有価証券届出書(新規公開時)
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(1) 経営成績等の状況の概要
① 経営成績の状況
第16期連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
当連結会計年度における我が国経済は、会計年度全般を通して、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大によって度重なる緊急事態宣言が発令された事により、経済活動の制限が断続的になされ、急速な景気減速となり、先行きが不透明な状況下での活動となりました。
このような状況の中、当社が属する出版流通業界におけるコミック市場においては、新型コロナウイルス感染症の影響で断続的な外出制限が行われた事で、紙コミック、電子コミックの双方で巣ごもり消費が促される事となり、市場拡大の一因となったと推測されます。またマンガを原作とする「鬼滅の刃」コンテンツの社会現象規模での大ヒットも発生し、特殊な需要要因が2つ重なる1年となりました。そのような結果、紙コミック、電子コミック共に過去最大の市場の伸びとなり、前年比123%増の6,126億円に拡大しました(出典:公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所『出版月報』2021年2月号(2021年2月25日付))。
当連結会計年度で発生したと見られる特殊要因的な需要については、長引く新型コロナウイルス感染症の影響により社会生活の制限が長期的に持続されており、ライフスタイルそのものの変容の傾向が見受けられます。また、マンガを原作とするコンテンツの需要についても、鬼滅の刃ブームだけにとどまらず、今や多くのマンガを原作とする優良コンテンツのドラマや、アニメ、映画、ゲーム、舞台といったメディア展開の多様化が加速しており、中長期的にもコミック市場の拡大の要因となる可能性があります。
このような状況の下で、当社の主力サービスである「漫画全巻ドットコム」を中心としたECサービスでは、上記に示した特需の影響を受けながら、読者顧客が読みたいマンガを自宅から注文すると迅速に全巻届けられるというサービス需要が増し、注文数が大きく増加しました。その中で、当社もその需要に最大限応えるべく、出荷発送活動を止めることなくサービス提供を継続した結果、コミック市場の成長を大きく上回る成長率での売上の増加となりました。
また、主力のECに続く新たな成長ビジネスと位置づけるイベントビジネスについては、当連結会計年度のスタートの3か月は、新型コロナウイルス感染症対策での自治体の自粛要請等を受けてイベント開催を中止、延期した結果、売上の立たない厳しい状況となりました。一方で、「マンガ展」ブランドで展開するECストア経由でイベントグッズ商品を拡販すべく、グッズ製造体制を強化した結果、グッズのEC売上が増加し、併せて自粛再開後の7月以降は、池袋と大阪の自社店舗を中心とした開催イベントの売上が急速に拡大し、イベントビジネスの売上は前年比で2倍近い伸びでの拡大となりました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は4,991,170千円(前年度比157%)、営業利益は258,691千円(前年同期 32,142千円の営業損失)、経常利益は273,669千円(前年同期28,628千円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は254,307千円(前年同期2,730千円の親会社株主に帰属する当期純損失)となり、会社創立以来で最高水準の売上、利益を実現しました。
※注 当社グループは単一セグメントであるため、セグメント別の業績の状況については記載しておりません。
第17期第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日)
当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年12月31日)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進んだことに伴い、緊急事態宣言が2021年10月1日に解除され徐々に経済活動の正常化への動きがみられましたが、2021年年末には再び変異株の世界的な拡大リスクも発生し、未だ収束は見通せず先行きは不透明な状況にあります。
一方で当社グループが主に事業を行う出版流通業界におけるコミック市場の概況は、公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所によると、2020年のコミック市場(紙と電子合計)は推計6,126億円と発表されており、2018年の1.9%増から、2019年は12.8%増、2020年は23%増と増加率が加速しております。その要因として、中長期的に減少傾向にあった紙コミック市場が、2018年の△6.6%、2019年の△1.0%から、2020年は13.4%と増加に転じた事がコミック市場の成長を牽引しております。
当グループの当第3四半期連結累計期間の経営環境については、前連結会計年度の当社グループの大幅な売上・利益の拡大要因になったと考える、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための在宅勤務や外出自粛に伴って生じた、いわゆる「巣ごもり消費」による特需要因はピークアウトを迎え、当連結会計年度は一定の需要の減速を想定しておりましたが、引き続き需要は減少する事なく持続しており、期初に計画した売上成長を上回る拡大を継続できております。
当第3四半期連結累計期間の当社サービス環境の好調持続の要因としては、上記に記載しました、いわゆる「巣ごもり消費」が特需的な要因だけではなくコロナの長期化に伴い人々のライフスタイルの変容として定着していると考えられる事、また漫画を原作とする各種メディアコンテンツの展開が複数作品のヒットと共にここ近年途絶えることなく持続的に発生しており原作としての漫画の認知度の高まりと共に原作漫画の全巻買い需要が増えている事、当社近年の売上増加に伴うサービス認知度の拡大が世の中の漫画の認知の仕方、買い方の変化にマッチして当社のサービスへの需要の増加に繋がっていると考えられる事、の3点が要因となっていると当社は考えております。
