有価証券報告書-第51期(2025/01/01-2025/12/31)
有報資料
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社は、組込みソフトウェア技術をコアコンピタンスとしてグループを拡大・発展させるため、2011年11月に経営理念としての『eSOL Spirit』を制定しております。

(2)当社グループの現状の認識について
当社グループの主たる事業である組込みソフトウェア事業は、「私たちは世界の人々のためのサイバーフィジカル社会を実現するワールドクラスのフルスタックエンジニアリング企業である」をビジョンとして掲げております。今後、実現していくサイバー空間とフィジカル空間(実世界)が一体化するサイバーフィジカル社会において、フィジカル側の基盤技術として、産業横断的に利用される技術です。電子化が急速に進展する自動車業界では、SDV(Software-Defined Vehicle)が、乗用車を中心に注目されていますが、当社グループでは、SDVの「V」を自動車に限らず、広義のビークル(自動車、鉄道などの車両や船舶、航空機、ドローン、ロボットなど動くもの全て)と位置付けています。自動車を引き続き、メインターゲットとしつつ、さらに、広義の各種Vehicleシステムも並行して推進し、当事業の拡大を目指します。
一方のセンシングソリューション事業は、ハム・食肉や冷食メーカーや卸小売り等、事前発注を行わない商習慣市場に対して車載プリンタ、また、倉庫業等に対して常温/耐環境ハンディターミナルを提供してまいりました。車載プリンタの実質的な競合他社は認識しておりません。しかしながら、顧客市場の成熟化や流通システムの再編成等により、この市場は、今後の成長を見込むことが難しいと判断しております。今後は、耐環境技術等、既存技術を活かしつつ、組込みソフトウェア事業とのシナジーを見込みながら、自動販売機や移動販売等、コンピュータ化による効率化が見込める分野に各種センサーによるIoTシステムを提案し、当事業を成長させてまいります。
(3)当面の事業上及び財務上の対処すべき課題の内容
当社は、中期経営計画「eSOL Reborn 2030 – Strategic Business Plan」(2025年4月30日発表)を策定し、当社のビジョン「私たちは、世界の人々のための持続可能なサイバーフィジカル社会を実現するワールドクラスのフルスタックエンジニアリング企業です。」を実現するための課題認識としてのSWOT分析に基づき、分野ごとに11の戦略を立てて取り組んでおります。
① 目標実現のための課題認識(SWOT分析)
「顧客視点に立った個の力の統合とリーダーシップ強化」
(注) S:強み(Strength)、W:弱み(Weakness)、O:機会(Opportunity)、T:脅威(Threat)
② 目標実現のための11の戦略(Core Strategies)
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社は、組込みソフトウェア技術をコアコンピタンスとしてグループを拡大・発展させるため、2011年11月に経営理念としての『eSOL Spirit』を制定しております。

(2)当社グループの現状の認識について
当社グループの主たる事業である組込みソフトウェア事業は、「私たちは世界の人々のためのサイバーフィジカル社会を実現するワールドクラスのフルスタックエンジニアリング企業である」をビジョンとして掲げております。今後、実現していくサイバー空間とフィジカル空間(実世界)が一体化するサイバーフィジカル社会において、フィジカル側の基盤技術として、産業横断的に利用される技術です。電子化が急速に進展する自動車業界では、SDV(Software-Defined Vehicle)が、乗用車を中心に注目されていますが、当社グループでは、SDVの「V」を自動車に限らず、広義のビークル(自動車、鉄道などの車両や船舶、航空機、ドローン、ロボットなど動くもの全て)と位置付けています。自動車を引き続き、メインターゲットとしつつ、さらに、広義の各種Vehicleシステムも並行して推進し、当事業の拡大を目指します。
一方のセンシングソリューション事業は、ハム・食肉や冷食メーカーや卸小売り等、事前発注を行わない商習慣市場に対して車載プリンタ、また、倉庫業等に対して常温/耐環境ハンディターミナルを提供してまいりました。車載プリンタの実質的な競合他社は認識しておりません。しかしながら、顧客市場の成熟化や流通システムの再編成等により、この市場は、今後の成長を見込むことが難しいと判断しております。今後は、耐環境技術等、既存技術を活かしつつ、組込みソフトウェア事業とのシナジーを見込みながら、自動販売機や移動販売等、コンピュータ化による効率化が見込める分野に各種センサーによるIoTシステムを提案し、当事業を成長させてまいります。
(3)当面の事業上及び財務上の対処すべき課題の内容
当社は、中期経営計画「eSOL Reborn 2030 – Strategic Business Plan」(2025年4月30日発表)を策定し、当社のビジョン「私たちは、世界の人々のための持続可能なサイバーフィジカル社会を実現するワールドクラスのフルスタックエンジニアリング企業です。」を実現するための課題認識としてのSWOT分析に基づき、分野ごとに11の戦略を立てて取り組んでおります。
① 目標実現のための課題認識(SWOT分析)
「顧客視点に立った個の力の統合とリーダーシップ強化」
| 1. | SO: | OEMのソフトウェアビジネス力+技術力の不足を補い、それらを強化するeSOLのソフトウェア知見 |
| 2. | SO: | より効率的なコンピューティング/ソフトウェアの需要拡大に効果的に対応するeSOLのFull Stackソフトウェア技術 |
| 3. | SO: | ハードウェアの進化に追従して進化するeSOLのOS技術 |
| 4. | SO: | 社会のCPS化に対応するeSOLのCPS(組込みシステム)知見 |
| 5. | WO: | OEMによる自社開発の増加に伴い変化する顧客ニーズに対応できるシステム/顧客視点の不足 |
| 6. | WT: | 新興国ベンダによる先進的かつ積極的なビジネス展開が活発化する中での控えめなビジネスアプローチ |
| 7. | WT: | 産業横断的なソフトウェアの共通化/プラットフォーム化が進む中、産業分野ごとの縦割りのエンジニアリングサービスビジネス |
| 8. | WT: | 日本の人口減少に伴う労働者数の減少により厳しくなる採用環境に対抗できる採用ブランド力 |
| 9. | WT: | ソフトウェア技術知見やアーキテクチャ知見が充分でない顧客に対しても先鋭的・科学的な提案力 |
| 10. | WT: | グローバル化とローカライズ、統合と特化のバランスを見据えた戦略とグローバル化 |
| 11. | WT: | 安全・セキュリティ標準等による開発者の負荷増大に対応するeSOLの自動化、システムズエンジニアリング力、コミュニケーション力 |
(注) S:強み(Strength)、W:弱み(Weakness)、O:機会(Opportunity)、T:脅威(Threat)
② 目標実現のための11の戦略(Core Strategies)
| 分野 | 戦略-Core Strategies |
| Product/Service Development | Ⅰ.Full Stack Engineering(FSE)によるカスタムプラットフォーム開発 Ⅱ.Open/Closed原則による「標準」の活用 |
| Market Access | Ⅰ.SDVをターゲット Ⅱ.ライセンスとサービスビジネスモデルの一体化 Ⅲ.eSOLブランドの強化 |
| People/Organization | Ⅰ.ソフトウェア開発における品質管理(QM)の根幹化 Ⅱ.パートナーシップの事業基盤化 Ⅲ.人材(HR)の包括的かつ継続的成長を実現するシステム化 Ⅳ.トップマネージメントの先鋭化 Ⅴ.情報システムへのエンジニアリングアプローチ導入による業務効率向上 Ⅵ.攻めの資本政策の実践 |