有価証券報告書-第71期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/25 15:03
【資料】
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【項目】
135項目

対処すべき課題

当社グループは、中期4ヵ年経営計画「Challenge toward 2017(2014-2017)」において、第一の柱を「再生と一丸への挑戦」としております。そのために、アクリフーズ農薬混入事件で浮かび上がった課題に対応するグループ全体の体制と基盤をつくるため、組織横断的なプロジェクトを構築し、当社グループのガバナンス体制、危機管理体制、品質保証体制、フードディフェンス体制、そして労務問題の改善、ブランドの信頼回復のための施策を実行してまいりました。安全で高品質な商品を、お客様のもとにお届けすることが当社グループの使命であり、お客様への責任を果たすことを全てにおいて優先し、引き続き、グループ一丸となって「信頼の回復」のための施策を着実に実行してまいります。
上記に加え、中期4ヵ年経営計画の第二の柱である「成長への挑戦」として、「成長路線の遂行」「グローバル領域での収益拡大」「財務体質の改善」への取り組みを推進してまいります。
①成長路線の遂行
持続的成長の追求を基本方針とし、責任体制が明確で効率的なグループ経営を目指してまいります。そのために、11の事業領域から構成されるユニットを中心とした経営を推進し、より戦略的に、より具体的に、より効果的に成長戦略を実行しやすい体制を構築します。また、ユニット内及びユニット間の協業や成長分野への戦略投資などの施策をタイムリーに推進することによりグループの成長を創出いたします。
②グローバル領域での収益拡大
水産物と加工食品の世界的な需要拡大が見込まれるなか、グローバル市場で成長を遂げることを、当社グループが持続的な発展を実現していくための重要戦略と位置付け、中核収益事業の強化のための投資及び新規案件への投資を拡大してまいります。
③財務体質の改善
財務体質の改善を目標とし、運転資本の効率化による有利子負債の削減と自己資本比率の改善を進めてまいります。