有価証券報告書-第6期(2023/07/01-2024/06/30)
(1)経営成績等の状況の概要
当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。なお、当社グループの事業セグメントは、動物病院事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
① 経営成績等の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う社会経済活動の正常化や、外国人観光客数の急回復に伴うインバウンド需要の高まり、堅調な株式市場等を受けて、国内景気全般に明るい材料が見られた一方、緊迫した国際情勢を受けた経済全般への不透明感や、エネルギー・資源価格の高騰、円安傾向の長期化に起因する国内物価の高騰、国内労働力人口の構造的な減少等、企業を取り巻く外的経営環境の不確実性はますます高まりを見せつつあるものと認識しております。
当社グループが属する動物医療業界におきましては、昨今のコロナ禍におけるペット関連市場の堅調さや、家計のペット向け支出の拡大傾向を受けて、ペットの家族化、高齢化を背景にした世帯あたりの動物病院への支出額の増加傾向の基調に変わりはなく、飼い主の動物医療に対する多様化・高度化要請はますます高まっているものと認識しております。
このような情勢のもと、当社グループは、生き物の命を救い、守り続けることを唯一の目的とする「Animal is my life」を企業理念として掲げ、その具現化の一環として、サステナブルな動物病院経営の実現に向け、獣医師、愛玩動物看護師、トリミングスタッフ等の人材あってこその動物病院経営であるというヒューマンビジネスの原点に立ち返り、従業員の満足度を高めるための様々な内的な施策を実施した他、新卒、中堅社員等、それぞれの経歴に応じたOJTの実施による人材教育にも注力し、これらの基本的な施策を通して、顧客満足度の向上を企図した取り組みを行いました。
また、九州エリアにおいて、当社グループの強みである通常診療から高度診療まで1社で対応できるシームレス体制を実現すべく、福岡県に高度医療・二次診療に対応した施設を開院いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の経営成績等は以下のとおりとなりました。
a.財政状態の状況
b.経営成績の状況
c.キャッシュ・フローの状況
なお、過年度の事業買収により生じたのれん等の影響を調整したEBITDAを含む経営成績の推移は以下のとおりであり、営業利益率はPMI期間を経て15%前後、EBITDAマージン(EBITDA÷売上高)は20%超で推移しております。

② 生産、受注及び販売の実績
a)生産実績
当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b)受注実績
当社グループが行う事業は、提供するサービスの性格上受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
c)販売実績
当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。なお、当社グループは、動物病院事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループにおきましては、事業基盤の強化に向けて、高度医療・二次診療に対応したセンター病院の開設や飼い主の動物医療に対する多様化・高度化要請への対応力向上のための人材のリクルーティング等、諸施策を着実に実行してまいりました。また、昨今のコロナ禍の状況下におきましても、いわゆるエッセンシャルワーカー(生活必須職従事者)の一員としての役割を果たすべく、各医療拠点において医療提供の維持発展に努めてまいりました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は5,784,472千円となり、前連結会計年度末と比べて332,148千円増加いたしました。
流動資産は1,297,246千円となり、前連結会計年度末と比べて257,179千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が220,736千円、売掛金が38,370千円増加したこと等によるものであります。
固定資産は4,487,225千円となり、前連結会計年度末と比べて74,969千円増加いたしました。これは主に、建物及び構築物が132,127千円、土地が133,560千円増加した一方、のれんが146,999千円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は3,670,842千円となり、前連結会計年度末と比べて261,507千円減少いたしました。
流動負債は1,130,512千円となり、前連結会計年度末と比べて87,531千円減少いたしました。これは主に、未払金が23,306千円増加する一方、短期借入金が50,000千円、未払法人税等が21,641千円、未払消費税等が49,435千円減少したこと等によるものであります。
固定負債は2,540,329千円となり、前連結会計年度末と比べて173,976千円減少いたしました。これは主に、長期借入金が164,319千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は2,113,630千円となり、前連結会計年度末と比べて593,656千円増加いたしました。これは主に、東京証券取引所グロース市場への上場に伴う公募増資により資本金が17,710千円、資本剰余金が17,710千円増加、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が558,406千円増加したこと等によるものであります。
b.経営成績
(売上高)
売上高は、既存拠点の売上高は前年を上回り堅調に推移した他、前連結会計年度に子会社化した株式会社ペットメディカルセンター・エイル(沖縄県沖縄市)、株式会社モデナ動物病院(神戸市西区)が、1年を通して売上高に寄与いたしました。また、当連結会計年度において、新たに九州エリアにおいて、当社グループの強みである通常診療から高度診療まで1社で対応できるシームレス体制を実現すべく、福岡県に高度医療・二次診療に対応した施設の開院を行いました。診療件数については355,003件、獣医師1人当たり売上高は47,219千円となりました。