このような経営環境の中で、当社は「漫画全巻ドットコム」でのコミック全巻セットの販売を基幹サービスとするECサービスにおいては、増加する受注に対して、倉庫機能の拡大による仕入及び配送体制の強化を継続して行い、欲しい商品の在庫を切らさずに迅速に顧客に届けるサービスクオリティを高める事に注力した事で、大幅成長した前連結会計年度からさらに増収傾向を維持した堅調な売上水準が続いております。また当社が成長サービスとして位置付けるイベントサービスについては、当第3四半期累計期間におきましては、緊急事態宣言が解除された中でリアルイベントが順調にサービスを拡大すると共に、ECの活用によるイベントグッズ販売の拡大にも注力する事で、コロナ禍であっても営業自粛リスクへの耐性の高いサービス構築を行いました。
上記の施策の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は4,090,074千円となりました。一方で、利益面につきましては、人員等の増加による販管費の増加により、営業利益は174,924千円、経常利益は182,193千円となりました。また、前連結会計年度において税務上の繰越欠損金が解消されたことなどにより、法人税等合計が増加し、四半期純利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は、120,870千円となりました。
※注 当社グループは単一セグメントであるため、セグメント別の業績の状況については記載しておりません。
② 財政状態の分析
第16期連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(資産の部)
当連結会計年度末の総資産は1,503,556千円(前連結会計年度末比456,989千円増)となりました。総資産の内訳は、流動資産が1,418,012千円(同453,079千円増)、固定資産が85,034千円(同3,400千円増)、繰延資産が509千円(同509千円増)であります。
主な変動要因は、前連結会計年度末に比べ、流動資産は親会社株主に帰属する当期純利益の計上等に伴い現金及び預金が250,176千円増加したこと、取引増加に伴い商品が163,834千円増加したこと等によるものであります。固定資産は本社工事及び倉庫開設に伴い有形固定資産が13,937千円増加したこと等によるものであります。繰延資産は、子会社の設立に伴い創立費が509千円増加したことによりものであります。
(負債の部)
当連結会計年度末における負債合計は814,343千円(前連結会計年度末比202,682千円増)となりました。負債の内訳は、流動負債が680,501千円(同219,921千円増)、固定負債が133,842千円(同17,238千円減)であります。主な変動要因は前連結会計年度末に比べ流動負債は、取引増加に伴い買掛金が102,339千円増加したこと、未払金が44,695千円増加したこと、ポイント引当金が17,909千円増加したこと等によるものであります。固定負債は、借入金の返済に伴い長期借入金が17,076千円減少したこと等によるものであります。
(純資産の部)
当連結会計年度末における純資産合計は689,212千円(前連結会計年度末比254,307千円増)となりました。主な変動要因は、親会社株主に帰属する当期純利益等の計上に伴い株主資本が254,307千円増加したことによるものであります。以上の結果、財務指標としては、流動比率が208.4%、自己資本比率が45.8%になっております。
第17期第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日)
(資産の部)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は2,006,808千円(前連結会計年度末比503,252千円増)となりました。総資産の内訳は、流動資産が1,867,588千円(前連結会計年度末比449,576千円増)、固定資産が139,219千円(前連結会計年度末比54,185千円増)であります。主な変動要因は、前連結会計年度末に比べ、流動資産は、取引増加等に伴い、現金及び預金が140,872千円増加、売掛金が204,770千円増加したこと等によるものであります。また、固定資産は、本社事務所移転に伴い、建物附属設備等が増加するとともに、新店舗の内装工事に関する手付金を建設仮勘定に計上したことにより、有形固定資産が27,761千円増加しました。また、新店舗等の差入保証金が21,459千円増加しております。
(負債の部)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は1,045,553千円(前連結会計年度末比231,210千円増)となりました。負債の内訳は、流動負債が885,597千円(前連結会計年度比205,096千円増)、固定負債は159,956千円(前連結会計年度末比26,114千円増)であります。主な変動要因は、前連結会計年度末に比べ、流動負債は、取引増加に伴い、買掛金が164,818千円増加したことや、前年度において税務上の繰越欠損金が解消されたことなどにより未払法人税等が62,229千円増加したこと等によるものであります。固定負債は、長期の銀行借入実施により増加したことによるものであります。
(純資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は961,254千円(前連結会計年度末比272,042千円増)となりました。主な変動要因は、新株予約権(ストック・オプション)の行使により、資本金及び資本剰余金がそれぞれ71,456千円増加したことや、親会社株主に帰属する四半期純利益等の計上に伴い利益剰余金が126,890千円増加したことによるものであります。
以上の結果、財務指標としては、流動比率が210.9%、自己資本比率が47.9%になっております。
③ キャッシュ・フローの状況
