものです。
税金等調整前当期純利益につきましては569,785千円(前年同期比26.5%増)となり、法人税、住民税及び事業税を229,565千円、法人税等調整額を1,122千円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は339,098千円(前年同期比18.0%増)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。なお、記載のセグメントの経営成績はセグメント間取引の相殺前の数値であります。
(公的保育事業)
公的保育事業におきましては、当連結会計年度において新規に認可保育所4施設を開設いたしました。また、各既存施設において、保育の質の向上及び効率的な運営の充実に注力いたしました。さらに、M&Aによる公的保育事業強化を目的に2020年12月1日付で、オフィス・パレット株式会社を子会社化いたしました。この結果、当連結会計年度における売上高は6,485,972千円(前年同期比7.0%増)、セグメント利益は807,666千円(同21.8%増)となりました。
(受託保育事業)
受託保育事業におきましては、企業・病院等が設置する保育施設の新規受託や学童保育所やわいわい広場の新規受託の営業活動に注力し、新規に26施設(受託保育所7施設、学童保育所18施設、わいわい広場1施設)の運営を開始いたしました。また、各既存施設において、保育の質の向上及び効率的な運営の充実に注力いたしました。この結果、当連結会計年度における売上高は3,748,803千円(前年同期比5.5%増)、セグメント利益は218,814千円(同24.0%増)となりました。
(その他)
その他におきましては、主に幼稚園や保育所に対する保育人材の派遣事業、直営認可外保育施設における保育の質の向上及び効率的な運営の充実に注力いたしました。また新規事業として介護事業(デイサービス)を開始し、介護施設2施設の運営を開始いたしました。この結果、当連結会計年度における売上高は570,793千円(前年同期比28.0%増)、セグメント利益は25,467千円(同248.9%増)となりました。
当社グループでは、中長期的な経営の方向性を「teno VISION 2030」で示し、「中期経営計画(2021~2023)」において以下の経営指標の目標値を定めております。なお、目標達成に向けた重点施策については、『第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営環境 ②「中期経営計画(2021~2023)」』に記載しております。当該計画につきましては、前回公表分(2020年2月13日)を、2021年2月12日に2021年12月期から始まる3か年の中期経営計画として策定しております。
2021年12月期2022年12月期2023年12月期
売上高(億円)120129140
営業利益(百万円)620681718

生産、受注及び販売の実績は、以下のとおりであります。
(生産実績)
当社グループは、生産活動を行っていないため、該当事項はありません。
(受注実績)
当社グループは、受注生産を行っていないため、該当事項はありません。
(販売実績)
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2020年1月1日
至 2020年12月31日)
販売高(千円)前年同期比(%)
公的保育事業6,485,9727.0
受託保育事業3,748,8035.5
その他544,13325.2
合計10,778,9097.2

(注)1.セグメント間取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2019年1月1日
至 2019年12月31日)
当連結会計年度
(自 2020年1月1日
至 2020年12月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
東京都板橋区1,248,13812.41,271,93211.8
東京都新宿区1,091,34910.91,094,81510.2

上記は公的保育事業における同区からの保育園運営に関する補助金収入であり、売上高として計上しております。なお、消費税等は含まれておりません。
(2)財政状態
(資産)
当連結会計年度末の資産につきましては、7,419,167千円(前期末比1,287,885千円増)となりました。
流動資産につきましては、3,206,472千円(同214,930千円増)となりました。これは、主に現金及び預金が91,641千円、売掛金が93,596千円増加し、流動資産のその他が28,872千円増加したためであります。
固定資産につきましては、4,212,694千円(同1,072,954千円増)となりました。これは、主に認可保育所の新規開園に係る建物及び構築物等の圧縮記帳処理等により有形固定資産が318,712千円増、オフィス・パレット株式会社の株式取得及び介護事業(デイサービス)の事業譲受によるのれんの計上により無形固定資産が715,184千円増加、投資その他の資産が39,057千円増加したためであります。
(負債)
当連結会計年度末の負債につきましては、5,291,501千円(前期末比984,991千円増)となりました。
流動負債につきましては、2,395,874千円(同191,932千円増)となりました。これは、主に短期借入金が100,000千円減少、未払金が99,055千円増加、1年内返済予定の長期借入金が110,648千円増加、未払法人税等が53,526千円増加、流動負債のその他が13,972千円増加したためであります。
固定負債につきましては、2,895,627千円(同793,059千円増)となりました。これは、主に長期借入金が729,618千円増加したためであります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産につきましては、2,127,665千円(前期末比302,893千円増)となりました。これは、新株発行による資本金483千円増加及び資本剰余金483千円増加と親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴う利益剰余金が301,926千円増加したためであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による資金の獲得が508,611千円、投資活動による資金の支出が1,103,539千円、財務活動による資金の獲得が677,568千円であったことにより、前連結会計年度末に比べ82,641千円増加し、1,865,696千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は508,611千円(前連結会計年度は518,814千円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益が569,785千円、減価償却費が179,929千円及び法人税等の支払額210,758千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は1,103,539千円(前連結会計年度は252,565千円の支出)となりました。これは主に認可保育園の新規開園に関する有形固定資産の取得による支出1,137,617千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出456,493千円、事業譲受による支出242,000千円、新規開園に伴う長期貸付けによる支出38,415千円、敷金及び保証金の差入による支出41,400千円及び補助金の受取額828,660千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は677,568千円(前連結会計年度は501,856千円の支出)となりました。これは主に長期借入れによる収入1,240,000千円、長期借入金の返済による支出424,998千円及び短期借入金の純減額100,000千円によるものです。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況の分析は「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (4)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
② 資金需要
当社グループの資金需要の主なものは、新規に開設する保育所の設備投資に係る設備資金需要、保育施設における備品購入費及び人材採用費等の運転資金需要であります。
③ 財政政策
当社グループは、当社と連結子会社の資金管理の一元化を図り、連携をとることにより資金効率の向上に努めております。また、事業活動のための資金調達、適切な流動性の維持及び財務構造の安定化を図ることに注力しております。新規に開設する保育所の設備投資や運転資金といった資金需要については、主には金融機関からの借入によって調達しております。
(5)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響に関する情報は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 (追加情報)」に記載のとおりです。
(固定資産の減損処理)
当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては決算時点で入手可能な情報等に基づき慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。
(繰延税金資産の回収可能性)
当社グループは、繰延税金資産について将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を十分に検討し回収可能見込額を計上しております。しかし、繰延税金資産の回収可能見込額に変動が生じた場合には、繰延税金資産の取崩し又は追加計上により利益が変動する可能性があります。

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