有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2023/02/16 15:00
【資料】
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【項目】
141項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社は、設備計画に照らして、必要な資金(主に銀行借入及び社債発行)を調達しております。一時的な余資は安全性の高い金融資産で運用し、また、短期的な運転資金を銀行借入に調達しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である売掛金は、顧客の信用リスクに晒されています。当該リスクに関しては、与信管理規程に従い、取引先ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っています。
投資有価証券は、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、市場価格の変動リスクに晒されております。
営業債務である買掛金は、そのほとんどが1年以内の支払期日であります。借入金等について、短期借入金は主に営業取引に係る資金調達であり、長期借入金及び社債は設備投資に必要な資金の調達及び安定的な資金残高を確保するための資金調達であります。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク
当社は、営業債権について、顧客与信管理規程に従い、取引先に対する受注及び債権の与信額残高を管理するとともに、与信管理部門が主要な取引先の財務状況を定期的にモニタリングし、回収懸念の早期把握や軽減を行っております。
② 市場リスク(為替や金利変動等のリスク)
当社は投資有価証券については、定期的に時価や発行企業の財務状況を把握し、市況や発行企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
③ 資金調達に係る流動性リスク
当社は事業計画に基づき、財務担当部門で適時に資金計画書を作成・更新するとともに、手許流動性の維持などにより流動性リスクを管理しております。
2.金融商品の時価等に関する事項
貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは含まれておりません。
前事業年度(2021年3月31日)
貸借対照表計上額
(千円)
時価(千円)差額(千円)
(1)投資有価証券6,4376,437-
資産計6,4376,437-
(2)社債(*2)114,000113,667△332
(3)長期借入金(*3)110,388108,983△1,404
(4)リース債務(*4)22,25420,797△1,456
負債計246,642243,448△3,193

(*1)「現金及び預金」、「売掛金」、「買掛金」、「未払金」、「短期借入金」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。
(*2)社債には1年内償還予定の社債を含めております。
(*3)長期借入金には1年内返済予定の長期借入金を含めております。
(*4)リース債務にはリース債務(流動負債)を含めております。
当事業年度(2022年3月31日)
貸借対照表計上額
(千円)
時価(千円)差額(千円)
(1)投資有価証券8,4188,418-
資産計8,4188,418-
(2)社債(*2)82,00081,796△203
(3)長期借入金(*3)145,388143,361△2,026
(4)リース債務(*4)20,65519,402△1,252
負債計248,043244,559△3,483

(*1)「現金及び預金」、「売掛金」、「買掛金」、「未払金」、「短期借入金」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。
(*2)社債には1年内償還予定の社債を含めております。
(*3)長期借入金には1年内返済予定の長期借入金を含めております。
(*4)リース債務にはリース債務(流動負債)を含めております。
(注1) 金銭債権の決算日後の償還予定額
前事業年度(2021年3月31日)
1年以内
(千円)
1年超
5年以内
(千円)
5年超
10年以内
(千円)
10年超
(千円)
現金及び預金613,282---
売掛金393,670---
合計1,006,953---

当事業年度(2022年3月31日)
1年以内
(千円)
1年超
5年以内
(千円)
5年超
10年以内
(千円)
10年超
(千円)
現金及び預金508,152---
売掛金476,644---
合計984,796---

(注2) 社債、長期借入金、リース債務及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
前事業年度(2021年3月31日)
1年以内
(千円)
1年超
2年以内
(千円)
2年超
3年以内
(千円)
3年超
4年以内
(千円)
4年超
5年以内
(千円)
5年超
(千円)
短期借入金50,000-----
長期借入金15,00015,00014,06517,73114,65733,935
社債32,00032,00020,00020,00010,000-
リース債務5,5805,6924,6994,3271,958-
合計102,58052,69238,76442,05826,61533,935

当事業年度(2022年3月31日)
1年以内
(千円)
1年超
2年以内
(千円)
2年超
3年以内
(千円)
3年超
4年以内
(千円)
4年超
5年以内
(千円)
5年超
(千円)
短期借入金50,000-----
長期借入金25,00823,23928,57324,66517,10826,795
社債32,00020,00020,00010,000--
リース債務5,8285,6745,6113,277263-
合計112,83648,91354,18437,94217,37126,795

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項
金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。
レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価
レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価
レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価
時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しています。
(1)時価で貸借対照表に計上している金融商品
当事業年度(2022年3月31日)
時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
投資有価証券8,418--8,418
資産計8,418--8,418

(2)時価で貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品
当事業年度(2022年3月31日)
時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
(1)社債(*2)-81,796-81,796
(2)長期借入金(*3)-143,361-143,361
(3)リース債務(*4)-19,402-19,402
負債計-244,559-244,559

(注) 時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明
投資有価証券
上場株式は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。
社債(1年内償還予定社債を含む。)
社債の時価は、元利金の合計額を、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。
長期借入金(1年内返済予定長期借入金を含む。)
長期借入金の時価は、元利金の合計額を、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。
リース債務(1年内返済予定リース債務を含む。)
リース債務の時価は、元利金の合計額を、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。