第16期連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、250,176千円増加し、549,011千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は288,598千円(前年同期は59,815千円の資金の使用)となりました。これは主に増加要因として税金等調整前当期純利益272,598千円(前年同期は税金等調整前当期純損失29,278千円)、未払金の増加額44,701千円(前年同期は未払金の減少額9,863千円)、仕入債務の増加額102,339千円(前年同期97,653千円)等があった一方で、減少要因として、売上債権の増加額15,459千円(前年同期97,973千円)、たな卸資産の増加額163,834千円(前年同期30,337千円)、未収入金の増加額24,120千円(前年同期18,651千円)等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は29,310千円(前年同期は5,266千円の資金の使用)となりました。これは主に減少要因として、有形固定資産の取得による支出26,933千円(前年同期7,174千円)、差入保証金の差入による支出2,377千円(前年同期200千円)等があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は9,111千円(前年同期は134,253千円の資金の獲得)となりました。これは主に増加要因として短期借入金による収入10,000千円(前年同期はなし)があった一方で、減少要因として、長期借入金の返済による支出19,111千円(前年同期35,747千円)及び前期の長期借入れによる収入170,000千円が当期はなかったこと等によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の状況
a.生産実績
当社で行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績の記載がなじまないため、当該記載を省略しております。
b.受注実績
当社で行う事業は、提供するサービスの性質上、受注実績の記載がなじまないため、当該記載を省略しております。
c.販売実績
当社事業はマンガ事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。
(注) 1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりです。尚楽天グループ株式会社、アマゾンジャパン合同会社、ヤフー株式会社、に対する販売実績は、当社が同社等の運営するショッピングモールを介して、当社運営店舗が一般消費者へ販売した商品売上の総額であります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたって、経営者により、一定の会計基準の範囲内で、かつ合理的と考えられる見積りが行われている部分があり、資産・負債及び収益・費用の金額に反映されております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。なお、重要な会計上の見積りはありません。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績
第16期連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(売上高)
当社グループは、当連結会計年度において、新型コロナウイルス感染症の影響による巣ごもり消費の促進や、マンガを原作とする「鬼滅の刃」コンテンツのアニメ、映画を含む社会現象規模での大ヒットの影響を受け、当社の主力サービスである「漫画全巻ドットコム」のマンガ全巻買い需要が拡大し、注文数の急増に最大限応えるべく、出荷発送活動を止めることなくサービス提供を継続しました。
その結果、当連結会計年度の売上高は4,991,170千円となり、前連結会計年度に比べ57%増加いたしました。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度の売上原価は3,222,628千円となり、前連結会計年度に比べ1,143,253千円増加いたしました。主に主力ECサービスの売上拡大に伴うコミックの仕入が増加した事によります。結果として売上総利益は1,768,541千円となり、前連結会計年度に比べ674,026千円増加いたしました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費の主な増加項目として、人員増加に伴い給料手当171,249千円(前連結会計年度に比べ7,117千円の増加)、取引増加に伴い荷造運賃252,155千円(前連結会計年度に比べ98,670千円の増加)及びオンラインショップ運営費300,535千円(前連結会計年度に比べ51,870千円の増加)及び支払手数料156,782千円(前連結会計年度に比べ59,520千円の増加)、を計上した結果、販売費及び一般管理費合計で1,509,850千円(前連結会計年度に比べ383,193千円の増加)となりました。
結果として、売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引きました営業利益は258,691千円(前連結会計年度に比べ290,833千円の増加)となりました。
(営業外損益、経常利益)
営業外収益の主な増加項目として、キャッシュレス決済推進に関する補助金収入6,237千円(前連結会計年度に比べ2,119千円の増加)、コロナ感染症対策に関する助成金収入4,263千円(前連結会計年度に比べ4,263千円の増加)、コイン失効益(デジタルコミック配信サービスにおける課金コインの期限切れ未使用分)4,515千円(前連結会計年度に比べ4,515千円の増加)を計上した結果、営業外収益で17,893千円(前連結会計年度に比べ13,122千円の増加)となりました。営業外費用の主な増加項目として、借入金増加に伴う支払利息1,800千円(前連結会計年度に比べ1,195千円の増加)を計上した結果、営業外費用で2,914千円(前連結会計年度に比べ1,656千円の増加)を計上しました。結果として経常利益は273,669千円(前連結会計年度に比べ302,297千円の増加)となりました。
