訂正有価証券届出書(新規公開時)
(1) 経営成績等の状況の概要
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、当社は、「Kuradashi」運営事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
① 財政状態の状況
第8期事業年度(自 2021年7月1日 至 2022年6月30日)
(資産)
当事業年度末の総資産は1,052,615千円となり、前事業年度末と比べ622,134千円の増加となりました。
流動資産は、599,000千円増加し、972,183千円となりました。主たる要因は、現金及び預金が540,188千円増加、売掛金が76,975千円増加したことによるものであります。
(負債)
当事業年度末の負債は411,097千円となり、前事業年度末と比べ52,411千円の増加となりました。
流動負債は、95,850千円増加し、353,569千円となりました。主たる要因は、買掛金が32,861千円増加、未払費用が37,247千円増加、契約負債が16,901千円増加したことによるものであります。
固定負債は、43,439千円減少し、57,528千円となりました。主たる要因は、長期借入金が43,439千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当事業年度末の純資産は641,517千円となり、前事業年度末と比べ569,722千円の増加となりました。主たる要因は、当期純損失の計上に伴い利益剰余金が80,276千円減少した一方、新株の発行に伴い資本金及び資本準備金がそれぞれ324,999千円増加したことによるものであります。なお、2022年6月の減資により、資本金が307,939千円減少し、その他資本剰余金が307,939千円増加しております。
第9期第3四半期累計期間(自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
当第3四半期会計期間末の総資産は926,596千円となり、前事業年度末と比べ126,018千円の減少となりました。
流動資産は、143,096千円減少し、829,087千円となりました。主たる要因は、現金及び預金が230,758千円減少、商品及び製品が122,959千円増加、売掛金が27,776千円減少したことによるものであります。
固定資産は、17,077千円増加し、97,509千円となりました。主たる要因は、無形固定資産が20,126千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期会計期間末の負債は411,761千円となり、前事業年度末と比べ663千円の増加となりました。
流動負債は、14,035千円増加し、367,605千円となりました。主たる要因は、買掛金が59,821千円増加、短期借入金が30,000千円減少、預り金が19,641千円増加したことによるものであります。
固定負債は、13,372千円減少し、44,156千円となりました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末の純資産は514,835千円となり、前事業年度末と比べ126,682千円の減少となりました。主たる要因は、四半期純損失の計上に伴い利益剰余金が126,682千円減少したことによるものであります。
② 経営成績の状況
第8期事業年度(自 2021年7月1日 至 2022年6月30日)
当社は、「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」をミッションに掲げ、世の中に山積する課題のうち、フードロスに関する課題を解決するために社会性、環境性、経済性を重視した活動を行っております。
その主たる事業内容は、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を通じた、フードロス削減のためのマッチングビジネスであり、インターネットを活用することで、迅速にフードロス商材を顧客に届けることを実現しております。また、売上金の一部を社会貢献団体へ寄付をするビジネスモデルにより、社会貢献活動の活性化を図っております。
当事業年度における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい状況が続きつつも、世界的なワクチンの普及により国内の感染率が低下したことに加え、世界経済の改善もあり、個人消費の持ち直しが見られております。一方、新たな変異株の出現により、各国が水際対策を講じる中、感染症拡大による国内外経済への影響は依然として先行きは不透明な状況となっております。
当社の経営環境は、食品のEC市場の動向に影響を受けておりますが、当該市場は新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって変化した新しいライフスタイルやワークスタイルにより当該市場への需要が高まり、成長が続いております。今後においてもEC化の流れは続くと予想されることから、食品のEC市場は非常に高い成長ポテンシャルがあると考えております。