以上から、売上高は4,990,639千円(前年同期比7.3%増)となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費、営業利益)
売上原価は、売上高増加に伴う変動費の増加により、3,617,213千円(前年同期比7.5%増)となりました。販売費及び一般管理費は、人件費の増加の他、外形標準課税の適用による租税公課の増加等により、545,956千円(前年同期比13.2%増)となりました。
以上から、営業利益は827,469千円(前年同期比3.0%増)となりました。
(経常利益)
経常利益は、新規上場に伴う上場関連費用の計上に伴う営業外費用の増加等もあり、800,898千円(前年同期比0.0%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純利益は、収受した移転補償金の計上等により、558,406千円(前年同期比10.3%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、910,879千円となり、前連結会計年度末と比べて229,314千円増加いたしました。
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
a.連結キャッシュ・フロー
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は、857,526千円(前連結会計年度は951,319千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益821,550千円、減価償却費175,768千円、のれん償却額146,999千円、法人税等の支払額242,749千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、434,280千円(前連結会計年度は644,294千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出442,781千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、193,932千円(前連結会計年度は160,816千円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出461,494千円、長期借入れによる収入300,000千円等によるものであります。
b.資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金の源泉は、主として営業キャッシュ・フローによる内部資金及び金融機関からの借入によっております。営業費用等の運転資金及び設備投資資金については、主として営業キャッシュ・フローによる内部資金で賄うほか、必要に応じて金融機関からの借入を行っております。調達時期及び方法については、事業計画に基づく資金需要、金利動向を考慮の上、決定しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は、実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
④ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析について
当社グループでは、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載しているとおり、「獣医師数」及び「診療件数」を重要な経営指標と位置付けております。「獣医師数」は当社グループが提供可能な医療サービスのキャパシティを反映する指標であり、事業規模を左右する指標であると考えております。また、「診療件数」は当社グループが提供した医療サービスを量的に把握する指標であり、これまでに行った診療サービスに対する飼い主の満足度が反映されるものと認識しております。
また、運営効率を計る指標として「獣医師1人当たり売上高」も重視しております。
最近2連結会計年度の推移は以下のとおりであります。
(注)獣医師数及び獣医師1人当たり売上高の算出方法は以下のとおりであります。
獣医師数:稼働ベース平均在籍人数
獣医師1人当たり売上高:動物病院運営にかかる年間売上高を稼働ベースの平均人員数で除して算出
上表に記載のとおり、獣医師数は年々増加しております。これは、獣医師が不足傾向にある中、積極的に獣医師確保に努めたこと及びM&Aを活用した拠点数の増加によるものです。診療件数は、当該規模の増加に伴い増加しております。また、獣医師1人当たり売上高は増員傾向の中、安定的に推移しております。
当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。なお、当社グループの事業セグメントは、動物病院事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
① 経営成績等の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う社会経済活動の正常化や、外国人観光客数の急回復に伴うインバウンド需要の高まり、堅調な株式市場等を受けて、国内景気全般に明るい材料が見られた一方、緊迫した国際情勢を受けた経済全般への不透明感や、エネルギー・資源価格の高騰、円安傾向の長期化に起因する国内物価の高騰、国内労働力人口の構造的な減少等、企業を取り巻く外的経営環境の不確実性はますます高まりを見せつつあるものと認識しております。
当社グループが属する動物医療業界におきましては、昨今のコロナ禍におけるペット関連市場の堅調さや、家計のペット向け支出の拡大傾向を受けて、ペットの家族化、高齢化を背景にした世帯あたりの動物病院への支出額の増加傾向の基調に変わりはなく、飼い主の動物医療に対する多様化・高度化要請はますます高まっているものと認識しております。
このような情勢のもと、当社グループは、生き物の命を救い、守り続けることを唯一の目的とする「Animal is my life」を企業理念として掲げ、その具現化の一環として、サステナブルな動物病院経営の実現に向け、獣医師、愛玩動物看護師、トリミングスタッフ等の人材あってこその動物病院経営であるというヒューマンビジネスの原点に立ち返り、従業員の満足度を高めるための様々な内的な施策を実施した他、新卒、中堅社員等、それぞれの経歴に応じたOJTの実施による人材教育にも注力し、これらの基本的な施策を通して、顧客満足度の向上を企図した取り組みを行いました。