(特別損失、法人税等合計、親会社株主に帰属する当期純利益)
イベントグッズに関する固定資産除却損による特別損失で1,071千円(前連結会計年度に比べ422千円の増加)、利益増加による法人税等合計で18,291千円(前連結会計年度に比べ44,834千円の増加)を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は254,307千円(前連結会計年度に比べ257,037千円の増加)となりました。
第17期第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日)
(売上高)
当社グループは、当第3四半期連結累計期間においては、前連結会計年度の新型コロナウイルス感染症拡大に伴って生じた、いわゆる「巣ごもり消費」による特需要因はピークアウトを迎え、当連結会計年度は一定の需要の減速を想定しておりましたが、引き続き需要は減少する事なく持続しており、期初に計画した売上成長を上回る拡大を継続しております。当社は「漫画全巻ドットコム」でのコミック全巻セットの販売を基幹サービスとするECサービスにおいては、増加する受注に対して、倉庫機能の拡大による仕入及び配送体制の強化を継続して行い、欲しい商品の在庫を切らさずに迅速に顧客に届けるサービスクオリティを高める事に注力しました。また当社が成長サービスとして位置付けるイベントサービスについては、当第3四半期累計期間におきましては、緊急事態宣言が解除された中でリアルイベントが順調にサービスを拡大すると共に、ECの活用によるイベントグッズ販売の拡大にも注力する事で、コロナ禍での営業自粛リスクへの耐性の高いサービス構築を行いました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、4,090,074千円となりました。
(売上原価、売上総利益)
当第3四半期連結累計期間の売上原価は2,711,769千円となりました。これは、主に主力ECサービスの売上拡大に伴うコミックの仕入が増加した事等によります。結果として売上総利益は1,378,305千円となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費については、事業規模拡大による人員増加により、給料及び手当255,967千円、ECサービスの売上拡大に伴い、荷造及び運賃189,319千円、オンラインショップ運営費272,473千円、支払手数料126,885千円等を計上した結果、販売費及び一般管理費合計で1,203,380千円となりました。結果として、売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引きました営業利益は、174,924千円となりました。
(営業外損益、経常利益)
営業外収益については、クーポン失効益4,359千円、コイン失効益3,484千円等を計上した結果、営業外収益合計で9,365千円となりました。また、営業外費用については、借入に伴う支払利息1,254千円等を計上した結果、営業外費用合計で2,097千円を計上しました。結果として経常利益は182,193千円となりました。
(法人税等合計、四半期純利益、親会社株主に帰属する四半期純利益)
前連結会計年度において税務上の繰越欠損金が解消されたことなどにより、法人税等合計が増加し、四半期純利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は、120,870千円となりました。
b.財政状態
第16期連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
主な増減内容については、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。
第17期第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日)
主な増減内容については、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。
③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループは事業継続に必要と考える資金は確保していると認識しております。当社の運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入れ、荷造り運賃やECサイトの運営費用等があり、主な資金の源泉は、営業活動による純現金収入及び借入によります。当社グループでは、継続して売上高が増加しているため、万一不足が見込まれる運転資金は銀行からの長期借入金及び短期借入金を活用して手当てしております。
当社グループでは過去の業績の拡大とそれにより発生した資金需要等を勘案し、事業拡大に必要となる資金は借入等を効率的に活用して調達する予定であります。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの事業に重要な影響を与える要因の詳細につきましては、「2.事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑤ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。
(1) 経営成績等の状況の概要
① 経営成績の状況
第16期連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
当連結会計年度における我が国経済は、会計年度全般を通して、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大によって度重なる緊急事態宣言が発令された事により、経済活動の制限が断続的になされ、急速な景気減速となり、先行きが不透明な状況下での活動となりました。