このような状況のもと、当事業年度は、前述の新型コロナウイルス感染症によるライフスタイルの変化に加え、地方自治体との提携・マスメディア向けのイベント等の広報活動、会員のアクティブ率向上施策として、会員限定クーポンの発行、メールマガジン・SNS等を利用した販促活動により、当社のソーシャルグッドなビジネスモデルに共感するエシカル志向のユーザーへの認知度・利用率が高まり、当事業年度末の累計会員数は、前事業年度末の235,903名から362,587名に増加し、月間UUは、前事業年度末の17,226名から20,719名に増加し、また、当社に商品を納品する累計パートナー企業数は、前事業年度末の683社から1,054社に増加し、より魅力的な商品ラインナップへの拡充が図られております。
更なるユーザー体験の改善を図るためのシステム及びアプリへの開発投資や、業容拡大に耐えうる強固な事業基盤の構築・新規事業への拡大のための積極的な人材登用、また、SNSを利用した広告宣伝活動への投資を継続的に行っております。
その結果、当事業年度の売上高は、2,073,684千円となり、前事業年度と比べ810,372千円の増加(前期比64.1%増)となりました。
また、営業損失は74,716千円、経常損失は74,464千円、当期純損失は80,276千円となりました。
なお、当社は「Kuradashi」運営事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
第9期第3四半期累計期間(自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
当社は、「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」をミッションに掲げ、世の中に山積する課題を解決するために社会的、環境的、経済的に優れた活動を行っております。
その主たる事業内容は、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を通じた、フードロス削減のためのマッチングビジネスであり、インターネットを活用することで、迅速にフードロス商材を顧客に届けることを実現しております。また、売上金の一部を社会貢献団体へ寄付をするビジネスモデルにより、社会貢献活動の活性化を図っております。
当第3四半期累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい状況が続きつつも、世界的なワクチンの普及により国内の感染率が低下したことに加え、世界経済の改善もあり、個人消費の持ち直しが見られております。一方、新たな変異株の出現により、各国が水際対策を講じる中、感染症拡大による国内外経済への影響は依然として先行きは不透明な状況となっております。
当社の経営環境は、食品のEC市場の動向に影響を受けておりますが、当該市場は新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって変化した新しいライフスタイルやワークスタイルにより当該市場への需要が高まり、成長が続いております。今後においてもEC化の流れは続くと予想されることから、食品のEC市場は非常に高い成長ポテンシャルがあると考えております。
このような状況のもと、当事業年度は、前述の新型コロナウイルス感染症によるライフスタイルの変化に加え、地方自治体との提携・マスメディア向けのイベント等の広報活動、会員のアクティブ率向上施策として、会員限定クーポンの発行、メールマガジン・SNS等を利用した販促活動により、当社のソーシャルグッドなビジネスモデルに共感するエシカル志向のユーザーへの認知度・利用率が高まり、当第3四半期会計期間末の累計会員数は、前事業年度末の362,587名から462,879名に増加し、月間UUは、前事業年度末の20,719名から24,622名に増加し、また、当社に商品を納品する累計パートナー企業数は、前事業年度末の1,054社から1,319社に増加し、より魅力的な商品ラインナップへの拡充が図られております。
更なるユーザー体験の改善を図るためのシステム及びアプリへの開発投資や、業容拡大に耐えうる強固な事業基盤の構築・新規事業への拡大のための積極的な人材登用、また、SNSを利用した広告宣伝活動への投資を継続的に行っております。
その結果、当第3四半期累計期間の売上高は2,224,611千円、営業損失は134,048千円、経常損失は126,057千円、四半期純損失は126,682千円となりました。
なお、当社は「Kuradashi」運営事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。また、当社は、第3四半期累計期間の業績開示を当事業年度より行っているため、前年同四半期との対比は行っておりません。
③ キャッシュ・フローの状況
第8期事業年度(自 2021年7月1日 至 2022年6月30日)
当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の当事業年度末残高は、前事業年度末に比べ540,188円増加の781,910千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動の結果、減少した資金は21,506千円となりました。これは主に、税引前当期純損失85,157千円、売上債権の増加額76,975千円、棚卸資産の減少額17,419千円、仕入債務の増加額28,962千円、固定資産除却損10,692千円、その他の負債の増加額70,087千円、その他の資産の減少額15,981千円、法人税等の支払額20,096千円によるものであります。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動の結果、減少した資金は43,897千円となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出37,386千円によるものであります。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動の結果、増加した資金は605,592円となりました。これは主に、株式の発行による収入647,724千円、長期借入金の返済による支出42,132千円によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a 生産実績
