有価証券報告書-第5期(令和2年10月1日-令和3年9月30日)
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 経営成績等の状況の概要
①経営成績の状況
当連結会計年度における我が国の経済は、当初は新型コロナウイルスの感染拡大懸念の薄れから個人消費が回復、各種経済指標も改善に向かう局面も見られましたが、その後の感染再拡大により2021年1月以降は断続的に緊急事態宣言が発令されたことで社会・経済活動が長期に渡り制限を受け、回復と停滞を繰り返しながら改善の動きは緩やかなものにとどまっています。国内のワクチン接種率は向上し感染者数も減少に向かっていますが、未だ世界規模で感染者数の増加・減少を繰り返している状況であり、新たな変異株の発生懸念も残存するなど、先行きは極めて不透明な状況となっています。
ブライダル業界においては、従来型の挙式・披露宴業態では参列者への配慮からの「3密」回避や、緊急事態宣言等の措置により挙式・披露宴等の内容が制約を受ける中、挙式・披露宴の延期や中止による実施組数の減少が続いています。オンライン挙式や少人数挙式へのシフトを図ることで顧客の要望に応える動きも出ていますが、参列者数の減少による単価の低下もあり、依然として厳しい状況が続いています。
このような経営環境の下、当社グループは2020年11月30日付で挙式事業(和婚スタイルサービス、衣裳レンタルサービス)を譲渡することで既存の挙式・披露宴業態から離れ、当社グループの主力業態であり、市場の将来性と事業の収益性の高いフォトウエディングサービスにより多くの経営資源を投入する体制を整えました。
主力業態であるフォトウエディングサービスにおいては、緊急事態宣言下における政府・自治体の人流抑制施策の影響を一定程度受けておりますが、非接触でコロナ禍においても安心して撮影申込が可能な「オンライン専門相談カウンター」によるオンライン接客の拡充、長距離の移動が制約を受ける中で都市近郊の旅行先でのフォトウエディングサービスを提供する「フォトジェニックジャーニー」の強化等、顧客のニーズをとらえ環境に合わせた施策を実行してまいりました。この結果、フォトウエディングサービスの既存店売上高は前期比124.9%となり、旺盛な需要に応えるため当連結会計年度において新たに2店舗を出店、2021年8月には埼玉県下初となる「スタジオAQUA大宮店」を、またフォトジェニックジャーニーについて、期間限定で運営してきた長野県軽井沢エリアに常設のリゾート型店舗となる「スタジオAQUA軽井沢店」を2021年7月にグランドオープンしており、今後の一層の事業拡大を目指してまいります。
また、アニバーサリーフォトサービスにおいては、東京都台東区に首都圏1号店となる「HAPISTA TOKYO」を2021年4月にグランドオープンしており、今後は多店舗展開による事業拡大を目指してまいります。
当連結会計年度の経営成績は2020年4月及び5月のような全店臨時休業の影響がなく大幅に改善した結果、売上収益は4,592百万円(前期比25.1%増)となり、前期に比べ921百万円増加しました。営業利益は871百万円(同109.2%増)となり、前期に比べ455百万円増加しました。親会社の所有者に帰属する当期利益は574百万円(同233.7%増)となり、前期に比べ402百万円増加しました。
セグメントレベルの概況は以下のとおりです。
<スタジオ事業>スタジオ事業においては、上記のとおり、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたものの、フォトウエディングサービスへのニーズの高まりやコロナ禍に対応した施策の実施により、売上収益及び営業利益は堅調に推移しました。
当連結会計年度のセグメント業績は、売上収益4,501百万円(前期比25.6%増)、セグメント利益889百万円(同105.5%増)となりました。
<その他>フィットネスジムにおいては新型コロナウイルス感染症への警戒感からコロナ禍以前の水準までの回復には至らず、売上収益及び営業利益は4月及び5月に全店舗を臨時休業した前期から緩やかな回復となりました。
当連結会計年度のセグメント業績は、売上収益90百万円(前期比5.5%増)、セグメント損失17百万円(前期は15百万円の損失)となりました。
②財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は1,629百万円となり、前連結会計年度末に比べ349百万円減少しました。これは主に後述のシンジケートローンの一括返済等を主要因として現金及び現金同等物が299百万円減少したことによるものです。非流動資産は9,523百万円となり、前連結会計年度末に比べ664百万円増加しました。これは主に2021年8月開店の「スタジオAQUA大宮店」に係る賃貸借契約を締結したこと等により、使用権資産が477百万円増加したことによるものです。
この結果、資産合計は11,152百万円となり、前連結会計年度末に比べ314百万円増加しました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は1,735百万円となり、前連結会計年度末に比べ218百万円減少しました。これは主に未払法人所得税が233百万円増加する一方で、借入金が短期借入金の返済を主要因として212百万円、その他の流動負債が100百万円、売却目的で保有する資産に直接関連する負債が87百万円それぞれ減少したことによるものです。非流動負債は5,590百万円となり、前連結会計年度末に比べ167百万円減少しました。これは主に2021年8月開店の「スタジオAQUA大宮店」に係る賃貸借契約を締結したこと等によりリース負債が495百万円増加する一方で、2020年12月に実施したシンジケートローンの借り換え時の一括返済等により借入金が601百万円減少したことによるものです。
この結果、負債合計は7,325百万円となり、前連結会計年度末に比べ385百万円減少しました。
(資本)
