訂正有価証券届出書(新規公開時)
(1) 経営成績等の状況の概要
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
第14期事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続いており、日本国内各地で緊急事態宣言等が繰り返し発出されるなど、現在は収束の見通しも立っておらず、国内外の経済活動の停滞が懸念される状況にあります。
当社の属する医療・介護業界は新型コロナウイルス感染拡大により、店舗内の従業員、患者様の感染対策やオンライン診療の一時的規制緩和など経営環境が変化しており、各企業に様々な対応が求められております。
このような経営環境のなかではありますが、当社は、経営理念である「患者さん(利用者さん)が24時間365日、自宅で『安心』して療養できる社会インフラを創る」を実現するため、前期から本格的に開始したきらりプライム事業及びタイサポ事業が順調に拡大しており、当社の目指す「プライマリーケアのプラットフォーム企業」に向け尽力しております。
この結果、当期の売上高は5,086百万円(前年同期比17.4%増)となり、利益面では営業利益が228百万円(前年同期比86.5%増)、経常利益が250百万円(前年同期比104.9%増)、当期純利益が97百万円(前年同期比195.2%増)となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。
(在宅訪問薬局事業)
在宅訪問薬局事業では、新型コロナウイルス感染拡大による受診控えが発生し、医療機関からの外来処方箋枚数が減少する事象が発生しております。しかし、当該事業の在宅患者利用者数が2021年3月期末時点において7,282人(前期末比11.0%増)となり、順調に推移しており、新型コロナウイルス感染拡大の影響は軽微なものに留めることができております。また、2020年4月に井尻店(福岡県福岡市南区)、2020年6月に五条店(福岡県太宰府市)を2020年8月に幸町店(千葉県千葉市美浜区)出店しており、引き続きドミナント出店戦略を強化しております。以上の結果、売上高は4,759百万円(前年同期比13.5%増)、セグメント利益は410百万円(前年同期比30.1%増)となりました。
(きらりプライム事業)
きらりプライム事業は、中小規模薬局等と提携し、効率的な訪問調剤の運営ノウハウや、人的リソースを提供するサービスであります。オンコール体制の支援、在宅訪問薬局の業務支援に特化した在宅訪問支援情報システム(ファムケア)の貸与及び医薬品購入の支援、人材研修等のサービスを基軸として、順調に提携薬局を増やしており、2021年3月期末時点で法人211社、加盟店舗数は533店舗(前期末比297.8%増)となり、大幅に増加させることができました。以上の結果、売上高は177百万円(前年同期比389.6%増)、セグメント利益は105百万円(前年同期比748.7%増)となりました。
(ケアプラン事業)
ケアプラン事業では、西日本エリア3拠点、東日本エリア2拠点となり体制の強化に取り組んでまいりました。以上の結果、売上高は100百万円(前年同期比22.7%増)、セグメント利益は2百万円(前期はセグメント損失1百万円)となりました。
(タイサポ事業)
タイサポ事業は、高齢者施設等への入居を検討される患者様に、医療介護の専門スタッフが身体の状態に適した施設や、入居先の希望エリアなど、ご希望に沿う施設を提案・紹介し、サポートするサービスであります。当社においては、在宅訪問薬局事業やケアプラン事業において広く構築しているネットワーク(医療ソーシャルワーカー、ケアマネージャー及び介護施設と相互連携)を利用することで、順調に成約数を増やしております。以上の結果、売上高は48百万円(前年同期比121.1%増)、セグメント利益は13百万円(前期はセグメント損失14百万円)となりました。
(資産)
当事業年度末における流動資産は1,561百万円となり、前事業年度末に比べ325百万円増加いたしました。これは主に、新規出店及び事業譲受等による店舗数の増加に伴い、現金及び預金が310百万円増加し、売掛金が88百万円増加したこと及び在庫の圧縮施策によって商品が74百万円減少したことなどによるものであります。
固定資産は453百万円となり、前事業年度末に比べ82百万円減少いたしました。これは主に、店舗資産の減損損失等の計上により建物が10百万円、工具、器具及び備品が10百万円、のれんが67百万円、ソフトウエアが20百万円減少したことなどによるものであります。
この結果、総資産は2,015百万円となり、前事業年度末に比べ243百万円増加いたしました。
(負債)
当事業年度末における流動負債は1,093百万円となり、前事業年度末に比べ139百万円増加いたしました。これは主に、当期純利益が前期よりも多く計上されたことによる未払法人税等の増加61百万円及び賞与引当金の増加33百万円などによるものであります。
固定負債は311百万円となり、前事業年度末に比べ3百万円減少いたしました。これは主に、固定負債のその他に含まれる長期未払金の減少5百万円などによるものであります。
この結果、負債合計は1,405百万円となり、前事業年度末に比べ136百万円増加いたしました。
(純資産)
当事業年度末における純資産は609百万円となり、前事業年度末に比べ106百万円増加いたしました。これは主に、当期純利益が97百万円計上されたことによるものであります。