当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b 受注実績
当社は受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。
c 販売実績
販売実績は、次のとおりであります。なお、当社は「Kuradashi」運営事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
(注) 主要な販売先につきましては、総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、当事業年度末における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要とされております。当社は、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。しかしながら実績の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社の財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。重要な会計上の見積りにつきましては、「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社は、「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」というミッションのもと、フードロス削減及び社会貢献を目標に「Kuradashi」を運営しております。このミッションのもと、日々、サービスの利便性向上・営業力の強化に取り組み、会員登録者数及び取扱商品数の増加を図って参りました。その結果、当事業年度においても売上高は堅調に推移しております。今後も新規会員登録者の獲得等に更に注力し、「Kuradashi」事業の更なる成長を図って参ります。
第8期事業年度(自 2021年7月1日 至 2022年6月30日)
(売上高)
当事業年度における売上高は、前事業年度に比べ810,372千円増加し、2,073,684千円(前事業年度比164.1%)となりました。これは主に、「Kuradashi」の累計会員数・月間UUが順調に増加したことによるものであります。
(売上原価、売上総利益)
当事業年度における売上原価は、前事業年度に比べ435,127千円増加し、1,060,068千円(前事業年度比169.6%)となりました。これは主に、売上高の増加によるものであり、売上総利益は前事業年度に比べ375,245千円増加し1,013,615千円(前事業年度比158.8%)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業損失)
当事業年度における販売費及び一般管理費は、前事業年度に比べ504,449千円増加し、1,088,332千円(前事業年度比186.4%)となりました。これは主に、体制強化等による人件費の増加、及び、新規会員の獲得及び認知拡大を目的とした広告宣伝費の増加によるものであります。
以上の結果、営業損失は74,716千円(前事業年度は営業利益54,487千円)となりました。
(営業外損益、経常損失)
当事業年度における営業外収益は、前事業年度に比べ5,195千円減少し、3,532千円(前事業年度比40.5%)となりました。これは主に、補助金収入及び助成金収入が減少したことによるものであります。また、営業外費用は、前事業年度に比べ771千円増加し、3,280千円(前事業年度比130.7%)となりました。これは主に、株式交付費が増加したことによるものであります
以上の結果、経常損失は74,464千円(前事業年度は経常利益60,706千円)となりました。
(特別損益、当期純損失)
当事業年度における特別損失は10,692千円となりました。これは、固定資産除却損の計上によるものであります。
当事業年度における法人税等は、前事業年度に比べ22,259千円減少し、△4,880千円(前事業年度は17,379千円)となりました。
以上の結果、当期純損失は80,276千円(前事業年度は当期純利益34,060千円)となりました。
第9期第3四半期累計期間(自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
(売上高)
当第3四半期累計期間における売上高は、2,224,611千円となりました。これは主に、「Kuradashi」の累計会員数・月間UUが順調に増加したことによるものであります。
(売上原価、売上総利益)
当第3四半期累計期間における売上原価は、1,229,667千円となりました。これは主に、売上高の増加によるものであり、売上総利益は994,944千円となりました。
