有価証券報告書-第82期(2025/04/01-2026/03/31)
② 戦略
マテリアリティの特定プロセス
当社は、GRIやISO26000等の国際基準や自社・他社のマテリアリティを基に抽出した484の候補項目を、事業影響と社会影響の観点から重要度を評価し、43項目を評価対象項目(ショートリスト)としました。そのうえで、社内外のステークホルダーからの意見やアンケート結果を踏まえ、「経営への影響(自社から見た重要性)」と「ステークホルダーの関心(社会視点から見た重要性)」の両面からマテリアリティマトリックスを作成し、最終的に9項目のマテリアリティを特定しました。
マテリアリティごとに事業へのリスクと機会を抽出し、リスクを低減あるいは機会を価値創出につなげるためにKPIを設定し、2030年のありたい姿であるKGIの達成に向けて推進しております。推進する体制については、「①ガバナンス b.執行体制」のとおりです。マテリアリティごとのKPI、KGIを達成するための取組み、つまりサステナビリティを推進することで、事業に対する様々な社会環境リスクを低減し、機会を価値創出につなげ、企業価値の向上を目指します。
<マテリアリティごとのリスクと機会及びKGI>
マテリアリティの特定プロセス
当社は、GRIやISO26000等の国際基準や自社・他社のマテリアリティを基に抽出した484の候補項目を、事業影響と社会影響の観点から重要度を評価し、43項目を評価対象項目(ショートリスト)としました。そのうえで、社内外のステークホルダーからの意見やアンケート結果を踏まえ、「経営への影響(自社から見た重要性)」と「ステークホルダーの関心(社会視点から見た重要性)」の両面からマテリアリティマトリックスを作成し、最終的に9項目のマテリアリティを特定しました。
マテリアリティごとに事業へのリスクと機会を抽出し、リスクを低減あるいは機会を価値創出につなげるためにKPIを設定し、2030年のありたい姿であるKGIの達成に向けて推進しております。推進する体制については、「①ガバナンス b.執行体制」のとおりです。マテリアリティごとのKPI、KGIを達成するための取組み、つまりサステナビリティを推進することで、事業に対する様々な社会環境リスクを低減し、機会を価値創出につなげ、企業価値の向上を目指します。
<マテリアリティごとのリスクと機会及びKGI>
| マテリアリティ | リスク | 機会 | KGI (2030年のありたい姿) | ||
| 環境 | 1 | 気候変動問題への対応 | 気候変動による原材料の調達不全リスクの増大 | 天然水産物の漁獲量減少を補う養殖水産物の販売機会の拡大 | 2050年カーボンニュートラルの達成(グループ全体)を目指し、脱炭素や気候変動に対して業界における主導的地位を確立している |
| 環境 | 2 | 循環型社会実現への貢献 | 容器包装プラスチックの環境配慮型素材切替えによるコスト増加 | 容器包装プラスチック使用量削減、フードロス削減によるコスト削減 | 効率的な資源利用によるサーキュラーエコノミー(循環型経済)がグループ内に浸透し、実践している |
| 3 | 海洋プラスチック問題への取組 | 海洋に流出しづらい漁具への切替えによるコスト増加 | 海洋プラスチック問題へ積極的に取り組む企業としてイメージ向上 | 自社を含むサプライチェーン上で海洋へのプラスチック排出ゼロを実践している | |
| 4 | 生物多様性と生態系の保全 | 認証取得・維持にかかるコストの上昇 | 持続可能な水産資源の提供による企業価値向上 | 取扱い水産資源について、資源枯渇リスクがないことを確認している | |
| 社会 | 5 | 安全・安心な食の提供 | 製品の品質クレーム・トラブルによるお客さまの信頼低下、収益力の低下 | 品質事故、品質クレーム減少によるコスト削減 | 人々が安心できる食を世界中の食卓に提供している |
| 6 | 健康価値創造と持続可能性に貢献する食の提供 | 製品基準を満たす製品開発コストの増加 | お客さまの健康価値創造と持続可能性に配慮した食を提供する企業ブランドの向上 | 健康価値創造と持続可能性に貢献する食品トップ企業としてブランドを確立している | |
| 7 | 多様な人財が安心して活躍できる職場環境の構築 | 人財開発及び職場環境改善コストの発生 | 性別・年齢・国籍等にとらわれない人財登用による社内モチベーションの向上 | 多様性が尊重された、従業員が安心して活躍できる職場環境が構築できている | |
| 8 | 事業活動における人権の尊重 | 人権問題への対応遅延による企業価値毀損 | グループ内、サプライチェーン上での人権リスク低減 | 自社を含むサプライチェーン上で、強制労働等の人権侵害ゼロに向けた取組みを実践している | |
| 9 | 持続可能なサプライチェーンの構築 | サプライチェーンにおける社会・環境問題への対応遅延による原材料調達不全リスクの増大 | サプライチェーン上での社会・環境問題へのリスク低減 | サプライヤーとの協働により持続可能な調達網構築を実現できている | |