このような状況の中、当社が属する出版流通業界におけるコミック市場においては、新型コロナウイルス感染症の影響で断続的な外出制限が行われた事で、紙コミック、電子コミックの双方で巣ごもり消費が促される事となり、市場拡大の一因となったと推測されます。またマンガを原作とする「鬼滅の刃」コンテンツの社会現象規模での大ヒットも発生し、特殊な需要要因が2つ重なる1年となりました。そのような結果、紙コミック、電子コミック共に過去最大の市場の伸びとなり、前年比123%増の6,126億円に拡大しました(出典:公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所『出版月報』2021年2月号(2021年2月25日付))。
当連結会計年度で発生したと見られる特殊要因的な需要については、長引く新型コロナウイルス感染症の影響により社会生活の制限が長期的に持続されており、ライフスタイルそのものの変容の傾向が見受けられます。また、マンガを原作とするコンテンツの需要についても、鬼滅の刃ブームだけにとどまらず、今や多くのマンガを原作とする優良コンテンツのドラマや、アニメ、映画、ゲーム、舞台といったメディア展開の多様化が加速しており、中長期的にもコミック市場の拡大の要因となる可能性があります。
このような状況の下で、当社の主力サービスである「漫画全巻ドットコム」を中心としたECサービスでは、上記に示した特需の影響を受けながら、読者顧客が読みたいマンガを自宅から注文すると迅速に全巻届けられるというサービス需要が増し、注文数が大きく増加しました。その中で、当社もその需要に最大限応えるべく、出荷発送活動を止めることなくサービス提供を継続した結果、コミック市場の成長を大きく上回る成長率での売上の増加となりました。
また、主力のECに続く新たな成長ビジネスと位置づけるイベントビジネスについては、当連結会計年度のスタートの3か月は、新型コロナウイルス感染症対策での自治体の自粛要請等を受けてイベント開催を中止、延期した結果、売上の立たない厳しい状況となりました。一方で、「マンガ展」ブランドで展開するECストア経由でイベントグッズ商品を拡販すべく、グッズ製造体制を強化した結果、グッズのEC売上が増加し、併せて自粛再開後の7月以降は、池袋と大阪の自社店舗を中心とした開催イベントの売上が急速に拡大し、イベントビジネスの売上は前年比で2倍近い伸びでの拡大となりました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は4,991,170千円(前年度比157%)、営業利益は258,691千円(前年同期 32,142千円の営業損失)、経常利益は273,669千円(前年同期28,628千円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は254,307千円(前年同期2,730千円の親会社株主に帰属する当期純損失)となり、会社創立以来で最高水準の売上、利益を実現しました。
※注 当社グループは単一セグメントであるため、セグメント別の業績の状況については記載しておりません。
第17期第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日)
当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年12月31日)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進んだことに伴い、緊急事態宣言が2021年10月1日に解除され徐々に経済活動の正常化への動きがみられましたが、2021年年末には再び変異株の世界的な拡大リスクも発生し、未だ収束は見通せず先行きは不透明な状況にあります。
一方で当社グループが主に事業を行う出版流通業界におけるコミック市場の概況は、公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所によると、2020年のコミック市場(紙と電子合計)は推計6,126億円と発表されており、2018年の1.9%増から、2019年は12.8%増、2020年は23%増と増加率が加速しております。その要因として、中長期的に減少傾向にあった紙コミック市場が、2018年の△6.6%、2019年の△1.0%から、2020年は13.4%と増加に転じた事がコミック市場の成長を牽引しております。
当グループの当第3四半期連結累計期間の経営環境については、前連結会計年度の当社グループの大幅な売上・利益の拡大要因になったと考える、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための在宅勤務や外出自粛に伴って生じた、いわゆる「巣ごもり消費」による特需要因はピークアウトを迎え、当連結会計年度は一定の需要の減速を想定しておりましたが、引き続き需要は減少する事なく持続しており、期初に計画した売上成長を上回る拡大を継続できております。
当第3四半期連結累計期間の当社サービス環境の好調持続の要因としては、上記に記載しました、いわゆる「巣ごもり消費」が特需的な要因だけではなくコロナの長期化に伴い人々のライフスタイルの変容として定着していると考えられる事、また漫画を原作とする各種メディアコンテンツの展開が複数作品のヒットと共にここ近年途絶えることなく持続的に発生しており原作としての漫画の認知度の高まりと共に原作漫画の全巻買い需要が増えている事、当社近年の売上増加に伴うサービス認知度の拡大が世の中の漫画の認知の仕方、買い方の変化にマッチして当社のサービスへの需要の増加に繋がっていると考えられる事、の3点が要因となっていると当社は考えております。
このような経営環境の中で、当社は「漫画全巻ドットコム」でのコミック全巻セットの販売を基幹サービスとするECサービスにおいては、増加する受注に対して、倉庫機能の拡大による仕入及び配送体制の強化を継続して行い、欲しい商品の在庫を切らさずに迅速に顧客に届けるサービスクオリティを高める事に注力した事で、大幅成長した前連結会計年度からさらに増収傾向を維持した堅調な売上水準が続いております。また当社が成長サービスとして位置付けるイベントサービスについては、当第3四半期累計期間におきましては、緊急事態宣言が解除された中でリアルイベントが順調にサービスを拡大すると共に、ECの活用によるイベントグッズ販売の拡大にも注力する事で、コロナ禍であっても営業自粛リスクへの耐性の高いサービス構築を行いました。