当連結会計年度末における資本合計は3,827百万円となり、前連結会計年度末に比べ700百万円増加しました。これは主に、上場時の新株発行により資本金が55百万円、資本剰余金が54百万円それぞれ増加したことと、利益剰余金が574百万円増加したことによるものです。
この結果、親会社所有者帰属持分比率は34.3%(前連結会計年度末は28.8%)となりました。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は1,288百万円となり、前連結会計年度末と比べ299百万円の減少となりました。当連結会計年度の各活動におけるキャッシュ・フローとそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは前期比610百万円増加し、1,247百万円の収入となりました。これは主に、継続事業からの税引前利益が735百万円となり、減価償却費及び償却費502百万円等のキャッシュの増加要因があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは前期比294百万円支出が増加し、356百万円の支出となりました。これは主に、2021年7月開店の「スタジオAQUA軽井沢店」及び2021年8月開店の「スタジオAQUA大宮店」に係る有形固定資産及び無形資産の取得による支出287百万円等の減少要因があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは1,189百万円の支出(前期は61百万円の収入)となりました。これは主に、2020年12月に実施したシンジケートローンの借り換えに起因する長期借入金の借入による収入3,287百万円などのキャッシュの増加要因があった一方で、同借り換えに起因する長期借入金の返済による支出3,847百万円、短期借入金の返済による支出200百万円、主に店舗物件の賃貸借契約に係る賃借料の支払に起因するリース負債の返済による支出379百万円、融資手数料の支払額114百万円などのキャッシュの減少要因があったことによるものです。
④生産、受注及び販売の実績
a.仕入実績
当社グループで行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当連結会計年度の「生産実績」に代えて「仕入実績」を記載します。
(注)1.金額は仕入価格によっています。
2.上記の金額には、消費税等は含まれていません。
b.受注実績
当社グループで行う事業は、提供するサービスの性質上、受注生産を行うものが存在しないため記載していません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をサービスごとに示すと、次のとおりです。
(注)上記の金額には、消費税等は含まれていません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものです。
①重要な会計上の見積り
当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成されています。この連結財務諸表の作成にあたって、決算日における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような会計上の見積り及び判断を必要としています。当社グループは、過去の実績や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、会計上の見積りを行っていますが、見積りの不確実性により、実際の結果がこれら見積りと異なる可能性があります。
なお、当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計上の見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しています。
②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績の状況
スタジオ事業は「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載のとおり、フォトウエディングサービスとアニバーサリーフォトサービスから構成されます。これらを分解した結果及び分析結果は以下のとおりとなります。
・フォトウエディングサービス
2021年1月より繰り返し発令された緊急事態宣言を受け感染リスクを回避する意識が高まったことにより、消費者の動きが制限されたものの、2020年4月および5月のような全店舗の臨時休業には至らなかったことから、既存店の撮影組数は前期比9.6%増加しました。また、コロナ禍により挙式・披露宴の延期や中止が増えていることや、結婚式に対する価値観の変化が加速する傾向にあること等により、フォトウエディング等の新たな結婚式のかたちへの関心が高まる中で、顧客のフォトウエディングサービスに対するニーズが広がり、スタジオ+ロケーションなど複数の場所での撮影や、和装・洋装両方の衣裳での撮影など当社の提供するサービスの中でも高単価のサービスの需要が増加したこと等から、既存店の平均単価は13.9%上昇しました。加えて、2020年2月に開店したスタジオAQUA立川店が期初から収益貢献するなどした結果、売上収益は前期に比べ903百万円増加し、4,371百万円となりました。
・アニバーサリーフォトサービス
アニバーサリーフォトサービスは2020年4月および5月のような全店舗臨時休業の影響が無かったこと、また、「HAPISTA TOKYO」の新規出店等の結果、売上収益は13百万円増加し、130百万円となりました。
フィットネスジムについては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績の概要 <その他>」に記載しています。
b.財政状態の状況
財政状態の状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載したとおりです。
c.資本の財源及び資金の流動性についての分析
