四半期報告書-第60期第2四半期(2023/08/01-2023/10/31)

【提出】
2023/12/15 16:03
【資料】
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【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、個人消費やインバウンド需要の回復、DX化や脱炭素化などに向けた設備投資により、経済活動は緩やかな回復傾向が見られました。
その一方で、国際情勢の不安定や円安等による原油・原材料価格等の高止まりや世界的な金融引き締め等の懸念材料が見込まれ、依然として先行きは予断を許さない状況が続いております。
建設業界におきましては、公共建設投資は引き続き防災・減災対策をはじめとする国土強靭化計画のインフラ対策等により堅調に推移し、また民間建設投資も企業の設備投資意欲の高まりにより持ち直しの動きが見られました。その一方で、建設資材価格の高騰や受注競争の激化、労務不足に伴う労務費上昇が顕在化しており、厳しい事業環境となりました。
このような状況の下、当第2四半期累計期間の受注高は14,732,767千円(前年同四半期比45.4%減)となりました。売上高は、16,303,072千円(前年同四半期比1.9%減)、営業利益は470,345千円(前年同四半期比73.1%減)、経常利益は476,354千円(前年同四半期比72.6%減)、四半期純利益は327,335千円(前年同四半期比78.0%減)となりました。なお、営業利益率は前年同四半期が10.5%に対して当第2四半期累計期間は2.9%となり、7.6pt低下しました。
セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。
(土木工事事業)
受注高は6,428,674千円(前年同四半期比22.6%減)、売上高は5,486,944千円(前年同四半期比29.4%減)、セグメント利益(営業利益)は644,886千円(前年同四半期比54.3%減)となりました。なお、営業利益率は前年同四半期が18.2%に対して当第2四半期累計期間は11.8%となり、6.4pt低下しました。
(建築工事事業)
受注高は8,304,093千円(前年同四半期比55.5%減)、売上高は10,807,369千円(前年同四半期比22.2%増)、セグメント損失(営業損失)は177,446千円(前年同四半期は営業利益333,463千円)となりました。なお、営業利益率は前年同四半期が3.8%に対して当第2四半期累計期間は△1.6%となり、5.4pt低下しました。
(その他)
売上高は8,759千円(前年同四半期比52.1%増)、セグメント利益(営業利益)は2,905千円(前年同四半期比4.2%増)となりました。なお、営業利益率は前年同四半期が48.4%に対して当第2四半期累計期間は33.2%となり、15.2pt低下しました。
② 財政状態
(資産)
当第2四半期会計期間末の資産合計は、31,430,914千円と前事業年度末と比べ3,228,416千円(11.4%)の増加となりました。主な要因は、受取手形・完成工事未収入金等が10,963,509千円増加したものの、現金預金が7,561,754千円減少したことによるものです。
(負債)
当第2四半期会計期間末の負債合計は、12,610,002千円と前事業年度末と比べ3,216,880千円(34.2%)の増加となりました。主な要因は、電子記録債務が2,796,954千円、短期借入金が2,700,000千円増加したものの、支払手形・工事未払金が2,660,524千円減少したことによるものです。
(純資産)
当第2四半期会計期間末の純資産合計は、18,820,912千円と前事業年度末と比べ11,535千円(0.1%)の増加となりました。主な要因は、四半期純利益の計上327,335千円、剰余金の配当309,035千円などによるものです。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物は、前事業年度末比7,561,754千円減少し、6,885,280千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業キャッシュ・フローは、9,918,861千円の支出(前年同四半期は3,588,437千円の支出)となりました。主な要因は、売上債権の増加10,963,509千円があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、32,282千円の支出(前年同四半期は1,534,321千円の支出)となりました。主な要因は、有形及び無形固定資産の取得による支出が32,674千円あったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、2,389,388千円の収入(前年同四半期は80,921千円の収入)となりました。主な要因は、短期借入金の増加が2,700,000千円あったものの、配当金の支払額が309,035千円あったことによるものです。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。