有価証券届出書(新規公開時)
有報資料
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社が判断したものであります。
(1)経営方針
当社は「技術を文化へ」という企業理念を掲げております。
当社は創業来、モバイルやインターネットといったバーチャルの世界と、企業や店舗そして利用者といったリアルの世界の融合を実現するための「接点(タッチポイント)」となるソリューションづくりに取り組んできております。「技術を文化へ」とは、当社の取組みである「タッチポイントソリューション」が多くの人に使われ、「とにかく便利」から、「みんなが知らずに使っているもの」、さらに「無いと困るもの」へと昇華させ、永く世の中に受け入れられ、使い続けられている状態を実現するものであります。
そのために、当社の持つ近接通信に関連する技術力を研究・強化していくことを経営方針とし、当社独自開発の音通信技術を核とするタッチポイントソリューション製品・サービスの開発及び広く世の中に認知、活用されることを目指しております。
(2)経営戦略等
当社は、主に①Smart端末販売及び②スマートフォン用Zeetleアプリを活用した店舗向けO2Oサービスである「Zeetleカードサービス」、③当社の音通信技術を用いたサービス構築において必要となるセキュリティに対応するための認証サービス「TrustSoundサービス」の提供(②③を総称してSmartSoundサービス)を行っております。 Smart端末販売においては、働き方改革等の市場の拡大を背景に、勤怠管理、経費精算、認証印刷及び登降園管理等、様々な分野における販売代理店との関係強化を基本戦略とし、併せて、販売したSmart端末の有償保守サービスを強化することで、安定的な年間売上拡大を目指してまいります。また、マイナンバー等新たなSmart端末の将来需要を見据え、当該対応端末の開発を進めてまいります。
SmartSoundサービスについては、将来的な当社のストックビジネス成長の主軸と位置付け、既存O2Oサービス加盟店舗の拡大、Zeetleアプリを活用した新規デジタルカードサービスのリリース、Zeetleアプリユーザの行動履歴を基軸とするビッグデータの活用やアプリ内広告サービスを推進してまいります。また、当社の独自音通信技術を用いたTrustSoundサービスをサービス事業者の方々に、更に広く認知、評価、採用していただくことを目指してまいります。
(3)経営上の目標達成を判断するための客観的な指標等
当社は、持続的な成長と収益力を高めることで企業価値を向上させることを重視しており、「売上高」及び「売上高営業利益率」を重要な指標として位置付けております。
(4)経営環境
① Smart端末販売
当事業の主力製品である非接触ICカードリーダ端末については、主に勤怠管理システムのIC打刻や経費精算システムの交通カード情報の読取り等に利用されており、勤怠システム市場や経費精算システム市場をターゲットとしております。
勤怠システム市場におきましては、平成31年4月に「働き方改革関連法」が施行され、従業員の労働時間管理が厳格化されることにより、需要が高まっています。民間企業への導入が拡大する一方で、自治体等公共への導入も拡大しており、大きく成長が期待できます。
また、経費精算システム市場におきましても、これまで煩雑であった交通費精算業務について、Suica等の交通カードの記録を読み取ることにより大幅な効率化が図れ、その需要も高まっております。
当社の主な製品であるピットタッチ・プロ2の販売台数の推移は下表のとおりです。
② SmartSoundサービス
当社のSmartSoundサービスでは、既に1,000万以上ダウンロードされている、スマートフォン用アプリZeetleを活用した店舗向けO2Oサービスである「Zeetleカードサービス」の提供及びサービス事業者への当社音通信技術のライセンス提供等を行っております。これらのサービスは、飲食や小売等の店舗やチェーン店を展開する企業を主なターゲットとしており、サービスの内容は、スマートフォンでの来店ポイントやクーポンの取得から、会員認証及び決済に至るまで多岐にわたって対応が可能です。
平成29年6月に閣議決定された「未来投資戦略 2017」にてKPI(Key Performance Indicator:重要な評価指標)として10年後(令和9年)までにキャッシュレス決済比率を40%程度とすることを目指すとしております。また、令和元年10月1日の消費税率引き上げに伴う、キャッシュレス・消費者還元事業の推進により、国内のキャッシュレス化が拡大するとともに、お財布レス化も加速することが予想されております。
キャッシュレス化に伴うお財布レス化は、従来の紙で運用されている会員証、スタンプカード、ポイントカード等から、スマートフォンアプリを活用したサービスに代わり、当該市場の拡大が見込まれております。
(5)事業上及び財務上の会社が対処すべき課題
① 収益基盤の強化
当社の売上構成は、Smart端末の販売が約83%(令和2年3月期第3四半期累計期間実績)であり、フロー型の売上が大半を占めております。Smart端末の販売は今後においても一層の売上拡大を目指してまいりますが、ストック型の売上構成比を上げ、安定的な収益を上げていくことが重要であると認識しております。そのために、端末販売と合わせて、当該端末製品の有償保守サービスの契約率の向上を図ることでストック型の売上構成比を拡大し、安定的な収益構造の実現を図ってまいります。
