有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2021/03/12 15:00
【資料】
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【項目】
154項目
(2)【手取金の使途】
上記の手取概算額375,800千円については、「1 新規発行株式」の(注)4.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限125,994千円と合わせた手取概算額合計上限501,794千円について、各サービスの収益増加の目的で自社開発ソフトウエア及び開発設備への投資として充当する予定であります。具体的な内容及び充当時期は、以下のとおりであります。なお、上記調達資金につきましては、具体的な支出が発生するまでは安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
①認証・セキュリティサービスにおける設備投資
同サービスにおいてはSSL/TLSサーバー証明書やクライアント証明書、端末認証用証明書発行管理サービス、ウェブセキュリティサービス、脆弱性診断サービスなど情報セキュリティサービスを提供していますが、主として、認証局設備の老朽化や冗長化に対応するための設備増強など収益増加の目的で行う自社開発ソフトウエアへの投資として172百万円(2022年3月期:172百万円)を充当する予定であります。
②OSSサービスにおける設備投資
同サービスにおいてはLinux OS「MIRACLE LINUX」や統合システム監視ソリューション「MIRACLE ZBX」、バックアップソフトやカーネル技術を活かしたLinuxソリューションなど、オープンソースソフトウエアに関わるサービスを提供していますが、主として、既存製品のバージョンアップや機能追加など収益増加の目的で行う自社開発ソフトウエアへの投資として105百万円(2022年3月期:105百万円)を充当する予定であります。
③IoTサービスにおける設備投資
同サービスにおいては、組込みLinuxと電子認証の技術を融合し、機器の製造段階から脆弱性の低減や脅威への対策を考慮してセキュリティを実装する仕組みや、更新ソフトウエアが安全に配信される仕組みなど、IoTデバイスの安全・安心な利用を実現する認証基盤を提供していますが、主として、IoT向け認証局サービスの認証基盤の開発など収益増加の目的で自社開発ソフトウエアへの投資として224百万円(2022年3月期:211百万円、2023年3月期:12百万円)を充当する予定であります。
(注)1.事業内容の詳細は、「第二部 企業情報 第1 企業の概況 3 事業の内容」の項をご参照下さい。
2.設備資金の内容については、「第二部 企業情報 第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」の項をご参照下さい。