第15期第2四半期累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続くなか、日本国内各地で緊急事態宣言等が繰り返し発出されておりましたが、ワクチン接種が進み国内外の経済活動にも明るい兆しが見えてきております。
当社の属する医療・介護業界においては、新型コロナウイルス感染拡大により、医療・介護従事者及び患者様の感染対策やオンライン診療の一時的規制緩和措置を恒久化する議論が行われており、経営環境が変化しようとしております。
このような経営環境のなか、当社は、企業理念である「患者さん(利用者さん)が24時間365日、自宅で「安心」して療養できる社会インフラを創る」を実現するため、急成長しているきらりプライム事業を今後の企業展開の中核に据え、また新たな事業の開発に注力するなどして、当社の目指す「プライマリーケアのプラットフォーム企業」に向け尽力しております。
この結果、当第2四半期累計期間の売上高は2,767百万円となり、利益面では営業利益が226百万円、経常利益が223百万円、四半期純利益が145百万円となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。
(在宅訪問薬局事業)
在宅訪問薬局事業では、新型コロナウイルス感染拡大に落ち着きが見られるなか、店舗では引き続き感染対策を実施し、患者様及び従業員の健康を守る取り組みを行っており、在宅患者数が当四半期末時点において7,515人(前年同四半期比7.3%増)と好調に推移しております。また、2021年9月に当社35店舗目となる「きらり薬局舞鶴店」(福岡県福岡市中央区)を開局し、引き続きドミナント出店戦略を推進しております。以上の結果、売上高は2,470百万円、セグメント利益は261百万円となりました。
(きらりプライム事業)
きらりプライム事業は、中小規模の薬局と提携し、効率的な在宅薬局の運営ノウハウの提供、人材研修、24時間対応のためのオンコール体制の支援、在宅薬局特化型の在宅訪問支援情報システム(ファムケア)の貸与及び医薬品購入の支援などのサービスを行っております。中小規模の薬局における在宅薬局の認知が高まっているなか、当事業の営業力強化に注力したことで、当四半期末時点で前年同四半期末加盟法人数116社から313社、店舗数は前年同四半期末加盟店舗数306店舗から803店舗となり、2.6倍となる大幅な提携薬局数の増加となっております。以上の結果、売上高は192百万円、セグメント利益は113百万円となりました。
(ケアプラン事業)
ケアプラン事業では、よりシナジーが見込める立地への移転を検討しているため、2021年8月末に神奈川県にある「ケアプランサービスひゅうが大倉山事務所」(神奈川県横浜市港北区)の営業を一時休止し、現在西日本エリア3拠点、東日本エリア1拠点で引き続き体制強化に取り組んでおります。その結果、売上高は62百万円、セグメント損失は0百万円となりました。
(タイサポ事業)
タイサポ事業は、医療介護の専門スタッフが、高齢者施設等への入居を検討される利用者様の医療依存度及び介護度の高さに対応し、その利用者様のご要望などを満たした施設を提案・紹介し、サポートするサービスであります。当社においては、在宅訪問薬局事業やケアプラン事業等において広げている医療・介護ネットワーク(医療ソーシャルワーカー、ケアマネージャー及び介護施設との連携網)を有効活用することで、順調に成約数を増やしております。以上の結果、売上高は36百万円、セグメント利益は14百万円となりました。
(資産)
当第2四半期会計期間末における流動資産は1,648百万円となり、前事業年度末に比べ86百万円増加いたしました。これは主に、新店舗を2店舗開局し、売掛金が31百万円増加したこと及び商品が15百万円増加したことなどによるものであります。
固定資産は587百万円となり、前事業年度末に比べ133百万円増加いたしました。これは主に、在宅訪問支援情報システム(ファムケア)の改修等に伴いソフトウエア仮勘定が74百万円増加し、本社事務所の改修等により建物が25百万円増加したことなどによるものであります。
その結果、総資産は2,235百万円となり、前事業年度末に比べ220百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期会計期間末における流動負債は1,232百万円となり、前事業年度末に比べ138百万円増加いたしました。これは主に、運転資金として短期借入金が100百万円増加したこと及び新店舗の開局や既存店の売上好調に伴う仕入増加等により買掛金が75百万円増加したことなどによるものであります。
固定負債は248百万円となり、前事業年度末に比べ63百万円減少いたしました。これは主に、長期借入金が約定返済により64百万円減少したことなどによるものであります。
その結果、負債合計は1,480百万円となり、前事業年度末に比べ74百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産は754百万円となり、前事業年度末に比べ145百万円増加いたしました。これは主に、四半期純利益が145百万円計上されたことによるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