(販売費及び一般管理費、営業損失)
当第3四半期累計期間における販売費及び一般管理費は、1,128,992千円となりました。これは主に、体制強化等による人件費の増加、及び、新規会員の獲得及び認知拡大を目的とした広告宣伝費の増加によるものであります。
以上の結果、営業損失は134,048千円となりました。
(営業外損益、経常損失)
当第3四半期累計期間における営業外収益は、9,353千円となりました。これは主に、協賛金収入の計上によるものであります。また、営業外費用は、1,362千円となりました。これは主に、チャージバック損失の計上によるものであります
以上の結果、経常損失は126,057千円となりました。
(特別損益、四半期純損失)
当第3四半期累計期間における法人税等は、624千円となりました。
以上の結果、四半期純損失は126,682千円となりました。
③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社における資金需要は、運転資金及び設備投資資金であります。これらの資金需要につきましては、自己資金のほか、金融機関からの借入等外部資金の活用も含め、最適な方法による資金調達にて対応する予定であります。
なお、当事業年度末における短期借入金、1年内返済予定の長期借入金、長期借入金の残高はそれぞれ、30,000千円、43,439千円、57,528千円であります。また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は781,910千円となっております。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因
当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照ください。
⑤ 経営者の問題意識と今後の方針に関して
経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。
⑥ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、「累計会員数」、「月間UU」、「ARPPU」、「累計パートナー企業数」、「アクティブ企業数」、「平均仕入高」及び「限界利益率」を重視しております。
いずれの指標も堅調に推移しておりますが、これは、新型コロナウイルス感染症によるライフスタイルの変化に加え、地方自治体との提携・マスメディア向けのイベント等の広報活動、会員のアクティブ率向上施策として、会員限定クーポンの発行、メールマガジン・SNS等を利用した販促活動により、当社のソーシャルグッドなビジネスモデルに共感するエシカル志向のユーザーへの認知度・利用率が高まりや、パートナー企業とのリレーション強化により、魅力的な商品ラインナップへの拡充が図られていることによります。
現時点において、これらの指標は堅調に推移しているものと認識しておりますが、今後も商品ラインナップの拡充や顧客からのフィードバック、購買情報をもとに商品の開発・改善、マーケティングおよびサービスの改善を図りながら、更なる成長性や収益性を向上させることに取り組んでまいります。
指標の推移は以下のとおりです。
(※1)創業から四半期会計期間の末日までの累計会員登録者数
(※2)月間UU(Unique Userの購入ID数)の四半期(3ヶ月)の平均数
(※3)Average Revenue per Paid User(月間UU1人当たり平均購入金額)
(※4)創業から四半期会計期間の末日までに取引実績のあるパートナー企業数
(※5)四半期会計期間内に取引が発生したパートナー企業
(※6)四半期会計期間の仕入高をアクティブ企業数で除して算出
(※7)限界利益(売上高から売上原価及び配送料等の変動費を控除した金額)を売上高で除して算出
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、当社は、「Kuradashi」運営事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
① 財政状態の状況
第8期事業年度(自 2021年7月1日 至 2022年6月30日)
(資産)
当事業年度末の総資産は1,052,615千円となり、前事業年度末と比べ622,134千円の増加となりました。
流動資産は、599,000千円増加し、972,183千円となりました。主たる要因は、現金及び預金が540,188千円増加、売掛金が76,975千円増加したことによるものであります。
(負債)
当事業年度末の負債は411,097千円となり、前事業年度末と比べ52,411千円の増加となりました。
流動負債は、95,850千円増加し、353,569千円となりました。主たる要因は、買掛金が32,861千円増加、未払費用が37,247千円増加、契約負債が16,901千円増加したことによるものであります。
固定負債は、43,439千円減少し、57,528千円となりました。主たる要因は、長期借入金が43,439千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当事業年度末の純資産は641,517千円となり、前事業年度末と比べ569,722千円の増加となりました。主たる要因は、当期純損失の計上に伴い利益剰余金が80,276千円減少した一方、新株の発行に伴い資本金及び資本準備金がそれぞれ324,999千円増加したことによるものであります。なお、2022年6月の減資により、資本金が307,939千円減少し、その他資本剰余金が307,939千円増加しております。