また、ストック型の売り上げであるSmartSoundサービスの売上構成割合を高めてまいります。具体的には 「Zeetleカードサービス」の売上を維持しつつ、「Zeetle」アプリを活用した新たなデジタルカードサービスのリリースやアプリ内広告サービスの更なる拡大に加え、当社独自音通信技術の認知度向上によるライセンス提供に合わせたサービス利用の拡大を推進することで収益基盤の強化を図ります。
② 知名度・ブランド価値の向上
当社のSmart端末は、勤怠管理市場を中心に売上を拡大させておりますが、更なるブランド価値向上が業界におけるシェア拡大につながるものと考えております。そのためには、当社Smart端末の特長や導入実績をより一層告知していく必要があるものと考えております。また、SmartSoundサービスにおいても同様に、既存 サービスである「Zeetleカードサービス」及び「TrustSoundサービス」の特徴や導入実績をより一層告知することで知名度やブランド価値の向上につながるものと考えております。そのために、費用対効果を見極めながら、より積極的に広告宣伝活動を推進してまいります。
③ 技術革新への対応
スマートフォンの急激な進化に伴い、周辺技術やサービスも大きく変化していくことが予想され、当社においても当該変化に即時、柔軟に対応していくことが今後の事業成長において必要不可欠であると認識しております。そのためには、市場のニーズを的確に予測し、音通信の通信速度と精度の向上及び新しい適用分野への応用について積極的な研究開発投資を行ってまいります。
④ 優秀な人材の確保及び育成
当社が継続的に成長し続けるためには、当社の技術力を高い水準で維持し続けることが重要であると認識しております。そのために、高いスキルを備えた人材の確保及び育成が必要不可欠であり、当社では当該人材の採用を積極的に行うと共に、既存社員を含めた社員の教育、育成に注力してまいります。また、優秀な人材の定着を促進するため、働き甲斐のある職場環境の構築に引き続き努めてまいります。
⑤ 内部管理体制の強化
当社は、今後も事業拡大を見込んでおり、継続的に企業価値を高めていくためには内部管理体制の更なる強化が重要であると認識しております。そのために、事業拡大に合わせ管理部門の人員強化を図ると共に、専門知識の習得や、法令遵守、リスク管理のための社員教育の充実に努めてまいります。
(1)経営方針
当社は「技術を文化へ」という企業理念を掲げております。
当社は創業来、モバイルやインターネットといったバーチャルの世界と、企業や店舗そして利用者といったリアルの世界の融合を実現するための「接点(タッチポイント)」となるソリューションづくりに取り組んできております。「技術を文化へ」とは、当社の取組みである「タッチポイントソリューション」が多くの人に使われ、「とにかく便利」から、「みんなが知らずに使っているもの」、さらに「無いと困るもの」へと昇華させ、永く世の中に受け入れられ、使い続けられている状態を実現するものであります。
そのために、当社の持つ近接通信に関連する技術力を研究・強化していくことを経営方針とし、当社独自開発の音通信技術を核とするタッチポイントソリューション製品・サービスの開発及び広く世の中に認知、活用されることを目指しております。
(2)経営戦略等
当社は、主に①Smart端末販売及び②スマートフォン用Zeetleアプリを活用した店舗向けO2Oサービスである「Zeetleカードサービス」、③当社の音通信技術を用いたサービス構築において必要となるセキュリティに対応するための認証サービス「TrustSoundサービス」の提供(②③を総称してSmartSoundサービス)を行っております。 Smart端末販売においては、働き方改革等の市場の拡大を背景に、勤怠管理、経費精算、認証印刷及び登降園管理等、様々な分野における販売代理店との関係強化を基本戦略とし、併せて、販売したSmart端末の有償保守サービスを強化することで、安定的な年間売上拡大を目指してまいります。また、マイナンバー等新たなSmart端末の将来需要を見据え、当該対応端末の開発を進めてまいります。
SmartSoundサービスについては、将来的な当社のストックビジネス成長の主軸と位置付け、既存O2Oサービス加盟店舗の拡大、Zeetleアプリを活用した新規デジタルカードサービスのリリース、Zeetleアプリユーザの行動履歴を基軸とするビッグデータの活用やアプリ内広告サービスを推進してまいります。また、当社の独自音通信技術を用いたTrustSoundサービスをサービス事業者の方々に、更に広く認知、評価、採用していただくことを目指してまいります。
(3)経営上の目標達成を判断するための客観的な指標等
当社は、持続的な成長と収益力を高めることで企業価値を向上させることを重視しており、「売上高」及び「売上高営業利益率」を重要な指標として位置付けております。
(4)経営環境
① Smart端末販売
当事業の主力製品である非接触ICカードリーダ端末については、主に勤怠管理システムのIC打刻や経費精算システムの交通カード情報の読取り等に利用されており、勤怠システム市場や経費精算システム市場をターゲットとしております。