また、九州エリアにおいて、当社グループの強みである通常診療から高度診療まで1社で対応できるシームレス体制を実現すべく、福岡県に高度医療・二次診療に対応した施設を開院いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の経営成績等は以下のとおりとなりました。
a.財政状態の状況
| 第5期連結会計年度 (2023年6月30日) (千円) | 第6期連結会計年度 (2024年6月30日) (千円) | 前連結会計年度末比増減 | ||
| 金額(千円) | 比率(%) | |||
| 資産合計 | 5,452,324 | 5,784,472 | 332,148 | 6.1 |
| 負債合計 | 3,932,350 | 3,670,842 | △261,507 | △6.7 |
| 純資産合計 | 1,519,974 | 2,113,630 | 593,656 | 39.1 |
b.経営成績の状況
| 第5期連結会計年度 (自 2022年7月1日 至 2023年6月30日) (千円) | 第6期連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日) (千円) | 前連結会計年度比増減 | ||
| 金額(千円) | 比率(%) | |||
| 売上高 | 4,651,067 | 4,990,639 | 339,572 | 7.3 |
| 営業利益 | 803,312 | 827,469 | 24,156 | 3.0 |
| 経常利益 | 800,881 | 800,898 | 17 | 0.0 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 506,125 | 558,406 | 52,281 | 10.3 |
c.キャッシュ・フローの状況
| 第5期連結会計年度 (自 2022年7月1日 至 2023年6月30日) (千円) | 第6期連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日) (千円) | |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 951,319 | 857,526 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △644,294 | △434,280 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | △160,816 | △193,932 |
| 現金及び現金同等物の増加額(△は減少額) | 146,208 | 229,314 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | 681,565 | 910,879 |
なお、過年度の事業買収により生じたのれん等の影響を調整したEBITDAを含む経営成績の推移は以下のとおりであり、営業利益率はPMI期間を経て15%前後、EBITDAマージン(EBITDA÷売上高)は20%超で推移しております。

② 生産、受注及び販売の実績
a)生産実績
当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b)受注実績
当社グループが行う事業は、提供するサービスの性格上受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
c)販売実績
当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。なお、当社グループは、動物病院事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日) | |
| 販売高(千円) | 前年同期比(%) | |
| 動物病院事業 | 4,990,639 | 7.3 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループにおきましては、事業基盤の強化に向けて、高度医療・二次診療に対応したセンター病院の開設や飼い主の動物医療に対する多様化・高度化要請への対応力向上のための人材のリクルーティング等、諸施策を着実に実行してまいりました。また、昨今のコロナ禍の状況下におきましても、いわゆるエッセンシャルワーカー(生活必須職従事者)の一員としての役割を果たすべく、各医療拠点において医療提供の維持発展に努めてまいりました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は5,784,472千円となり、前連結会計年度末と比べて332,148千円増加いたしました。
流動資産は1,297,246千円となり、前連結会計年度末と比べて257,179千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が220,736千円、売掛金が38,370千円増加したこと等によるものであります。
固定資産は4,487,225千円となり、前連結会計年度末と比べて74,969千円増加いたしました。これは主に、建物及び構築物が132,127千円、土地が133,560千円増加した一方、のれんが146,999千円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は3,670,842千円となり、前連結会計年度末と比べて261,507千円減少いたしました。
流動負債は1,130,512千円となり、前連結会計年度末と比べて87,531千円減少いたしました。これは主に、未払金が23,306千円増加する一方、短期借入金が50,000千円、未払法人税等が21,641千円、未払消費税等が49,435千円減少したこと等によるものであります。