第14期事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は538百万円となり、前事業年度末に比べ310百万円増加いたしました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動の結果として増加した資金は、351百万円となり、前事業年度に比べ317百万円収入が増加いたしました。これは主に、税引前当期純利益164百万円の計上及び減損損失86百万円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動の結果として減少した資金は、77百万円となり、前事業年度に比べ87百万円支出が減少いたしました。これは主に、新規出店及び事業譲受等による店舗数の増加の影響により有形及び無形固定資産の取得による支出74百万円が計上されたことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動の結果として増加した資金は、36百万円となり、前事業年度に比べ42百万円収入が増加いたしました。これは主に、薬局店舗の事業譲受等に伴う長期借入れによる収入200百万円があったものの、長期借入金の返済による支出が172百万円あったことによるものであります。
第15期第2四半期累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は560百万円となり、前事業年度末に比べ22百万円増加いたしました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業活動の結果として増加した資金は、176百万円となりました。これは主に、税引前四半期純利益220百万円の計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動の結果として減少した資金は、172百万円となりました。これは主に、在宅訪問支援情報システム(ファムケア)の改修等に伴い無形固定資産の取得による支出90百万円が計上されたことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動の結果として増加した資金は、18百万円となりました。これは主に、運転資金として短期借入れによる収入100百万円があったものの、長期借入金の返済による支出が81百万円あったことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a 生産実績
当社は生産活動を行っていないため、該当事項はありません。
b 仕入実績
第14期事業年度及び第15期第2四半期累計期間における仕入実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は、仕入価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c 販売実績
第14期事業年度及び第15期第2四半期累計期間における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたりまして、採用した会計方針及びその適用方法並びに見積りの評価については、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の結果は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」をご参照ください。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因
当社経営成績に重要な影響を与える要因は、「第2 事業の状況2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の資金需要の主なものは、商品仕入、人件費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、新規出店等の新たな投資、ソフトウエアなどへの投資による一人当たりの生産性向上を目的とした投資に係る資金需要が生じております。
当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を自己資金から安定的に確保することを基本方針としておりますが、必要に応じて多様な調達手段を検討しております。
⑤ 経営者の問題認識と今後の方針
経営者の問題認識と今後の方針については、「第2 事業の状況1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
第14期事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続いており、日本国内各地で緊急事態宣言等が繰り返し発出されるなど、現在は収束の見通しも立っておらず、国内外の経済活動の停滞が懸念される状況にあります。
当社の属する医療・介護業界は新型コロナウイルス感染拡大により、店舗内の従業員、患者様の感染対策やオンライン診療の一時的規制緩和など経営環境が変化しており、各企業に様々な対応が求められております。
このような経営環境のなかではありますが、当社は、経営理念である「患者さん(利用者さん)が24時間365日、自宅で『安心』して療養できる社会インフラを創る」を実現するため、前期から本格的に開始したきらりプライム事業及びタイサポ事業が順調に拡大しており、当社の目指す「プライマリーケアのプラットフォーム企業」に向け尽力しております。