上記の施策の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は4,090,074千円となりました。一方で、利益面につきましては、人員等の増加による販管費の増加により、営業利益は174,924千円、経常利益は182,193千円となりました。また、前連結会計年度において税務上の繰越欠損金が解消されたことなどにより、法人税等合計が増加し、四半期純利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は、120,870千円となりました。
※注 当社グループは単一セグメントであるため、セグメント別の業績の状況については記載しておりません。
② 財政状態の分析
第16期連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(資産の部)
当連結会計年度末の総資産は1,503,556千円(前連結会計年度末比456,989千円増)となりました。総資産の内訳は、流動資産が1,418,012千円(同453,079千円増)、固定資産が85,034千円(同3,400千円増)、繰延資産が509千円(同509千円増)であります。
主な変動要因は、前連結会計年度末に比べ、流動資産は親会社株主に帰属する当期純利益の計上等に伴い現金及び預金が250,176千円増加したこと、取引増加に伴い商品が163,834千円増加したこと等によるものであります。固定資産は本社工事及び倉庫開設に伴い有形固定資産が13,937千円増加したこと等によるものであります。繰延資産は、子会社の設立に伴い創立費が509千円増加したことによりものであります。
(負債の部)
当連結会計年度末における負債合計は814,343千円(前連結会計年度末比202,682千円増)となりました。負債の内訳は、流動負債が680,501千円(同219,921千円増)、固定負債が133,842千円(同17,238千円減)であります。主な変動要因は前連結会計年度末に比べ流動負債は、取引増加に伴い買掛金が102,339千円増加したこと、未払金が44,695千円増加したこと、ポイント引当金が17,909千円増加したこと等によるものであります。固定負債は、借入金の返済に伴い長期借入金が17,076千円減少したこと等によるものであります。
(純資産の部)
当連結会計年度末における純資産合計は689,212千円(前連結会計年度末比254,307千円増)となりました。主な変動要因は、親会社株主に帰属する当期純利益等の計上に伴い株主資本が254,307千円増加したことによるものであります。以上の結果、財務指標としては、流動比率が208.4%、自己資本比率が45.8%になっております。
第17期第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日)
(資産の部)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は2,006,808千円(前連結会計年度末比503,252千円増)となりました。総資産の内訳は、流動資産が1,867,588千円(前連結会計年度末比449,576千円増)、固定資産が139,219千円(前連結会計年度末比54,185千円増)であります。主な変動要因は、前連結会計年度末に比べ、流動資産は、取引増加等に伴い、現金及び預金が140,872千円増加、売掛金が204,770千円増加したこと等によるものであります。また、固定資産は、本社事務所移転に伴い、建物附属設備等が増加するとともに、新店舗の内装工事に関する手付金を建設仮勘定に計上したことにより、有形固定資産が27,761千円増加しました。また、新店舗等の差入保証金が21,459千円増加しております。
(負債の部)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は1,045,553千円(前連結会計年度末比231,210千円増)となりました。負債の内訳は、流動負債が885,597千円(前連結会計年度比205,096千円増)、固定負債は159,956千円(前連結会計年度末比26,114千円増)であります。主な変動要因は、前連結会計年度末に比べ、流動負債は、取引増加に伴い、買掛金が164,818千円増加したことや、前年度において税務上の繰越欠損金が解消されたことなどにより未払法人税等が62,229千円増加したこと等によるものであります。固定負債は、長期の銀行借入実施により増加したことによるものであります。
(純資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は961,254千円(前連結会計年度末比272,042千円増)となりました。主な変動要因は、新株予約権(ストック・オプション)の行使により、資本金及び資本剰余金がそれぞれ71,456千円増加したことや、親会社株主に帰属する四半期純利益等の計上に伴い利益剰余金が126,890千円増加したことによるものであります。
以上の結果、財務指標としては、流動比率が210.9%、自己資本比率が47.9%になっております。
③ キャッシュ・フローの状況
第16期連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、250,176千円増加し、549,011千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は288,598千円(前年同期は59,815千円の資金の使用)となりました。これは主に増加要因として税金等調整前当期純利益272,598千円(前年同期は税金等調整前当期純損失29,278千円)、未払金の増加額44,701千円(前年同期は未払金の減少額9,863千円)、仕入債務の増加額102,339千円(前年同期97,653千円)等があった一方で、減少要因として、売上債権の増加額15,459千円(前年同期97,973千円)、たな卸資産の増加額163,834千円(前年同期30,337千円)、未収入金の増加額24,120千円(前年同期18,651千円)等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は29,310千円(前年同期は5,266千円の資金の使用)となりました。