第9期第3四半期累計期間(自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
当第3四半期会計期間末の総資産は926,596千円となり、前事業年度末と比べ126,018千円の減少となりました。
流動資産は、143,096千円減少し、829,087千円となりました。主たる要因は、現金及び預金が230,758千円減少、商品及び製品が122,959千円増加、売掛金が27,776千円減少したことによるものであります。
固定資産は、17,077千円増加し、97,509千円となりました。主たる要因は、無形固定資産が20,126千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期会計期間末の負債は411,761千円となり、前事業年度末と比べ663千円の増加となりました。
流動負債は、14,035千円増加し、367,605千円となりました。主たる要因は、買掛金が59,821千円増加、短期借入金が30,000千円減少、預り金が19,641千円増加したことによるものであります。
固定負債は、13,372千円減少し、44,156千円となりました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末の純資産は514,835千円となり、前事業年度末と比べ126,682千円の減少となりました。主たる要因は、四半期純損失の計上に伴い利益剰余金が126,682千円減少したことによるものであります。
② 経営成績の状況
第8期事業年度(自 2021年7月1日 至 2022年6月30日)
当社は、「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」をミッションに掲げ、世の中に山積する課題のうち、フードロスに関する課題を解決するために社会性、環境性、経済性を重視した活動を行っております。
その主たる事業内容は、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を通じた、フードロス削減のためのマッチングビジネスであり、インターネットを活用することで、迅速にフードロス商材を顧客に届けることを実現しております。また、売上金の一部を社会貢献団体へ寄付をするビジネスモデルにより、社会貢献活動の活性化を図っております。
当事業年度における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい状況が続きつつも、世界的なワクチンの普及により国内の感染率が低下したことに加え、世界経済の改善もあり、個人消費の持ち直しが見られております。一方、新たな変異株の出現により、各国が水際対策を講じる中、感染症拡大による国内外経済への影響は依然として先行きは不透明な状況となっております。
当社の経営環境は、食品のEC市場の動向に影響を受けておりますが、当該市場は新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって変化した新しいライフスタイルやワークスタイルにより当該市場への需要が高まり、成長が続いております。今後においてもEC化の流れは続くと予想されることから、食品のEC市場は非常に高い成長ポテンシャルがあると考えております。
このような状況のもと、当事業年度は、前述の新型コロナウイルス感染症によるライフスタイルの変化に加え、地方自治体との提携・マスメディア向けのイベント等の広報活動、会員のアクティブ率向上施策として、会員限定クーポンの発行、メールマガジン・SNS等を利用した販促活動により、当社のソーシャルグッドなビジネスモデルに共感するエシカル志向のユーザーへの認知度・利用率が高まり、当事業年度末の累計会員数は、前事業年度末の235,903名から362,587名に増加し、月間UUは、前事業年度末の17,226名から20,719名に増加し、また、当社に商品を納品する累計パートナー企業数は、前事業年度末の683社から1,054社に増加し、より魅力的な商品ラインナップへの拡充が図られております。
更なるユーザー体験の改善を図るためのシステム及びアプリへの開発投資や、業容拡大に耐えうる強固な事業基盤の構築・新規事業への拡大のための積極的な人材登用、また、SNSを利用した広告宣伝活動への投資を継続的に行っております。
その結果、当事業年度の売上高は、2,073,684千円となり、前事業年度と比べ810,372千円の増加(前期比64.1%増)となりました。
また、営業損失は74,716千円、経常損失は74,464千円、当期純損失は80,276千円となりました。
なお、当社は「Kuradashi」運営事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
第9期第3四半期累計期間(自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
当社は、「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」をミッションに掲げ、世の中に山積する課題を解決するために社会的、環境的、経済的に優れた活動を行っております。
