有価証券報告書-第14期(2024/04/01-2025/03/31)
10.のれん及び無形資産
(1) 増減表
のれん及び無形資産の帳簿価額の増減、取得原価並びに償却累計額及び減損損失累計額は、以下のとおりであります。
① 帳簿価額
② 取得原価
③ 償却累計額及び減損損失累計額
償却費は、連結損益計算書上、「販売費及び一般管理費」に含めて表示しております。
(2) のれんの減損テスト
のれんの減損テストについては、連結会計年度末及び減損の兆候が存在する場合にはその都度実施しており、各資金生成単位の回収可能価額を測定し、帳簿価額と回収可能価額とを比較しております。当社グループは、各資金生成単位の回収可能価額を、使用価値と処分コスト控除後の公正価値のうち、いずれか高い金額としております。
使用価値は、取締役会が承認した過去の実績や将来の売上高成長率等の一定の過程を織り込んで算定した事業計画を基礎としたキャッシュ・フローの見積額を、事業形態の類似性等の一定の仮定を織り込んで選定した類似公開企業の財務情報を基に算定した当該資金生成単位の加重平均資本コストにより現在価値に割り引いて算定しております。
処分コスト控除後の公正価値は、2025年3月期の実績を基礎とした純利益を、事業形態の類似性等の一定の仮定を織り込んで選定した類似公開企業の株価と財務指標を用いて算出した倍率に乗じて算定しております。
なお、減損テストに用いた仮定が合理的に予測可能な範囲に変化したとしても、回収可能価額が帳簿価額を下回る可能性は低いと判断しております。
各資金生成単位グループに配分されたのれんの帳簿価額は以下のとおりであります。
使用価値の算定に用いた重要な仮定は以下のとおりであります。
(3)耐用年数が確定できない無形資産
上記の無形資産のうち耐用年数を確定できない資産は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ145百万円及び828百万円であります。このうち、主なものは企業結合時に取得した商標権であり、事業が継続する限り存続するため、耐用年数を確定できないものと判断しております。
(1) 増減表
のれん及び無形資産の帳簿価額の増減、取得原価並びに償却累計額及び減損損失累計額は、以下のとおりであります。
① 帳簿価額
(単位:百万円) | ||||||
のれん | 無形資産 | |||||
ソフトウエア | 商標権 | 顧客関連 無形資産 | その他 | 合計 | ||
前連結会計年度期首 (2023年4月1日) | 3,399 | 374 | 163 | 68 | 0 | 607 |
取得 | - | 278 | - | 412 | - | 691 |
企業結合 | 596 | 0 | - | - | - | 0 |
売却又は処分 | - | △2 | - | - | - | △2 |
償却費 | - | △100 | △17 | △26 | - | △144 |
減損損失 | - | - | - | - | - | - |
前連結会計年度末 (2024年3月31日) | 3,995 | 552 | 145 | 454 | 0 | 1,152 |
取得 | - | 542 | - | 1,291 | - | 1,833 |
企業結合 | 559 | △26 | 616 | △60 | - | 529 |
売却又は処分 | - | △2 | - | - | - | △2 |
償却費 | - | △119 | 66 | △156 | - | △209 |
減損損失 | - | - | - | - | - | - |
当連結会計年度末 (2025年3月31日) | 4,554 | 946 | 828 | 1,527 | 0 | 3,303 |
② 取得原価
(単位:百万円) | ||||||
のれん | 無形資産 | |||||
ソフトウエア | 商標権 | 顧客関連 無形資産 | その他 | 合計 | ||
前連結会計年度期首 (2023年4月1日) | 3,399 | 523 | 212 | 87 | 0 | 823 |
前連結会計年度末 (2024年3月31日) | 3,995 | 800 | 212 | 499 | 0 | 1,513 |
当連結会計年度末 (2025年3月31日) | 4,554 | 1,301 | 829 | 1,703 | 0 | 3,835 |
③ 償却累計額及び減損損失累計額
(単位:百万円) | ||||||
のれん | 無形資産 | |||||
ソフトウエア | 商標権 | 顧客関連 無形資産 | その他 | 合計 | ||
前連結会計年度期首 (2023年4月1日) | - | △148 | △48 | △19 | - | △216 |
前連結会計年度末 (2024年3月31日) | - | △248 | △66 | △45 | - | △360 |
当連結会計年度末 (2025年3月31日) | - | △355 | △0 | △175 | - | △531 |
償却費は、連結損益計算書上、「販売費及び一般管理費」に含めて表示しております。
(2) のれんの減損テスト
のれんの減損テストについては、連結会計年度末及び減損の兆候が存在する場合にはその都度実施しており、各資金生成単位の回収可能価額を測定し、帳簿価額と回収可能価額とを比較しております。当社グループは、各資金生成単位の回収可能価額を、使用価値と処分コスト控除後の公正価値のうち、いずれか高い金額としております。
使用価値は、取締役会が承認した過去の実績や将来の売上高成長率等の一定の過程を織り込んで算定した事業計画を基礎としたキャッシュ・フローの見積額を、事業形態の類似性等の一定の仮定を織り込んで選定した類似公開企業の財務情報を基に算定した当該資金生成単位の加重平均資本コストにより現在価値に割り引いて算定しております。
処分コスト控除後の公正価値は、2025年3月期の実績を基礎とした純利益を、事業形態の類似性等の一定の仮定を織り込んで選定した類似公開企業の株価と財務指標を用いて算出した倍率に乗じて算定しております。
なお、減損テストに用いた仮定が合理的に予測可能な範囲に変化したとしても、回収可能価額が帳簿価額を下回る可能性は低いと判断しております。
各資金生成単位グループに配分されたのれんの帳簿価額は以下のとおりであります。
(単位:百万円) | ||
資金生成単位又は 資金生成単位グループ | 前連結会計年度 (2024年3月31日) | 当連結会計年度 (2025年3月31日) |
就活会議株式会社 | 638 | 638 |
株式会社ドアーズ | 1,270 | - |
株式会社INE | 1,490 | 1,490 |
株式会社Five Line及び 株式会社ADVANX | 596 | 596 |
みん就株式会社 | - | 1,829 |
合計 | 3,995 | 4,554 |
使用価値の算定に用いた重要な仮定は以下のとおりであります。
資金生成単位又は 資金生成単位グループ | 前連結会計年度 (2024年3月31日) | 当連結会計年度 (2025年3月31日) | ||
税引前割引率(%) | 成長率(%) | 税引前割引率(%) | 成長率(%) | |
就活会議株式会社 | 17.6 | 0.0 | 13.9 | 1.0 |
株式会社ドアーズ | 16.4 | 0.0 | - | - |
株式会社INE | 13.8 | 0.0 | 14.9 | 1.0 |
株式会社Five Line及び 株式会社ADVANX | 21.0 | 0.0 | 14.9 | 1.0 |
みん就株式会社 | - | - | 14.2 | 1.0 |
(3)耐用年数が確定できない無形資産
上記の無形資産のうち耐用年数を確定できない資産は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ145百万円及び828百万円であります。このうち、主なものは企業結合時に取得した商標権であり、事業が継続する限り存続するため、耐用年数を確定できないものと判断しております。