(a)キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況につきましては「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。
(b)財務政策
当社グループでは、運転資金及び設備資金については、内部留保により調達することを基本としていますが、突発的な資金需要が発生した場合には、必要に応じて外部からの資金調達を行うことがあります。また連結財政状態計算書において当社による旧株式会社デコルテ株式の取得資金として長期借入を行っています。
当連結会計年度末において流動負債に計上した借入金は243百万円、非流動負債に計上した借入金は3,344百万円です。
なお、子会社については、当社を通じての資金調達を原則としています。
d.経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況について
当社グループの経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、調整後営業利益があります。当社グループは、調整後営業利益を用いて業績を測定しており、当社グループの業績評価をより効果的に行うために有用かつ必要な指標であると考えています。
当連結会計年度における調整後営業利益は1,336百万円となり、前期比35.3%増加しました。これは前期において2020年4月から5月にかけて臨時休業していましたが、当連結会計年度においては同様の臨時休業は発生しなかった結果、売上収益がスタジオ事業において917百万円、フィットネスにおいて4百万円増加したことによります。
営業利益と調整後営業利益の調整は以下のとおりです。
(注) 本社費は管理部門等で発生する全社的な管理費用等です。
e.経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「2 事業等のリスク」をご参照ください。
f.経営者の問題意識と今後の方針について
経営者の問題意識と今後の方針については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。
(1) 経営成績等の状況の概要
①経営成績の状況
当連結会計年度における我が国の経済は、当初は新型コロナウイルスの感染拡大懸念の薄れから個人消費が回復、各種経済指標も改善に向かう局面も見られましたが、その後の感染再拡大により2021年1月以降は断続的に緊急事態宣言が発令されたことで社会・経済活動が長期に渡り制限を受け、回復と停滞を繰り返しながら改善の動きは緩やかなものにとどまっています。国内のワクチン接種率は向上し感染者数も減少に向かっていますが、未だ世界規模で感染者数の増加・減少を繰り返している状況であり、新たな変異株の発生懸念も残存するなど、先行きは極めて不透明な状況となっています。
ブライダル業界においては、従来型の挙式・披露宴業態では参列者への配慮からの「3密」回避や、緊急事態宣言等の措置により挙式・披露宴等の内容が制約を受ける中、挙式・披露宴の延期や中止による実施組数の減少が続いています。オンライン挙式や少人数挙式へのシフトを図ることで顧客の要望に応える動きも出ていますが、参列者数の減少による単価の低下もあり、依然として厳しい状況が続いています。
このような経営環境の下、当社グループは2020年11月30日付で挙式事業(和婚スタイルサービス、衣裳レンタルサービス)を譲渡することで既存の挙式・披露宴業態から離れ、当社グループの主力業態であり、市場の将来性と事業の収益性の高いフォトウエディングサービスにより多くの経営資源を投入する体制を整えました。
主力業態であるフォトウエディングサービスにおいては、緊急事態宣言下における政府・自治体の人流抑制施策の影響を一定程度受けておりますが、非接触でコロナ禍においても安心して撮影申込が可能な「オンライン専門相談カウンター」によるオンライン接客の拡充、長距離の移動が制約を受ける中で都市近郊の旅行先でのフォトウエディングサービスを提供する「フォトジェニックジャーニー」の強化等、顧客のニーズをとらえ環境に合わせた施策を実行してまいりました。この結果、フォトウエディングサービスの既存店売上高は前期比124.9%となり、旺盛な需要に応えるため当連結会計年度において新たに2店舗を出店、2021年8月には埼玉県下初となる「スタジオAQUA大宮店」を、またフォトジェニックジャーニーについて、期間限定で運営してきた長野県軽井沢エリアに常設のリゾート型店舗となる「スタジオAQUA軽井沢店」を2021年7月にグランドオープンしており、今後の一層の事業拡大を目指してまいります。
また、アニバーサリーフォトサービスにおいては、東京都台東区に首都圏1号店となる「HAPISTA TOKYO」を2021年4月にグランドオープンしており、今後は多店舗展開による事業拡大を目指してまいります。
当連結会計年度の経営成績は2020年4月及び5月のような全店臨時休業の影響がなく大幅に改善した結果、売上収益は4,592百万円(前期比25.1%増)となり、前期に比べ921百万円増加しました。営業利益は871百万円(同109.2%増)となり、前期に比べ455百万円増加しました。親会社の所有者に帰属する当期利益は574百万円(同233.7%増)となり、前期に比べ402百万円増加しました。
セグメントレベルの概況は以下のとおりです。
<スタジオ事業>スタジオ事業においては、上記のとおり、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたものの、フォトウエディングサービスへのニーズの高まりやコロナ禍に対応した施策の実施により、売上収益及び営業利益は堅調に推移しました。
当連結会計年度のセグメント業績は、売上収益4,501百万円(前期比25.6%増)、セグメント利益889百万円(同105.5%増)となりました。
<その他>フィットネスジムにおいては新型コロナウイルス感染症への警戒感からコロナ禍以前の水準までの回復には至らず、売上収益及び営業利益は4月及び5月に全店舗を臨時休業した前期から緩やかな回復となりました。