固定負債は2,540,329千円となり、前連結会計年度末と比べて173,976千円減少いたしました。これは主に、長期借入金が164,319千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は2,113,630千円となり、前連結会計年度末と比べて593,656千円増加いたしました。これは主に、東京証券取引所グロース市場への上場に伴う公募増資により資本金が17,710千円、資本剰余金が17,710千円増加、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が558,406千円増加したこと等によるものであります。
b.経営成績
(売上高)
売上高は、既存拠点の売上高は前年を上回り堅調に推移した他、前連結会計年度に子会社化した株式会社ペットメディカルセンター・エイル(沖縄県沖縄市)、株式会社モデナ動物病院(神戸市西区)が、1年を通して売上高に寄与いたしました。また、当連結会計年度において、新たに九州エリアにおいて、当社グループの強みである通常診療から高度診療まで1社で対応できるシームレス体制を実現すべく、福岡県に高度医療・二次診療に対応した施設の開院を行いました。診療件数については355,003件、獣医師1人当たり売上高は47,219千円となりました。
以上から、売上高は4,990,639千円(前年同期比7.3%増)となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費、営業利益)
売上原価は、売上高増加に伴う変動費の増加により、3,617,213千円(前年同期比7.5%増)となりました。販売費及び一般管理費は、人件費の増加の他、外形標準課税の適用による租税公課の増加等により、545,956千円(前年同期比13.2%増)となりました。
以上から、営業利益は827,469千円(前年同期比3.0%増)となりました。
(経常利益)
経常利益は、新規上場に伴う上場関連費用の計上に伴う営業外費用の増加等もあり、800,898千円(前年同期比0.0%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純利益は、収受した移転補償金の計上等により、558,406千円(前年同期比10.3%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、910,879千円となり、前連結会計年度末と比べて229,314千円増加いたしました。
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
a.連結キャッシュ・フロー
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は、857,526千円(前連結会計年度は951,319千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益821,550千円、減価償却費175,768千円、のれん償却額146,999千円、法人税等の支払額242,749千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、434,280千円(前連結会計年度は644,294千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出442,781千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、193,932千円(前連結会計年度は160,816千円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出461,494千円、長期借入れによる収入300,000千円等によるものであります。
b.資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金の源泉は、主として営業キャッシュ・フローによる内部資金及び金融機関からの借入によっております。営業費用等の運転資金及び設備投資資金については、主として営業キャッシュ・フローによる内部資金で賄うほか、必要に応じて金融機関からの借入を行っております。調達時期及び方法については、事業計画に基づく資金需要、金利動向を考慮の上、決定しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は、実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
④ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析について
当社グループでは、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載しているとおり、「獣医師数」及び「診療件数」を重要な経営指標と位置付けております。「獣医師数」は当社グループが提供可能な医療サービスのキャパシティを反映する指標であり、事業規模を左右する指標であると考えております。また、「診療件数」は当社グループが提供した医療サービスを量的に把握する指標であり、これまでに行った診療サービスに対する飼い主の満足度が反映されるものと認識しております。
また、運営効率を計る指標として「獣医師1人当たり売上高」も重視しております。
最近2連結会計年度の推移は以下のとおりであります。
| 第4期連結会計年度 (自 2021年7月1日 至 2022年6月30日) | 第5期連結会計年度 (自 2022年7月1日 至 2023年6月30日) | 第6期連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日) | |
| 獣医師数(人) | 78 | 90 | 91 |
| 診療件数(件) | 317,720 | 343,446 | 355,003 |
| 獣医師1人当たり 売上高(千円) | 45,895 | 44,358 | 47,219 |
(注)獣医師数及び獣医師1人当たり売上高の算出方法は以下のとおりであります。
獣医師数:稼働ベース平均在籍人数
獣医師1人当たり売上高:動物病院運営にかかる年間売上高を稼働ベースの平均人員数で除して算出
上表に記載のとおり、獣医師数は年々増加しております。これは、獣医師が不足傾向にある中、積極的に獣医師確保に努めたこと及びM&Aを活用した拠点数の増加によるものです。診療件数は、当該規模の増加に伴い増加しております。また、獣医師1人当たり売上高は増員傾向の中、安定的に推移しております。