この結果、当期の売上高は5,086百万円(前年同期比17.4%増)となり、利益面では営業利益が228百万円(前年同期比86.5%増)、経常利益が250百万円(前年同期比104.9%増)、当期純利益が97百万円(前年同期比195.2%増)となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。
(在宅訪問薬局事業)
在宅訪問薬局事業では、新型コロナウイルス感染拡大による受診控えが発生し、医療機関からの外来処方箋枚数が減少する事象が発生しております。しかし、当該事業の在宅患者利用者数が2021年3月期末時点において7,282人(前期末比11.0%増)となり、順調に推移しており、新型コロナウイルス感染拡大の影響は軽微なものに留めることができております。また、2020年4月に井尻店(福岡県福岡市南区)、2020年6月に五条店(福岡県太宰府市)を2020年8月に幸町店(千葉県千葉市美浜区)出店しており、引き続きドミナント出店戦略を強化しております。以上の結果、売上高は4,759百万円(前年同期比13.5%増)、セグメント利益は410百万円(前年同期比30.1%増)となりました。
(きらりプライム事業)
きらりプライム事業は、中小規模薬局等と提携し、効率的な訪問調剤の運営ノウハウや、人的リソースを提供するサービスであります。オンコール体制の支援、在宅訪問薬局の業務支援に特化した在宅訪問支援情報システム(ファムケア)の貸与及び医薬品購入の支援、人材研修等のサービスを基軸として、順調に提携薬局を増やしており、2021年3月期末時点で法人211社、加盟店舗数は533店舗(前期末比297.8%増)となり、大幅に増加させることができました。以上の結果、売上高は177百万円(前年同期比389.6%増)、セグメント利益は105百万円(前年同期比748.7%増)となりました。
(ケアプラン事業)
ケアプラン事業では、西日本エリア3拠点、東日本エリア2拠点となり体制の強化に取り組んでまいりました。以上の結果、売上高は100百万円(前年同期比22.7%増)、セグメント利益は2百万円(前期はセグメント損失1百万円)となりました。
(タイサポ事業)
タイサポ事業は、高齢者施設等への入居を検討される患者様に、医療介護の専門スタッフが身体の状態に適した施設や、入居先の希望エリアなど、ご希望に沿う施設を提案・紹介し、サポートするサービスであります。当社においては、在宅訪問薬局事業やケアプラン事業において広く構築しているネットワーク(医療ソーシャルワーカー、ケアマネージャー及び介護施設と相互連携)を利用することで、順調に成約数を増やしております。以上の結果、売上高は48百万円(前年同期比121.1%増)、セグメント利益は13百万円(前期はセグメント損失14百万円)となりました。
(資産)
当事業年度末における流動資産は1,561百万円となり、前事業年度末に比べ325百万円増加いたしました。これは主に、新規出店及び事業譲受等による店舗数の増加に伴い、現金及び預金が310百万円増加し、売掛金が88百万円増加したこと及び在庫の圧縮施策によって商品が74百万円減少したことなどによるものであります。
固定資産は453百万円となり、前事業年度末に比べ82百万円減少いたしました。これは主に、店舗資産の減損損失等の計上により建物が10百万円、工具、器具及び備品が10百万円、のれんが67百万円、ソフトウエアが20百万円減少したことなどによるものであります。
この結果、総資産は2,015百万円となり、前事業年度末に比べ243百万円増加いたしました。
(負債)
当事業年度末における流動負債は1,093百万円となり、前事業年度末に比べ139百万円増加いたしました。これは主に、当期純利益が前期よりも多く計上されたことによる未払法人税等の増加61百万円及び賞与引当金の増加33百万円などによるものであります。
固定負債は311百万円となり、前事業年度末に比べ3百万円減少いたしました。これは主に、固定負債のその他に含まれる長期未払金の減少5百万円などによるものであります。
この結果、負債合計は1,405百万円となり、前事業年度末に比べ136百万円増加いたしました。
(純資産)
当事業年度末における純資産は609百万円となり、前事業年度末に比べ106百万円増加いたしました。これは主に、当期純利益が97百万円計上されたことによるものであります。
第15期第2四半期累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続くなか、日本国内各地で緊急事態宣言等が繰り返し発出されておりましたが、ワクチン接種が進み国内外の経済活動にも明るい兆しが見えてきております。
当社の属する医療・介護業界においては、新型コロナウイルス感染拡大により、医療・介護従事者及び患者様の感染対策やオンライン診療の一時的規制緩和措置を恒久化する議論が行われており、経営環境が変化しようとしております。
このような経営環境のなか、当社は、企業理念である「患者さん(利用者さん)が24時間365日、自宅で「安心」して療養できる社会インフラを創る」を実現するため、急成長しているきらりプライム事業を今後の企業展開の中核に据え、また新たな事業の開発に注力するなどして、当社の目指す「プライマリーケアのプラットフォーム企業」に向け尽力しております。