当連結会計年度のセグメント業績は、売上収益90百万円(前期比5.5%増)、セグメント損失17百万円(前期は15百万円の損失)となりました。
②財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は1,629百万円となり、前連結会計年度末に比べ349百万円減少しました。これは主に後述のシンジケートローンの一括返済等を主要因として現金及び現金同等物が299百万円減少したことによるものです。非流動資産は9,523百万円となり、前連結会計年度末に比べ664百万円増加しました。これは主に2021年8月開店の「スタジオAQUA大宮店」に係る賃貸借契約を締結したこと等により、使用権資産が477百万円増加したことによるものです。
この結果、資産合計は11,152百万円となり、前連結会計年度末に比べ314百万円増加しました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は1,735百万円となり、前連結会計年度末に比べ218百万円減少しました。これは主に未払法人所得税が233百万円増加する一方で、借入金が短期借入金の返済を主要因として212百万円、その他の流動負債が100百万円、売却目的で保有する資産に直接関連する負債が87百万円それぞれ減少したことによるものです。非流動負債は5,590百万円となり、前連結会計年度末に比べ167百万円減少しました。これは主に2021年8月開店の「スタジオAQUA大宮店」に係る賃貸借契約を締結したこと等によりリース負債が495百万円増加する一方で、2020年12月に実施したシンジケートローンの借り換え時の一括返済等により借入金が601百万円減少したことによるものです。
この結果、負債合計は7,325百万円となり、前連結会計年度末に比べ385百万円減少しました。
(資本)
当連結会計年度末における資本合計は3,827百万円となり、前連結会計年度末に比べ700百万円増加しました。これは主に、上場時の新株発行により資本金が55百万円、資本剰余金が54百万円それぞれ増加したことと、利益剰余金が574百万円増加したことによるものです。
この結果、親会社所有者帰属持分比率は34.3%(前連結会計年度末は28.8%)となりました。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は1,288百万円となり、前連結会計年度末と比べ299百万円の減少となりました。当連結会計年度の各活動におけるキャッシュ・フローとそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは前期比610百万円増加し、1,247百万円の収入となりました。これは主に、継続事業からの税引前利益が735百万円となり、減価償却費及び償却費502百万円等のキャッシュの増加要因があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは前期比294百万円支出が増加し、356百万円の支出となりました。これは主に、2021年7月開店の「スタジオAQUA軽井沢店」及び2021年8月開店の「スタジオAQUA大宮店」に係る有形固定資産及び無形資産の取得による支出287百万円等の減少要因があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは1,189百万円の支出(前期は61百万円の収入)となりました。これは主に、2020年12月に実施したシンジケートローンの借り換えに起因する長期借入金の借入による収入3,287百万円などのキャッシュの増加要因があった一方で、同借り換えに起因する長期借入金の返済による支出3,847百万円、短期借入金の返済による支出200百万円、主に店舗物件の賃貸借契約に係る賃借料の支払に起因するリース負債の返済による支出379百万円、融資手数料の支払額114百万円などのキャッシュの減少要因があったことによるものです。
④生産、受注及び販売の実績
a.仕入実績
当社グループで行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当連結会計年度の「生産実績」に代えて「仕入実績」を記載します。
| サービスの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年10月1日 至 2021年9月30日) | |
| 金額(千円) | 前期比(%) | |
| フォトウエディング | 439,775 | 109.3 |
| アニバーサリーフォト | 14,871 | 128.9 |
| スタジオ事業 計 | 454,646 | 109.8 |
| フィットネス | 103 | 71.7 |
| その他 計 | 103 | 71.7 |
| 合計 | 454,749 | 109.8 |
(注)1.金額は仕入価格によっています。
2.上記の金額には、消費税等は含まれていません。
b.受注実績
当社グループで行う事業は、提供するサービスの性質上、受注生産を行うものが存在しないため記載していません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をサービスごとに示すと、次のとおりです。
| サービスの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年10月1日 至 2021年9月30日) | |
| 金額(千円) | 前期比(%) | |
| フォトウエディング | 4,371,496 | 126.1 |
| アニバーサリーフォト | 130,411 | 111.2 |
| スタジオ事業 計 | 4,501,907 | 125.6 |
| フィットネス | 90,289 | 105.5 |
| その他 計 | 90,289 | 105.5 |
| 合計 | 4,592,196 | 125.1 |
(注)上記の金額には、消費税等は含まれていません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものです。