これは主に減少要因として、有形固定資産の取得による支出26,933千円(前年同期7,174千円)、差入保証金の差入による支出2,377千円(前年同期200千円)等があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は9,111千円(前年同期は134,253千円の資金の獲得)となりました。これは主に増加要因として短期借入金による収入10,000千円(前年同期はなし)があった一方で、減少要因として、長期借入金の返済による支出19,111千円(前年同期35,747千円)及び前期の長期借入れによる収入170,000千円が当期はなかったこと等によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の状況
a.生産実績
当社で行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績の記載がなじまないため、当該記載を省略しております。
b.受注実績
当社で行う事業は、提供するサービスの性質上、受注実績の記載がなじまないため、当該記載を省略しております。
c.販売実績
当社事業はマンガ事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。
| 事業の名称 | 第16期連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 第17期第3四半期連結累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年12月31日) | |
| 金額(千円) | 前年比(%) | 金額(千円) | |
| マンガ事業 | 4,991,170 | 157.3 | 4,090,074 |
| 合計 | 4,991,170 | 157.3 | 4,090,074 |
(注) 1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりです。尚楽天グループ株式会社、アマゾンジャパン合同会社、ヤフー株式会社、に対する販売実績は、当社が同社等の運営するショッピングモールを介して、当社運営店舗が一般消費者へ販売した商品売上の総額であります。
| 相手先 | 第15期連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 第16期連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 第17期第3四半期 連結累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年12月31日) | |||
| 販売高 (千円) | 割合(%) | 販売高 (千円) | 割合(%) | 販売高 (千円) | 割合(%) | |
| 楽天グループ株式会社 | 866,840 | 27.3 | 1,479,684 | 29.7 | 1,293,146 | 31.6 |
| アマゾンジャパン合同会社 | 490,698 | 15.5 | 602,142 | 12.1 | 614,875 | 15.0 |
| ヤフー株式会社 | 318,062 | 10.0 | 562,891 | 11.3 | 739,266 | 18.1 |
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたって、経営者により、一定の会計基準の範囲内で、かつ合理的と考えられる見積りが行われている部分があり、資産・負債及び収益・費用の金額に反映されております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。なお、重要な会計上の見積りはありません。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績
第16期連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(売上高)
当社グループは、当連結会計年度において、新型コロナウイルス感染症の影響による巣ごもり消費の促進や、マンガを原作とする「鬼滅の刃」コンテンツのアニメ、映画を含む社会現象規模での大ヒットの影響を受け、当社の主力サービスである「漫画全巻ドットコム」のマンガ全巻買い需要が拡大し、注文数の急増に最大限応えるべく、出荷発送活動を止めることなくサービス提供を継続しました。
その結果、当連結会計年度の売上高は4,991,170千円となり、前連結会計年度に比べ57%増加いたしました。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度の売上原価は3,222,628千円となり、前連結会計年度に比べ1,143,253千円増加いたしました。主に主力ECサービスの売上拡大に伴うコミックの仕入が増加した事によります。結果として売上総利益は1,768,541千円となり、前連結会計年度に比べ674,026千円増加いたしました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費の主な増加項目として、人員増加に伴い給料手当171,249千円(前連結会計年度に比べ7,117千円の増加)、取引増加に伴い荷造運賃252,155千円(前連結会計年度に比べ98,670千円の増加)及びオンラインショップ運営費300,535千円(前連結会計年度に比べ51,870千円の増加)及び支払手数料156,782千円(前連結会計年度に比べ59,520千円の増加)、を計上した結果、販売費及び一般管理費合計で1,509,850千円(前連結会計年度に比べ383,193千円の増加)となりました。
結果として、売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引きました営業利益は258,691千円(前連結会計年度に比べ290,833千円の増加)となりました。
(営業外損益、経常利益)