この結果、当第2四半期累計期間の売上高は2,767百万円となり、利益面では営業利益が226百万円、経常利益が223百万円、四半期純利益が145百万円となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。
(在宅訪問薬局事業)
在宅訪問薬局事業では、新型コロナウイルス感染拡大に落ち着きが見られるなか、店舗では引き続き感染対策を実施し、患者様及び従業員の健康を守る取り組みを行っており、在宅患者数が当四半期末時点において7,515人(前年同四半期比7.3%増)と好調に推移しております。また、2021年9月に当社35店舗目となる「きらり薬局舞鶴店」(福岡県福岡市中央区)を開局し、引き続きドミナント出店戦略を推進しております。以上の結果、売上高は2,470百万円、セグメント利益は261百万円となりました。
(きらりプライム事業)
きらりプライム事業は、中小規模の薬局と提携し、効率的な在宅薬局の運営ノウハウの提供、人材研修、24時間対応のためのオンコール体制の支援、在宅薬局特化型の在宅訪問支援情報システム(ファムケア)の貸与及び医薬品購入の支援などのサービスを行っております。中小規模の薬局における在宅薬局の認知が高まっているなか、当事業の営業力強化に注力したことで、当四半期末時点で前年同四半期末加盟法人数116社から313社、店舗数は前年同四半期末加盟店舗数306店舗から803店舗となり、2.6倍となる大幅な提携薬局数の増加となっております。以上の結果、売上高は192百万円、セグメント利益は113百万円となりました。
(ケアプラン事業)
ケアプラン事業では、よりシナジーが見込める立地への移転を検討しているため、2021年8月末に神奈川県にある「ケアプランサービスひゅうが大倉山事務所」(神奈川県横浜市港北区)の営業を一時休止し、現在西日本エリア3拠点、東日本エリア1拠点で引き続き体制強化に取り組んでおります。その結果、売上高は62百万円、セグメント損失は0百万円となりました。
(タイサポ事業)
タイサポ事業は、医療介護の専門スタッフが、高齢者施設等への入居を検討される利用者様の医療依存度及び介護度の高さに対応し、その利用者様のご要望などを満たした施設を提案・紹介し、サポートするサービスであります。当社においては、在宅訪問薬局事業やケアプラン事業等において広げている医療・介護ネットワーク(医療ソーシャルワーカー、ケアマネージャー及び介護施設との連携網)を有効活用することで、順調に成約数を増やしております。以上の結果、売上高は36百万円、セグメント利益は14百万円となりました。
(資産)
当第2四半期会計期間末における流動資産は1,648百万円となり、前事業年度末に比べ86百万円増加いたしました。これは主に、新店舗を2店舗開局し、売掛金が31百万円増加したこと及び商品が15百万円増加したことなどによるものであります。
固定資産は587百万円となり、前事業年度末に比べ133百万円増加いたしました。これは主に、在宅訪問支援情報システム(ファムケア)の改修等に伴いソフトウエア仮勘定が74百万円増加し、本社事務所の改修等により建物が25百万円増加したことなどによるものであります。
その結果、総資産は2,235百万円となり、前事業年度末に比べ220百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期会計期間末における流動負債は1,232百万円となり、前事業年度末に比べ138百万円増加いたしました。これは主に、運転資金として短期借入金が100百万円増加したこと及び新店舗の開局や既存店の売上好調に伴う仕入増加等により買掛金が75百万円増加したことなどによるものであります。
固定負債は248百万円となり、前事業年度末に比べ63百万円減少いたしました。これは主に、長期借入金が約定返済により64百万円減少したことなどによるものであります。
その結果、負債合計は1,480百万円となり、前事業年度末に比べ74百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産は754百万円となり、前事業年度末に比べ145百万円増加いたしました。これは主に、四半期純利益が145百万円計上されたことによるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
第14期事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は538百万円となり、前事業年度末に比べ310百万円増加いたしました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動の結果として増加した資金は、351百万円となり、前事業年度に比べ317百万円収入が増加いたしました。これは主に、税引前当期純利益164百万円の計上及び減損損失86百万円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動の結果として減少した資金は、77百万円となり、前事業年度に比べ87百万円支出が減少いたしました。これは主に、新規出店及び事業譲受等による店舗数の増加の影響により有形及び無形固定資産の取得による支出74百万円が計上されたことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動の結果として増加した資金は、36百万円となり、前事業年度に比べ42百万円収入が増加いたしました。これは主に、薬局店舗の事業譲受等に伴う長期借入れによる収入200百万円があったものの、長期借入金の返済による支出が172百万円あったことによるものであります。