その主たる事業内容は、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を通じた、フードロス削減のためのマッチングビジネスであり、インターネットを活用することで、迅速にフードロス商材を顧客に届けることを実現しております。また、売上金の一部を社会貢献団体へ寄付をするビジネスモデルにより、社会貢献活動の活性化を図っております。
当第3四半期累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい状況が続きつつも、世界的なワクチンの普及により国内の感染率が低下したことに加え、世界経済の改善もあり、個人消費の持ち直しが見られております。一方、新たな変異株の出現により、各国が水際対策を講じる中、感染症拡大による国内外経済への影響は依然として先行きは不透明な状況となっております。
当社の経営環境は、食品のEC市場の動向に影響を受けておりますが、当該市場は新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって変化した新しいライフスタイルやワークスタイルにより当該市場への需要が高まり、成長が続いております。今後においてもEC化の流れは続くと予想されることから、食品のEC市場は非常に高い成長ポテンシャルがあると考えております。
このような状況のもと、当事業年度は、前述の新型コロナウイルス感染症によるライフスタイルの変化に加え、地方自治体との提携・マスメディア向けのイベント等の広報活動、会員のアクティブ率向上施策として、会員限定クーポンの発行、メールマガジン・SNS等を利用した販促活動により、当社のソーシャルグッドなビジネスモデルに共感するエシカル志向のユーザーへの認知度・利用率が高まり、当第3四半期会計期間末の累計会員数は、前事業年度末の362,587名から462,879名に増加し、月間UUは、前事業年度末の20,719名から24,622名に増加し、また、当社に商品を納品する累計パートナー企業数は、前事業年度末の1,054社から1,319社に増加し、より魅力的な商品ラインナップへの拡充が図られております。
更なるユーザー体験の改善を図るためのシステム及びアプリへの開発投資や、業容拡大に耐えうる強固な事業基盤の構築・新規事業への拡大のための積極的な人材登用、また、SNSを利用した広告宣伝活動への投資を継続的に行っております。
その結果、当第3四半期累計期間の売上高は2,224,611千円、営業損失は134,048千円、経常損失は126,057千円、四半期純損失は126,682千円となりました。
なお、当社は「Kuradashi」運営事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。また、当社は、第3四半期累計期間の業績開示を当事業年度より行っているため、前年同四半期との対比は行っておりません。
③ キャッシュ・フローの状況
第8期事業年度(自 2021年7月1日 至 2022年6月30日)
当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の当事業年度末残高は、前事業年度末に比べ540,188円増加の781,910千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動の結果、減少した資金は21,506千円となりました。これは主に、税引前当期純損失85,157千円、売上債権の増加額76,975千円、棚卸資産の減少額17,419千円、仕入債務の増加額28,962千円、固定資産除却損10,692千円、その他の負債の増加額70,087千円、その他の資産の減少額15,981千円、法人税等の支払額20,096千円によるものであります。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動の結果、減少した資金は43,897千円となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出37,386千円によるものであります。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動の結果、増加した資金は605,592円となりました。これは主に、株式の発行による収入647,724千円、長期借入金の返済による支出42,132千円によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a 生産実績
当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b 受注実績
当社は受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。
c 販売実績
販売実績は、次のとおりであります。なお、当社は「Kuradashi」運営事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
| セグメントの名称 | 第8期事業年度 (自 2021年7月1日 至 2022年6月30日) | 第9期第3四半期累計期間 (自 2022年7月1日 至 2023年3月31日) | |
| 販売高(千円) | 前期比(%) | 販売高(千円) | |
| 「Kuradashi」運営事業 | 2,073,684 | 164.3 | 2,224,611 |
| 合計 | 2,073,684 | 164.3 | 2,224,611 |
