有価証券報告書-第3期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/03/31 15:13
【資料】
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【項目】
117項目
25.企業結合
前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
(1) 企業結合の概要は以下のとおりであります。
① 相手先企業の名称及びその事業内容
相手先企業の名称 Emotion Intelligence株式会社
事業の内容 消費者のオンラインショッピングに関わる購買行動を予測するAIソリューションを提供
② 企業結合を行った主な理由
いわゆる「カート落ち」等に代表される買物中離脱はEC事業者にとって深刻な課題となっており、当社はその解決に取り組んできました。そのような中、Emotion Intelligence株式会社が提供するソリューション「Zenclerk」と呼ばれるソリューションを当社のプラットフォームに統合することで、消費者のカスタマージャーニーにおいて重要なタイミングで適切なメッセージや特典を提示することにより当該課題が解決できると考え、買収に至りました。
③ 取得日
2019年8月23日
④ 支配の獲得方法
現金及び当社の親会社であるAppier Holdings, Inc.が発行する普通株式を対価とした株式の取得
⑤ 取得した議決権付資本持分の割合
100%
(2) 取得対価及びその内訳は以下のとおりであります。
(単位:千円)
取得対価金額
現金547,794
Appier Holdings, Inc.が発行する普通株式15,034
現金による条件付対価30,301
Appier Holdings, Inc.が発行する普通株式による条件付対価15,493
608,622

(注) 2020年12月31日現在、関連する未払金は条件付対価495千円であり、連結財政状態計算書上、「その他の債務」に計上されています。
(3) 条件付対価は、Emotion Intelligence株式会社の従業員による一定の業績向上及び統合プロセスの完了を条件に支払われるものであり、企業結合から1年以内に支払われる可能性があるものであります。当該条件付対価の増減は次のとおりです。
条件付対価前連結会計年度
(自 2019年1月1日
至 2019年12月31日)
当連結会計年度
(自 2020年1月1日
至 2020年12月31日)
期首残高31,594
企業結合による増加額30,301
支払△17,033
失効△15,534
為替換算差額1,2931,468
期末残高31,594495

(4) 取得に直接要した費用は16,692千円であり、連結損益計算書上、「一般管理費」に計上しております。
(5) 発生したのれんの金額及び発生原因は以下のとおりであります。
① 発生したのれんの金額 510,784千円
税務上損金算入可能と見込まれるのれんの金額は発生していません。
② 発生要因
主に今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力に起因するものであります。
(6) 企業結合日に受け入れた資産及び負債の額は以下のとおりであります。
(単位:千円)
公正価値
資産
現金及び現金同等物49,068
営業債権17,280
技術資産21,455
その他23,437
資産合計111,240
負債
営業債務△1,733
その他△11,668
負債合計△13,402
取得資産及び引受負債(純額)97,838

(7) 株式の取得に伴うキャッシュ・フロー分析
金額
千円
支出した現金及び現金同等物547,794
被取得会社が保有していた現金及び現金同等物49,068
子会社の取得による支出498,726

(8) Emotion Intelligence株式会社の取得日以降の売上収益は90,350千円、税引前利益は32,657千円でした。取得日が2019年1月1日であったと仮定した場合、連結損益計算書には7,322,746千円の売上収益と、2,246,479千円の税引前損失が計上されます。
当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
該当事項はありません。