第15期第2四半期累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は560百万円となり、前事業年度末に比べ22百万円増加いたしました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業活動の結果として増加した資金は、176百万円となりました。これは主に、税引前四半期純利益220百万円の計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動の結果として減少した資金は、172百万円となりました。これは主に、在宅訪問支援情報システム(ファムケア)の改修等に伴い無形固定資産の取得による支出90百万円が計上されたことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動の結果として増加した資金は、18百万円となりました。これは主に、運転資金として短期借入れによる収入100百万円があったものの、長期借入金の返済による支出が81百万円あったことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a 生産実績
当社は生産活動を行っていないため、該当事項はありません。
b 仕入実績
第14期事業年度及び第15期第2四半期累計期間における仕入実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
| セグメント | 第14期事業年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 第15期第2四半期累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年9月30日) | |
| 金額(百万円) | 前期比(%) | 金額(百万円) | |
| 在宅訪問薬局事業 | 2,355 | 4.7 | 1,265 |
| きらりプライム事業 | 0 | 16.3 | 0 |
| ケアプラン事業 | - | - | 0 |
| タイサポ事業 | - | - | - |
| その他事業 | - | - | 2 |
| 全社共通 | 12 | - | - |
| 合計 | 2,367 | 5.3 | 1,269 |
(注)1.金額は、仕入価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c 販売実績
第14期事業年度及び第15期第2四半期累計期間における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
| セグメント | 第14期事業年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 第15期第2四半期累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年9月30日) | |
| 金額(百万円) | 前期比(%) | 金額(百万円) | |
| 在宅訪問薬局事業 | 4,759 | 13.5 | 2,470 |
| きらりプライム事業 | 177 | 389.6 | 192 |
| ケアプラン事業 | 100 | 22.7 | 62 |
| タイサポ事業 | 48 | 121.1 | 36 |
| その他事業 | - | - | 5 |
| 合計 | 5,086 | 17.4 | 2,767 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたりまして、採用した会計方針及びその適用方法並びに見積りの評価については、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の結果は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」をご参照ください。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因
当社経営成績に重要な影響を与える要因は、「第2 事業の状況2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の資金需要の主なものは、商品仕入、人件費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、新規出店等の新たな投資、ソフトウエアなどへの投資による一人当たりの生産性向上を目的とした投資に係る資金需要が生じております。
当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を自己資金から安定的に確保することを基本方針としておりますが、必要に応じて多様な調達手段を検討しております。
⑤ 経営者の問題認識と今後の方針
経営者の問題認識と今後の方針については、「第2 事業の状況1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。