勤怠システム市場におきましては、平成31年4月に「働き方改革関連法」が施行され、従業員の労働時間管理が厳格化されることにより、需要が高まっています。民間企業への導入が拡大する一方で、自治体等公共への導入も拡大しており、大きく成長が期待できます。
また、経費精算システム市場におきましても、これまで煩雑であった交通費精算業務について、Suica等の交通カードの記録を読み取ることにより大幅な効率化が図れ、その需要も高まっております。
当社の主な製品であるピットタッチ・プロ2の販売台数の推移は下表のとおりです。
| 期間 | ピットタッチ・プロ2販売台数 |
| 第3期(平成26年4月1日~平成27年3月31日) | 1,466台 |
| 第4期(平成27年4月1日~平成28年3月31日) | 1,804台 |
| 第5期(平成28年4月1日~平成29年3月31日) | 3,147台 |
| 第6期(平成29年4月1日~平成30年3月31日) | 5,465台 |
| 第7期(平成30年4月1日~平成31年3月31日) | 9,614台 |
| 第8期第3四半期累計(平成31年4月1日~令和元年12月31日) | 7,358台 |
② SmartSoundサービス
当社のSmartSoundサービスでは、既に1,000万以上ダウンロードされている、スマートフォン用アプリZeetleを活用した店舗向けO2Oサービスである「Zeetleカードサービス」の提供及びサービス事業者への当社音通信技術のライセンス提供等を行っております。これらのサービスは、飲食や小売等の店舗やチェーン店を展開する企業を主なターゲットとしており、サービスの内容は、スマートフォンでの来店ポイントやクーポンの取得から、会員認証及び決済に至るまで多岐にわたって対応が可能です。
平成29年6月に閣議決定された「未来投資戦略 2017」にてKPI(Key Performance Indicator:重要な評価指標)として10年後(令和9年)までにキャッシュレス決済比率を40%程度とすることを目指すとしております。また、令和元年10月1日の消費税率引き上げに伴う、キャッシュレス・消費者還元事業の推進により、国内のキャッシュレス化が拡大するとともに、お財布レス化も加速することが予想されております。
キャッシュレス化に伴うお財布レス化は、従来の紙で運用されている会員証、スタンプカード、ポイントカード等から、スマートフォンアプリを活用したサービスに代わり、当該市場の拡大が見込まれております。
(5)事業上及び財務上の会社が対処すべき課題
① 収益基盤の強化
当社の売上構成は、Smart端末の販売が約83%(令和2年3月期第3四半期累計期間実績)であり、フロー型の売上が大半を占めております。Smart端末の販売は今後においても一層の売上拡大を目指してまいりますが、ストック型の売上構成比を上げ、安定的な収益を上げていくことが重要であると認識しております。そのために、端末販売と合わせて、当該端末製品の有償保守サービスの契約率の向上を図ることでストック型の売上構成比を拡大し、安定的な収益構造の実現を図ってまいります。
また、ストック型の売り上げであるSmartSoundサービスの売上構成割合を高めてまいります。具体的には 「Zeetleカードサービス」の売上を維持しつつ、「Zeetle」アプリを活用した新たなデジタルカードサービスのリリースやアプリ内広告サービスの更なる拡大に加え、当社独自音通信技術の認知度向上によるライセンス提供に合わせたサービス利用の拡大を推進することで収益基盤の強化を図ります。
② 知名度・ブランド価値の向上
当社のSmart端末は、勤怠管理市場を中心に売上を拡大させておりますが、更なるブランド価値向上が業界におけるシェア拡大につながるものと考えております。そのためには、当社Smart端末の特長や導入実績をより一層告知していく必要があるものと考えております。また、SmartSoundサービスにおいても同様に、既存 サービスである「Zeetleカードサービス」及び「TrustSoundサービス」の特徴や導入実績をより一層告知することで知名度やブランド価値の向上につながるものと考えております。そのために、費用対効果を見極めながら、より積極的に広告宣伝活動を推進してまいります。
③ 技術革新への対応
スマートフォンの急激な進化に伴い、周辺技術やサービスも大きく変化していくことが予想され、当社においても当該変化に即時、柔軟に対応していくことが今後の事業成長において必要不可欠であると認識しております。そのためには、市場のニーズを的確に予測し、音通信の通信速度と精度の向上及び新しい適用分野への応用について積極的な研究開発投資を行ってまいります。
④ 優秀な人材の確保及び育成
当社が継続的に成長し続けるためには、当社の技術力を高い水準で維持し続けることが重要であると認識しております。そのために、高いスキルを備えた人材の確保及び育成が必要不可欠であり、当社では当該人材の採用を積極的に行うと共に、既存社員を含めた社員の教育、育成に注力してまいります。また、優秀な人材の定着を促進するため、働き甲斐のある職場環境の構築に引き続き努めてまいります。
⑤ 内部管理体制の強化
当社は、今後も事業拡大を見込んでおり、継続的に企業価値を高めていくためには内部管理体制の更なる強化が重要であると認識しております。そのために、事業拡大に合わせ管理部門の人員強化を図ると共に、専門知識の習得や、法令遵守、リスク管理のための社員教育の充実に努めてまいります。