(注) 主要な販売先につきましては、総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、当事業年度末における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要とされております。当社は、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。しかしながら実績の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社の財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。重要な会計上の見積りにつきましては、「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社は、「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」というミッションのもと、フードロス削減及び社会貢献を目標に「Kuradashi」を運営しております。このミッションのもと、日々、サービスの利便性向上・営業力の強化に取り組み、会員登録者数及び取扱商品数の増加を図って参りました。その結果、当事業年度においても売上高は堅調に推移しております。今後も新規会員登録者の獲得等に更に注力し、「Kuradashi」事業の更なる成長を図って参ります。
第8期事業年度(自 2021年7月1日 至 2022年6月30日)
(売上高)
当事業年度における売上高は、前事業年度に比べ810,372千円増加し、2,073,684千円(前事業年度比164.1%)となりました。これは主に、「Kuradashi」の累計会員数・月間UUが順調に増加したことによるものであります。
(売上原価、売上総利益)
当事業年度における売上原価は、前事業年度に比べ435,127千円増加し、1,060,068千円(前事業年度比169.6%)となりました。これは主に、売上高の増加によるものであり、売上総利益は前事業年度に比べ375,245千円増加し1,013,615千円(前事業年度比158.8%)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業損失)
当事業年度における販売費及び一般管理費は、前事業年度に比べ504,449千円増加し、1,088,332千円(前事業年度比186.4%)となりました。これは主に、体制強化等による人件費の増加、及び、新規会員の獲得及び認知拡大を目的とした広告宣伝費の増加によるものであります。
以上の結果、営業損失は74,716千円(前事業年度は営業利益54,487千円)となりました。
(営業外損益、経常損失)
当事業年度における営業外収益は、前事業年度に比べ5,195千円減少し、3,532千円(前事業年度比40.5%)となりました。これは主に、補助金収入及び助成金収入が減少したことによるものであります。また、営業外費用は、前事業年度に比べ771千円増加し、3,280千円(前事業年度比130.7%)となりました。これは主に、株式交付費が増加したことによるものであります
以上の結果、経常損失は74,464千円(前事業年度は経常利益60,706千円)となりました。
(特別損益、当期純損失)
当事業年度における特別損失は10,692千円となりました。これは、固定資産除却損の計上によるものであります。
当事業年度における法人税等は、前事業年度に比べ22,259千円減少し、△4,880千円(前事業年度は17,379千円)となりました。
以上の結果、当期純損失は80,276千円(前事業年度は当期純利益34,060千円)となりました。
第9期第3四半期累計期間(自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
(売上高)
当第3四半期累計期間における売上高は、2,224,611千円となりました。これは主に、「Kuradashi」の累計会員数・月間UUが順調に増加したことによるものであります。
(売上原価、売上総利益)
当第3四半期累計期間における売上原価は、1,229,667千円となりました。これは主に、売上高の増加によるものであり、売上総利益は994,944千円となりました。
(販売費及び一般管理費、営業損失)
当第3四半期累計期間における販売費及び一般管理費は、1,128,992千円となりました。これは主に、体制強化等による人件費の増加、及び、新規会員の獲得及び認知拡大を目的とした広告宣伝費の増加によるものであります。
以上の結果、営業損失は134,048千円となりました。
(営業外損益、経常損失)
当第3四半期累計期間における営業外収益は、9,353千円となりました。これは主に、協賛金収入の計上によるものであります。また、営業外費用は、1,362千円となりました。これは主に、チャージバック損失の計上によるものであります
以上の結果、経常損失は126,057千円となりました。
(特別損益、四半期純損失)
当第3四半期累計期間における法人税等は、624千円となりました。
以上の結果、四半期純損失は126,682千円となりました。
③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社における資金需要は、運転資金及び設備投資資金であります。これらの資金需要につきましては、自己資金のほか、金融機関からの借入等外部資金の活用も含め、最適な方法による資金調達にて対応する予定であります。