営業外収益の主な増加項目として、キャッシュレス決済推進に関する補助金収入6,237千円(前連結会計年度に比べ2,119千円の増加)、コロナ感染症対策に関する助成金収入4,263千円(前連結会計年度に比べ4,263千円の増加)、コイン失効益(デジタルコミック配信サービスにおける課金コインの期限切れ未使用分)4,515千円(前連結会計年度に比べ4,515千円の増加)を計上した結果、営業外収益で17,893千円(前連結会計年度に比べ13,122千円の増加)となりました。営業外費用の主な増加項目として、借入金増加に伴う支払利息1,800千円(前連結会計年度に比べ1,195千円の増加)を計上した結果、営業外費用で2,914千円(前連結会計年度に比べ1,656千円の増加)を計上しました。結果として経常利益は273,669千円(前連結会計年度に比べ302,297千円の増加)となりました。
(特別損失、法人税等合計、親会社株主に帰属する当期純利益)
イベントグッズに関する固定資産除却損による特別損失で1,071千円(前連結会計年度に比べ422千円の増加)、利益増加による法人税等合計で18,291千円(前連結会計年度に比べ44,834千円の増加)を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は254,307千円(前連結会計年度に比べ257,037千円の増加)となりました。
第17期第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日)
(売上高)
当社グループは、当第3四半期連結累計期間においては、前連結会計年度の新型コロナウイルス感染症拡大に伴って生じた、いわゆる「巣ごもり消費」による特需要因はピークアウトを迎え、当連結会計年度は一定の需要の減速を想定しておりましたが、引き続き需要は減少する事なく持続しており、期初に計画した売上成長を上回る拡大を継続しております。当社は「漫画全巻ドットコム」でのコミック全巻セットの販売を基幹サービスとするECサービスにおいては、増加する受注に対して、倉庫機能の拡大による仕入及び配送体制の強化を継続して行い、欲しい商品の在庫を切らさずに迅速に顧客に届けるサービスクオリティを高める事に注力しました。また当社が成長サービスとして位置付けるイベントサービスについては、当第3四半期累計期間におきましては、緊急事態宣言が解除された中でリアルイベントが順調にサービスを拡大すると共に、ECの活用によるイベントグッズ販売の拡大にも注力する事で、コロナ禍での営業自粛リスクへの耐性の高いサービス構築を行いました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、4,090,074千円となりました。
(売上原価、売上総利益)
当第3四半期連結累計期間の売上原価は2,711,769千円となりました。これは、主に主力ECサービスの売上拡大に伴うコミックの仕入が増加した事等によります。結果として売上総利益は1,378,305千円となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費については、事業規模拡大による人員増加により、給料及び手当255,967千円、ECサービスの売上拡大に伴い、荷造及び運賃189,319千円、オンラインショップ運営費272,473千円、支払手数料126,885千円等を計上した結果、販売費及び一般管理費合計で1,203,380千円となりました。結果として、売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引きました営業利益は、174,924千円となりました。
(営業外損益、経常利益)
営業外収益については、クーポン失効益4,359千円、コイン失効益3,484千円等を計上した結果、営業外収益合計で9,365千円となりました。また、営業外費用については、借入に伴う支払利息1,254千円等を計上した結果、営業外費用合計で2,097千円を計上しました。結果として経常利益は182,193千円となりました。
(法人税等合計、四半期純利益、親会社株主に帰属する四半期純利益)
前連結会計年度において税務上の繰越欠損金が解消されたことなどにより、法人税等合計が増加し、四半期純利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は、120,870千円となりました。
b.財政状態
第16期連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
主な増減内容については、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。
第17期第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日)
主な増減内容については、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。
③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループは事業継続に必要と考える資金は確保していると認識しております。当社の運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入れ、荷造り運賃やECサイトの運営費用等があり、主な資金の源泉は、営業活動による純現金収入及び借入によります。当社グループでは、継続して売上高が増加しているため、万一不足が見込まれる運転資金は銀行からの長期借入金及び短期借入金を活用して手当てしております。
当社グループでは過去の業績の拡大とそれにより発生した資金需要等を勘案し、事業拡大に必要となる資金は借入等を効率的に活用して調達する予定であります。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの事業に重要な影響を与える要因の詳細につきましては、「2.事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑤ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。