①重要な会計上の見積り
当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成されています。この連結財務諸表の作成にあたって、決算日における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような会計上の見積り及び判断を必要としています。当社グループは、過去の実績や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、会計上の見積りを行っていますが、見積りの不確実性により、実際の結果がこれら見積りと異なる可能性があります。
なお、当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計上の見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しています。
②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績の状況
スタジオ事業は「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載のとおり、フォトウエディングサービスとアニバーサリーフォトサービスから構成されます。これらを分解した結果及び分析結果は以下のとおりとなります。
・フォトウエディングサービス
2021年1月より繰り返し発令された緊急事態宣言を受け感染リスクを回避する意識が高まったことにより、消費者の動きが制限されたものの、2020年4月および5月のような全店舗の臨時休業には至らなかったことから、既存店の撮影組数は前期比9.6%増加しました。また、コロナ禍により挙式・披露宴の延期や中止が増えていることや、結婚式に対する価値観の変化が加速する傾向にあること等により、フォトウエディング等の新たな結婚式のかたちへの関心が高まる中で、顧客のフォトウエディングサービスに対するニーズが広がり、スタジオ+ロケーションなど複数の場所での撮影や、和装・洋装両方の衣裳での撮影など当社の提供するサービスの中でも高単価のサービスの需要が増加したこと等から、既存店の平均単価は13.9%上昇しました。加えて、2020年2月に開店したスタジオAQUA立川店が期初から収益貢献するなどした結果、売上収益は前期に比べ903百万円増加し、4,371百万円となりました。
・アニバーサリーフォトサービス
アニバーサリーフォトサービスは2020年4月および5月のような全店舗臨時休業の影響が無かったこと、また、「HAPISTA TOKYO」の新規出店等の結果、売上収益は13百万円増加し、130百万円となりました。
フィットネスジムについては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績の概要 <その他>」に記載しています。
b.財政状態の状況
財政状態の状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載したとおりです。
c.資本の財源及び資金の流動性についての分析
(a)キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況につきましては「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。
(b)財務政策
当社グループでは、運転資金及び設備資金については、内部留保により調達することを基本としていますが、突発的な資金需要が発生した場合には、必要に応じて外部からの資金調達を行うことがあります。また連結財政状態計算書において当社による旧株式会社デコルテ株式の取得資金として長期借入を行っています。
当連結会計年度末において流動負債に計上した借入金は243百万円、非流動負債に計上した借入金は3,344百万円です。
なお、子会社については、当社を通じての資金調達を原則としています。
d.経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況について
当社グループの経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、調整後営業利益があります。当社グループは、調整後営業利益を用いて業績を測定しており、当社グループの業績評価をより効果的に行うために有用かつ必要な指標であると考えています。
当連結会計年度における調整後営業利益は1,336百万円となり、前期比35.3%増加しました。これは前期において2020年4月から5月にかけて臨時休業していましたが、当連結会計年度においては同様の臨時休業は発生しなかった結果、売上収益がスタジオ事業において917百万円、フィットネスにおいて4百万円増加したことによります。
営業利益と調整後営業利益の調整は以下のとおりです。
| (単位:千円) |
| 決算年月 | 国際会計基準 | ||
| 第3期 | 第4期 | 第5期 | |
| 2019年9月 | 2020年9月 | 2021年9月 | |
| 営業利益 | 886,244 | 416,731 | 871,806 |
| (減算)その他の収益 | 3,100 | 143,645 | 52,507 |
| (加算)その他の費用 | 13,212 | 242,438 | 33,639 |
| (加算)本社費(注) | 487,675 | 472,701 | 483,698 |
| 調整後営業利益 | 1,384,030 | 988,226 | 1,336,636 |
(注) 本社費は管理部門等で発生する全社的な管理費用等です。
e.経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「2 事業等のリスク」をご参照ください。
f.経営者の問題意識と今後の方針について
経営者の問題意識と今後の方針については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。