なお、当事業年度末における短期借入金、1年内返済予定の長期借入金、長期借入金の残高はそれぞれ、30,000千円、43,439千円、57,528千円であります。また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は781,910千円となっております。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因
当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照ください。
⑤ 経営者の問題意識と今後の方針に関して
経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。
⑥ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、「累計会員数」、「月間UU」、「ARPPU」、「累計パートナー企業数」、「アクティブ企業数」、「平均仕入高」及び「限界利益率」を重視しております。
いずれの指標も堅調に推移しておりますが、これは、新型コロナウイルス感染症によるライフスタイルの変化に加え、地方自治体との提携・マスメディア向けのイベント等の広報活動、会員のアクティブ率向上施策として、会員限定クーポンの発行、メールマガジン・SNS等を利用した販促活動により、当社のソーシャルグッドなビジネスモデルに共感するエシカル志向のユーザーへの認知度・利用率が高まりや、パートナー企業とのリレーション強化により、魅力的な商品ラインナップへの拡充が図られていることによります。
現時点において、これらの指標は堅調に推移しているものと認識しておりますが、今後も商品ラインナップの拡充や顧客からのフィードバック、購買情報をもとに商品の開発・改善、マーケティングおよびサービスの改善を図りながら、更なる成長性や収益性を向上させることに取り組んでまいります。
指標の推移は以下のとおりです。
| 2021年6月期 | 単位 | 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 第4四半期 |
| 累計会員数(※1) | 人 | 101,717 | 142,345 | 200,997 | 235,903 |
| 月間UU(※2) | 人 | 6,201 | 11,150 | 15,956 | 17,226 |
| ARPPU(※3) | 円 | 6,673 | 6,792 | 8,046 | 8,155 |
| 累計パートナー企業数(※4) | 社 | 359 | 464 | 563 | 683 |
| アクティブ企業数(※5) | 社 | 119 | 207 | 266 | 309 |
| 平均仕入高(※6) | 千円 | 833 | 959 | 753 | 752 |
| 限界利益率(※7) | % | 27.5 | 22.4 | 26.9 | 25.6 |
| 2022年6月期 | 単位 | 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 第4四半期 |
| 累計会員数(※1) | 人 | 255,092 | 297,609 | 324,319 | 362,587 |
| 月間UU(※2) | 人 | 16,434 | 19,451 | 20,968 | 20,719 |
| ARPPU(※3) | 円 | 8,249 | 7,791 | 7,747 | 7,973 |
| 累計パートナー企業数(※4) | 社 | 792 | 866 | 934 | 1,054 |
| アクティブ企業数(※5) | 社 | 329 | 323 | 286 | 348 |
| 平均仕入高(※6) | 千円 | 789 | 809 | 935 | 824 |
| 限界利益率(※7) | % | 24.8 | 18.5 | 24.8 | 26.1 |
| 2023年6月期 | 単位 | 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 |
| 累計会員数(※1) | 人 | 392,706 | 446,286 | 462,879 |
| 月間UU(※2) | 人 | 21,203 | 27,177 | 24,622 |
| ARPPU(※3) | 円 | 7,988 | 8,258 | 9,104 |
| 累計パートナー企業数(※4) | 社 | 1,134 | 1,233 | 1,319 |
| アクティブ企業数(※5) | 社 | 361 | 403 | 417 |
| 平均仕入高(※6) | 千円 | 1,040 | 1,373 | 1,077 |
| 限界利益率(※7) | % | 20.9 | 26.0 | 24.1% |
(※1)創業から四半期会計期間の末日までの累計会員登録者数
(※2)月間UU(Unique Userの購入ID数)の四半期(3ヶ月)の平均数
(※3)Average Revenue per Paid User(月間UU1人当たり平均購入金額)
(※4)創業から四半期会計期間の末日までに取引実績のあるパートナー企業数
(※5)四半期会計期間内に取引が発生したパートナー企業
(※6)四半期会計期間の仕入高をアクティブ企業数で除して算出
(※7)限界利益(売上高から売上原価及び配送料等の変動費を控除した金額)を売上高で除して算出